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第七十四話「奇妙な人たち」(近世百物語) |
2009年8月6日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第七十四話「奇妙な人たち」 私は、時々、奇妙な人々に出会います。 それは、生きている人なのか、それとも霊現象のひとつなのか……それらについては、良く分かりません。 ……と、言うのは、本人に聞くワケにも、行かないからです。 ある時、駅の構内で……頭が、ふたつ分くらいの大きさの人を見ました。 その人の頭は、普通の人のふたつ分くらいの大きさがありますが……それはまるで、別な頭の一部を合成したかのように見えました。 その人が、ゆっくりと歩いていました。 しかし、誰も気づいた様子はありません。 ……と、言うことは……他の人には見えていないのか、さもなくば、 「見ないようにしているのでは?」と思いました。 そう言う時は、近くの子供を観察します。 まづは、人間である可能性を知る為……出来る限り、落ち着きの無い種類の男の子を探すのです。 落ち着きの無い男の子は、親に特徴があります。そう言う子の親は、姿勢が悪いのです。歩き方も、ばたばたした感じがします。 そう言う子連れの大人を見つけると、その子の視線を観察します。その視線の先に、不思議そうな人がいれば……その人は実在しています。 しかし、その子ですら、気づいていなければ……それは実在ではないのかも知れません。 この時は、そのような落ち着きの無い男の子が……その人を見ていませんでした。 これは、霊体である可能性があります。 ……ですので、次に、 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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