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第七十三話「隠れん坊」(近世百物語)
2009年8月5日 14時0分の記事
 
◎近世百物語・完全版
 第七十三話「隠れん坊」



 子供の頃は、誰でもそうでしょうが……隠れん坊が、好きでした。ある事件に出会うまでは……良く、隠れん坊をして遊んでいました。
 小学生の頃は、神社の境内で遊ぶことが多かったのですが……そこには、隠れる場所はありません。
 事件の後は……もっぱら、神社の境内だけで、遊ぶようになっていました。

 その神社の本殿の建物の中には、いつも白い着物姿の人がいて……守ってくれているような気がしていたのです。神職の人達は、横の建物に住んでいましたが……本殿には、いつも鍵が掛かっていました。儀式の時とか、祭りの時とかのみ、その鍵が開けられていたようです。
 しかし、われわれ子供達は、時々、中に人影を見ていました。

 そして、
 「あの人が、いつも、守ってくれているんだ……。」と、本気で信じて、いたようです。それを「神様」とかは……誰も、呼んでいませんでした。いつも、ただ、「あの人」とだけ、呼んでいました。その人の正体は、今でも、分かりませんが……確かに、子供達を、守ってくれていたようです。……と、言うのは、守られていない子供が、ひとりだけ、近所にいたのです。その子だけは、「あの人」のことを信じていませんでした。

 ある時、近所の子供達で、隠れん坊をしていました。

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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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