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霊(用語解説)
[用語解説(無料)]
2009年9月25日 23時0分の記事

【霊】

 これは、「れい」と読みます。

 霊とは、体に宿っていると考えられている、精神的な力のことです。
 心や、意識や、感情も心の中に宿っていますが……これからが、体から出た状態を、主に「霊」と呼び分けています。
 「スピリット」と呼ばれることもあります。
 しかし、ただ「スピリット」と言った場合は、「霊魂《れいこん》」のことを意味する場合が多いようです。
 「霊魂」は……他の用語解説でも書きますが……霊と魂のふたつを合わせた概念です。
 しかし、霊と魂《こん》は、同じものとして混同されがちですが……基本的には、違う概念です。
 ひとつの霊は、陽の状態である四つの魂《こん》と、陰の状態である四つの魄《はく》で出来てます。
 これを、「一霊四魂《いちれいしこん》」と呼びます。
 この場合、「一霊四魄《いちれいしはく》」は含まれているので……特別な場合を除いて、通常は、「四魄《しはく》」と言う言葉が使われることは稀です。
 これら、一霊四魂については、別な用語解説の項目で説明する予定です。雁多記す。



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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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