海のそばに発電所がある理由 | |
2006年9月4日 20時0分の記事 | |
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前回書いた絵を少し直してみました。 タービンを通った水蒸気は、また水に戻って、再び原子炉で熱されるのですが、水蒸気から水に戻すにはどうしているのでしょうか。 水蒸気から水に戻す(=冷却する)のは、「復水器」で行われています。冷やすために、海水を使っています。 海の冷たい水で、タービンを通った水を冷やし、 使った海水はまた海へ戻されます。 そのため、海のそばに発電所が多いのでしょう。 もちろん、パイプごと冷やす感じで、水を混ぜるわけではないので、海水が放射能汚染されるわけではありません。 ※タービンを通る水蒸気も、原子力発電所の種類によって、放射能汚染がある場合とない場合があります。これはまた今後書いていきます。 もっとも排出される海水は、その分、温かいので、発電所のそばの海水もわずかに温度上昇しています。環境に全く影響がないとは言えませんね。 ----------------------------- よかったら、クリックして下さい。お願いしますm(_ _)m | |
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◆この記事へのコメント(投稿順) | |
1. rena_descarte 2006年9月4日 23時28分 [返信する] お久しぶりです^^ なるほど!覆水器で用いられているのは「海水」だったのですか。 また一つ知識が増えました。 2. ピカチュウ 2006年9月5日 1時20分 [返信する] コメントありがとうございます。 内陸にある場合は海水は使えないので、空冷式だったりするようですが、海水使ったほうがコストも安いと思うので、日本の原子力発電所は海沿いにしかないと思います。たぶん(^^;)
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