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泰山府君(用語解説)
[用語解説(無料)]
2009年10月21日 1時25分の記事

【泰山府君】

 これは、「たいざんふくん」と読みます。
 泰山府君は、陰陽道の神です。
 泰山府君は、人の寿命や福禄を司る神です。
 陰陽道の宗教的な側面は、道教の中にありますので……もともと、道教の神である泰山府君を祀るのです。
 泰山府君は、地獄の神として知られています。
 後に仏教と習合し、閻魔大王の書記であるとも……また、閻魔大王そのものであるとも、言われています。
 また、地蔵菩薩の本地《ほんじ》として知られています。
 つまり、
 「良く、道端にあるお地蔵さんは、泰山府君が姿を変えたものである。」と言うことです。
 この泰山府君は……比叡山の西坂本に、「赤山《しゃくさん》権現」の別名でも祀られています。雁多記す。
 
 
=== 追加 === 
 
【泰山府君祭】
 2016年より、泰山(中国五山のひとつ)より日本へ招き祀られるようになりました。
 清浄華院不動講の方々により再現され、播磨陰陽師尾畑雁多により安倍晴明公の祭文を復元した祭祀が行われました。
 以下は「泰山府君祭」とは何かという質問への回答の引用です。
 
 泰山府君祭は……清浄華院さんが所有している「泣き不動縁起絵巻」の中に描かれている、安倍晴明公が行なっている祭祀のことです。
 数年前に、中国の泰山に登り泰山府君を迎える儀式を行い、千年ぶりくらいに、この祭祀を再現したお祭りです。
 泰山府君は、地獄の閻魔大王の秘書官で、現世の人間たちの寿命が書かれた台帳を管理している神です。
 祭文の中にも、
 「この神を敬する者は福を得て、帰する者は寿命を延ばす」とあるように、福徳や寿命を左右する神として知られています。
 この泰山府君祭では、参列者の長寿と……せいぜい関西から九州くらいまでの西日本の人々の福徳を祈るお祭りです。
 近年、我が国に、災いが多くなって来ておりますが、命がけで祈ることにより、少しでも多くの人々が災難から逃れられれば幸いです。
 
 
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※2016年10月28日より、清浄華院にて…
『泰山府君祭』が時を超えて復元されています。
 
詳細は→続きにて

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2018年も厳修されました!
写真はその様子です。

以下 その際のご案内を掲載しておきます。
今後の開催につきましては会場にあります主催者の方へお伺いください。

(播磨陰陽道のメールマガジンを購読いただいている方にはご案内をお届けさせていただきます。)
 
 
 
安倍晴明公と式神が描かれた有名な絵巻物『泣不動縁起絵巻』のワンシーンの再現です。

幽玄な雰囲気の夜の境内で、皆様の健康長寿をお祈りいたします。
  
安倍晴明公が泰山府君に祈る儀式のシーンです。
泰山府君は閻魔大王のもとで、寿命を司っておられます。
 
 
今回は、前回よりさらに
晴明公が唱えた言葉へ近づけ、さすが晴明公がつくられた祭文! という美しい響きを
尾畑雁多が再現いたします。


--------------------
2.DATA
 日時と場所
 参加方法・条件・注意事項
--------------------
 
日付:平成30年10月28日
 
時刻:18:00〜19:00頃
   15時からは不動護摩もあります。
   懇親会はございません。
 
場所:清浄華院
  京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町395
 
参加方法・条件:
 ・どなたさまも自由にお参りいただけます。
  ご覧いただく場所など、お寺の方よりご指示があります。
 ・ご予約、入場料は不要です。
 ・お布施は各自。
 
注意事項:
 ◎冷え込みが予想されます。お天気の場合は野外で行いますので、防寒をなさってください。
 ◎この儀式は、録音・録画ご遠慮いただきます。
 ◎儀式ですので、写真は礼を持ってご配慮願います。
  ・フラッシュ、音をオフにする
  ・正面から映さない(儀式の前後でも)
 ◎お菓子など、差し入れは不要です。
 ◎当日の講座や解説、交流会はございません。



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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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