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三木成夫 で検索した結果

  • 「自立する道」について。 数年前の、今の、(異常な)こともありますし、色々浮かびます。 異常である面は、 自分が見ている方向や、見るべき物事を、強く認識させます。 海のなかの脊椎動物の脾臓は、みな腸壁と融合しているはずで、 陸上動物の脾は、すべて腸壁から離れ、それぞれ独立する。 両者の移行型が肺魚の脾臓。 しかし、型どおりではなく、 身近な魚はどれもみな腸壁から離れた独立脾を示すという厳然たる事実がある。 (三木成夫)1925年生まれの方。 独特な道筋。 ヴァイデンライヒ 脾臓はいかにして故郷の腸壁を離れていったか …検索で、歌詞が出るケースも。 http://worldfolksong.com/sp/songbook/germany/der-letzte-abend.html wikiかな。 音写:羅侯羅、羅怙羅、羅護羅、何羅怙羅、羅吼羅、羅雲など 漢訳:障碍、障月、覆月、覆障など 「諸説あるが、彼の名前の由来には様々な説がある」 (三木氏)「女性の月経という"残り火"に僅かのおもかげ」を留める「相」、 なんて表現も出てきたり。 三木氏の著書紹介 造血器官の変化とか。 骨髄-コトバンク 2015年3月の終わり、日常のメモも。 和音内、ヤツメウナギ で検索した結果 (5月4日追加) 抜粋 三木成夫 『胎児の世界』人類の生命記憶 中公新書 2017年08月29日 | 読書 惚けた遊び!
    2022年4月28日 12時37分
     
  • 生命とリズム/三木成夫 2013年/河出書房新社(元本/1996年 築地書館) 不可思議な斜陽臓器  ひところ“斜陽”という言葉のはやったことがある。脾臓がペニシリンのおかげで、しだいにこの斜陽の臓器となりかかったのが、あたかもその頃のことと思われるが、今日ではもはやこの臓器の話はあまり耳にしない。つまり医学の世界でも、がぜん脚光をあびる問題と、そうでない問題が目まぐるしく変わってゆくものであるが、しかしこのような時の流れとは、やはり無関係に、脾の正体はいぜんとして謎であると思われる。   ローマのむかし、ガレノスはこの脾臓のことを“神秘に満ちあふれた”といったが、今もってこの臓器の生いたち、すなわちその過去を知っている人は、誰ひとりとしていないのではなかろうか……。   さて話が数年もまえに遡って恐縮だが、筆者が秋の講義の予習で、この謎の臓器について調べていた時、脾静脈が肝へ流入するようすにひどくひかれたことがある。とっさに、脾はむかし消化管の一要素としてできたものではないかと考え、さらにこれは、例えばパイエル氏板(腸扁桃)のようなものが胃壁からくびれ出してできた――“胃扁桃”みたいなものではないかと想像し、ひとりで興奮したものであった。   そしてその翌年の春であったと思う、談たまたまこれに触れるや、恩師小川鼎三教授(当時東大解剖)がおもむろに両膝をのり出され、この私をまっすぐに指さされ、これまた興奮の反応を示されたものであった。ヒマラヤ雪男の足跡の、あの写真をご覧になられた時のことが想像されてくる。 脾と腸循環との仲   私の研究はこのようにして始められたが、手はじめに原始脊椎動物の古い型の脾臓を調べているうちに―― (1)宗族発生的に、なるほど脾は腸壁からとび出してできる。 (2)脾が血管系に挿入された臓器であることは、一般の一致した見解である。 (3)しからば、脾は胃腸の壁の血管と深い仲をもって発生したものでなければならない。   というわけで、この臓器の生いたちを調べるためには、どうしても胃腸の血管発生の経過を知る必要に迫られてきたのである。そしてこの時はじめて、どのハンドブックにも教科書にも、こちらの知りたい血管発生の説明は、ただの一行すらなされていない厳粛なる事実を知ったのである。つまり脾の由来を筆者のような観点から調べようとしても、それは現状ではできない相談であることがわかってきた。   さて浦良教授の名前は『実習人体解剖図譜』を通して、おそらく50歳未満の方であれば、たいていご存じのことと思う。