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2016年にはヒラリー・クリントンが、UFOへの政府の関与を調査することを選挙公約にまでした。それが、票を集めそうなほど大いに人々の興味を引くことなのである。「エリア51も地球外生命も存在する、とNA
[森羅万象]
2019年10月12日 17時19分の記事




『エイリアン』
科学者が語る地球外生命
ジム・アル=カリーリ  紀伊国屋書店  2019/8/28



<みんなどこにいるんだ?>
・フェルミが出した結論は、「恒星間旅行に要する距離はとても長いから、光速を超えるものはないという相対性理論の制約により、エイリアンはだれも途方もない長旅をして地球を訪れることなど考えないだろう」というものだった。

<空飛ぶ円盤――目撃と陰謀論をおおまかにたどる >
・あなたは犬の散歩に出かけている。午後も遅い時刻で、あたりは暗くなりだしている。すると空に明るい光が見える。動いている?そう思える。

・そしてふと気づく。そうか! レチクル座ゼータ星系から、アメリカ政府の秘密委員会「マジェスティック・トゥエルヴ(MJ-12)」の黙認を受けて、テレパシー能力のある3人のグレイ(ステレオタイプの宇宙人を、肌の色からこう呼ぶ)の操縦でやってきた偵察機にちがいない。あなたが誘拐されるのはその直後かもしれず、それから体が麻痺して息が詰まり、時間が欠落して、性器のあたりに痛みを感じる。

・私はちょっとふざけている。だが、ほんのちょっとだ。人間の脳の力とはそんなものであり、UFO研究者は、世界中の何千、何万ものUFO遭遇報告を構成する事実と虚構、誤信、信憑性の低さが複雑にからまった結び目をほどこうとするのが仕事で、それはおそろしく大変なものなのである。UFOを信じる人も、疑う人も、「信じたがる」人も、UFOの話題には引き込まれやすい(しかもそれを面白がる)。

・アメリカのジャーナリスト、ドナルド・キーホーは、著書『空飛ぶ円盤は実在する』において1940年代後半の空飛ぶ円盤騒動を調べ、地球は確かに異星文明に観察され訪問されているときっぱり結論づけた。だが、UFO研究――空飛ぶ円盤のような現象の研究――は明らかに「厳密な科学ではない」。

・UFOはまだ実際には地球にやってきていないかもしれないが、われわれの空想ではすでにいたるところに来ている。映画『マーズ・アタック!』(1996年)ではホワイトハウスの芝生に降り立つし、ロズウェル事件以来おなじみの地球外生命「グレイ」は、大きなアーモンド形の目をして、近ごろは絵文字(👽)があるほどよく知れわたっている。

<ケネス・アーノルド事件 「超音速の空飛ぶ円盤、アイダホのパイロットが目撃」>
・空飛ぶ円盤を思い描こう。今あなたの頭に浮かんだイメージは、1947年6月24日、見事に晴れわたった火曜日の、午後3時になる1分前に誕生したものだ。アイダホの実業家でアマチュアのパイロットでもあったケネス・アーノルドは、コールエアという軽飛行機で、ワシントン州のチヘーリスから、レーニア山国立公園を超えてヤキマまで、160キロメートルあまりの距離を飛行していた。

・ほどなく、残りの人生を決めることになるものを目にした。自分の機を照らす、鏡の反射のように明るい一連の閃光だ。そのときほかに見えていた機は、25キロメートルほど後方のDC−4だけだった。そしてアーノルドは光のもとに気づいた。「数珠つなぎになった9個の奇妙な飛行物体」だった。ガンの群れという可能性を排除してから、ジェット機のたぐいにちがいないと考えたが、それを見きわめられず苛立ちを募らせた。陸軍航空軍諜報部への報告で、アーノルドは見たままにこう描写している――「鎖状の列」をなして飛ぶガンの群れ。彼はDC-4とポケットに入れていた道具をもとに大きさを見積もり、レーニア山からアダムズ山まで飛ぶのにかかった時間を計ることで速度も割り出した。時速1900キロメートル超。当時はまだ聞いたこともない速度だった。

・血気盛んなメディアはすぐにそのネタをつかんだ。6月26日、『イースト・オレゴニアン』紙は、謎の物体に対するアーノルドの描写を何通りか引用した。「パイ焼き用の型のように平たい」「コウモリにも似た形」「中国凧の尾のよう」、そしてなにより有名なのが、「空飛ぶ円盤」と「皿のよう」という表現だ。

・興味深いことに、アーノルドは、当初受けたいくつかのインタビューでは地球外生命仮説に触れていない。ところが、マローとのインタビューではこう語っている。
 私は自分の考えについて、おおむね主張を控えていました。もちろん、根っからのアメリカ人として、私たちの科学や陸軍航空軍のしわざでないとしたら、地球外からのものと考えたい気がします。

<ロズウェル事件  「RAAF、ロズウェル地区の牧場で空飛ぶ円盤を捕獲」>
・これは、何百万ドルにもなるエイリアン市場の火つけ役となった、1947年7月の見出しだ。その日に何が起きたのか、それからの年月で話がどう発展していったのかを詳しく検討するには、無数の記事や書籍、テレビのドキュメンタリー、それにエイリアンの話題をとくに扱っていそうなネット情報のおよそ半分を、丹念に調べる必要がある。だが手短に言えばこうだ。牧場主のウィリアム・“マック”・ブラゼルが、ニューメキシコ州の小さな市ロズウェルの北西にあった草地に奇妙な破片が散らばっているのを見つけた。最近ニュースになった「空飛ぶ円盤」(かの有名なケネス・アーノルド事件から数週間しか経っていなかった)の残骸かもしれないと思った彼は、保安官へ通報し、保安官は軍――ロズウェル陸軍飛行場(RAAF)の第509爆弾部隊――へ報告した。破片の回収を監督したのは、ジャシー・A・マーセル少佐だ。「空飛ぶ円盤捕獲」の記事は、公開されるや大騒ぎになる――その後、謎の破片がフォートワース陸軍飛行場へ移されると、記事が取り下げられた。マーセルがしゃがんで破片を持ち上げている写真は有名である(今ではレーダー反射器か気象観測気球のたぐいと公式に確認されている)。とりあえずそこまでは、ほぼだれもが認めるところだろう。しかし、破片がすり替えられていたのではないか?記事の取り下げは、政府によるもみ消しがあった証拠なのか?

・今日、いつしかパロディに陥っているものの、ロズウェルは現代アメリカの大衆文化で重要な一部をなし、政府不信の大きな象徴となっている。2016年にはヒラリー・クリントンが、UFOへの政府の関与を調査することを選挙公約にまでした。それが、票を集めそうなほど大いに人々の興味を引くことなのである。ビル・クリントンもバラク・オバマも、トークショー番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演してUFO問題への自分たちの関与について軽口をたたき、クリントンは、二期目の任期中にロズウェル文書の再調査を命じたことを認めている。キンメルがクリントンに、ロズウェルとエリア51について「エイリアンがそこにいるのを目にしていたら、私たちに教えてくれますか?」と尋ねると、ビルは「ええ…………そうしますよ」と答え、大喝采を浴びた。とはいえ、そう答えるものだとは、あなたも思うだろう。ロズウェルは決して「事件解決」となりえないのだ。

<エリア51  「エリア51も地球外生命も存在する、とNASA長官は語る」>
……ただ、それらは同じ場所ではない。世界一有名な極秘軍事基地へようこそ。エリア51――政府の機密物保管庫――は、物理的な場所というよりむしろ心理的な象徴だ。これまで、25年で、ここはロズウェルとともに、エイリアン全般のいわば代名詞となった。いまや、大衆文化にしっかりと根づいており、『インデペンデンス・デイ』(1996年)などの映画や無数のテレビ番組に登場するSFの舞台となっているのだ。さらにまた、聖櫃[モーセの十戒を刻んだ石板が収められた箱のこと]の正式な保管施設にもなっている。数十年間、アメリカ軍はその存在を認めようとさえしなかったが、今ではグーグル・アースで上空を通過して楽しむことができる。

・そこの周囲は、1980年代に人気の「円盤目撃」スポットとして再び賑わった。理由はきっとおわかりだろう。このあたりを走る、アメリカでもとりわけひとけのない道路「ETハイウェイ」375号線では、伝聞や目撃や陰謀論が、生まれてはとめどなく掛け合されている。

・1990年代の初めにエリア51を有名にした人々がいる。とくに興味深いのがボブ・ラザーで、彼は、1989年にジョージ・ナップというラスヴェガスのテレビレポーターから「デニス」という偽名で取材を受け、のちに本名で再びインタビューされている。ラザーは、グルーム・レイクのエリア51にほど近いパプース乾湖に造られた、さらに極秘の付属施設(丘の斜面にジェームズ・ボンドばりにカムフラージュされた格納庫を備えている)「S-4」で、「上級スタッフ科学者」として数か月働いていたと言った。超極秘の「マジェスティック」レベルの機密取扱許可を受けて、空飛ぶ円盤の仕組みを理解すべくリバースエンジニアリング(分解調査)をおこなうプロジェクトに従事し、「115番元素」を反物質駆動のたぐいで用いる推進システムをとくに専門としていたという。そして自分が見た9機の円盤について、射出成形したかのように継ぎ目も溶接跡もなく、つや消しアルミニウムのようだったと語っている。ラザーは、乾湖の上で1機の円盤のテストも目にした。エイリアンは見なかったが、ブリーフィング(概要説明)の文書でエイリアン解剖の写真は見ていたらしい。
 ラザーの職歴と学歴は、多くの人に疑われている。彼がもっていると言った立派な学位は、記録に残っていないのだ。これは、さまざまな身の危険とともに、当局が自分の存在を消そうとしている明白な証拠だと彼は訴えている。

<レンドルシャムの森事件 「UFOがサフォークに着陸。公式の発表!」>
・「英国版ロズウェル」と称されるこの事件は、当時アメリカ空軍に使われていた、サフォーク州のウッドブリッジとベントウォーターズというふたつのイギリス空軍基地で、2度の夜にわたって起きた。これにはUFO目撃譚の典型的な要素がすべて含まれている。背景に軍、複数の信頼できる目撃者、「メン・イン・ブラック」による隠蔽、宣誓証言、大きな注射器による尋問。だがそれは、核施設付近でのETとの遭遇だったのか? あるいは、近くにあるオーフォードネス灯台にすぎなかったのか? 報告や、供述や、インタビューでの発言は、時とともに変わったが、話の骨子は以下のようなものだ。1980年12月26日の未明、アメリカ空軍のジム・ベニストン率いるパトロール隊が、レンドルシャムの森の謎めいた光を墜落した飛行機によるものと考え、調査に向かった。

