2018年9月20日 19時0分 |
福をもたらす七福神講座・第5回 |
福をもたらす七福神講座・第5回 ❸ 布袋尊について 布袋尊は、支那の梁《りょう》の頃の三聖の名で、布袋和尚と称しました。 「弥勒の化身である」と伝わっています。 布袋尊は、堪忍と和合を教える神だそうです。 布袋尊は、時代が末期になると生まれ変わって現れたようで……中国の歴史の中に、4回ほど登場します。 また、「布袋尊は、常に18人の子供を連れている」と言われています。 その子供たちは、誰の子なのか、分からないそうです。 人の子かどうかも分からないので、仏の化身であると言われています。 また、布袋尊は、弥勒菩薩の化身と言われています。 弥勒菩薩は……仏陀が死んだ後、修行してつぎの仏陀になり、世の中を救うと言われている菩薩です。 日本でも戦国時代に、弥勒菩薩がこの世に出現するという信仰が流行し、ユートピアである「弥勒仏の世」の現世への出現が期待されましたが……そのような出来事は、残念ながらありませんでした。 つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら 布袋尊は、以上のような理由からではなく…… |
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2018年9月13日 19時0分 |
福をもたらす七福神講座・第4回 |
福をもたらす七福神講座・第4回 ? おのおのの役割など 七福神の、おのおのの役割についてですが、 恵比須の神……商売繁盛の神・清廉。 大黒の神……豊作の神様・知足。 布袋尊……開運・良縁・子宝の神様・度量。 福禄寿……福徳・長寿の神様・人徳。 寿老神……長寿と幸福の神様・長生。 毘沙門天……勝負事の神様・威厳。 弁才天……学問と財福の神様・愛敬となります。 また、ある説では……天海僧正が徳川家康公に、「上様は七つの徳をお備えですね。寿老人の長寿、大黒の富財、福禄寿の人望、恵比寿の正直、弁財天の愛敬、毘沙門の威光、布袋の大量。この七神には七難即滅・七福即生の功徳があります」と言ったとか、言わないとか。 これに家康公が大喜びして……さっそく、狩野深幽に七福神の絵を描かせました。 これを、各国の大名が見習った為に、全国に広まった……と、されています。 七福神は、その生成の過程から、二種類に大別されます。 ひとつは、大黒天などの「神系のグループ」の四神。 もう、ひとつは、布袋尊などの「神仙系のグループ」の三神です。 では、説明が簡単な、神仙系のグループから解説を、はじめたいと思います。 ? 神仙系のグループについて つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら |
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2018年9月6日 19時0分 |
福をもたらす七福神講座・第3回 |
福をもたらす七福神講座・第3回 ? 宝船の絵に書くこと 宝船の絵には、必ず、つきものの要素があります。 ひとつは、回文《かいもん》と呼ばれる文章です。 回文は、「たけやぶやけた」に代表される……上から読んでも、下から読んでも同じ発音になる、不思議な文章のことです。 平安時代の代表的な回文に、 「をしめどもついにいつもとゆくはるはくゆともついにいつもとめじを」と言うのがあります。 こちらは、「惜しめども、ついにいつもと、行く春は、悔ゆともついに、いつも止めじを」と読みます。 これは、行く春を惜しむ文章ですが…… 宝船に書きそえられる回文は、 「なかきよのとおのねむりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」と言うものです。 こちらは、「なかきよの、とおのねむりの、みなめさめ、なみのりふねの、おとのよきかな」と区切って読みます。 上から読んでも、下から読んでも同じ意味となる文章になりますが……これに漢字を、あてはめると、 「長き世の、遠の眠りの、皆目覚、波乗り船の、音の良きかな」となります。 昔は、濁音を、書かなかった場合がありますので……上から読んでも、下から読んでも、同じ発音に出来るのです。 この文章は、回文使いの文章ですが、正確には「祭文《さいもん》」と呼ばれます。 祭文と言うのは、呪文の一種で、めでたい時に使うもののことです。 講座で販売している宝船の絵霊符にも、この回文が書いてあります。 50年物の朱墨をすって、朱筆で、一枚、一枚、祭文を唱えながら書き加えています。 そして、多くの宝船の絵には、必ず、「みおつくし」と呼ばれる不思議な記号が描かれています。 ? みおつくしのこと ? 七福神の由来は? つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら |
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2018年8月30日 19時0分 |
福をもたらす七福神講座・第2回 |
? 宝船の由来は? 七福神と言えば、宝船がつきものです。 最初に、一般に売られた宝船の絵は……京都・五条高辻の「五条天神」で売られた物のでした。 今でも、正月に、この「五条天神」へ行くと……古い種類の「宝船の霊符」を買うことが出来ます。 この時の宝船には、七福神は乗っておらず、ただ、稲穂が乗せられていました。 そして、絵のわきに、万葉仮名で「かがみのふね」と添え書きがしてあったそうです。 この言葉は、それより古い習慣を引き継いでいます。 これは、舟が「少彦名《すくなひこな》の神」の乗り物であることの名残だそうです。 蘿摩《かがいも》の実の皮で造られた舟に乗って、常世の国から流れて来た小人の神が「少彦名」と呼ばれる神です。 この舟を、一般に「蘿摩舟《かがみのふね》」と呼びました。 そして、 つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら |
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2018年8月23日 19時0分 |
福をもたらす七福神講座・第1回 |
? はじめに これからはじまる「福をもたらす七福神講座」は、2008年7月11日に大阪で行われた「七福神講座」のマニュアルに加筆してお伝えいたします。 さて、七福神は、仏教の神ではありません。 しかも、日本古来の神すらありません。 ですので、古事記等の神話に、七福神の神々は登場しません。 ですが……播磨陰陽道では古来から、この七福神に祈って、様々な幸福を得て来ました。 基本的な七福神は、日本の神々と、外国から来た神々が、習合したものです。 「習合」と言うのは、複数の神仏が、ひとつになった姿のことです。 また、七福神は…… |
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