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「脾臓の過去」
 
2017年11月26日 15時27分の記事


生命とリズム/三木成夫
2013年/河出書房新社(元本/1996年 築地書館)

不可思議な斜陽臓器

 ひところ“斜陽”という言葉のはやったことがある。脾臓がペニシリンのおかげで、しだいにこの斜陽の臓器となりかかったのが、あたかもその頃のことと思われるが、今日ではもはやこの臓器の話はあまり耳にしない。つまり医学の世界でも、がぜん脚光をあびる問題と、そうでない問題が目まぐるしく変わってゆくものであるが、しかしこのような時の流れとは、やはり無関係に、脾の正体はいぜんとして謎であると思われる。

  ローマのむかし、ガレノスはこの脾臓のことを“神秘に満ちあふれた”といったが、今もってこの臓器の生いたち、すなわちその過去を知っている人は、誰ひとりとしていないのではなかろうか……。

  さて話が数年もまえに遡って恐縮だが、筆者が秋の講義の予習で、この謎の臓器について調べていた時、脾静脈が肝へ流入するようすにひどくひかれたことがある。とっさに、脾はむかし消化管の一要素としてできたものではないかと考え、さらにこれは、例えばパイエル氏板(腸扁桃)のようなものが胃壁からくびれ出してできた――“胃扁桃”みたいなものではないかと想像し、ひとりで興奮したものであった。

  そしてその翌年の春であったと思う、談たまたまこれに触れるや、恩師小川鼎三教授(当時東大解剖)がおもむろに両膝をのり出され、この私をまっすぐに指さされ、これまた興奮の反応を示されたものであった。ヒマラヤ雪男の足跡の、あの写真をご覧になられた時のことが想像されてくる。


脾と腸循環との仲

  私の研究はこのようにして始められたが、手はじめに原始脊椎動物の古い型の脾臓を調べているうちに――

(1)宗族発生的に、なるほど脾は腸壁からとび出してできる。
(2)脾が血管系に挿入された臓器であることは、一般の一致した見解である。
(3)しからば、脾は胃腸の壁の血管と深い仲をもって発生したものでなければならない。

  というわけで、この臓器の生いたちを調べるためには、どうしても胃腸の血管発生の経過を知る必要に迫られてきたのである。そしてこの時はじめて、どのハンドブックにも教科書にも、こちらの知りたい血管発生の説明は、ただの一行すらなされていない厳粛なる事実を知ったのである。つまり脾の由来を筆者のような観点から調べようとしても、それは現状ではできない相談であることがわかってきた。

  さて浦良教授の名前は『実習人体解剖図譜』を通して、おそらく50歳未満の方であれば、たいていご存じのことと思う。しかし同教授が、この血管発生に関してなしとげた歴史的な業績を知る人は少ない。それは今世紀初頭、哺乳動物の米粒のような胎児の血管に、欧米の学者たちがこぞって色素の注入を試み、すべて、さんたんたる失敗に終わったことがあったが、同教授は半世紀ののち、大戦のさなかから今日まで、両生類・魚類はおろか、ヤツメウナギのけし粒のような幼生の血管にまでその注入を成功させ、しかもそれらを系統的にピンセットで「解剖」して血管形成のルールを徹底的に追究したのである。それは神経学におけるカハール以上の成果と思われる。

  さて話がもどるが、その年の夏の学会のひととき、筆者の考えを即座にのみこまれた浦教授は「自分は脾との関係をあまり追跡しなかったが、しかし有尾両棲類で調べると君の考えはたちどころに証明されるだろう」と予言され、オオサンショウウオ(中国山地蒜山 ひるぜん 原産)の注入標本をまことに惜し気もなくくださったのである。 241

(腸管二次静脈を産み落とす 241-242)

(古生代の夢の再現 242-244)

(造血の古都 244-245)




・・

といった あれだそうで (記入未定)


11.26?昼 入園時に受付のあれな対応に 冷や水一滴(一喝)

オオアマナについて質問をした方・・気になっておりましたが
延延のようでしたら どこかがまた枯れてしまいますので

・・考えねばなりません   本当に疲れます

その後 うちこみ でした



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下 excite.ニュース 女性コラム (12.6付) 保存

胎盤が「老化する」「古くなる」って本当?

mamatenna 2017年12月6日 05時58分 (2017年12月6日 07時15分 更新)


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今現在、妊娠中のプレママさんは「胎盤が古くなる」という話を聞いたことはあるだろうか? ネットで検索をかけると「胎盤も老化する」「胎盤は古くなると石灰化すると医師に言われた」という言説が飛び交っている。

だが、筆者の周囲にいる何度かの妊娠・出産を経験しているママにリサーチをかけたところ、「何それ?」と首をかしげる人も多い。

果たして胎盤は本当に老化するのだろうか? だとしたらお腹の赤ちゃんに影響は? 日本産科婦人科学会にも籍を置く、浜松医科大学の金山尚裕医師に話を聞いた。

●胎盤の状態は間接的にしかわからないのが普通

「『胎盤が古くなる』という言い回しが一般的なのかわかりませんが、胎盤の老化という言葉は通常、あまり使われないはずです。なぜなら現在の医療現場では、胎盤機能そのものを直接的に調べる方法がないからです」(金山医師 以下同)

胎盤の機能を調べる方法がない? お腹の赤ちゃんに栄養と酸素を送り込む大事な臓器であるはずなのに、なぜだろう?

「私たち医師は胎盤の機能そのものではなく、胎盤と胎児をつなぐ臍帯(へその緒)の血流、胎児の心拍数、羊水量などをトータルで見ながら、胎児の状態を診断します。胎児が無事に育っているなら、胎盤の機能も問題なしということ。つまり胎盤の状態は間接的にしか診ていないのです」

●「胎盤が古くなる」の噂が出回った可能性とは

胎盤の細胞や組織を採取する、特殊なホルモン検査をするなどしない限りは、胎盤そのものの状態はわからないのが普通だそう。ではなぜ「胎盤が古くなる」といった言説がネット上で広まるようになったのだろう?

「妊娠37週以降に起きる胎盤の石灰化と混同されているのかもしれません。しかし、臨月に入るとなぜ胎盤の石灰化が起きるのか、メカニズムはわかっていませんが、胎盤は血液の流れがすごくゆっくりなので、その分、いろんなものが胎盤の細胞である絨毛(じゅうもう)につきやすい。カルシウムなどの成分が付着して石灰化を招くのでは、と考えられています」

「石灰化」と聞くと不安になるかもしれないが、心配はいらない。

「37週を過ぎると、石灰化していくのはごく普通のことです。石灰沈着がみられたからといって、医師からとくに指示がなければ、普段通りで大丈夫。むやみに心配する必要はまったくありません」

憶測だけで書かれたネット上の古い記事を鵜呑みにするのは、それこそ余計なストレスのもと。医療の現場は日々アップデートされている。疑問はその都度、医師に確認しよう。
(取材・文:阿部花恵 編集:ノオト)


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