・のちのインタビューでペニントンが描写した三角形の機械的な物体は、一辺が2、3メートルで、まったく音を立てず、エンジンや乗員室らしきものは見当たらなかった。触った印象については、「黒く滑らかで、ガラスのよう」と報告している。また、側面のひとつに記号があるのに彼は気づく。知られているどの言語でもなく、図形やシンボルだ(ロズウェルの破片にあった記号を思わせるかもしれない)。午前2時45分、その物体は空中に数十センチメートル浮かび上がり、なおも音を立てずに、上昇して姿を消した。あとで地上に着陸痕が見つかった。

・ホルトは「ホルト文書」と呼ばれる国防省への正式な書状に出来事を記したが、のちに出来事の一部を削除した。ほかの目撃者も報告書を提出したが、年月とともに話が修正され、尾ひれが付いていく。空軍憲兵隊員のラリー・ウォーレンは、二度目のUFOを別の視点から目撃し、奇妙な光をなんらかの機体と解釈して、「宇宙人」を見さえしたと主張している。そうした目撃者は、尋問され、ダークスーツを着た特別調査部の謎の人物たちから、公文書への署名を促されたとも語る。その人物たちを、あの「メン・イン・ブラック」――UFO目撃者の口封じをするのが仕事である政府職員――だと考える人もいる。ペニントンは、彼らに「自白剤」のペントタールを注射された、と退行催眠によって述べている。

・灯台がその正体だったというのが、今なお最も支持されている説明だが、尽きせぬ話は人を魅了しつづけている。とくに、目撃者の多くは(ロズウェル事件と違って)まだ存命中で、イアン・リドパスやジェニー・ランドルズなどの「超常現象」専門の作家が今もこの話についてあれこれ語っているからである。

<ヒル夫妻誘拐事件 「ぞっとするUFO話、夫妻はとらえられたのか?」>
・1961年9月19日の夜、10時半ごろのことである。ベティは夜空に光を見つけ、それは、不規則に動きながら自分たちを追ってくるように見えた。見知らぬ惑星? 流れ星? 飛行機? 車を減速させ凝視すると、光を点滅させている円盤状の機体に見える。やがてヒル夫妻が道の真ん中で車を止めると、パンケーキ形の回転する機体が。30メートル前方で、15メートルほど宙に浮かんでいた。車を降りたバーニーは、双眼鏡をのぞき、黒服を着た小さなヒューマノイド[ヒト型のエイリアン]たちが、円盤のぐるりにある窓からこちらを見ていると妻に告げる。恐ろしくなった彼は慌てて妻のもとへ戻り、車を発進させた。走っている車の背後から、連続する奇妙なビープ音が聞こえてくる。その後ヒル夫妻は、まどろんだ状態(意識変容状態)になったといい、予定より2時間ほど遅い午前5時15分にようやく家に着いた。

・事件から数日後、ベティは出来事をつなぎ合わせた鮮明な夢をいくつも見た。夢のなかではバーニーが幹線道路からそれて森林地帯へ入り、そこでふたりは小さなヒューマノイドの一団に出会い、着陸していた円盤に誘い込まれる。ベティは彼らを、身長150センチメートルほどで目が大きく、口は細い切れ込みで、耳は出ていなかったと描写している。彼らはわずかに片言の英語を話した。円盤に乗ると、やや抵抗したものの、バーニーとベティは別々の身体検査に連れて行かれた。どうやらヒューマノイドのエイリアンとヒトとの違いを知るための検査のようだった。ベティの話では、何もない部屋へ連れ込まれ、耳、鼻、のど、眼を調べられ、髪と爪と皮膚のサンプルをとられたという。へそに大きな針を差し込まれて激痛が走ると、すぐに彼らは手を止めた。ベティは彼らのひとりと会話をし、銀河系の詳細な星図を見せられた。

・2年後、ヒル夫妻は、兵士の心理的トラウマを専門とする精神科医、ベンジャミン・サイモン博士による催眠セラピーを初めて受けた。バーニーは、潰瘍と不安とストレスをなんとかしようと、別の医師からサイモンを紹介されていたのだ。バーニーへのセラピーでは、彼自身の――ベティより詳細な――身体検査、自分と誘拐者たちのあいだでテレパシーを交わすときのひどくぞっとする感じなど、ベティの夢と同じモチーフが現れた。ベティが見せられた星図もこうしたセラピーで明らかにされ、その後復元された。点を結んでいき、ある人々によって、レチクル座ゼータの連星系を示すものと結論づけられたのだ。

<誘拐――地球外生命の接近遭遇の心理学>
・ナショナルジオグラフィック協会が2012年に1114名のアメリカ人を対象におこなった調査によれば、36パーセントが「UFO」の実在を信じており、信じていないのは17パーセントにすぎなかった。残りは「わからない」という回答だ。この調査では、UFO(未確認飛行物体)をエイリアンと明確に同じものとは言っていないので、少し注意しなければならないが、ほとんどの回答者は暗にそのふたつを同じものと見なしていたと考えていいように思える。ここからアメリカの人口に敷衍すれば、およそ8000万のアメリカ人が、本書の寄稿者の大半は「地球外の」生命の可能性をただ推測して時間を無駄にしていると思っていることになる。それどころか、回答者の10パーセントは自分の目でUFOを見たと言っていた。

・同じような結果は、イギリスの調査でも得られている。2014年に1500人の成人と500人の子ども(8〜12歳)を対象におこなわれたアンケート調査によれば、成人の51パーセントと子どもの64パーセントがエイリアンの実在を信じ、成人の42パーセントと子どもの50パーセントがUFOの実在を信じていた。

・J・アレン・ハイネックは、1940年代から60年代にかけてのUFO目撃報告を調査するいくつかのプロジェクトで、アメリカ空軍の科学顧問を務めたアメリカ人天文学者である。当初UFOに懐疑的だったハイネックは、のちに考えを変えたことで有名で、それにより物議を醸した。地球外生命仮説、つまりUFOは地球外生命の宇宙船だとする見方についても、UFO目撃報告は「別次元」から来た知性体のあかしかもしれないというさらに物議を醸した考えについても、擁護できる「十分な証拠」があると言ったのだ。そのうえ彼は、UFOとのコンタクト(接触)の分類体系を作った。

<第一種接近遭遇>
・ハイネックの分類による第一のタイプの接近遭遇は、目撃のみで、ほかに裏づける証拠がないものだ。

・プロのパイロットが自分の機から数百メートル以内を物体が飛んでいったと報告したが、さらなる調査で何百キロメートルも先の流星だとわかったというケースは、いくつも記録に残っている。

<第二種接近遭遇>
・ハイネックの分類で二番目にあたるのは、なんらかの物的証拠があるケースだ。ふつうは写真やビデオの証拠だが、着陸地点とされる場所の地面に残った跡や放射線量の増加、さらにレーダーの記録も、そうした証拠に含まれる。

<第三種接近遭遇>
・このスピルバーグの有名な映画の原題は、人間とエイリアンが直接コンタクトすることを指している。1952年、ジョージ・アダムスキーは、カリフォルニアの砂漠で魅力的なエイリアンに会い、宇宙船の乗せられたとまで主張した。彼は、その時代のいわゆる「コンタクティー(被接触者)」の最初で、どのコンタクティーも、友好的なエイリアンとの冒険についてベストセラー本を書いている。そうした話は、面白くあるが、当時のUFO研究家にまともに取り合われず、彼らは概して、コンタクティーたちは「過激な狂信者」で、UFO研究の評判を落とすことになると感じていた。

・ひょっとしたら、そのように暴かれることへの対応かもしれないが、数年すると、形ある宇宙船の訪問ではなく、精神感応によってコンタクトされたという主張が流行りだした。コンタクティーはたいてい、トランス状態に入り、地球へのメッセージを伝えるために、エイリアンに「乗っ取られる」ようだった。
 そうしたケースのエイリアンは、近くの惑星から来たとされることが多かった。テクノロジーが進歩して太陽系のことがもっとわかるようになると、火星や金星といった惑星の環境は、コンタクティーの語ったものとはまったく違うことが明らかになった。

・確かに言えるのは、コンタクティーが自分を信じる人々にわざと嘘をついていたにせよ、純粋に錯覚していたにせよ、その主張に事実の根拠がいっさいなかったということである。

<第四種接近遭遇>
・ハイネックはこれまで語った三つのカテゴリーを提案しただけだが、もっと最近の識者たちは第四のカテゴリーを加える必要性を感じている。
第四種接近遭遇は、人間がエイリアンに誘拐されたとされる遭遇ケースだ。そんななかでも最初期のひとつとして、ブラジルの農民アントニオ・ヴィラス・ボアスのケースがある。彼の話では、1957年、夜に農場で働いていて誘拐され、魅力的な女性のエイリアンとセックスをさせられたのだという。女性のエイリアンは、行為のあいだ吠えるような声を発していた。このケースの数年後、おそらく最も有名なエイリアン誘拐疑惑事件が起き、世界中のメディアで報道された。これが、第3章で語られたヒル夫妻のケースだ。

・どれだけ多くの人が、エイリアンに誘拐された自覚的な記憶があると言っているか、その正確な数はわからないが、何万にもなりそうだ。そうした記憶ではたいてい、寝床で金縛りとともに目覚めるとか何かの存在を強く感じ、エイリアンが見え、宇宙船に連れ込まれていろいろな医療処置を受け、寝床へ戻される。単調なロングドライブのあいだに誘拐され、エイリアンの宇宙船を見せられたり、それに乗せられたりして、人類へ持ち帰るメッセージ――多くは環境汚染や核戦争の危険についての警告――を与えられるといったバリエーションもある。

・エイリアンに誘拐されたとする主張の大半はおそらく偽りの記憶――つまり、実際には起きていない出来事についての見かけ上だけの記憶――にもとづいている。という見解を歌づける証拠は増えている。第一に、おしなべて、誘拐されたという人の人格特性は、対照群に比べ偽りの記憶をとくにもちやすい。

・第二に、ハーヴァード大学のスーザン・A・クランシーらの研究では、エイリアンに誘拐された自覚的な記憶を語る人は、対照群に比べ、偽りの記憶のもちやすさを直接測る実験法で高いスコアを示した。

