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第八十四話「結界」(近世百物語) |
2009年8月16日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第八十四話「結界」 世の中には、目に見えない壁があります。 これを多くは、「結界《けっかい》」と呼びます。 結界は、透明の壁のような感じがする場合が多く……私も何度か、遭遇しました。 ある時、山奥で……ころびそうになって、手をついた時、途中の空間で、手が止まったことがあります。 ガラスのように、透明な、目に見えない壁のような物に……手が、当たったようでした。 その空間を良く見ても、ガラスは、見えませんでした。 風は、流れているようでした。 近くの小石をつまみ、その壁にぶつけたのですが……小石は、何も無かったかのように、向こう側に落ちました。 ためしに、もう一度、手を伸ばすと……やはり、手の先が、壁にあたります。 とうとう、その先へは……どうしても行くことが、出来ませんでした。 そのことを祖母に聞いた時、 「それは、結界と言うもんじゃ……。」と教えられました。 結界には……人の侵入を禁じるもの、ほかの生き物の侵入を禁じるもの、物体の侵入を禁じるもの、そして、足止めの結界などがあるそうです。 種類は、さまざまあります。 そして、結界の張り方や、解き方にも……さまざまな技法があるようです。 ある時、霊山に登っていたら、 「ここから先に、結界がある……。」と、案内してくれた人が、言いました。 そして、 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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