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2009年3月9日 14時24分
「本物の人間指導」
 
私は十九歳の時に初めて某学習塾の教壇に立った。アルバイト講師として立ったのだが、教壇という場所は一種のステージのようなものだと感じた。当時の教室には十六名の塾生がいたのだが、全員の眼差しが私の方に向けられているのである。私の場合は人前で話をする機会が小学生の頃から多かったために最初こそ緊張はしたもののすぐにその状況に慣れることができた。むしろ日に日に非常に心地よく感じられるようになり、授業も楽しく進めることができた。しかし、今になって考えてみると随分と自分は無責任な先生だったのではないか、と思う。
 なぜそのように今になって考えるようになったかというと、「本物の先生には指導者的要素が必要だ」と今現在は考えているからだ。もちろん生徒への学習指導はそれなりにできていたと思う。だが指導者には人間学が必要なのだ。技術の伝達だけでは本物の人間指導はできない。テクニックだけ教える先生から指導された生徒はただ点数さえ取れればいいと考えがちな人間になりやすい。ただし、塾の先生がどこまで生徒を指導するのかという現実的な問題はあるが。
例えばビジネスの世界で言えば自己愛から脱却し会社優先主義に徹することができる者が指導者つまり管理者になっているはずだ。
現在の私は生徒指導において「自立心を育む」ことを重視しているが、将来の社会のリーダーを育成できる指導が塾の指導で出来れば本当に最高だと思う。
[カテゴリ:塾長の考え]




2009年3月6日 18時5分
「航空大予備校」
 
かつて私が中学三年生だった頃。卒業までに一冊も本を学校の図書室から借りて読んでいない者は卒業をさせないぞと脅迫されたためしぶしぶと本を借りに図書室へ行った。そこで見つけた本が「パイロットになるには」という本だった。これで私はパイロットになる決心をすることになった。本を読んで影響されたのである。当時はパイロットになるためには航空大学校に入学することがほぼ唯一の方法であった。航空大学校がどこにあるかを調べてみると何とそれは宮崎の赤江にあるではないか!正直言ってそういった学校は東京にあるのだろうと思っていた私は本当に驚いた。じつは宮崎はパイロットになるには絶好の場所だったのだ。
 今現在、私は学習塾の塾長をやっているという事実からパイロットへの夢は叶わぬものだったと誰でもわかるわけだが、今年の航空大学校の入学者に宮崎出身の学生が一人もいないという事実は私個人としてはとても残念に思っている。やはり宮崎という絶好の条件を生かしてパイロットになる宮崎県人がたくさん出てほしい。そうなるようにサポートできる環境として「航空大予備校」を今月末に開設するに至った。
 かつて夢見た私の空への夢は生徒たちに託することになった。指導者の修行を十五年続けている内にいつの間にか自分が成功するよりも教え子が成功することが嬉しくてたまらないという性格になった私の空への夢は生徒が叶えてくれるだろう。

[カテゴリ:塾長の考え]




2009年3月5日 15時34分
「失敗の効用」
 
塾で指導していて常に意識していることの一つに「失敗を生かす」ということがある。人間は誰でも失敗をするという経験をするが、それを自信喪失の原因にしてしまう人がいる一方で失敗をデータや経験として残して次回の結果に結び付けていける人がいる。この差はとてつもなく大きい。
 小学生時代の私は逆境に弱い人間だった。所属していたソフトボールのチームではキャプテンであったにもかかわらず気弱でリーダーシップも大して発揮できずに試合ではよく三振をしていたものだった。四番バッターでありピッチャーでもあった私は練習ではよくホームラン級の当たりを連発するので四番バッターを任せられていたのだが、これが試合になると緊張してさっぱり打てなくなるのだ。それが今やあらゆる場面で特別に緊張することもなく平気で力を発揮できるようになった。これはなぜなのか?
 私の塾の生徒でも「本番になると実力が発揮できなくて失敗するのではないだろうか?」と必要以上に不安になる者がいる。このような生徒が出てくるたびに私はかつての自分の話をするのだ。
 それで、肝心の私がどのように失敗を恐れなくなったのかということだが、私は失敗に対して「これは天からの試練であり、教えだ」と心底から思えるようになってから失敗を恐れなくなった。野球のイチローや将棋の羽生名人も失敗や敗戦から学び日々レベルアップしてトップにいる。これが失敗の効用なのだ。
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2009年3月4日 14時49分
「自立型個別指導」
 
私は以前、集団授業の学習塾を経営していたが、今は「個別指導」であり、なおかつ「自立型」の指導をする学習塾の経営者である。
 先月私は母校である宮崎西高校で教壇に立って話をする機会を得た。これは保護者の方々が主催する講座の講師としてのものだった。私はかつてパイロットを目指していたのでその頃の話を後輩である西高校の一年生や二年生に話したのだ。
 もともと私は集団授業が得意であり好きである。だから、この依頼は嬉しかったし、また楽しかった。教えることに自信がある塾講師ならば誰でも教壇に立ち、クラスの生徒全員をその気にさせながら進める授業が大好きであろう。私もそうだ。
 しかし、私は塾生たちを志望校に合格させなければならない立場の最高責任者である塾長である。自己満足のために集団授業をやるわけにはいかないのだ。
 はっきりと断言できるが、集団授業で学力をつけることよりも個別指導で学力をつけることの方が容易だ。さらに依存型の塾生よりも自立型の塾生の方が、本物の実力が身につくことは明白な事実だ。
 一番効果的な指導は「自立型個別指導」なのだ。これは学習塾での指導だけにあてはまるものではない。私は数千冊レベルでビジネス書を読んできたが、優秀な指導者は部下を指導する際に「自立型個別指導」をしているということを十年前にはっきりと気づいた。だからそれを学習塾バージョンに改良して実行しているのである。

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2009年3月3日 15時38分
「指導者に必要な眼力」
 
社団法人で日本将棋連盟という組織がある。そこの会長は米長邦雄さんだ。現在の名人は羽生善治。私と同い年でありながら将棋界ではスーパースターである。今も私は将棋が好きなのでたくさん指したいのだが、なかなかその時間が取れずに悔しい思いをしている。
 実は私は中学生から高校生にかけて「プロの将棋指し」を目指していた時期がある。私は才能がなくてその道に進まなかったわけだが、将棋連盟の会長の米長氏や現名人の羽生氏は小学生のときに「将来の将棋界の宝になる」とか「この子は将来の名人候補である」と言われた経験がある。
 その言葉が彼らのその後の精神的な励みにどれだけなったことだろうかと思う。現実に米長会長も羽生名人も将棋界の財産と言われる人材になったわけだが、今現在、指導者という立場になった私は彼ら二人の素質を見抜いた「指導者」に強い思いを馳せてしまう。
 その指導者の「眼力」がもしかしたら将棋界の米長会長と羽生名人を誕生させたのではあるまいか?
 だから私は思うのだ。指導者に必要な資質はいくつもあるけれども、非常に大切な資質のひとつは間違いなく人を見抜く「眼力」だと。
 指導者に「眼力」があれば、かなりの数の優秀な人材がこの世に輩出できるのではないだろうか?本当は能力があってもその時の指導者が見抜けずに「お前はできないやつ」だと言われて埋もれていく優秀な能力をもつ人材は必ずいるはずだ。

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