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「アサ」の解釈
 
2017年7月4日 6時36分の記事

麻(の布)と 地名などの関連性を思うときに 繋がらない感触‥

長年 何かが挟まったまま そんな感覚がありましたが
名称といいますより 何かと何かが「つながらない」ことが
私にとっての正解(感触)だったのでしょう

....................


土壌の浅いところに草がいっぱい生えていたのだろうか
浅草(台東区)


 草深い武蔵野の中でも比較的茂っていない場所を示すという俗説がある。  アサには水が滞る場所を示したり、アザに通じる言葉で荒地を思わせるし、クサは「腐る」という言葉が語源で、腐食したような土壌の地を示すから、浅草は荒涼とした低湿地そのままの地名である。  杉並区井草や埼玉県川島町伊草(いぐさ)、茨城県境町井草本田も湿地を示し、藺草(いぐさ)の産地に由来するものではない。今津川の沿岸にある千葉県市原市千種(ちぐさ)や愛知県名古屋市千種区千種(ちくさ)もクサ地名で、同じく湿地を示す地名だ。  岐阜県大垣市浅草は揖斐川と杭瀬川に挟まれた沖積平野の湿地帯にある。 20



麻の布きれなんかが地名になるわけがない
麻布(港区)


 麻を植えて布を織りだしたところか、草が麻々と生える土地を示すという説は、漢字を単純に解釈したもので従えない。  麻布は西麻布、元麻布、麻布台、麻布十番などに名を残しているが、麻の布というまことに都合の良い表記であることが、この地名が植物の麻と関係の無いことをかえって強く物語っている。
  その地名由来は、崩れ易い崖地を意味するアズとその周辺を示すすべ(辺)のアズベがアザブになまったもので、麻布台地をめぐる坂道や崖地の多い麻布界隈の地形をよくあらわしている。
 アザブはアサフ、アソウなどに転じ麻生という地名が全国各地に多く、神奈川県川崎市麻生(あさお)区もアザブから転じた地名だ。  杉並区阿佐谷は、桃園川の浅い谷地を示すという説があるが、やはり崖地を示すア・サ・ガ・ヤ(谷)の転と考えられる。  また広島県広島市阿佐南区のアサもアザの転であり、崩壊しやすい急傾斜地を示している。 21



小豆は地名になるほど特別貴重な穀物だ
小豆沢(板橋区)


(ここには、平将門が貢物の小豆を運送中、船が難破しその小豆が荒川の入り江に… 21)

『地形由来でみる東京の地名』2015 山内和幸




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