自分が直面する現実を変えるには(PART2) | |
2014年8月22日 6時37分の記事 | |
前回の続きです。
前回は、自分自身が直面する環境を変えるには、エネルギーを本質とする自分の、放出するエネルギーそのものを変える以外にはないという話をしました。 人間というのは、欺瞞、自己不信、嫌悪感等々のネガティブなエネルギーを発していれば、自分自身が欺瞞に満ちた、自己不信のかたまりで、嫌悪感に包まれたエネルギーを身にまといます。 とりあえずはそれをやめてみましょうということです。 ではどうするかというと、自分のマインドをクリアにするには、人間が陥りやすい、依存心、恐怖心、執着心にフォーカスして、それらを極力手放すようにすることで、上で一例として述べたネガティブなエネルギーから解放されます。 ネガティブ、ポジティブとは便宜上使っている言葉で、それ自体に深い意味はないです。 単なる方向性、趣味嗜好の問題です。 説明をわかりやすくするために便宜的に私は上記のエネルギーをネガティブだと位置づけているだけです。 人間というのは、本来、霊性を本質とする存在です。 霊性とは何か具体的に述べないと抽象的になってしまいますので、便宜的に前回では創造性、歓喜、そして愛という言い方をしましたが、「愛」が嫌いなら「愛」という言葉は使わなくて結構です。 最近私が最も本質的だと感じるのは、霊性の上記表現のうち「歓喜」です。 自分の内側から自然に湧き出てくる喜びです。 要は、これを内側から沸き上がらせやすくするために、上で述べたネガティブなエネルギーを身にまとうのをやめたらいいんです。 それが、マインドを曇らせず、クリアにして、喜びに満ちた心境を取り戻す有効な方法です。 その際に、ちっぽけな自分だけでそういったネガティブな想念を手放そうなんてせこいことを考えずに、より大きな「自分」の力を借りて、源にいらないものを返していくわけです。 誰かに依存心があれば、依存心を光に包んで源に返しましょう、 誰かに執着心があれば、執着心を光に包んで源に返しましょう、 不安感、恐怖心があれば、それを光にくるんで源に返しましょう、 このように、外側を見るのではなくて、まずは自分自身の内側を見つめていかないと、根本的な解決にはなりません。 あ、今お話しているのは、他人が直面している問題ではなくて、すべて自分自身が直面している問題ですからね。 自分を変えられないのに、他人なんて変えられませんから。 まずは自分自身を見つめるというのは、そこに意義があります。 あるいは、具体的に噴出している感情(欺瞞、自己不信、嫌悪感等々)があれば、それを手放してもいいですよ。 これはなぜそうするかというと、「自分が気持ち悪いエネルギーを出しているときには、自分自身の気持ち悪さがわからない」からです。 だから、そういったエネルギーをいったん身にまとうのを「やめて」みて、客観的に自分自身のエネルギー状態を見つめてみるわけですね。 でも実はそれは、自分自身の本来の霊性(内側からくる喜び)を噴出させる原動力になります。 自分自身の魂の奥底からくる感情というのは、気持ちの変化だけでなく、自分の表情、しぐさ、態度、そういった外側の変化も「自然に」ともなってくるものです。 つまり、本当に自分自身の魂に根差した意図は、行動にも直結します。 だから、現実世界にも実際に変化が起きます。 我々の現実世界というのは、行動が主体ですよね? 我々はどちらかというと、行動にしか普段フォーカスしませんが、本当は行動の前に「意図」が存在しています。 駅まで歩いていくには、家の玄関のドアを開けようとする「意図」があり、体を動かしてドアを開け外にでます。 駅まで歩いていくには、道を歩き交差点を曲がるように「意図」しながら、最終的に駅にたどり着きます。 しかし、いま自分が直面する現実を変えるというテーマでお話しているのは、行動ではなくて、意図を定める部分から話を始めています。 前回からずっとですが、それには単に自分のエゴがこうしたい、ああしたいと願っただけでは変わらないような、人間関係であったり、仕事の状況であったり、体の病気であったりといった現実をどのようにして好ましいものにしていくのかというお話をしています。 この「意図」を定める際に、実はマインドをクリアにしておくことが有効なんですよというお話をさせていただいています。 依存、執着、恐怖心を手放すというのは、まさにこのマインドをクリアにする部分です。 でも、そうやって、マインドをクリアにして、自分の霊性を顕現させて、霊性そのものからくる意図を定めたときに、「自分が作り出している」宇宙の深奥にオーダーが届きやすくなり、同時に、自分自身の気持ちの変化、表情の変化、言葉の変化、行動の変化も起きやすくなります。 その意味で、思いと行動とが直結してきます。 だから、現実が変わりやすくなるわけですね。 現実を変えているのでは本当はなくて、自分自身を変えているんです。 