都市王(用語解説) | |
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2009年11月23日 21時35分の記事 | |
【都市王】 これは、「としおう」と読みます。 都市王は、閻魔大王配下の地獄の王のひとりです。 都市王は、人が死んで一年目に、死者の魂を裁く裁判官です。 ここには、光明箱《こうみょうばこ》と呼ばれる箱が、たくさん積まれています。 その箱には、ありがたい経文が入っているそうです。 亡者は、そのありがたい経文にすがって、地獄から抜け出そうとしますが……悪行のひどい亡者が箱を開けると……悪行が業火の炎《ほのお》が噴き出して、亡者の身を焦がす……と、されています。 ここで、罪を許された亡者は、極楽方面へ向かうことが許されます。 極楽には……この都市王の裁きの場の……西の出口から、行くことが出来ます。 ただし、その距離は、十万億土《じゅうまんおくど》もあります。 「十万億土を、てくてくと……足で歩いて、極楽へ……。」と、気楽な歌まであるようです。 しかし、十万億土とは、どのくらいの距離なのでしょう? いろいろと、調べて見ると……約30億光年くらいの距離のようです。 光の速さで、30億年くらいかかるようですので、 「歩いてもと、行き着けない……。」と、言う、意味なのかも知れません。 都市王か、側近の鬼が、 「極楽へ行っても良いですが、歩いても、着けないかも知れません。」と言うようなことを説明するワケですか……? また、ここより西方へ行った亡者は、誰ひとりとして、帰ってこなかったようです。 ずっと、歩いているのでしょうか? それについては、分かりません。 そして、この都市王は、勢至《せいし》菩薩の化身であるとも言われています。雁多記す。 ご購読・応援ありがとうございます。 今回の播磨陰陽師☆雑記はいかがでしたでしょうか? 喜んでいただけましたら、これらのアイコンをクリックして応援いただけると嬉しいです。 ←投票ポチッ♪
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