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第九十五話「手形足形」(近世百物語) |
2009年8月28日 14時0分の記事 |
◎近世百物語・完全版 第九十五話「手形足形」 何度か、ガラスに付いた、凍った手形を……見たことがあります。 ある夏の、暑い暑い、夜のことです。 飲み物を飲みほして、しばらくそのままにしていたコップが……テーブルの上で、ピキッと……音を、立てました。 それに気づいて、そのガラスのコップを見る……と、向こう側から誰かが触ったような、手のアトが見えたのです。 それは、子供の手のような……とても、小さなサイズでしたが……ガラスのコップの表面が、凍りついていました。 これもまた、真夏のある時のことです。 あまりの寝苦しさに……夜中に目覚めて、カーテンを開けました。 クーラーのスリープ・タイマーが終わって、気温が上がっていたのです。 私は、窓をあけようと、窓の鍵に手をかけました。 つづきをご購入いただけます(200円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:近世百物語・完全版] |
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