・第三に、エイリアンによる誘拐の記憶を「復元する」とされた、退行催眠などの手法は、今では、期待、思い込み、空想のほか、観た映画や読んだ本などのリアルな記憶の断片といったものをもとに、偽りの記憶を作り出しやすいと広く認められている。

・ここで注目したいのは、退行催眠などの怪しげな「記憶復元」法では、一般に、期待される内容の記憶が復元されるという事実である。そのため、被験者が自分はエイリアンにさらわれたのではないかと思っていると、それが「復元された」記憶によって追認されてしまう。

・どんな経験が、そもそも自分はエイリアンにさらわれたのではないかと人々に思わせ、経験の記憶全体を復元しようとさせるのだろう?そのきっかけとなる経験としては、UFOかもしれないものを目撃するとか、「時間が欠落する」経験をするとか、いつできたのかわからない傷跡を体に見つけるとか、いろいろありうるが、どれもまるっきり平凡な別の説明ができる余地がある。

<結論>
・科学ではまだ、エイリアンと接近遭遇したという何万もの主張がすべて誤認であることを確実に立証したとは言えない。だが私は、十分に確立した心理学的原理によれば、J・アレン・ハイネックが提唱した各種「接近遭遇」に対し、妥当な説明が別にあることをここで示せたのならいいと思っている。そこで、本書に寄稿しているほかの方々が、今はまだ宇宙が生命に満ちあふれているのかどうか、生命がわれわれの惑星だけで生まれたのかどうかはわからないと述べているのは正しい、と私は主張しておきたい。かれらは、きっとこの結論で安心するにちがいないし、読者であるあなたも、彼らの章を読んであれこれ考えても時間の無駄ではないと安心できるだろう。



『旅がなければ死んでいた』
坂田ミギー ベストセラーズ  2019/7/1



<旅マニア/エッセイスト/クリエイティブディレクター>
・年間旅行日数100日以上の旅マニア。20代でうつ病を患い、プチひきこもりになるも、回復期にインドを旅したらどうでもよくなり寛解。がんばったら幸せになれると信じて日々を生きるも、過労と失恋で「このままじゃ死ぬ」と気づき、命からがら世界一周へ。旅を機に立ち上げたブログ「世界を旅するラブレター」は、世界一周ブログランキング上位常連の人気ブログに。

<旅に出る前、わたしは社畜だった>
・朝から深夜まで働き、寝て起きてシャワーを浴びたら、また仕事。
 裁量労働制という名の、残業代の出ない定額働かせ放題システム。定額で使い放題なのは、データ通信量だけにしていただきたい。
 とはいえ、がんばっていればチャンスはもらえるし、貧乏性なうえ使う暇がないので、勝手に多少の貯金はできた。

・そうして数年が経ち、増える一方の仕事に埋もれていた、ある日、
 オフィスに3日連続お泊り中だった。自分の異変に気がつく。うれしくも悲しくもないのに、涙が止まらない。視界が滲んで、エクセルが読めない、使えない。エクセルのせいかと思ったが、フォトショップでも、ワードでも、結果は同じだった。それから、さらに数日後。
 変なものを食べたわけでもないのに、吐き気がした。
 トイレで吐いてびっくり。便器が真っ赤。

・このままじゃ精神も肉体もやられて、最悪死ぬ可能性もある。20代の数年をうつ病に費やしていた自分は、このまま沼にハマるとどうなるかわかっていた。

<出発早々プチトラブルに見舞われつつも、旅の初夜に手紙を放つ。(中国・北京)>
・中国の北京空港に降り立ち、荷物をかついでホテルの迎えを探す。
 出口で掲げられたネームカードをひとつずつ確認していくも、自分の名前が書かれたものは見つからない。あれ? おかしいな……ちゃんと予約したときに送迎もお願いしたのに。そう思ってホテルに電話を入れるも、英語が通じないまま切られてしまう。そうだ、ここは中国だ。
 大学では第二外国語で中国語を選択した。普通は2年間で終える過程を、落第してわざわざ3年間も学ぶくらい、中国語には慣れ親しんでいた。3年間も中国語を読み書きしていたのに「あなたのホテルから迎えが来ていません」の一言すら出てこない。あの3年間は一体何だったのだろうか。
 迎えに来てもらうのは諦め、タクシーに乗ってホテルへ向かう。
 到着後、フロントで再度「なぜ迎えに来なかったのか」と言うも、やはり英語が通じない。
 おたがいの言い分が伝わらないままワーワー言い合っていると、横から端整な顔立ちをしたカピバラのような好青年が現れて「どうしたのですか?」とニッコリ。事情を話すとカピバラさんは通訳をかってでてくれ、ようやくスタッフとの意思疎通ができた。
 どうやらホテルで問題が起きたらしく、迎えにいけるスタッフがいなくなってしまったらしい。
 しかし、そんなことを言われても、こちらはタクシー代を払うハメになったので「そうですか」とは引き下がれない。
 タクシー代を宿泊料から減額してほしいと話すと、値引きはできないが、このホテルで一番いい部屋にアップグレードするから勘弁してくれと言われる。

<UFOの飛来するスピリチュアルな街で起きたハプニング・ライフ。(ブラジル、アルトパライソ)>
・わたしはスピリチュアル派でもなければ、オカルト好きででもないのだが、おもしろそうなものがあると、ついつい手を出してしまう性癖がある。
 ブラジルには、UFOが頻繁にやって来ることで(一部のマニアのあいだでは)有名なアルトパライソという街がある。
 UFOなんぞ信じてはいない。見たことがないからだ。もしUFOを見ることができれば、それは価値観が変わりそうなくらいに、衝撃の出来事であることは間違いない。これは自分の価値観をぶち壊して再構築する旅なので、ぜひUFOを拝見せねば。
 UFOが飛来する街なら、もしかしたら宇宙人に会えちゃうかも。宇宙人はわたし好みの犬顔の男性の姿をしているかもしれないし、アメーバ状でローションのようなヌルヌル生命体かもしれない。
 運命の相手は、宇宙人。なんともいいストーリーではないか。それならば、いままで地球人とうまくいかなかったことも納得できる。
 UFOと宇宙人を目当てに、さっそくバスを乗り継いで、その街へと向かった。

・アルトパライソは、ヘンテコな空気が流れる街だ。街のあちこちにUFOのオブジェが置かれているし、壁にはたくさんのUFOの絵が描かれているし、UFOの御用達らしい公園(通称UFO公園)もあるし、UFO型の宿泊施設まである。
 アルトパライソは、南米におけるヒッピーと宇宙人のたまり場のような場所なのだと、全身タトゥーだらけのゲストハウスのオーナーは笑う。
 この街のUFO以外の娯楽といえば、滝である。

・映画館やゲームセンターのようなものはないが、滝だけはたくさんある。滝はどれもが美しい自然のなかにあり、観光案内所には滝マップが置かれていた。というより、滝以外に推せる場所やアクティビティがほとんどないので、観光案内所は滝案内所と化しているのだ。
 街のあちこちで行われている謎のイベントに精力的にでかけてみると、宇宙に声を届ける会(発声練習)だったり、宇宙を感じる会(瞑想)だったりした。

<シャーマンパワーは本物なのか ⁉ 幻覚剤アヤワスカ・トリップ、(ペルー。サンフランシスコ村)>
・わたしは目に見えるもの以外は信じてこなかったし、科学的に実証されていないものを疑って生きてきた。
 たとえば、霊感だとか、UFOだとか、超常現象だとか、神さまだとか。
 それは自分に実感がないせいだろう。霊感はないし、UFOは見られなかったし、超常現象なんて体験したこともないし、もし神さまがいるとするなら、この世はけっこう残酷な仕上がりだ。
 
・それでも、占い師やスピリチュアル・カウンセラーみたいな人が、本当に霊的なチカラがあるのかといえば、それはちょっと「?」と思ってしまう、へそ曲がりな人間、それがわたしだ。

・そんな自分の偏屈な部分をタコ殴りにしてみたいと、やってきたのがペルーのサンフランシスコ村だ。この村には数人のシャーマンが住んでおり、彼らは幻覚剤アヤワスカを使って、その人に必要なビジョンを見せるセレモニー(儀式)をしてくれるのだという。
 アヤワスカは、ホフマン博士が生み出した有名な幻覚剤LSDを遥かにしのぐ効果があるらしく、なんとその差100倍とのウワサだ。
 LSDの100倍もぶっ飛ぶといわれる強烈な効果のせいか、アヤワスカを違法とする國もあるのだが、ペルーでは合法。
 それもそのはず、アマゾン上流域のシャーマンは、古くからこのアヤワスカを使ったセレモニーを通じて、さまざまな精霊たちと交わり、そこで得られたビジョンを用いて村の行事を決めたり、争いごとを解決したり、病気の治療をしてきたのだ。

・サンフランシスコ村は、小さな空港のあるプカルパから、バイクタクシーで20分弱。そしてヤリナコチャの湖畔から、エンジン付きのボートで1時間半ほどであり、アクセスはそんなに悪くない。
 偶然リマから同じ飛行機でプカルパまでやってきた、スラリとしたイギリス人の美女タニアも、これからサンフランシスコ村で2週間ほど滞在して、セレモニーを受ける予定だという。
 以前イギリスでサンフランシスコ村から招待されたシャーマンの女性・リサのセレモニーに参加したところ、人生が変わるくらいにすばらしい経験ができたらしい。

・シャーマンと一括りに言っても、その質はさまざまだ。
 数年前にはセレモニーでオーストラリア人が死亡し、その死体が遺棄された事件があった。アヤワスカで酩酊状態の女性をレイプする極悪シャーマンだっている。
 少々マニアックなジャングルなので、最新のシャーマン情報を得るのも一苦労。これもなにかの縁だろうと思い、わたしもタニアと同じシャーマンのところでお世話になることにした。
 夜になり、命の気配がそこかしこにある紺色のアマゾンを、ボートが音を立ててすべっていく。
 アヤワスカセレモニーを希望する者は、そのセレモニー主のシャーマンと、同じ敷地に滞在するのが一般的だ。わたしたちの滞在する施設は、どんな感じだろうか。