しかし同教授が、この血管発生に関してなしとげた歴史的な業績を知る人は少ない。それは今世紀初頭、哺乳動物の米粒のような胎児の血管に、欧米の学者たちがこぞって色素の注入を試み、すべて、さんたんたる失敗に終わったことがあったが、同教授は半世紀ののち、大戦のさなかから今日まで、両生類・魚類はおろか、ヤツメウナギのけし粒のような幼生の血管にまでその注入を成功させ、しかもそれらを系統的にピンセットで「解剖」して血管形成のルールを徹底的に追究したのである。それは神経学におけるカハール以上の成果と思われる。   さて話がもどるが、その年の夏の学会のひととき、筆者の考えを即座にのみこまれた浦教授は「自分は脾との関係をあまり追跡しなかったが、しかし有尾両棲類で調べると君の考えはたちどころに証明されるだろう」と予言され、オオサンショウウオ(中国山地蒜山 ひるぜん 原産)の注入標本をまことに惜し気もなくくださったのである。 241 (腸管二次静脈を産み落とす 241-242) (古生代の夢の再現 242-244) (造血の古都 244-245) ・・ といった あれだそうで (記入未定) 11.26?昼 入園時に受付のあれな対応に 冷や水一滴(一喝) オオアマナについて質問をした方・・気になっておりましたが 延延のようでしたら どこかがまた枯れてしまいますので ・・考えねばなりません   本当に疲れます その後 うちこみ でした ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以下 excite.ニュース 女性コラム (12.6付) 保存 胎盤が「老化する」「古くなる」って本当? mamatenna 2017年12月6日 05時58分 (2017年12月6日 07時15分 更新)
    2017年11月26日 15時27分
     
  •  ≪羊水と古代海水≫  (モノクロのイラストの 上部が1 中が2 下が3) 「1が古生代の水生卵、2が中生代の陸生卵、3が新生代の着床卵。母なる海から母胎のなかへ、生命が海の水と抱き合わせにとる込まれていく過程が見られる」(図に添えられている文) 『胎児の世界』より 「羊水に漬かった胎児がその小さな肺でもって羊水呼吸を営むという図柄は、何かあの太古の海の鰓呼吸を思わせるものがありはしないか」 「あの脊椎動物の上陸のとき、かれらはその古代の海水を「いのちの水」として持って上がったのだ。からだのすべての細胞をその体液にひたしながら。それは「血潮」のことばに如実に表現されているではないか」 (モノクロイラスト図は)「脊椎動物の卵を系統的に並べたものである。上は魚類と両生類の水中に産み落とされる卵。中は、爬虫類と鳥類の陸上に産み落とされる卵。下は、哺乳類の子宮に着床する卵。それぞれ古生代、中生代、新生代を象徴するものと見られる」  まず、上の水生卵では、その卵膜をとおして、胚を包む「いのちの水」が外の海水と融通無碍に交流する。胚はそこから酸素と水とミネラルを吸収し、炭酸ガスと老廃物をかわりにそこから排泄する。食物といえば、みずからの腸のなかに母親がいっぱいに詰め込んでくれた卵黄顆粒の遺産がそれだ。「卵黄」とよばれるこの胚の食料は、植物の澱粉類を材料として母親が丹精こめてつくり上げてくれた、まさに「栄養の精」とよばれるにふさわしいものであろう。胚は、この蓄えを少しずつ消費しながら刻一刻と大きくなり、しだいに柔らかさを増すと、この卵黄をついに自力で破って、水底の砂の上に静かにその身を横たえる。お腹はまだ布袋(ほてい)のごとく身動きもままならぬ状態だ。胚はしかし、ここで初めて外の海水に肌を露わにし、これと直接交流しながら、その無限のふところに大きく包み込まれることとなる。かれらにとってこの大海原が「母」となることは、だから、もうまぎれもない事実ではないか。太古の海が生命誕生の母胎であることは、これまでおりにふれて述べてきたが、それを端的に物語る一つの情景である。この時期の胚は一般に「幼生」とよばれている。  次に、陸生卵を見よう。これはもう、母なる海のふところから遠く離れた陸地に産み落とされる。