自分が変わり、自分のバイブレーションが変わり、それに見合った現実を自動的に作り出しているのが真相だと思います。 逆に、そうすることでしか、自分自身が直面する人間関係や、仕事や、病気や、その他もろもろの日常生活で生じる出来事は変えられないと思います。 旦那に(奥さんに)いくら愚痴を言っても(言葉で、あるいは心の中で)、いくらののしっても(言葉で、あるいは心の中で)、相手をいくら変えようとしてみても、変わらないと思います。 なぜなら、相手を変えようとしている時点で、自分と相手を切り離してしまっているからです。 自分が相手に引っかかっていることが、結局は自分自身の中にも同性質のものがあることに気付いていないからです。 だから、何度も何度も相手を責めますが、いっこうに相手が変わる気配はありません。 相手を病気に置き換えてもいいです。 自分の身体も、突き詰めれば自分自身で作り出していますから。 もっとも、病気については生まれる前から自分で設定してきている部分もありますから、簡単にはいかないところがあります。 ですが、もしそういう方がいらっしゃっても、逆に言えば現実を少しでも変えようと思うならば、困難であればあるほど自分を変える以外にはないと思います。 例えばカルマからきている病気の場合、そのカルマがどこからきているのかを自分自身を深く見つめていきその原因となっている観念を手放す作業が必要です。 それは気の遠くなるような作業かもしれませんが、そのように一つ一つカルマを解消していって、病気の原因を取り除いていくしかないと思います。 もちろん、病気とはカルマだけが作り出すものではなく、今世で生きてきた自分の信念が多いに影響しています。 そういったものをつぶさに内観によって見つめていき、他方で自分自身の霊性を発揮していくような前回と今回で述べてきた総合的なやり方で自分自身のバイブレーションを上げていくことも必要となるように思います。 でも、旦那さん(奥さん)に変わってほしいと思うなら、まだ簡単です。 自分自身が変わればよいのです。 もしかしたら、自分が変わることで、離婚し(転職し)、別の人生を歩むことになるかもしれません。 でも、それはそれでOKだと思います。 まずは自分が変わってから、次のステップに進んでいるからです。 でも、自分が変わる前に、いくら表向きの環境を変えてみたところで、何度も何度も似たような状況を引き寄せるだけです。 それは、もしかしたら今世だけではなく、来世にも持ち越されるかもしれません。 でも、それがいいか悪いかではなく、すべてはその人の選択なんですよね。 要は、好きにしたらいいわけです。 ですが、好きにしたらいい代わりに、自分がしたことの全責任は自分自身にあります。 占い師が言った通りにやったら、うまくいかなったじゃないかぁ〜! ではないんだと思います(笑) すべて自分で意図して、決めて、行動して、人間関係や仕事、家庭環境、病気等々に向き合っていく「しかない」んだと思います。 なぜなら、自分が直面するのはほかでもない、自分の人生だからです。 高次の存在に丸投げとかそんなんじゃなくて、まずは自分が変わろうと「決める」ことだと思います。 変わろうと決めれば、じゃあ次は何が必要かが見えてきます。 まずは自分の足元を見つめてみることから始めてみる、これは基本ではないかなと思います。 家庭環境がうまくいっていないのに、自分自身のインナーチャイルドを救えていないのに、世の中全体を変えようとしたって、変わりませんよ。 まずは自分自身が救われる必要があります。 人間って、所詮エゴの生き物です。 エゴが誘導して、自分はエゴそのものに違いないと毎日体を見ながら言い聞かせて、普段我々は生きています。 ですから、エゴを排除しようとか、エゴをなくしてしまおうと思っても、無駄だと思います。 むしろ、エゴがあるから生きられるのであって、現実世界を体験できるのであって、エゴ様ありがとうですよ(笑) でも、どうせ生きるなら、周りの人と調和して、心すこやかに日々を過ごして、仕事や家庭環境でも充実して生きたいですよね。 そのための一つのやり方が、前回や今回述べさせていただいている方法です。 もしよければ、騙されたと思って試してみて下さい。 自分自身が驚くほど変わります。 私は結局、すべてを強制的に手放しをさせられて、カバン一つで山口に出てきました。 一からやり直したわけです。 でも、自分自身が変わろうと決めて自分自身を深く見つめていき(リーディングしていき)、生きていることそのものにフォーカスしていった結果、仕事も次第に順調になり、自分がしたい方向に自分自身を導くことが出来るようになっていきました。 ですから、いろんな問題で苦しんでいる方にも、ぜひ試していただきたいのです。 Some rights reserved by twistyfoldy.net | |
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