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第九十二話「悪夢」(近世百物語) |
2009年8月25日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第九十二話「悪夢」 この近世百物語・完全版の中で、何度か悪夢のことを書いていますが……「悪夢」そのものについては、あまり書いていませんでした。 誰でも、小さい時は……何かに、追い掛けられる種類の、悪夢を見ます。 私も小さい時は……良く、化け物だとか、幽霊だとか……得体の知れないモノに、追い掛けられる夢を、見ることがありました。 とても恐ろしい夢を見るたびに……眠るのが怖くなることも、ありました。 近くに、恐ろしい姿をした幽霊が、たくさんいるような悪夢も、良く見ています。 そして、どこかから落ちる夢も、良く、見ました。 それは、それは、恐ろしい夢でしたが……追い掛けられて、それから落ちる種類の夢は、最悪でした。 子供の頃のある時、祖母の家に泊まっていました。 その夜は、やはり化け物に追い掛けられて……どこかから、落ちる夢を見ました。 目が覚めた瞬間……いったい、どこで寝ていたのか……何も、思い出すことが出来ません。 「たしか……祖母の家で眠っていた……。」と、思っていましたが……星空が見えたのです。 「まだ、夢を見ているのかなぁ……。」と思いました。 しかし、少し肌寒くて……やはり夢では無いようです。 頭のあたりに、とても硬くて、ざらざらした感触を感じ……手を伸ばすと、大きな石のようでした。 起き上がって、そこを見ると……私は、草むらの……しかも、お地蔵さんの足もとで、眠っていたのです。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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