そこでは、胚が固い卵殻で包装されるが、それは、卵管を下がる途中、その壁から分泌された理想の通気性を誇る“防水布”で、母親の最後の心尽くしであろう。ここで、殻のなかの胚を見ると、そこには、まったく新たな二種の袋ができている。透明な薄い膜の袋だ。その一つは、卵黄膜の袋の後ろから出た巨大な膀胱の袋だ。卵生時代の便器の役目を果たすので、「尿膜」とよばれるが、これはまた、その外面を殻の内側に密着させ、その血管を介して殻の外の空気とガス交換をもおこなう。もう一つが、問題の袋だ。それは胎児の皮膚が翻転して、からだ全体をおおったもので、なかにいっぱいの羊水を満たす。したがって胎児は、あたかもこの羊水に浮かぶ恰好となる。古海洋学の成果を参照すると、この羊水の組成は古代海水のそれと酷似する。脊椎動物の上陸が“海水をともなって”おこなわれたことの、それはまぎれもない証拠ではないか。この事実が本書を支える一本の柱となることはいうまでもない。  終わりに、下の着床卵を見よう。ここでは、胚全体が栄養膜に包まれて子宮の壁にもぐり込む。その付着部では、この膜が無数の絨毛を出し、その場の壁にできた“血の池”に根を下ろす。この部分を「胎盤」とよぶ。ヒトの胎児では尿膜の血管が臍の緒をとおってこの壁に到達し、血の池を介して母胎の血流と交わり、ここでガス交換と併行して栄養物と老廃物の吸収・排泄をもおこなう。したがってここでは、栄養を蓄える卵黄膜の袋も排泄を助ける尿膜の袋も本格的に働くことはなく、ただ遠い卵生時代の名残をとどめるのみとなる。しかしこれに対して「羊膜」の袋は、ここでも満々と羊水をたたえるのである。この羊水は、だから、産み落とされた卵のなかにではなく、いまや子宮のなかを満たす。こうして、ついに母胎のなかにすでに古代の海が宿されることになるのである。「海をはらむ族(やから)」が哺乳類の別名といわれるゆえんであろう。  このように見てくると、わたしたちは、遠い古生代のむかしだけでなく、胎児の時代においても、同じ海のなかにいたことがうかがわれる。そしてこの海との繫がりは、「上陸」ののちも、また「出産」ののちも、すでに述べたように血液を介して、いまもおこなわれているのであるが、このことは他のどんな陸上動物についてもいえることであろう。それどころか、すべての動物とすべての植物は、かたちこそ異なれ、めいめいのやり方でその遠い海と繫がっているのである。わたしどもは、このような地球の生物の究極の故郷である「海」というものの一つのシンボルとして、ここで躊躇することなく「塩」の結晶をあげるであろう。  塩。これこそ“海の精”であり、わたしたち地球に棲む生物のいのちの最後の綱を象るものではないか。いつの日にか、宇宙生物たちが一堂に会するとして地球生物の旗印を求めるとなれば、もはやこれ以外にはありえないといえるほどのものではないか。地球を代表するかれらはみな、その胸に故郷のシンボルマーク“塩の結晶”をつけて堂々の行進をおこなうことであろう。それはまさに地球の「関数」ということができる。 「塩はこうして、地球上の生命をいまも支えつづける。かれらにとって、海の水から塩をとり出すその行為は、だから、もっとも厳粛なる生の営みということになる」 ケッショウ  なのですね   。 。 。 (『胎児の世界』掲載画像などを置いてくださっている方) http://urushi-art.net/hitokoto/2008/518/heart.html
    2014年7月9日 14時37分
     
  • 『胎児の世界』より  わたしたちは母胎のなかで、いわゆる十月十日(とつきとおか)の間、羊水に漬かって過ごす。そこでは、この液体が胎児であるわたしたちの口のなかはもちろん、鼻のなか、耳のなかなど、およそ外に通じるすべての孔に入り込み、からだの内外を」くまなく潤い尽くす。  胎児は、拇指(おやゆび)の先ほどの大きさになると、舌の輪郭が定まってくる。それは受胎二か月の半ばのころか。もう神経はできているだろう。だから、そこでは感覚も運動も可能なはずだ。これが三か月に入ると、一人前に舌なめずりをおこない、舌つづみを打ちはじめるという。