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さじ みずや
2019年3月3日 11時1分の記事
投稿 正午
『正午の茶事』より
水屋
水屋は茶室の勝手・台所にあたるところ
茶事に用いる諸道具を用意し また心構えを準備する場所といえ
さらに 使用後の茶器類を清め 整理整頓をするところでもある
「現在では一般に「水屋」の文字をあてていますが、これは社寺の水屋形から来たものであり、点前の前に心身を清める場所・部屋を水屋形に通わせて、略して水屋といったものです。」
他に
・水を使用する場所の意をもつ水遣
みずや
・点前の前に沐浴
もくよく
して行なうことから 浴の字を二分して水谷
みずや
・茶事をとどこおりなく都合よくする準備の場の意味から勝手ともいう
また水屋という言葉は単に茶室に付属する設備を表すだけでなく
茶事全般を心得ていて 臨機応変のはたらきをも意味しており
そこに控えて仕事をする人を指して水屋・お水屋と称する
「昔から、水屋をみればその茶人の修業の程度がわかるといわれるほどのもので、水屋という役は、席中の亭主に呼応して、いわゆる一座建立を成し遂げるための影の要
かなめ
であるだけに、余程の巧者でなくては勤まらないものです。とかく水屋は陰の場であり、本席に対して粗略な所であるといった認識がままみられることは、非常に残念なことであり、今一度考えていただきたいことです。」
水屋は茶事や露地とともに茶事を催すための必要不可欠の三要素
家元においても 修業の第一歩は「水屋」を勤める
「昔から心ある指導者は、水屋の修業を十分に仕込んでからでないと点前の稽古はつけなかったものです。」
水屋の形式や構造は茶室の広さや茶道口 給仕口などに応じて決め
広さはふつう三畳から四畳敷くらいで 水屋流しと物入れからなり
水屋流しの上には四段の棚があり
最上段の棚はむく板の通し棚 中二段の棚は浅棚の通し棚
下の棚は簀子棚で茶碗棚ともよび 中ほどで止まってクリ形の板で受ける
棚の上にのせる道具は 一つ一つ場所が決められており
それを「水屋かざり」と称している
流しの奥行は 一尺五寸(約45センチ)くらいで 竹の簀子を置く
腰板の高さは柄杓がらくにかかるほどで
一尺七寸(約42〜51センチ)くらいにして竹釘を打つ
ほかに茶筅や釜据などもかけるので釘の間隔は一様ではない
流しの手前 縁甲板の下に炭入を設け 炭をとり出せるようにする
「物入は水屋での作業が邪魔にならない場所に設けるが、とり出しやすい場所であることを考慮する。」
122
水屋の道具
冒頭部より
「ここに記載した道具は、いずれも常備の道具であるが、これらは全てが揃わないと茶事ができないということではなく、まず、各々の道具が備えているはたらきの要素を通して水屋の仕事を理解することであり、そのうえで応用できるものは応用するといった姿勢が大切なことであるといえます。」
水屋を勤める場合の衣服は 着物に前掛け・襷
たすき
が
もっとも理にかなっているといえる
「それは時として、水屋方が席中に出なければならないことがあるもので、その時に着物であれば、前掛けひとつをとれば正装として通用します。席中と水屋の場のちがいを一瞬にして越えるはたらきが備わっていることを考えていただきたいものです。」
123
茶の湯実践講座『正午の茶事』正午の茶事 (風炉編) /千 宗室
(S60年初版)H12年9版/淡交社
・・・・・・
よみかたは こちらさまによりますと・・
https://ameblo.jp/cocolo-chan/entry-11579742380.html
(裏=)「ちゃじ」 (表=)「さじ」
「茶道」の読み方
https://hiramatu-hifuka.com/onyakblog/?p=2227
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2019/03/02(土)15:39/book-off=マック/カフェラテ(S)
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