受給期間を満たすまで国民年金に任意に加入すればいいわけです。70歳まで最長で5年間加入できます。5年間に受給期間をクリアできれば、受給資格を得ることができます。
後は、65歳になって以降の年金額を増やしたいと考える方は確かに多いですね。繰り下げ支給制度をお勧めしていますが、受給開始のタイミングは余命との関係でなかなか難しいものです。
「あと何年生きられるのか」が分かっていればいいのですが、分からないだけに受給開始年齢を遅らせると、年金額は増えますので長生きできればお得な制度です。しかし、その反対もあるので見極めが難しいわけです。
受給開始を65歳から66歳〜70歳までに繰り下げると、1ヵ月につき0.7%の増額になります。たとえば、70歳から受給すると42%増しになります。
繰り下げで失った年金は約12年の受給で取り戻せる試算になります。しかも、増額した年金額は亡くなるまで変わりません。長生きできれば、それはお得な制度になります。
繰り下げ支給を行いたい際には、65歳の時点で届く裁定請求書を提出せずに、受給する際に繰り下げ申出書と一緒に提出する段取りとなります。
厚生年金の方は、報酬比例部分と基礎年金部分の2階建てなので、片方だけ繰り下げることが可能です。
病気でおカネが必要になった際には、繰り下げを止めれば、65歳にさかのぼって年金を受給できます。家計的にちょっと余裕がある場合は、繰り下げ支給制度をうまく活用するのをお勧めしています。
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厚生年金の42%増を狙って、その途中でもらい損ねるケースもありますから注意が必要です。その前提は「健康」です。きちんと健康診断を毎年受診し、自分の健康状態を把握しておかないと、70歳受給繰り下げはなかなか難しいでしょう。
年金をもらわずに亡くなってしまう――本人的には全く楽しくないですね。「まったくだ!67歳で16.8%増、68歳で25.2%増辺りで手を打っておくかな!」という方は、下のリンクボタンをポチッと押してください。また、FPに気軽にご相談ください。保険商品と合わせ、ご提案させていただきます!
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