・荷物を置いて、タニアとダイニングのある小屋へ行くと、そこではすでに10名の男女がキャンドルを囲んで談笑していた。全員がアヤワスカセレモニーのために世界各国から集まり、きょうからここに滞在するのだという。
 ちょうど自己紹介をしていたところだったらしく、われわれも仲間に入る、アメリカから来た男性3人組のほか、フィンランド、スペイン、オーストラリア、フランス、イギリス、チリ、ぺルー、そして日本と、グローバルな顔ぶれだ。
 アヤワスカの経験者は4人。リピートしたくなるようなすてきな体験なのだろうかと、期待におっぱいがふくらむ。
 リサのセレモニーを受けるために、ほぼ全員が2週間以上滞在する予定らしい。さながらアヤワスカ合宿だ。

・食事をとり、セレモニーに使うアヤワスカづくりをお手伝い。
 アヤワスカとは、アマゾンに自生しているツル植物の名前なのだが、実はアヤワスカ単体だけでは、十分な幻覚効果は得られない。アヤワスカをハンマーで叩いてほぐしたものに、緑の葉チャクルーナを加えて長時間煮込んだものが、幻覚剤アヤワスカと呼ばれている。
 昔の人はどうしてこの茶色のツルと、緑の葉をあわせて煮詰めると、幻覚剤ができるとわかったのだろうか。そんなことを考えながら、ボコボコとアヤワスカを叩き続けた。

・サンフランシスコ村のあるプカルパ周辺だけでなく、東に位置する街イキトスなどでも、観光客向けにアヤワスカ・セレモニーが行われている。イキトスでは一晩で何万円もする、ラグジュアリーな宿泊施設がいくつもあり、各国のセレブも数多く訪れていると聞く。シャーマニズムが、観光資源として使われるようになってきているのだ。

・開始時間は、明日の夜8時。リラックスすることがたいせつなので、締め付けのない服を着ること。濃い色の服は避け、できれば白い服が望ましいこと、嘔吐したくなったら我慢せずに、そばに置かれたバケツに出すことなどが告げられる。

・・それから参加者はひとりずつリサのもとへ行き、彼女から注がれたアヤワスカを1杯ずつ飲んでいく、
 自分の番になって、いざコップに入ったアヤワスカを見ると………量が多い。180ccはあるのではなかろうか。ドロドロで嗅いだことのない臭気をはっしている。
 気合いを入れて、一気飲みした。カカオを粘土の高い液状にして、仕上げに泥をぶち込んだような、なんとも表現しにくい味と臭い。絶妙なマズさだ。

・リサとそのとなりにいた男性のシャーマンが、ふぅと一息ついて、歌をうたいはじめた。シャーマンによって受け継がれている歌、イカロだ。

・目を閉じるとビジョンが見えやすいと聞いていたので、まぶたをかぶせると緑色のフラッシュがまたたく、ハッキリとしたモチーフが見えたり、劇的な変化が起こったりするのではないかと観察しているうちに……そのまま眠ってしまった。

・翌朝、わたしが起きたのを見つけると、近くにいたみんながハグをしにやってくる。
「どうだった、どんな体験だった」と次々と聞かれる。みんな自分の体験を話したくて、そしてほかの参加者の体験を聞きたがっていた。彼らの話を聞くと、ほとんどかなり深いところまでビジョン・トリップをしてきたようだ。
「ミギーはどうだったの」と聞かれるが、特に話せるようなことは起きなかったので、それを素直に伝える。

・前夜のセレモニーでビジョンが見えなかったのは、わたしとスウェーデンから来た学校教師のスーだけだった。

・もっとアヤワスカとシャーマニズムを体験したかったが、いまの自分にはビジョンよりも送られたモアイのほうがたいせつだ、きっと、いまはそういうタイミングだったのだろう。リサに礼を告げ、スピリチュアルな仲間たちに見送られ、後ろ髪を引かれながら、施設をあとにした。

<「当たり前」>
・学校や仕事を休んだり、辞めたりして、長旅に出ることも、いまは世捨て人だ、人生の落後者だと揶揄されるけど、そんなの超ナンセンスだし、こういう「当たり前」も、率先して時代錯誤としていきたい。
 こういう社会の「当たり前」を変えていくには、長い時間がかかるけれど、自分の「当たり前」は、案外どうにか変えることができる。

<サプライズ好きはインドに行こう。いいサプライズだけではないけれど。(インド、カソール)>
・「インドに行けば人生観が変わる」とか、「インドに行った人間は二種類に分かれる。大好きになるか、大嫌いになるかだ」などといったフレーズは、バックパッカーのあいだで、耳にタコができるほど繰り返されてきた。
 かくいうわたしの初インドは、大学の卒業旅行。タイとミャンマーを旅したのち、ひとりでインドへと流れ着いた。同級生たちが欧米でオシャレな旅行を満喫している裏で、わたしはインドで牛のウンコを踏んでいた。

・初のインド旅は、ひどい結果に終わった。到着3日目で高熱を出し、下痢と嘔吐が止まれなくなる、いわゆる「インドの洗礼」を思いっきり受けたのだ。
 ニューデリーの安宿街パハールガンジにある、ドミトリーのボロいベッドの上で、唸りながら毎日をすごす以外になす術はなかった。ドミトリーは5階にあり、安宿なので、もちろんエレベーターはない。バックパッカーの溜まり場的な街だというのに、このとき宿泊客はほかに誰もいなかった。この当時スマホはなく、スタッフはまったく掃除に来ないので、誰にも助けを求められない。
 
・買い置きしていた水と食料が尽きたとき、階段を下りることもできなかった瀕死のわたしは、窓の外から聞こえるインドの喧騒を聴きながら涙し「このまま他界するかもしれない」と本気で思ったものだ。
 数日後、真っ白な顔で死期を待っている宿泊客の存在に、ようやく気づいた宿の従業員が、水だのバナナだのを買ってきてくれ、一命はとりとめた。
 それから1週間経っても下痢が治らないので、いったんインドを離れようと安い航空券で香港に飛び、中華粥を食べて、静かなベッドで療養に専念。
 香港では、物乞いが大名行列のように自分に連なってくることもないし、客引きや詐欺師にマンツーマンでマークされることもない。もちろん牛のウンコも落ちていないしで、安心して歩けた。

・2度目のインドは最高だった。
 停電した街を歩いていたら牛のウンコで滑って転ぶし、リキシャー(人力車)から華麗に飛び降りたら、また牛のウンコを踏んだ。まだ下痢は治っていなかったが、薬局で下痢止めを買って飲んだら、強烈な効き目で便秘になった。
 なにもかもが過剰で、過激で、理解ができなくて、すっかりおもしろくなってしまったのだ。
 それからというもの、就職してからも頻繁にインドに通うようになった。
 インドは毎回、予想もできないようなサプライズをくれる。ダライ・ラマ猊下にお会いできたり、他殺体を見つけたり、落とし穴にハマったり、同時にふたりの旅行者から告白される謎のモテ期を迎えたり、死体が焼かれているのを見たり、適当な占い師が転職しろと言うので、それを真に受けて職を変えたりした。

・そして今回も例外なく、驚きの経験をさせていただいたのだ。
 警察による強制の持ち物検査、そして家宅捜索である。
 インド警察の腐敗ぶりは枚挙に遑がないレベルで有名なのだが、北インドの街、カソールの警察は、そのなかでも群を抜いて味わい深い酷さであった。

・重ねて驚くことに、彼らはこの2日後にも、また宿にガサ入れにやってきた。下着以外は汚れのない聖人君子(わたし)からは、なにも取れないと学習したらしく、完全にスルーされたものの、他の旅行者たちは懲りずに再度ネタを調達していたので、また荷物と部屋を隅から隅までひっくり返されては、いろんなものを没収されていた。
 ケルサンも買い戻したばかりのハシンを持っていかれたうえに、逮捕しない代わりの賄賂として、懐中電灯を取られていた。キミらも学習しなさいよ……。
 落ち込む友人たちをなぐさめるべく、夕飯を食べにいこうと歩いていると、サンダルがズルッとすべった。
 イヤな予感がしながら足元をみると、牛のウンコだった。
 インドでは足元に注意しながら歩かないといけない。わたしにも学習が必要である。



『奇界紀行』
佐藤健寿  角川学芸出版   2015/12/25



<ARGENTINA    南米山奥の異星人に愛された村>
・これまで、世界中のUFOスポットと呼ばれる場所を随分と旅してきたが、2008年5月に訪れた南米アルゼンチンの田舎町、カピージャ・デル・モンテは、私の中でも一風変わったUFOの村として、強く記憶に残っている。カピージャ・デル・モンテはアルゼンチン中部、コルドバ州の北部に位置するごく小さな農村である。古くからインディヘナ(先住民)の聖地として存在し、16世紀、スペインの宣教師達が訪れて山の上で怪光現象を目撃し、そこに教会を建てたことから、いつしか「山の教会(カピージャ・デル・モンテ)」という名で呼ばれるようになった。
 現在では南米きってのUFO目撃スポット、あるいはパワースポットとして知られ、南米や欧州のUFO研究家や好事家が集う。村には占いの館はもちろん、UFO研究所や謎の瞑想用ピラミッド、そしてキルリアン写真館といった不可思議な建物が並び、さしずめ、村全体が不思議愛好家によるコミュニティのような、独特の雰囲気を放っている。

・ブエノスアイレスから6時間、バスを乗り継いでようやくその村を訪れた私は、いつものごとく適当にバス停側のホテルにチェックインし、早速町に出て、まず英語を喋れる人を探すことにした。特にガイドもつけない飛び込み取材の場合、まずは言葉の通じる人を探すことが第一となる。

・シシリアは、いかにも話し好き、世話好きのおばちゃん、といった様子で、私が答える間も無く、矢継ぎ早に質問をはじめた。英語は流暢で、顔つきも村の人々とは少し違う。外国人だろうか。しかし、この村のあるコルドバ州は、戦後、ドイツを始めとした多くの移民が移住していることから、顔だけはナショナリティが掴みづらいのは事実だった。

