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第91話「五悪の人の心を観破する」(不幸のすべて)
2009年8月20日 2時0分の記事
 
播磨陰陽師的「不幸のすべて」
 〜いざ進め、吾等に幸あらんことを願うなり〜

 第91話「五悪の人の心を観破する」



 前回は、
 「人心観破《じんしんかんぱ》の術」の基本的な部分でした。
 今回も、その続きです。よろしくお願い致します。
 さて、前回の最後の部分で説明した「妬《ねた》み」については、「不幸のすべて・第19話」の中に、「なるべく妬《ねた》まぬように……。」と書いて説明していますので……そちらも、ご参考に……。

 人を妬《ねた》む傾向を持つ人は……人を嫉《そね》むことも多い性格です。
 嫉むとは、自分より勝っている人を恨みに思い、憎むことです。
 嫉妬も、これの一種です。
 これらの感情を強く持つ人は……近くの人に、厄を振りまく傾向があります。
 また、人を憎《にく》む人や……他の人の陰口《かげぐち》を言う人も、要注意です。
 これらの人を、「五悪亡八《ごあくぼうはち》」と呼びます。
 五悪とは、
 「仁・義・礼・智・信の五つに背くこと。」を意味し、
 また、亡八とは、
 「仁・義・礼・智・忠。信・孝・悌の八つの徳を失った人。」を意味します。
 「八徳《はっとく》」に背き、そして、八徳を失う人を「五悪亡八」と呼ぶのです。……この「八徳《はっとく》」については、「不幸のすべて」の中で、何度も説明していますので……そちらをご参考に……。

 この、人を妬《ねた》む心は、五悪のひとつです。五悪は、厳密に振り分けられていませんが……人としての道に背くことは、すべて「五悪」として考えます。

 さて、五悪の人は、

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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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