日本株、本年度に入ってからの「上げ」すべてを食い尽くしたギリシャ財政破たん危機と中国上海株式市場の大幅下げ | |
[金融政策] | |
2015年7月10日 6時0分の記事 | |
ギリシャの財政破たんギリギリの綱渡りと、中国上海株式市場での大幅下げで始まった日本株の一斉下落――日経平均3月末の終値が約1万9,200円で始まり、2万円台を上回ったのも束の間、本日の安値は622円安の1万9,115円まで下げました。 たった3日間でほぼ3ヵ月間の上げ潮ムードが一気に退いた格好です。本年度に入ってからの上昇分を全て吐き出してしまったといっても過言ではないでしょう。つまり、コーポレートガバナンスの改革やROE改善、7年ぶりの最高益の更新もすべて否定されたようなものです。 ギリシャの財政破たん危機と中国上海株式市場の乱高下に翻弄される日本株式市場という現実です。足取りは堅調という評論が多いですが、実際には実感のない好調さであって、市井は相変わらず「景気回復のおいしい汁」を啜っていないのが現実です。 この二つのアキレス腱がどのように切れるのか――「切れるなんてありえない」などと考えていては、リーマンショックと同水準の強烈なショックを受けたらひとたまりもありません。「歴史は繰り返す」「喉元を過ぎれば熱さ忘れる」など言い方は違えど、過去の歴史に学び、当時の二の舞を演じないように慎重に構えたいものです。
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