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くる天
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多汗症のこまめな対策
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厚労省が多汗症の国内調査
 
2019年7月17日 9時13分の記事

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局所性多汗症の基準判断

明らかな原因がないまま、局所的に過剰な発汗が6ヶ月以上認められる。

さらに...
?最初の症状は25歳以下である
?汗は身体の左右対象に見られる
?睡眠中は汗が止まる
?週に一度以上の症状(エピソード)がある
?家族歴が見られる
?日常生活に支障をきたす
(?〜?のうち2つ以上当てはまる(厚労省研究班による)

根拠となる病気が無いのに手のひらや足の裏、わきの下などにたくさんの汗をかき、生活や仕事に支障をきたしてしまう「原発性局所多汗症」に関する初の疫学調査を行い、厚生労働省研究班が結果をまとめました。

日本人の有病率はアメリカ人の約2倍、重症者はなんと80万人と推定されます。

厚労省研究班はこれまで日本国内にはなかった診断や治療方法の指南を立案し、医療の向上につなげたいと発表しました。

多汗症の難治性4万5千人

原発性局所多汗症は薬の影響や甲状腺の病気、また感染症などの合併症として起きてしまいます。二次性の多汗症とは区別されるんだそうです。

厚労省研究班は、全国の約5,600人を対象に初めて行ったアンケート調査からある推定をしました。

二次性と考えられるケースを含めて、本人が多汗症を自覚しているのは7人に1人。

原発性だけで見ると、有病率はわきの下で5.7%、手の多汗症で5.3%、足で2.7%です。

また多汗症発症の平均年齢は、13〜19歳だったとしています。

「生活上の多量の汗が苦痛」と悩む最も多い手足の多汗症の人のうちで、常に耐え難い汗の苦痛を感じている重症者は、0.64%で約80万人にも及ぶそうです。

そういった中で、多汗症の手術以外の治療法では効果が無い難治性の人も、約4万5千人いると結果報告が出ております。

多汗症の認知度が低い

厚労省研究班の代表者である大学の皮膚科教授は、多汗症の調査結果から多汗症の重症者は思った以上に多いと言っています。

特に汗で握手ができない、パソコンなどの電気機器が汗の水分で故障したり、紙の文書が破れたりするといった経験がある人もいて、仕事や勉強さらには対人関係にも悪影響が出やすいと懸念しています。

多汗症というのは単なる汗っかきと扱われがちで認知度が非常に低いですが、患者の労働生産性はアトピー性皮膚炎や、じんましんの患者以上に低下しているとの解析結果も示されました。

また重症度は自覚症状により分類しています。
?ほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
?我慢ができず常に支障がある。

治療体系化へ向けて...
皮膚科教授によると、多汗症の治療には制汗作用のある塩化アルミニウムの水溶液を患部に塗ったりとする外用療法のほか、患部を水につけて弱い電流を流す「イオントフォレーシス」という手法もあるそうです。

しかし、塩化アルミニウムの治療に保険は使えませんが、薬の価格は比較的安いとのこと。

多汗症の治療方法に、神経から汗腺への伝達物質を遮断する効果があるとされる、A型ボツリヌス毒素を患部に注射する治療もわきの下の汗の場合を中心に普及していますが、治療費は高額で、しかも半年ほどで毒素の効果も薄れてしまいます。

すなわち、また毒素を注入しに医院へと行かなければまた多汗症に戻ってしまうわけです。

そのほかに、発汗に関係する交感神経を胸部切断する手術がありますが、根治性がある反面、別の部位が多汗になってしまう「代償性発汗」が問題視されており、手術をめぐりトラブルも起きていると指摘しています。

厚労省研究班はこうした治療の体系化や有効性、そしてなによりも安全性の検証に取り組む一方で、人の脳の働きや遺伝子との関係を調べ、新たな治療法の開発を目指しているそうです。

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