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‘骨に付随する’何か
 
2016年10月25日 15時25分の記事

ドキソルビシン(doxorubicin)抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の一種
1967年にイタリアのFarmitalia研究所のF. Arcamoneらにより、Streptomyces peucetius var. caesiusの培養濾液中から発見されたアントラサイクリン系の抗腫瘍性抗生物質である。 アドリアマイシン(Adriamycin)ともいう。商品名はアドリアシン(販売:協和発酵工業)。DXRまたはADM(あるいはADR)という略号で表されることもある。世界保健機関 (WHO) の下部組織によるIARC発がん性リスク一覧のグループ2に属する。ヒトに対する発癌性の限られた証拠、動物実験での十分な証拠がある。

同ドキソルビシン より 作用機序

腫瘍細胞のDNAの塩基対間に挿入し、DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼ、トポイソメラーゼII反応を阻害し、DNA、RNA双方の生合成を抑制することによって抗腫瘍効果を示す。細胞周期別では特にS期に高い感受性を示す。
wikipedia

   *

「乾燥時も溶解時も赤。なぜこの骨格の物質が赤いかという質問でしたら、芳香環の数と配置による偏光性のせいのでしょう」
yahoo知恵袋


そのたび 赤い尿が排出されるため それでなくてもあれなのに
憔悴しきってしまうような・・



  ・・・・・・・・・・
著者は 業界の方でしょうか?


『夫婦同時ガンになって』 2006 菅沼定憲

【白血球対策】

(一本の樹のなかにも流れている血がある
 樹のなかでは
 血は立ったまま眠っている)
 若き日の寺山修司の詩です。

  聖書の『レピ記』には「身体の生命は血液にある」と記され、コーランによれば、マホメットは大天使ガブリエルから「主は凝血から人間をつくった」という啓示を受けたとされています。
  血液の量はその人の体重の約8%、心臓というポンプによって全身へ送り出され、約一分間で再び心臓へ戻ってきます。赤血球は酸素をはじめとする栄養分を全身の細胞へ運搬し、白血球は生体防御のため病原菌の殺戮、抗体づくり、免疫づくりの役割を果たします。
  現代医療では、肉体の内部の病気を探る方法として、X線をはじめとする透視検査と血液検査がまず行われます。私も最初の診療から手術を経て退院まで数えきれないほど採血をされました。
  妻も採血の結果白血球が非常に少ないことが判明し、抗ガン剤治療が一旦ストップしたままです。
  早くはじめてくれないと、ガンが大きくなってしまう、と焦るのは素人考えでしょうか。
  対策として血液内科の杉本耕一助教授を紹介されます。
  そして、骨髄穿刺(通称マルク))と骨髄生検を受けることになりました。血液の病気について骨髄を調べる検査です。
  以下、妻の報告。
「怖かったよう、マルクって。うつ伏せにされて背骨の上に麻酔されて、針で突かれてね、痛いですか? って訊かれるの。痛くないって答えたら、太い針らしいものを力いっぱい刺されたわ。皮膚や筋肉は痛くないけど、骨には麻酔が効かないのよ。痛いっていうより、なんか説明のしようのない気持ちわるさでさあ、恥ずかしいけど悲鳴あげちゃったわ。そのあと、ベッドで一時間寝ていたけど、なかなか元気がでないの。もうあの検査は二度といや」
  その後、トイレできばった際、針を刺されたところから若干の出血があり、検査室へ戻って絆創膏を貼り直してもらったり、打ち身のような痛みが一日あったり、と後遺症に悩まされました。
  採取された骨髄液は、細胞形態や組織形態を調べられ、細胞表面のマーカー検索も行われた結果、臨床病理科の診断は、正形成せい骨髄で、赤芽球系に形態異型が認められますが、頴頃粒球系、骨髄巨核球系の異形成所見はなし、ということです。白血球2300という数値は一種の特異体質ということでしょうか。現に、妻は風邪を悪化させたこともなく、数年前の子宮筋腫以外は健康に54年間過ごしてきたわけです。
  本来ならば、白血球の数値が3000以下になりますと免疫力低下のため単なる風邪が肺炎となる心配があります。田原節子夫人の場合、抗ガン剤治療の真っ最中ということもありましたが、数値が2000台になったとき、隔離病室に移されたそうです。ガンは個人個人で症状もクスリの影響力も違う、と私たちはしっかり勉強してきたつもりですが、やはり2300という数値にたいしての不安は消せません。抗ガン剤を打てば白血球の数値は94%の確率で低下するのですから。
  それでも、血液内科杉本先生は、抗ガン剤治療に支障なし、という診断を乳腺外科に送りました。 140〜143