身長は4センチで三頭身といったところだが、このころかれらは、この液体の味見に明け暮れる。というより、そこでは顔も頭も口もどこもかしこも“羊水漬け”で、それ以上はもうどうしようもないのだから・・・・・・。  それだけではない。この小さな胎児は喉を鳴らしてこれを思いきり飲み込む。そして来る日も来る日も、これを飲みつづける。こうして羊水は、胎児の食道から胃袋までをくまなくひたし、やがてそれは幽門の関所を越えて腸の全長に及び、そこで何がしかが吸収されるのであろう。この羊水のなかには、当然たれ流しの胎児尿が含まれているはずだから、ここでは胎児のからだが羊水循環の毛細管の役目を果たすことにもなる。  まだある。かれらは、なんと、この液体を胸いっぱいに吸い込むのだ。まぎれもなくその小さな肺の袋にこの液体は流れ込む。これは感覚的に理解できないことだが、間違いない。もちろん、吸うだけではない。当然、それを吐く。胎児のこの「羊水呼吸」は、それ以後、半年にわたって出産の日までつづけられるという。  ここでは、臍の緒を介して血液のガス交換が営まれるので、どんな呼吸も必要はない。しかし、たとえば母親の物思いによって無呼吸の状態がつづくようなとき、増量した血中の炭酸ガスが臍の緒を通って胎児の延髄に至り、そこの呼吸中枢を刺激するといった自体が起こるという。ここで胎児もまた大きく溜息をつく。母と子の二重奏といったところか。  ちなみに、出産のときにこの羊水は、最初に勢いよく吸い込まれた空気に押されて、たちまち両肺の周辺部に散らばり、一種の無菌性肺炎の状態となるが、これは約一か月で血中に吸収されるともいう。 「陸上動物の肺は魚類の鰓腸に所属する。そこでは鰓孔が打ち抜かれるかわるに、鰓腸の壁が薄くなって鼻提灯のように膨れ上がる」 ・・・・・【肺魚】(ハイギョ) wikipedia・・・・・・・・・・ 肺や内鼻孔などの両生類的な特徴を持つ魚で、肉鰭綱・肺魚亜綱に属する。 約4億年前のデボン紀に出現し、化石では淡水産・海産を合わせて100種以上が知られるが、現生種は全て淡水産で、オーストラリアハイギョ1種、ミナミアメリカハイギョ1種、アフリカハイギョ4種の、計6種のみが知られる。「生きた化石」と呼ばれている. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 肺魚では 「鰓孔の列と、その最後列から出る肺の袋と、水陸両用の装置が一列に並んでいるが、この模様は、鰓孔と肺がいわゆる「相同器官」であることをわたしたちに教える。いいかえれば、鰓腸の壁が水呼吸と空気呼吸に応じてそれぞれのかたちに変身をとげたことになる」  こうしてみてくると、母親のお腹のなかで、羊水に漬かった胎児がその小さな肺でもって羊水呼吸を営むという図柄は、何かあの太古の海の鰓呼吸を思わせるものがありはしないか。  それは実際そうなのだ。あの脊椎動物の上陸のとき、かれらはその古代の海水を「いのちの水」として持って上がったのだ。からだのすべての細胞をその体液にひたしながら。それは「血潮」のことばに如実に表現されているではないか。    。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 <k*blanc 2011.12.19 「液体の中で」> 石炭紀の頃といわれているのだろうか・・   「羊膜の出現」というような記述を見るとき  羊という字が使われていることに気づく 「羊水は古代海水のなごり」といわれるのは  「人は羊水で育ち誕生する」わけで  羊水は古代海の元素構成を維持している・・ から 塩分濃度が約0.9%であるとか・・ 血液や涙の塩分濃度も・・・ 「生物学的にも、現代海水と血漿や羊水(古代海水)は ニガリ(マグネシウム塩)の量に大きな差があります」 「ヒトの体液塩分濃度は約0.9%に保たれているが、これは進化の過程で、脊椎動物が陸生化した当時の海水濃度にその浸透圧調整能を固定化したためである。その後海水濃度は上昇し、現在は約3.5%である。」 -------------------------------------------  『胎児の世界』  (「三木成夫語録/胎児の世界」ー人類の生命記憶ー より) 「胎児は、受胎の日から指折り数えて30日を過ぎてから僅か一週間で、あの一億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとくに再現する」 〜 この羊水は、だから 産み落とされた卵の中にではなく、いまや子宮のなかを満たす。こうして、ついに母胎のなかにすでに古代の海が宿されることになるのである。「海をはらむ族(やから)」が哺乳類の別名といわれるゆえんであろう〜 〜 “塩”これこそ“海の精”であり  わたしたち地球に棲む生物の命の最後の綱を象るものではないか〜 ------------------------------------------- 羊膜 amnion(amnios)←amnos(羊)というギリシャ語からきているらしい  生まれたばかりの膜に包まれている羊(amnos)からそのように呼ばれるようになった  とか 生贄の羊の血を受けるお皿(amnios)からきている などといった説があるとか   いつのときか どこかで どのようにか名付けられ そのままそれが使われている それぞれの名称などのとらえかたにより・・ また なにかの前提があったり なかったり  というところでも意味合いは変化するのだろう 「有羊膜類は羊膜と呼ばれる膜で胎児を完全にくるみ込むタイプの生き物」 「羊膜の内側には羊水が満たされ 衝撃や乾燥などから胎児を守る」 羊膜は 胚を包み込む「胚膜」の一種  胚ができると  外胚葉と中胚葉の両方から膜が広がり やがて胚を二重に包み込む この外側が「漿膜」   内側が「羊膜」 「羊水の温度はほぼ一定に保たれているため、胎児を保温する効果がある。さらに、胎児は羊水を嚥下しており、栄養的な側面もある」 「羊水は母体血液からの滲出や羊膜上皮からの分泌によるが、妊娠後期には胎児尿や呼吸様運動の際に分泌される肺胞液など胎児由来成分が増えてくる」 液性は弱アルカリ性 「母体の血液と胎児の血液とは直接混合していない。酸素・栄養分・老廃物などの物質交換は血漿を介して行われている」 「プラセンタルバリア (placental barrier) という。」 このことから胎盤は胎児側の臓器とも言える 受精した卵細胞が一部は胎盤に一部は胎児に分化していく  発生学的に胎盤と胎児は同一の起源をもつ 胎盤は 胎児細胞の分化や増殖をコントロールするだけでなく 各種臓器や筋肉 血管 骨などの組織・形態を造るよう細胞に指示する また 肺 肝臓 腎臓 消化管 各種ホルモンの分泌臓器などの機能を代替 羊膜に包まれた形で産まれてくることになる 生まれた子の肺に残った羊水は 血液に吸収されるとか 「羊膜はコラーゲンやラミニン、ニトゲンなどの蛋白質からなる厚い基底膜を持つ」 「出産後の羊膜は排泄物とみなされていたが、近年では細胞の培養基質、また角膜移植に羊膜を使うなどの技術も確立されている」 プラセンタ療法の歴史は紀元前古代ギリシャ時代にさかのぼる  ヒポクラテスはその薬効を治療に      秦の始皇帝は不老長寿の薬のひとつとして・・   書物に登場する漢方薬としては紀元後10世紀の頃 最近では放射線や美容に有効だということで・・・・・・・   ------------------------------------------- 水に溶けてただよっていた有機物が 薄い膜で外界とのしきりをつくって  初期の生命となった この膜に包まれた小さな水溶液が細胞  からだをつくる基本単位 細胞の膜は油(脂質) 水をはじく水中のしきり  膜に埋め込まれたたんぱく質が内外の橋渡し 隔離しすぎないような・・ 油が強固なしきりとなるようなケースも ときにはあるかもしれず  ------------------------------------------- なにかが変化していって   どのようにかして 生まれ出でる・・ あるいは ただ変容する
    2014年7月6日 17時9分
     

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