・村に来る前、私はこの村について色々調べてはいた。多くは海外のウェブサイトや文献だが、まず決まって言われていたのは、ここがUFOの村だということ。しかし、たとえ一部でそうした認識があるとはいえ、例えば昔訪れたアメリカのロズウェルのように、町全体がUFOだけで回っている場所ではない。この村ではUFOのトピックがどのくらい日常的なものであるのか、私はまだ量りかねていた。レストランで知り合ったごく普通の中年女性に、いきなりUFOの話を切り出すのは、普通ならばあり得ない。日本ならば確実に不審者である。
 しかし、シシリアのリアクションは、私の予想を覆すものだった。
「ああ、そうなの。それならウリトルコ山に登るといいわよ」。シシリアはまるで村一番の釣りスポットを教えるように、私に平然とそう言った。やはりここは、UFOの村だったのだ。するとシシリアは、レストランの中を見回し、ちょっと待ってね、と言って、別のテーブルに座るある男性に話しかけた。彼もまた、見た目はごく普通の中年男性である。シシリアは彼に何かを話して、私に紹介してくれた。
 名前はマリオ。数年前、ブエノスアイレスから引っ越し、今はこの村に暮らしているという。そして彼はそのとき、「たまたま持っていた」という自前のUFO写真アルバムをバッグから取り出すと、私に見せてくれた。アルバムの中には、不思議な発行物体を写した写真が幾枚も収められていた。
 ここはエリア51のUFOマニアが集うUFOカフェではない。無作為に入った南米の田舎のレストランで、UFO写真アルバムを持ち歩く中年男性に出会う確率とは、一体どんなものなのだろう。いずれにせよその村は、私の期待を遥かに上回り、UFOが日常のトピックであることは、どうやら間違いないようだった。

・それから数日の滞在の間、シシリアとマリオのかげで、私はずいぶんと充実した取材を行うことが出来た。その日はすぐにウリトルコ山に登ってUFOスポットを撮影し、翌日にはマリオの自宅を訪れ、村の外れにある美しいエルカホンという湖を訪れて、満天の星を眺めながら、夜通しUFOウオッチングした。結局滞在中、残念ながらUFOこそ見られなかったが、私はもうそんな事はすっかり忘れて、この不思議で、温かい村の人々を好きになっていた。

・彼女もはじめ、この村の不思議な雰囲気に随分と驚かされたそうだが、異星人も異邦人も分け隔てなく受け入れる村の空気がいつしかすっかり気に入ってしまい、気づけば10年もここに暮らしているという。そしてシシリアの話では—―実はマリオもそうだったのだが――彼女のように、ふいなきっかけでこのUFO村を訪れ、いつしか住人となってしまう人は驚くほど多いということだった。実際、村の人口は20年前まで3千人に満たなかったのが、今は1万人にまで増えているそうである。

・私は今まで、こんな旅ばかりしてきたが、実はパワースポットだとか、スピリチュアル・スポットといった言葉は信じていない。そうした言葉の多くは、どこかの旅行会社が作り出す、マーケティング用語みたいなものだと思っているからだ。それに私自身、いつもこんな取材ばかりしてきて、行く先でエネルギーやらに感化されていたら身がもたないのである。しかし南米で一番異星人に愛されるその山奥の小さな村は、確かに、異邦人さえ包み込む、不思議な優しさで満たされていた気がする。
 私はいつか、またあの村を訪れたいと思う。UFOを見るためではない。あの村の人々に、もう一度会いに行くためだ。

<GREECE 人類最古のコンピューター アンティキティラの機械>
・2009年7月、私はあの神話の国、ギリシアへと降り立った。真夏のアテネは日本の猛暑など話にならぬほどの、文字通りの炎天下。暑い暑いとは聞いていたが、想像を絶する暑さである。そんな炎暑を避けるように、私は遺跡観光もほどほどに、アテネ中央に位置する国立考古学博物館を目指した。

・しかし私が見たかったのは、古代神殿に刻まれた神々の姿でも、エーゲ海から発見された女神の彫像でもなかった。目的はただひとつ、今から1世紀前、海の底から引きあげられたあの「オーパーツ」を見るためだった。
 オーパーツとは、Out Of Place ARTifactS(その場に存在しえない人工物)を省略した、主にオカルト界隈で用いられる専門用語である。有名なところでは、水晶のドクロやコロンビアの黄金飛行機模型、あるいはイタリアのピリ・レイズの地図(16世紀に南極の地図を描いていたと言われる)などがある。世界がオカルトに沸いた70〜80年代、これらの物体は人類史を覆す謎の考古物として喧伝されたが、その後の懐疑的検証によって、ほとんどが後世の捏造であったことが明らかになっている。
 しかしここアテネ博物館には、世界で唯一とも言われる、「本物のオーパーツ」が存在する。それはいかにもオカルトめいた逸話や神秘的な道具ではなく、むしろ極めて正確で論理的な構造で人類史を覆す、「世界最古のコンピューター」なのである。

・そしていよいよ小部屋に辿り着くと、その「機械」はとうとう目の前に現れた。異様な雰囲気を放つ幅2mあまりのガラスケース。中には腐食した3片の小さな歯車が収められている。これこそが、アンティキティラの機械だった。
 私は今まで幾度となくこの機械についての写真を見てきたが、実物を見てまず驚いたのは、その「小ささ」であった。高さは約13cm、幅約15cmと、ちょうど大人の手のひらを広げた程度の大きさだろうか。そこには古代に刻まれた2百を超えるという小さな歯が確かに見て取れる。

<海底に眠っていたコンピューター>
・しかし、その海底で彼らが目にしたのは、途方もないものだった。手つかずの豊富な海綿の森に埋まれるようにして、古代ローマの沈没船を発見したのである。
 この世紀の発見は、ただちにギリシア全土へと広まった。ギリシア政府は発見者のシミ島漁師らと協力して、国をあげての全面的発掘作業に乗り出した。

・それは大きな青銅の歯車を中心とした、まるで現代の時計。しかし試しに少しばかり錆をけずり落とすと、館長は思わず息を呑んだ。そこには現代のものではない、コイネー(古代ギリシア文字)がびっしりと刻まれていたからだ。
 その後、この前代未聞の「古代機械」はギリシア考古学会の専門家によって慎重な調査が続けられた。そして放射性炭素測定の結果、この謎の機械が作られたのは、少なくとも今から約二千百年前(紀元前1世紀頃)であるという事が明らかになる。しかしこの解明は、むしろ巨大な謎を生んだ。この不思議な機械を、一体、誰が、どこで、何の目的で作ったのか、ということである。

<デレク・デ・ソーラ・プライスの奮闘>
・館長による発見から現在に至るまでの1世紀は、この謎の機械の正体をめぐる科学者と工学者の戦いが続けられた。最初にこの難題に取り組んだのは、米国イェール大学のデレク・デ・ソーラ・プライス。プライスは元々物理学の権威であり、科学史の専門家でもあった。プライスの研究はおよそ30年続けられ、1983年、この世を去るまでに導きだした結論は、「太陽や月の運行を予測するきわめて精度の高い、天文計算機器」というものだった。

<アンティキティラ・プロジェクト>
・かくして2003年、ギリシア政府支援のもと、世界中のエキスパートがこの機械の前に集結した。1世紀にわたる鍵を解き明かすべく、米国のヒューレット・パッカード社、世界最高水準のX線技術を持つX-Tec社、さらにギリシア考古学会の権威など錚々たるメンバーが名を連ね、「アンティキティラ島の機械研究プロジェクト」を発足したのだ。

・そして2005年、チームが現代最高の知恵と技術を総動員して導きだした答えは、「この機械が太陽や月、惑星の運行を揺らぎも含めてシミュレートし、太陽暦と大陰暦、日食の日時やオリンピックの日時までも予測する、現代のものに全く劣らぬ超高度な天文観測機器である」という驚くべき結論だったのである。

・つまりはじめに館長が想像したとおり、「現代の時計」に勝るとも劣らない、極めて精密な機構をもつ「古代のコンピューター」だった事が明らかにされたのだ。しかし内部にはいまだ目的不明のギアも残され、プロジェクトの研究は現在に至るまで続いている。

<誰が機械を作り上げたのか>
・これはアルキメデス説を裏付ける決定打のようにも思える。しかし、結論を急ぐべきではない。まず注意すべきは、キケロは“(アルキメデスが)方法を考えだした”と述べるに留めていることである。またもし、当時すでに有名人であったアルキメデスが、この機械を完成させていたとすれば、それは何らかのはっきりした形で、歴史の記述として残されていたとしてもおかしくはない。つまりこれらの条件を総合すると、こう仮説することはできる。元となる数式はアルキメデスによって考案されたが、仮にそれを模型化するだけの技術はなかった。

・とはいえ、もしこれで仮に発明者の推測が出来たとしても、まだ最後の大きな問題が残されている。それはこの機械と同じもの――あるいは類するものさえも—―が、その後、どこからも発見されていないという事実である。高度な数学や天文学、工学の知識を持ち、さらに1500年以上後に現れる地動説さえも含んだこの機械を作り上げた知識が、一体、なぜこつ然と途絶えてしまったのか。この原因については、今もまだ明確な解答は存在しない。

・今から2千年前、ローマの船が嵐で難破し、そして百年前、漁師達が同じ場所で偶然に嵐に巻き込まれるというこの奇跡的な2つの偶然がなければ、この機械は今も世界にその存在を知られる事もなく、我々は誤った歴史を記していたかもしれない。
 科学者にしてSF作家の、巨匠アーサー・C・クラークもこの「アンティキティラの機械」についてこう語っている。「もしもギリシア人があの知識を進歩させていたら、産業革命は千年早く起きていただろう。そして今頃私たちは、月のあたりで足踏みしたりせずに、近くの星へと到達していただろう」
 アンティキティラの機械――それはまだ我々の知らぬ、超古代に失われた叡智のうちの、ほんお氷山の一角にすぎないのかもしれない。


<●●インターネット情報から●●>
(ウェッブサイト ミステリーニュースステーションATLAS)から引用。

<あまりに出すぎて住民スルー!?南米で一番UFOが現れる町カピージャ・デル・モンテ>
アメリカのニューメキシコ州ロズウェルなど、UFO事件で有名になったりUFO目撃例が多い町は、UFOを観光の目玉としていることもある。

日本でも石川県羽咋市や、千葉県銚子市などがUFOを観光に用いている。銚子市では本アトラスの監修を行っている山口敏太郎氏がプロデュースしてのUFO召喚イベントが毎年開催されている。
そんなUFOを目玉にした観光地で一番UFO目撃率が高い!?とされているのがアルゼンチンのコルドバ州に存在するカピージャ・デル・モンテだ。何しろ「あまりに日常的にUFOが現れるので、町の住人はUFOに慣れてしまっている」ほどだとか。
この町のUFO目撃例に関する歴史は古く、16世紀にこの地にやって来たキリスト教宣教師らも謎の怪光現象を目撃していたという。
中南米ではUFOがよく観測される場所としてポポカテペトル山が有名だが、この町の外れにもウリトルコ山という山があり、古くから山を中心に先住民の聖地となっていたそうだ。やはり先住民たちもUFOを目撃し、崇めていたのだろうか。