【抗ガン剤治療、及びその中止、そして手術のスケジュール】より

 とにかく、抗ガン剤でガンの病巣をある程度小さくしてから手術する、というのが現時点での最新治療法と私たちは理解しており、乳腺外科の担当医の三浦先生からそれを熱心に勧められた以上、白血球の問題はあっても、「お願いします」と言わざるをえません。
  これもまたひとつのギャンブル、と私たちは考えています。私の大手術を決めたときと同じ心境です。
  9月15日。第1回抗ガン剤投与。
  妻はベッドに横たわり、点滴の針を右手首の静脈に刺されます。
  点滴は、吐き気予防剤を30分、抗ガン剤その一を30分、その二(これは真っ赤なクスリだったそうです)を30分、最後にまた吐き気予防剤を30分、合わせて2時間かかりました。
  直後、トイレに行った妻は真っ赤なオシッコが出て仰天したと言います。赤い色の抗ガン剤のせいです。
  ガン細胞を殺す毒薬を体内に注入したわけですから、決して気持ちのよいものではないことは当時まだ入院中でした私も推察できます。事前に三浦先生から示されたおこりうる合併症、脱毛、吐き気、食欲不振、白血球減少、貧血、口内炎、下痢、などなどのことを勝手に想像して落ち着きません。
  ガン細胞は正常細胞に比べて分裂し、増殖するスピードが速いという特徴を持っています。この特徴を捉えて抗ガン剤がガン細胞を攻撃するわけです。ところが、同じように分裂と増殖の速い正常細胞もあります。血液をつくる骨髄細胞や頭髪をつくる毛母細胞などで、こうした細胞がガン細胞殺戮の巻き添えとなります。つまり、合併症として白血球減少や頭髪の脱毛がおこります。
  自宅でひとり寝ている妻はそれを覚悟して抗ガン剤治療を受けはじめたのですが、大いに不安だと思います。抗ガン剤をはじめて一ヶ月は会社を休んだほうがよい、という三浦先生の忠告も、副作用の辛さを予期してのことでしょう。
  「抗ガン剤の副作用を軽くするクスリが開発されたよ」
  と励ましてくれたのは田原総一朗でした。しかし、それは毒気を弱くするものだと想像します。それでは、ガン細胞を殺す力の弱くなるような気がします。かつて、妻の子宮筋腫の成長を妨げるために月経を止めるクスリを注射したとき、副作用のひどさに音をあげた妻に医師がそれを軽くするクスリを次に打ってくれたことがありました。すると、止めたはずの月経がまた復活し、子宮筋腫が小さくならなかったということを思い出しました。それと似たようなことがおこればガン細胞を殺せません。ここはがまんするしかないのでしょう。 143〜145



骨   麻酔は(どのように 効くのか) 効かないのか


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yahoo知恵袋
骨に麻酔は効く、と多くの知恵袋で書かれていたんですが、 「骨を削る」際にも麻...

sanae108さん2009/9/1522:23:38
骨に麻酔は効く、と多くの知恵袋で書かれていたんですが、
「骨を削る」際にも麻酔は効くのでしょうか?


t185848688さん2009/9/1522:33:21
あまり正確ではないと思いますが、骨膜という膜が骨の回りにあって、骨折の場合 この膜が破れ出血するので気分が悪くなると聞いた事があります。
よって骨自体に神経はありませんが、こういった骨に付随するものに神経がありますから、間接的に麻酔はかかるでしょう。
骨を削る時に、押された感じや振動は伝わるとは思いますが。



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“外科室/泉鏡花”   aozora.gr.jp/cards/000050/files/360_19397. より

このとき夫人の眉まゆは動き、口は曲ゆがみて、瞬間苦痛に堪えざるごとくなりし。半ば目を(「目+爭」)みひらきて、

「そんなに強しいるなら仕方がない。私はね、心に一つ秘密がある。痲酔剤ねむりぐすりは譫言うわごとを謂いうと申すから、それがこわくってなりません。どうぞもう、眠らずにお療治ができないようなら、もうもう快なおらんでもいい、よしてください」

聞くがごとくんば、伯爵夫人は、意中の秘密を夢現ゆめうつつの間に人に呟つぶやかんことを恐れて、死をもてこれを守ろうとするなり。

(夫人、あなたの御病気はそんな手軽いのではありません)「肉を殺そいで、骨を削るのです」



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