神道(用語解説) | |
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2009年10月11日 23時35分の記事 | |
【神道】 これは、「しんとう」と読みます。 神道は、神社を持ちますが……寺の中にある場合もあります。寺と神社が一緒になったものは、「習合《しゅうごう》神道」などと、呼ばれています。 さて、神道は、宗教ではありません。神道には、教祖もなく、経典もありません。ただ、神に至る道を修行することを意味しているのです。 また、江戸時代の文章では、「神道には、三種類ある。」と言っています。 それは、 「唐土《もろこし》の周易《しゅうえき》に言う所の『神道』。我国、上古に言う所の『神道』。後の代に言う『神道』。」と説明しています。 最初の「唐土の周易に言う所の神道。」は、天の道を意味しています。 それは、 「日月星辰、昼夜寒暑、風雨霜露、万物生成、およそ天地の間の、ありとあらゆる事物……人の力を用いずして自然に造化の行われるものは……これ、皆、神の仕業なるをもって、これを天の道と言うなり。」と説明しています。 つまり、神の道であるので、「神道」と呼ぶのです。 次の「我国上古に言う所の神道」は、神に対する礼儀作法を意味しています。 説明では、 「神祗を尊崇し、祭り・祈り・祓えのたぐい、およそ神に奉仕の礼儀作法を言う……。」としています。 次の「後代に言うところの神道」は、仏道・儒道が入って来たので、それと同じように「道の教え」を作り出したものです。 それは、 「天照大神が人を教え、天下国家を治める道をたて……猿田彦の命の導びき給いし道なり……と言って、正直の二字をもって宗旨《しゅうし》とし……新たに『神道』と言う道を作り出し……仏道・儒道・神道と……並べて言うことになった。」と説明しています。 その後、江戸時代が終わり、国家神道が台頭《たいとう》しました。 戦争が終わって、国家神道以外を「古神道」と呼ぶようになりましたが、それについては、次回に……。雁多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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