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くる天 |
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プロフィール |
たんび さん |
真実のくち@絵を描く |
地域:指定なし |
性別:女性 |
ジャンル:お絵描き お絵かき |
ブログの説明: 真実のくち、お絵かき編です。
編と言いましてもオリジナルの方は閉館したのでこっちがオリジナルです。
パソコンを買い換え、住所もお部屋も学校すらも新たになり、かつての面影は一つもありません。けれどもがんばります。 |
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K |
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2009年11月22日 21時39分の記事
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話題沸騰の青い文学。昨日はこころ。 見ました。さっき動画サイトで。最初から、Kのビジュアルには遺憾の意を申し上げたかったのですが、あれは…解釈の一つですよね…。何が気に入らんって、いろいろですけど。お嬢さんですかね、絵に描いたようなかるい悪女で、うーん、描写が甘いのではと。確かにお嬢さんが何を考えているのか分からん、と言う声も原作だけ読んでもあると言えばありますが、ああも頭悪く即物的に描かれちゃあなあ、笑っちゃったよ。純文学なのだから、メタファーをメタファーで描くくらいの遠回しをしてくれなくっちゃあ。 しかもあれです、Kはあんな野卑なだけの男ぢゃない!のーんと登場したとき、お嬢さんぜったい醜男!!ッて思ってましたよ。 Kは国語の時間のアイドルなんですから、ストイックで及第、たとえ好きでもあんなに惑ってほしくなかった。お嬢さんを取るか死ぬか、ではなくて、道を取るか死ぬか、で惑ってほしかった。道を取れなかったから、申し訳なくて死ぬ。その遺書は後のことを頼むと、道からは全く関係のないところにいた先生へ向けたものであるはずなのだ。 読んだときの印象ですが、Kは誰に寄り添うこともなく、自分の中だけで悩んで、誰の道にも入ることなく、自分の道の中に死があったのでそれを選んで自死をした。そう思っています。文卓に一人で向かうKはだからものっそいストイックで、あこがれるのです。 こころを読んだ人それぞれの中にKがいて、昨日のはその一つだったんだろうさ、それだけのことさ、いつか私のこころを、見せてやりたいよ、と思った一作でした。 人間失格はよかった。 太宰治は、もてるんだな、と思った。 あれは、よかったね。
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