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第三十八話「十二月十四日」(近世百物語) |
2009年7月1日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第三十八話「十二月十四日」 十二月十四日は、赤穂浪士の討ち入りの日です。 一年には色々な記念日がありますが……この日くらい様々な物事を思い出し、そして考える日は稀です。この日は、私にとっては特別な日です。前にも書きましたが……私の祖母は、赤穂浪士の子孫として生き……そして、死にました。その祖父である曾祖父(祖母の祖父を正確には何と呼ぶのか知りませんが……)は……立派な、そして最後の武士らしい武士であったそうです。 その曾祖父は、まだ北海道が蝦夷と呼ばれてた頃……父とともに入植し、昭和新山が、まだ平地の頃から、そこに住んでいました……。 当時は、集落と呼ぶほどの規模しかない村があり、まだ蝦夷地のあちこちにいたアイヌ人達を侵略していました(曾祖父の世代は「開拓の為に戦っていた」といっていたようですが……その是非は別として、それは「侵略」以外のなにものでもないと思います)。家は粗末なもので、ムシロをかけただけの入り口には、時々、熊が入ってきては……食べ物をあさっていたそうです。 祖母は、霊的な物事についてよく話してくれました。祖母は、一族の中で最も霊的な感性を受け継いでいて、それは母に遺伝し、そして私に遺伝しました。一族のすべての者がその遺伝を認め……霊的な物事を信じない身内ですら……祖母や、母や、私の感覚が、特別なものであることを理解しています。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら ※今回は、お祖母様から口伝を受けることについてと、お祖母様の死に触れた際の夢についてです。 |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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