第14話「サルの思い出」 | |
[播磨陰陽師の独り言] | |
2018年11月19日 19時0分の記事 | |
播磨陰陽師の独り言 第14話「サルの思い出」 子供の頃、親に連れて行ってもらった山奥の温泉には、サルがいました。 これは、野生のサルではありません。 その温泉で、飼われているサルです。 昔は、ペットに関する条例が、ゆるかったのか……それとも、そう言うものなのか……サルが湯船につかって、のんびりとしていました。 湯けむりの中の人影を見ると、人ではなく、大きなサルなので、びっくりします。 何度もその温泉に行っている父親の話によると、 「サルが、石鹸を取ってくれたり、お湯をかけてくれたりすることもある」と言うのです。 私は、その温泉に行くまで、父親の言葉を信じられませんでした。 しかし、実際に行って見ると、 「そう言うことも、あるかもな」と、思ったのです。 ペットでなくても、サルや野生の動物が、露天風呂に入っていることはあります。 昔の北海道の混浴とは、男女だけではなく、野生の動物達も含まれるのです。 混浴している野生の動物達は、温泉のルールを守るので、互いに攻撃することはありません。 クマとサルが隣同士でも、クマは、サルを襲いません。 もちろん、人間もルールを守る限り、攻撃されることは無いそうです。 しかし、それは、あくまでも昔のことであって……最近は、人間達が、無謀にもルールを破るので、彼らに襲われることもあるようです。 原因は、人間達が、彼らの住みかを破壊し、奪ったことによるようです。 それを恨みに思って、人を恐れ、あるいは、防御の為、人を襲うのです。 自然に対する礼儀を持たない人間の側に、問題があるのですが……野生の動物との関係は、とても、残念なことになっていますね。 播磨陰陽師の独り言 前回の話◀︎[もくじ]▶︎次の話
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