現在ではUFO博物館や占い系の店が多く並ぶ、スピリチュアルな町となっているそうだ。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部2018/6/10)


<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)
(オーパーツ)
(概要)
オーパーツは、考古学上その成立や製造法などが不明とされたり、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難あるいは不可能と考えられたりする、主に出土品を指す用語である。ただし、正式な考古学用語ではなく、そういった出土品の存在を強調して考古学上の通説に疑義を唱える意図で主に使われる。

こう呼ばれる物品は、なぜ存在し、どのようにして作ったのかが未だに解明されていないと主張される。現代科学の水準を超えるような未知の超古代文明の存在や、古代宇宙飛行士説の根拠とされることがしばしばある。



『「NASA公認」「火星の巨大UFO証拠写真」 』
(伊達巌) (徳間書店)2005/6/10



<ピリ・レイスの古地図>
<古代人が空を飛んでいた、もう一つの証拠が「ピリ・レイスの古地図」である。>
・1929年、トルコのイスタンブール、トプカプ旧宮殿博物館で「1513年」「艦長ピリ・レイス」と書かれた1枚の古地図が発見された。その付記には「余は20枚の古地図と4人のポルトガル人の航海案内書、コロンブスの書いた1枚の地図から出発し、この地図を作った」と書かれていた。これがピリ・レイスの地図である。
この地図が人々を驚かせた最大の理由は、当時まだ正確には分かっていないはずの南アメリカの海岸線、さらに氷に閉ざされいまだに分かっていない南極大陸の海岸線が実に細かく書かれていたことだった。

・いつ誰がどのようにしてこの地図を作製したのか。こうした疑問についてアメリカ海軍の海図専門家アーリントン・マレリー大佐等による研究によると、この地図は、エジプトの首都カイロの上空約8000kmの上空から地上を球面三角法で表示したものとピッタリ一致するというのだ。

・ピリ・レイスは、この地図を描くに当たり、アレキサンダー大王の時代(紀元前4世紀)に存在していたと伝えられる「マッパ・ムンデス」という世界地図を参考にしたとしているが、南極大陸が氷に閉ざされたのは、紀元前4000年頃といわれている。そんな時代に、一体誰がどのようにして高度8000kmもの上空から地球を眺め、地図を描いたというのだろうか。



『UFOとアセンション』
直前に迫った2012年の地球激変とホピ族の終末大予言
中丸薫    Gakken   2010/2/10



<UFO体験>
・もちろん、セドナ(アリゾナ州)に着いたらすぐに、ホピ族が住む居留地へ直行した。ところがその途中―砂漠の中で自動車を走らせている私に、ある神秘体験が起こる。
 ふと気がつくと、頭の上のほうから、なにやらテレパシーらしきものが感じられたことだ。

・なにしろ、頭の中に直接、言葉が響いているのだ。あまりにも不思議な感覚に驚いて、ふと窓から空を見あげると、なんとUFOが滞空しているではないか!
 そして私の頭の中に、「アシュター・コマンド・・・・」という言葉が聞こえてきた。

<出会いの連鎖>
・ちなみにアシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスター・フッド)」の空挺部隊のことである。彼らは、2012年のアセンションに向けて、地球上にさまざまなメッセージをテレパシーで送っている。

<クエンティンさんとのコンタクト>
・念のために書いておくと、彼(クエンティン)は決して私の妄想や空想の人物などではない、たとえば、私以外にも、オスカー・マゴッチというカナダのトロント在住の人物が著したUFO搭乗と異星人とのコンタクト記録『オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記』にも登場している。

・なお彼の書の中ではクエンティンさんは、自らを「コズミック・トラベラー=宇宙の旅人」と称し、ある重大な使命を果たすためにいくつかの領域や多次元宇宙を自由に移動する存在:と説明している。

<地底世界>
・高僧アダマによれば、地底には人類が知らないもうひとつの「世界」があるという。
 テロスは、そんな地底世界の都市のひとつで、現在、150万人以上の人々が永遠の平和と繁栄のもとに暮らしている。これはかっては失われた大陸レムリアのコロニーのひとつであり、12人のアセンディッド・マスターからなるカウンシル(評議会)と、そのひとりである高僧アダマによって結成されている。

・光の地底都市は、なんと2500以上もあり、それぞれの都市は、「アガルタ・ネットワーク」と呼ばれる光のネットワークで統合されている。テロスの位置は、地表から1.6キロもの地中だ。
 さらに地底世界で最も優勢な都市は「シャンバラ」と呼ばれ、地球のまさに中央―「空洞地球」−に位置している。ちなみにここへは、北極と南極に存在する「穴」からアクセスが可能になっている。極地にあるとされる有名な空洞地球への入口は、実はこの「シャンバラ」への入口なのである。

・この「地球製」UFOは「シルバー・フリート(銀艦隊)」と呼ばれ、空洞地球世界の都市アガルタで製造されている。空洞地球にはこのUFOを格納する倉庫があり、地上との行き来もまったく自由にできるようになっているのだ。

<ミリアムのUFO体験>
・路上に出ると彼女は、そこに身長1メートルほどの小さい異星人らしきものがいることに気付いた。なぜか恐怖はまったく感じなかったという。彼女は、ごく自然にその異星人に手を引かれ、導かれた。そして、気がつくとUFOに乗せられていたのだ。
  UFOの中には、さっきの異星人らしき人物とはまったく違って、身長が2メートルはあろうかという大きな異星人がいた。ただ、こちらの異星人は、金髪で青い目をしていた。
 ちなみにこの長身で金髪碧眼という北欧のヨーロッパ人のような外観は、アンドロメダ星雲の人々の特徴でもある。
 私が、「じゃきっと、アンドロメダの人でしょう?」というと、ミリアムは、「そうかもしれませんね」と言っていた。
 そのとき、「アンドロメダ星人」は、なぜか彼女にホピ族について語りかけてきた。



『エリア51』
世界でもっとも有名な秘密基地の真実
アニー・ジェイコブセン   太田出版   2012/4/5



<秘密都市>
・本書はノンフィクションである。ここに書かれているのはすべて実話であり、本書に登場するのもすべて実在の人物だ。本書を書くにあたってインタヴューした74人はいずれもエリア51に関する希少な情報――すべて自らの体験に基づいた情報――を持っており、そのうち32人は実際にこの秘密基地内に住み、そこで働いた経験を持つ人々である。

<エリア51の謎>
・にもかかわらず、連邦職員のなかのごく一部のエリート集団と、国家機密を守ることができるという証明を受けた者以外に、この秘密基地が存在することを100パーセント確信している人間はほとんどいなかった。が、それも1989年の11月までのこととなる。眼鏡をかけたおだやかな口調のフロリダ出身の30歳の男性、ロバート(ボブ)・スコゥット・ラザーが、ラスヴェガスで報道レポーターのジョージ・ナップとともに、<アイウィットネス・ニュース>に登場し、エリア51の存在を世界じゅうの人々に明らかにしたのだ。

・長年にわたってエリア51で働いてきた何万もの人々のなかで、これほどまでにおおっぴらに沈黙の誓いを破ったのは、ラザーただひとりだ。科学者にしろ、警備員にしろ、エンジニアにしろ、エンジンの清掃係にしろ、エリア51で働くというのは大いに名誉のあることだった。秘密を守るという誓いは神聖なものであると同時に、それを破れば投獄されるという暗黙の了解があった。その暗黙の了解が人々に誓約を厳守させてきた。それがボブ・ラザーの登場で、そんなエリア51の40年近い秘密の歴史が劇的に終わりを告げたわけである。

・ラザーによれば、初めてエリア51にやってきたその日は、未舗装のでこぼこ道を20分から30分、車に揺られ、グルーム湖のはずれの山の斜面をくり抜いて建てられた、謎めいた格納庫群に連れていかれたという。その辺境の施設――「S―4」と呼ばれていた――でもセキュリティ検査を受けた。が、それはほんの少しまえにエリア51の拠点基地で受けたのとは比べものにならないほど厳重なものだった。さらに、自宅の電話の傍聴を許可する書類と憲法で保障された権利を放棄することに承諾する書類に署名させられ、そのあとなんと空飛ぶ円盤を見せられた。その円盤の反重力推進システムを逆行分析するのが彼の仕事ということだった。ラザーによれば、S−4には全部で9機の円盤があったそうだ。空飛ぶ円盤が地球外の惑星からやってきたことを説明するマニュアルを渡され、エイリアンのようなものが描かれた絵も見せられ、その絵を見たときに確信したという。これこそ宇宙からやってきた円盤のパイロットにちがいない、と。

・その冬はS-4で働いた。働くのはたいてい夜で、働いた日数は合計すると10日ぐらいだったという。仕事自体は集中力を要するものだったが、いかにも散発的だった。週に一晩しか働かないこともあった。当然欲求不満になった。もっと仕事がしたかった。自分がどんなことに従事しているか人に話すことはできなかった。妻のトレーシーや、親友のジーン・ハフにさえ、1989年3月初めの夜のこと、ラザーは銃を持ったふたりの警備員に付き添われ、S-4の廊下を歩いていた。前方を見ているようにと言われたのだが、好奇心からふと横に眼をやると、23センチ四方の小さな窓を通して、ある無標示の部屋の内部がほんの一瞬垣間見えたという。大きな頭をした小柄なエイリアンが白衣を着たふたりの男にはさまれて立っているのが見えたのだそうだ。少なくともそんな気がしたらしい。が、もう一度よく見ようとしたところで、警備員のひとりに押され、前方の床を見ているように言われた。

・この出来事がラザーには大きな転機となる。彼のなかで何かが変わった。もうこれ以上、空飛ぶ円盤やエイリアンかもしれないもの(「エイリアン以外にも可能性はいくらでもあったが」)の秘密を抱えたまま、その重みに耐えることはできなかった。悲劇的な主人公ファウストのように、ラザーもまた誰も知らない秘密の情報を手に入れたいとずっと切望してきた。その結果、現にS−4でそれを手にしたのだ。が、ファウストとは違って彼には約束を守りとおすことができなかった。守秘するという誓約を破ってでも、自分が知ったことを妻や友人に教えずにはいられなかった。グルーム湖における円盤のテスト飛行のスケジュールを知っていた彼は、ついにトレーシーとジーン・ハフ、それにもうひとりの友人ジョン・リア――熱心なUFO研究家で、ビジネスジェットを発明したビル・リアの息子――を誘う。一緒に空飛ぶ円盤を見にいかないか、と。

