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第五十一話 「祖母のお客様」(近世百物語) |
2009年7月14日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第五十一話 「祖母のお客様」 何度か、他の百物語にも書来ましたが……幼い頃、私は良く、祖母の家に預けられていました。母が病弱であったこともあり……それと、私が祖母の家を気にいっていたこともあり……幼児期の記憶のほとんどは、祖母の家での出来事です。 祖母の家に泊まっている時……時々、深夜に訪問者がありました。 祖母は、 「ゆんぺも、お客様が……また、来た……。」と、朝になって言っていましたが……何をしに来るのかは、知りませんでした。 私は、何度か、寝たふりをして……そのお客様の影を、見たことがあります。 影を見たのは……お客様が……いつも、縁側の、障子の向こうに立っていたからです。 お客様は、満月の晴れた夜に、多かったような気がします。それも、みんな、縁側の……開いている雨戸の隙間から、入って来ます。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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