◆米ドル/円の予測レンジ ドル/円の具体的な予想としては「118.35〜120.35円/米ドル」(10/13〜10/16:118.07〜120.30円、同期間の当事務所予想:118.85〜121.00、ほぼ予想の範囲内)。
20日発表の米住宅着工・建設許可件数や22日発表の中古住宅販売件数といった経済指標が出てきますが、利上げ期待になるような状況ではないようです。
また、20日に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長を中心に米金融当局幹部の発言もあるようです。利上げが決定的とならない状況の中で、利上げ時期を明確に示す可能性は低く、米ドルは弱含みとなる可能性は高いでしょう。
◆ユーロ/米ドル、ユーロ/円の予測レンジ ユーロ/米ドルは「1.1235〜1.1435米ドル/ユーロ」(10/13〜10/16:米ドル/ユーロ:1.1345〜1.1495米ドル、同期間の当事務所予想:1.1100〜1.1355米ドル、全体的にやや下振れ)、ユーロ/円は「134.0〜136.0円/ユーロ」(10/13〜10/16:134.80〜136.94円、同期間の当事務所予想:132.50〜137.00円、下限がやや下振れ)とそれぞれ予測します。
ユーロ/米ドルの動向のカギは、22日開催のECB政策理事会と23日発表のユーロ圏10月分PMIの結果に掛かっています。軟調記帳の予想も、ECB政策理事会での政策変更がなさそうなのと、総合的なインフレ率の再度のマイナス化にあります。
ユーロ圏はPMIは悪化が予想されているものの小幅で、高水準を維持しており、追加緩和期待が高まったり、ユーロが下落基調になったりする可能性は低いでしょう。
◆豪ドル/米ドル、豪ドル/円の予測レンジ 豪ドル/米ドルの予測レンジは「0.7185〜0.7385米ドル/豪ドル」(10/13〜10/16:0.7199〜0.7382米ドル/豪ドル、同期間の当事務所予想:0.7155〜0.7510米ドル、予想の範囲内)、豪ドル/円の予測レンジは「86.0〜88.5円/豪ドル」(10/13〜10/16:86.09〜88.61円、同期間の当事務所予想:84.55〜88.90円、下限がやや下振れ)と予測します。
豪ドル/米ドルは、19日に発表予定の中国の第2四半期GDPへの動向が大きく左右します。GDPの減速予想を一層下回る場合、減速懸念が再び強まり、豪ドルが下落基調に戻る可能性はあります。
ただ、中国が10月26日から同29日まで開催する五中全会を視野に入れると、追加的な景気刺激策への期待感が今後高まるかもしれません。その場合は、豪ドル安に振れたり、金融市場全体のリスク回避傾向で動いたりするのは限定的となりそうです。
何よりも、オーストラリア準備銀行(RBA)での議事要旨が20日に公表されますが、利下げの可能性が差し迫っていないので、豪ドルを大きく揺さぶるような内容にはならないとの予想が出ており、市場の注目度も低いようです。
*******************************
FX取引で一番気になる為替市場。「こういう見方もあるんだな」という程度で閲覧してください。当事務所での見解は、あくまでも当事務所の見解です。投資はあくまでも自己責任でお願いいまします。ご理解をいただけた方は、下のランキングをポチっと押してください。
↓
人気ブログランキングへ