・「ボブ・ラザーが“S−4”について話すのを聞いて、好奇心を掻き立てられたね」リトル・トーキョーで彼が営む<フクイ葬儀社>の葬儀場で忙しく働きながら、早川はボブ・ラザーの話を聞くと、テレビ局に知り合いはいなかったので、UFOの特集記事で有名な<ムー>という雑誌を出版している日本の出版社に連絡を取った。「<ムー>の編集者からはすぐに連絡があって、大変興味を覚えたと言われた。日本のテレビ局、日本テレビも興味を示しているということだった」数週間のうちに、日本テレビは8人からなる取材班をロサンゼルスに送り込む。早川は事前にボブ・ラザーのインタヴューの段取りをつけており、その会場となるラスヴェガスに取材班を案内する。1990年2月のことだ。

・早川が日本にいる<ムー>の編集長に撮影フィルムを見せると、編集長は大変興奮し、日本テレビはラザーのエリア51での体験を特集した2時間番組を放送することを決め、その出演料としてラザーに5000ドルを少し超える額の報酬を支払った。その契約には、ラザーが早川弼生と一緒に東京へ来て、15分のインタヴューに答えるという取り決めも含まれていた。が、番組が放送される数日前になって、ラザーから日本テレビのディレクターに電話がかかる。連邦政府の「手先」に国外に出ることを妨げられているというのだ。その結果、番組はラザーが電話で質問に答えるという形式に内容変更された。「その番組は日本のゴールデンアワーに放送された」と早川は言う。その結果、3000万の日本人がその番組を見た。「その番組が日本とエリア51を引き合わせたんだよ」



『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』
スチュアート・A・スワードロー   徳間書店 2010/6/10



<リゲル  米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダー>
・この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている。

・こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。

・彼らは、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。

・軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている。

<シリウスA   イスラエル政府と契約の宇宙の商人>
・背の高い細身のシリウスA人は、青と白の長いローブを着ている。両腕を横にまっすぐ広げると、身体全体でアンク(エジプト十字架)の形になる。これが彼らのシンボルである。宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ている。彼ら自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。彼らは、オハル星人に創作されたが、本来の目的を見失っている。

<シリウスB  老子、孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」>
・ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。

<くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>
・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。

・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。

・最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。

<ビーガン   シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>
・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。

<ゼータ・レティクリ1  地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>
・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。

・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。

<ゼータ・レティクリ2  遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>
・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。

<アンタレス  トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに>
・極めて知識が高く攻撃的である。

・彼らの社会の最深部まで入り込むことができた者は、ほとんどいない。

・女がいるところが観測されたことはなく、彼らは、同性愛者で、生殖目的でのみ女を使用すると考えられている。ただ、実は、ある母系集団が彼らの背後で権力を握っているとも考えられている。



『世界不思議大全』  増補版
泉保也   Gakken   2012/8



<「ダルシィ文書」と異星人地下基地の秘密>
<異星人とアメリカ政府が結んだ密約とは?>
<明らかになった異星人地下基地>
・1970年代半ばから、アメリカ、ニューメキシコ州アルバカーキに近いマンザノ山地一帯でキャトルミューテレーション(家畜虐殺)事件が続発し、加えてUFO目撃報告も相次いだ。

・電波の発信源がアルバカーキ北方235キロ、コロラド州境に近いダルシィ付近、ジカリア・アパッチ族居留地内のアーチュレッタ・メサであることを突きとめたのだ。

<博士の行動と報告書がもたらした意外な反応>
・ベネウィッツが受けた衝撃と驚愕は大きく、異星人地下基地が国家の安全保障の重大な脅威になりかねないという深刻な憂慮も抱いた。彼の自宅近くにはカートランド空軍基地があり、アメリカでトップの規模といわれるマンザノ核兵器貯蔵庫エリアが設けられていたからだ。

<「ダルシィ文書」が物語る地下基地の実態>
・彼らの証言はベネウィッツの真相暴露を裏づけるものであり、内部告発者が公開した書類、図版、写真、ビデオなどを「ダルシィ文書」と総称する。

・基地の広さは幅約3キロ、長さ約8キロ、秘密の出入り口が100か所以上あり、3000台以上の監視カメラが設置されている。

・基地全体は巨大な円筒形状をなし、基地の最深部は天然の洞窟網につながっている。内部構造は7層からなる。

●地下1階=保安部、通信部のほか、駐車場兼メンテナンス階。車両は厳重なセンサーチェックを受け、専用トンネルを通行して一般道路に乗り降りする。

●地下2階=地球人用居住区のほか、地中列車、連絡シャトル、トンネル掘削機の格納ガレージとUFOのメンテナンス階。

●地下3階=管理部、研究部、メインコンピューター室があり、基地全体を統御している。

●地下4階=地球人と異星人間のテレパシー、オーラなどの研究、マインドコントロール、心体分離実験、地球人と異星人の心身交換実験などが行われている。

●地下5階=グレイ族とレプトイド(恐竜人)族の専用居住区、ベネウィッツは居住者を2000人以上と推定したが、カステロは5000人以上と証言している。

●地下6階=遺伝子工学の実験室が並ぶ。魚、鳥、ネズミなどの異種生物の形質合成、人間の多肢化、グレイ族のクローン化、地球人とグレイ族のハイブリッド化など、戦慄を覚えずにはいられないおぞましい生体実験が行われている。また、さまざまな成長段階のハイブリッド種の胎児の保存槽、培養中の異星人ベイビーを入れた容器も多数並んでおり、“悪夢の広間”と別称されている。

●地下7階=拉致された地球人やハイブリッド種が何千体も冷凍状態で保存されているほか、地球人を監禁する檻もある。

・なお、ダルシィ地下基地に居住する異星人は1種族ではなく、次の4種族で構成されている。

? 標準的グレイ族=身長1メートル20センチ前後。レティクル座ゼータ星出身。

? 長身グレイ族=身長2メートル10センチ前後。オリオン座リゲル系出身。

? ドラコ族=レプティリアン(爬虫類人)で身長2メートル前後。肌の色は白くて有翼。オリオン座ドラコ星系出身。基地全体を統括する支配階級。

? レプトイド族=身長2メートル前後。恐竜から進化した地球の先住民らしい。最下層の労働階級で、掃除や炊事、運搬など日常的な雑用を担当。

ちなみに、実験対象として拉致された民間人以外の地球人(軍人、科学者、技術者、保安要員など)はドラコ族に次ぐ第2の地位にあるという。

<全米各地には200以上もの秘密地下基地がある>
・周知のように、アメリカにはコロラド州シャイアンマウンテンにあるNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)のように半公然的な地下基地はあるが、ダルシィ基地をはじめとする200余か所の地下基地・施設はトップシークレット扱いだ。

<アメリカ政府が結んだ異星人との密約>
・この予備的なコンタクトから約1か月後の1954年2月20日深夜、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地において、異星人と連邦政府は「グリーダ協定」と呼ばれる密約を交わした。

一、異星人はアメリカに関わるいっさいに感知しない。
一、同時にアメリカ政府も、異星人たちの行動に干渉しない。
一、異星人は、アメリカ政府以外のいかなる国とも協定を結ばない。
一、アメリカ政府は異星人の存在を秘密にする。
一、異星人がテクノロジーを提供し、技術革新の支援をする。

 ところが、予備折衝では右の5か条で同意していたが、協定締結の段階で異星人側から新たな項目を付け加えたいと申し入れがあった。

・人間を密かに誘拐し、医学的な検査や遺伝子工学の実験を行いたい。誘拐した人間は体験のすべての記憶を消したうえで無事にもとの場所へ戻す、というものだ。
 非人道的な生体実験であり、当然のことながら、アイゼンハワー大統領以下の連邦政府側は躊躇した。だが、両者の文明差は5万年ほどもあり、戦うわけにはいかない。連邦政府は無条件降伏したも同然の状況で、異星人の要求をのまざるをえなかった。かくて、“悪魔の密約”と称される秘密協定が正式に締結されたのである。

・当初の地下基地は2か所。そのひとつがダルシィの地下であり、もうひとつがエリア51から南へ6キロのところにある。「S−4」というエリア内の地下だった。その後も地下基地・施設の建設は続行されて200か所以上を数え、現在もなお新設されつづけている、というのである。

・異星人との密約、地下秘密基地――荒唐無稽というか、きわめて現実離れした話だ。トンデモ説と笑殺されてもおかしくない。が、それを裏づけるような証拠や証言が多数存在するという事実を無視するわけにはいくまい。



『竜であり蛇である我々が神々』 
(闇の権力を操る爬虫類人の地球支配/管理)
(デーヴィッド・アイク) (徳間書店)  2007/8



<ダルシー戦争>
・フイル・シュナイダーは、新世界秩序のアジェンダのために131もの地下軍事基地が平均して地下1.5キロの所に建設されているのを知っていると言った。彼が関わった中に、ネバタ州のエリア51とニューメキシコ州のダルシーもある。

・ダルシーは、人口が約1000人の小さな町で、標高2100メートルあたりには、ヒカリヤ・アパッチ族の居留地がある。ダルシーやその周辺では、UFOを見たUFOが着陸した、「エイリアン」に誘拐された、人間や動物がばらばらにされた、レプティリアン(爬虫類人)を、見たといった報告が絶えず聞かれる。

・ダルシー基地では1979年にレプティリアンとグレイが人間の軍隊や民間人と戦った「ダルシー戦争」があったとされる場所でもある。両陣営とも多数死者が出たが、フイル・シュナイダーもこの衝突に参加していたのだそうだ。彼はレーザー兵器で撃たれたといっており、すでに公にされているとのこと、彼の胸には異様な傷跡が残っている。



『X51.ORG THE ODYSSEY』
(佐藤健寿)(夏目書房)2007/4/1



<AREA51>
・グルームレイク、ドリームランド、パラダイスランチ、コンテナ、飼育場、ウォータータウン、月のダークサイドーこれらはすべて通称「AREA51」の名で知られる特殊な軍事施設の別名である。「UFOの聖地」とまで呼ばれるその謎の地帯は、米政府が地球外生命体を隠匿する秘密基地と噂され、これまで、長い間、ゴシップ界で注目を集め続けてきた。エリア51は米ネバダ州ラスベガスから北90マイルほど離れたエミグラントバレー付近内の広大な半砂漠化した地帯に位置し、公式には米空軍の試験飛行場、ネリス空軍基地として使用されている。

