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大祓祝詞(用語解説)
[用語解説(無料)]
2009年10月5日 19時0分の記事

【大祓祝詞】

 これは、「おおはらいのりと」と読みます。

 大祓祝詞は、祝詞《のりと》の一種です。
 「おおはらえのことば」と呼ばれることもあります。
 この祝詞を唱える時は、いくつもの決まりがあります。
 よく、
 「大祓祝詞を唱えると、悪いことが起きます……。」と言う詞を耳にしますが……それは、決まりを知らずに唱えるからです。
 この祝詞には……たとえば、声を出して唱えてはいけない部分や……言葉そのものが、書かれていない部分などがあります。
 それらを規則に従って唱えるのですが……きちんとした規則を伝えられていない場合、正しく唱えることが出来ないように、作られています。

 この祝詞は、戦国時代の頃に、唱える人がいなくなりました。
 それは、戦争が続いて、ほとんど死に絶えたからです。
 江戸時代に入って平和な時代が来て、「大祓詞後釈《おおはらいのことばごしゃく》」と言う本が発行されるまで、忘れられていたようです。
 この後釈と呼ばれる本が、大祓祝詞の詳細についてを解説しています。

 さて、この大祓祝詞は……人としての霊力を鍛える為……そして、大きな祓い事に、使われる祝詞です。
 六月と十二月の最後の日に、儀式として唱えられますが……普段でも、修行の為に唱えます。
 私は、やりませんが……昔は、朝晩、百編……この祝詞を唱えて、修行したそうです。雁多記す。



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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. たなすえ 2009年10月25日 20時26分 [返信する]
[この祝詞は、戦国時代の頃に、唱える人がいなくなり(ま)した。]とのことですが………。
 例えば古くからの神社である伊勢神宮や春日大社などでは連綿と継続されていたものと考えています。 [手元の資料によると]

 [伊勢神宮では、神主が祈祷のしるしとして地方の武士へ「御祓大麻」を送ったという手紙があり、この祈祷の中で「中臣祓」が読まれていたと考えられています。
 また、戦国時代には、戦国大名である大内義隆や朝倉孝景などが吉田神道秘伝の講義である「神道伝授」を受けています。この最初の段階は中臣祓の講義となっております。そして、この「神道伝授」を受ける者が、戦国時代には、上流の知識人層だけではなく、裕福な農民・町民へも広がっていった。]

と歴史的には見られているようです。
 確かに時代により消長こそあるとは思いますが、一部では、連綿と続いてきていたものと考えているのですが、いかがでしょうか………?。

 ■このコメントへの返信■
1. 管理人 2009年10月26日 3時54分
たなすえ様

脱字のお知らせも含めてのコメント、いつもありがとうございます。

また、ご指摘ありがとうございます。

雁多氏によると、たなすえ様のおっしゃるように、一部の方たちの間では続いてます。

以前は、特殊な人たちだけでなく誰でも(これも100%ではないけれど、ほとんどの人)が唱える事ができたことが前提にあります。

以前は伝え継ぐ習慣があったけど、教える人がいなくなっちゃった。。。
これは…


私個人的に…(和裁を教える仕事に携わっているのでこんな例えなのですが…)

大正時代には「和裁ができないからお嫁に行けない!」と自殺した人がいたほど和裁の技術は女性ならほとんど持っていました。特別に習いに行かなくても家で着物の着付けを覚えていました。
しかし今は一部の人の間では特別な技能として細々と続いていますが、和裁はもちろん着物をたたむこともできない、着たこともない、ある時は「手で縫うの?」と驚かれたことも…
こういうことに似てるの?

と、たずねたところ「そうだ」と言われました。


 

2. たなすえ 2009年11月2日 19時12分 [返信する]
[以前は、特殊な人たちだけでなく誰でも(これも100%ではないけれど、ほとんどの人)が唱える事ができたことが前提にあります。]ということでしたらそのように考えられます。
 ところで、本論の質問をさせて下さい。

[この祝詞には……たとえば、声を出して唱えてはいけない部分や……言葉そのものが、書かれていない部分などがあります。]とのところで、

[声を出して唱えてはいけない部分]とは、「天津罪・国津罪の罪名」の部分を言っておられるのでしょうか?
この部分の取扱いを神道各派で見てみると、この「天津罪・国津罪の罪名」を唱える派と唱えない派とに大きく二つに分かれます。
そして、この部分の取扱いについて、播磨陰陽師の大祓祝詞では、それらの中間に位置していると考えられるのが興味を引くところです………。

また[言葉そのものが、書かれていない部分]とは、「天津祝詞の太祝詞事を宣れ」の次に来る「太祝詞事」を言っておられるのでしょうか?
神道各派の一部にもそれぞれに太祝詞事があるのですが。播磨陰陽師の大祓祝詞の太祝詞事は、歴史的な流れのあるものではと思っています………。

[それらを規則に従って唱えるのですが……]とのことですが、一般的には、昭和31年初版の神社本庁制定の大祓祝詞であり、二拝し奏上し、二拝二拍手一拝となっています……。

 今後、「播磨陰陽師の大祓祝詞」のブログセミナーがあるとのこと、深く勉強したいと楽しみにしています。


 ■このコメントへの返信■
1. 管理人 2009年11月6日 17時15分
コメントありがとうございます。

概、たなすえ様のおっしゃるとおりです。
強いて言えば…
神社本庁制定のものと共通することも多いですが、それに則っているというわけではないという点でしょうか。


 

3. たなすえ 2010年5月4日 11時36分 [返信する]
「壮快」6月号の付録の『陰陽師の言霊DVD』を見て驚きでした。
 それは「天津祝詞の太祝詞」が収録されているからです。

 通常この「太祝詞」は秘伝とされているもので神道各派により、若干の違いがありますが、秘伝なのですが、現今では書物などにも記されていて、いくつかは知られているものです。
 「トホカミエミタメ」や「アマテラスオホミカミ」「ひふみ祝詞」などが知られています。あるいは又この箇所で願いごとや感謝の言葉をいれるとか、普遍的な「ありがとうございます」や「世界人類が平和でありますように」などとの言葉を唱えるとよいとされています。

 しかし、この播磨陰陽師の太祝詞は、知られていませんでした。初めてこの太祝詞を知ったとき、一神道派閥の太祝詞だと、感じたものです。
 しかし、播磨陰陽師の「大祓祝詞」全般を細部にわたって、他の知られている大祓祝詞と比較してみますと、播磨陰陽師の大祓祝詞は、時代的に古い形式が伝わっているものと考えるようになりました。

 そして、この太祝詞は、「アマテラスオホミカミの御前であり、トホカミエミタメであり、「天の数え歌」(言霊の響きのある言葉であり、大事にされてきているもの。)であり、宇宙の音である、「ウォーム」に通じるあるいは、神迎えの「オー」であるからです。
 これらを知るとき、この太祝詞は、伝わっていない秘伝の太祝詞ではないかと考えています。そして、このような秘伝の言霊が一般健康雑誌に発表されたことに驚きを感じるものです。探求する神道家が知ることになると物議をかもすものではないかと思っています。(あるいは無視されるか?)

 そのほかに太陽の印が結ばれていたりと随所に秘伝が紹介されていて、本当に驚きのDVDだと思っています。 尾畑雁多氏の英断に感謝するものです。
 言霊DVDを見られた方たちにいくらかの参考になればと思い、コメントした次第です。


 


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 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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