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第ニ十九話「回転する首」(近世百物語) |
2009年6月22日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第ニ十九話「回転する首」 以前、コンビニの近くで、妙なモノを見ました。 深夜に家の近くを歩いていると、後ろから車が来たので、道の端へよりました。 その車の運転席と助手席には、アベックらしい若い男女がいました。アベックと書くのも古い表現のようで、奇妙ですが……それについては、不自然な部分はありませんでした。 運転手は、背広に眼鏡の……どこにでもいるタイプのサラリーマンで、助手席には派手な化粧の女が座っています。 女の後ろの席には……その二人と、どう言う関係にあるのか不明な中年風の女性が……両手を助手席の、背もたれにのせて、静かに座っていました。 その女性は、私が車にふりむいた時……こちらを見ていました。 ふと、目が合いました。 その顔は、どこか会ったことがあるような……顔に見覚えがあるような雰囲気です。 ですから、 「あれは、いったい、誰だったのだろう?」と思ました。 思い出すので精一杯だったので……私の目は、まるで、釘づけのようだったかも知れません。 そう思いながら見ていると……車が私の横を通り過ぎて、私の前に行きました。 その女性と目が合ったまま……車が通り過ぎ……その女性は、後ろの窓から私を見ていました。 その女性は、ずっとこちらを見ています。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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