・世界中のUFO研究家たちは、エリア51を米政府が異星人と契約を結び、そしてそのテクノロジーを隠匿するために作り上げた超機密施設であると確信しているのだ。

<レイチェル>
・ブラックメールボックスから15分程、車を走らせると道路の脇にレッカー移動されるUFOのオブジェクトが現れる。これが、エリア51の宿場町レイチェルである。
・旅行者が訪れるのは、エリア51の公式観測所にバーと宿屋を経営するリトル・エイリインのみであろう。

・エイリインの中心では、その日もクラーク氏を中心に職業不明な中年の男性が真昼間から集い、ランチを食べながら真顔で米政府の陰謀論について活発な議論を交わしていたのである。

・最近でもエリア51の警戒体制はやはり相当なもので。私が訪れる少し前にも、米国人の小学校教員が同地に侵入して莫大な罰金を払ったばかりだと言う。侵入といっても車をUターンさせようとして立ち入り禁止を1メートルほどオーバーしただけだったのである。罰金は約70万円程度が課されたと言うことだった。また外国人の場合、問題なく再入国禁止になると言うことだった。



『都市伝説の真相』  背筋の凍る噂75!
世界博学倶楽部   PHP  2010/6/22



<フリーメーソン[オペラ『魔笛』に刻まれた秘密の暗号]>
・世界最大の秘密結社フリーメーソン。

・組合の規律は厳しく、フリーメーソンに所属できるのは世界のエリートだけだ。

<世界の真の支配者は、フリーメーソンである・・・。>
・噂は噂を呼び、歴史に名だたる事件や事故の陰に見え隠れする結社を、いつしか世間はそう考えるようになった。
 そして、それは当時から今に至るまで肯定も否定もされていない。将来的な彼らの活動は、銀河におよぶという。

<エリア51[宇宙人が働く謎のアメリカ軍基地]>
・UFOや宇宙人が存在するかどうか、その真相を知る手がかりとなりうる場所が、アメリカの「エリア51」である。

・異星人による地球侵略をテーマにした映画『インデペンデンス・デイ』のなかで、UFO研究施設として登場した「エリア51」は、アメリカ、ネバダ州の砂漠地帯にある空軍基地として実在する。

・その名も「グレーム・レイク空軍基地」。ただし公式には存在が認められていないため、地図には記載がない。基地へ至る道は、不用意に近づくと逮捕され、罰金まで科せられるというほど、厳重な警備体制が敷かれているという。

・また「元職員の話」として、基地内でのUFO研究にまつわる噂が出回っているためだ。一説によると「エリア51」の目的は、回収したUFOの技術を応用して人類にも操縦可能なシュミュレーターを作ることだといわれている。

・しかも、三千人あまりの宇宙人が基地内部で働いており、実際に宇宙人との会話を記録したテープも存在するらしい。アメリカ政府は、UFOが墜落したといわれる1947年の通称「ロズウェル事件」以降、UFOに非常に高い関心を抱いているといわれ、その件に関する様々な真実の公表を拒んできた。



『UFOが飛来する国 ミャンマー』 心優しき人々との出会い
(小寺ゴン太、なしなし・ひらつか)
 (文芸社ビジュアルアート)2007/3/1



<UFOが飛来する国 ミャンマー>
・今から60年前、この国を舞台に日本軍とイギリス軍との間で壮絶な殺し合いが行われ、何十万もの尊い命が失われたことを知らない。

・ミャンマーはアジアで最も貧しい国の一つ。

<カロー>
<UFOが飛来する国・ミャンマー  [ゴン]>
・「カローは、空気が澄んでいてとても静かな町ですよ。イギリスの避暑地だったので、洋風のモダンな建物が建っています。ここは、竹でできた仏様が有名です」

・ここからなら、朝霧に覆われたカローの町が一望できる、桃源郷に来たような気分だ。
「おや、あそこに変なものが飛んでいるぞ。UFOじゃないか」と、突然J氏が叫んだ。
「どこどこ、何もみえないぞ」
「ほら、あそこ。向かいの山の頂上だよ」
「ええ。どこ、どこ」
「すごいスピードで、折れ曲がって飛んで行った。あれは絶対にUFOだ」
彼は山原を指差し、口からアワを飛ばし力説した。残念ながら私には未確認飛行物体を発見することはできなかった。
しかし、そんなものが飛び交っていても何らおかしくないカローであった。



『タリズマン』(秘められた知識の系譜)
(グラハム・ハンコック、ロバート・ボーヴァル)(竹書房)2005/6/1



<アドセンティン>
「アドセンティンの城は4つの門を持ち、その上にはヘルメス・トリスメギストスが霊を込めた像がある。これを太陽の都の門や道路と比べて欲しい。城の屋根には灯台が設けられ、街全体を7惑星の色で照らす。これを太陽の都市で日夜燃え続ける7惑星のランプと比べてみてほしい・・・・」
『ピカトリクス』は、ヘルメス・トリスメギストスがアドセンティンに太陽を祀る神殿を建てたとも述べている。



『プレアデス・ミッション』 
(ランドルフ・ウィンターズ) (たま出版)1997/12/1



<パラレルワールド(平行世界)に住む>
・プレアデス星人の祖先である古代リラ人の兵士たちがアザエルに率いられ、住むべき星を求めてさまよったとき、ちょっとした間違いが生じた。彼らの艦隊が一秒分、通常の時間の枠の外に出てしまい、地球の時間の刻みとは別次元のプレアデスに着陸してしまったのだ。そのため、地球の夜空に見える星プレアデスへといざ私たちが向かい、行き着いたところで、プレアデスには何も住んでいない。代わりに、青い太陽が空高く輝いている不毛の地があるばかりのはずだ。プレアデス星人は、私たちのいる世界よりも1秒ずれた、地球の時間の枠外に生きているのだ。だから彼らが地球にやって来るときには、少しばかり彼ら独自の機器類を使って時間のずれを調節し、ビームシップが私たちの目にきちんと見えるように細工しなければならない。さまないと、私たちは彼らの存在を認知することが全く不可能になってしまうからだ。



『フェローシップ』 
 (ブラッド・スタイガー)  (たま出版)1996/2/1



<雲の向こうの地・・・・マゴーニャとは!?>
<「天上の人々」>
天空からの存在が地上に舞い降りたという出来事を記す一例に、西暦840年のヨーロッパで、農民や小百姓、商人たちが「天から来た人々」と交易することを禁じられていたという事実がある。フランスのリヨンの大司教アルゴバードはあきらかに狼狽していた。なぜなら、彼の教区民達は、皆「雲の向こうから来た船団」の存在を信じていたからである。天から現れたとされるその船には、普通と変わらない、人間とよく似た容貌の種族が乗っており、船を動かしていた。その種族は、「雲の向こうの地・・・・マゴーニャ」から来たと言われていた。



『未知の事典』 
(コリン・ウィルソン)  (平河出版社)1991/11/1



<「平行世界」(パラレル・ワールド)>
・ 「平行地球」が存在するかもしれないという証拠がかなりある。たとえば、UFOや人間出現現象などの現象を説明するために「平行地球説」が持ち出されてきたし、特異な現実らしさか、真に迫った夢、これまでにも全く知らなかった情報を教えてくれる夢なども、当人の心が何らかの、平行世界に入り込んだ結果なのかもしれない。夢の場合、証拠はよくてもせいぜい主観的なものでしかないのだが。

<(人間出現現象)>
・ 世界各国の神話、伝説、民話には不気味な「出現」の話が、よりどりみどり、たくさん含まれている。9世紀には、リヨンの大司教アゴバールが、マゴニアという国から「雲の船」に乗ってきた人たちがいるという農民の信仰について書いている。アゴバールは、そのマゴニア人たちに誘拐されたと主張する4人の人たちとかかわりあいになったが、4人の話を信ぜず、当然のことだが、マゴニアというのは、異教の象徴だと結論した。

< 「UFO」>
・「接触したと称する人たち(コンタクティー、チャネラー)の多くは、宇宙人の宇宙人の声を頭の中で聞いたといっており、ジョージ・ハント・ウィリアムソンの『獅子の秘密の場所』には、宇宙人が自動書記でウィリアムソンに接触し、自分たちは1800万年前に地球に到来し、2万4000年前に大ピラミッドを建て、その地下室に宇宙船が隠されているとウィリアムソンに伝えたという」。

・「UFO目撃談は跡を絶たず、しかもその大半は自己宣伝をする必要のない普通の人たちの話なので、UFO現象は、純然たる妄想ではないという声が高まりつつある」
・「1969年英国空軍中将サー・ヴィクター・ゴダードはロンドンで講演し、UFOが平行世界から飛来している可能性があると述べた」。



『魔女と魔術の事典』
 (ローズマリ・エレン・グィリー) (原書房)1996/10/1



<雲の上の国マゴニア>
・「雲の上の国マゴニア」の話は中世欧州の伝承である。
「テンペスタリー」
「中世の伝承では、テンペスタリーは、魔女でマゴニアと呼ばれる空にある土地に住む神話上の住民のために、嵐を起こすことを専門にしていた。巨大な嵐の雲が、大地の上にさかまくと、それはマゴニア人の船だといわれていた。テンペスタリーは、風をたたきつけるように吹かせ、稲妻と雷を作り出して、マゴニア人の手助けをした。悪意をもって積荷を船外に投げ捨て、マゴニア人たちは、下界の作物を激しく打つように雹を送った。それから彼らは、その船を着地させ、さらにテンペスタリーの助けを借り、打ち付けられた作物を盗むという次第である。しばしば彼らは、テンペスタリーに報酬を払わず、空に物凄い速さで戻り、そして魔女たちは、その後を追いかける。その模様を下界の農夫たちは、嵐の空にできる、まばらな雲として見た」。



『聖シャンバラ』
 (三浦関造)(竜王文庫)1963



<アンタレス>
・「宇宙のホワイトロッジは、プレアデス星座のアンタレス星にある。
地球の大ホワイト・ロッジは、チベットから下って行く地下の4次元にある聖所のシャンバラにあり、地球の聖所は、その他にサハラ砂漠のアトラス山中、カナダの荒地、マヤ人がミクトリンと言っていたユカタン(ミクトリンとは、<真っ暗な家>という字義)、カリフォルニアのシャスタ山の地下、もう一ヶ所は、ドイツのハルヅ山中である。しかし中央聖所は、地下のシャンバラにある」ということだそうです。



『歴史読本』(日本史における宇宙人の饗宴)
(川島昭江)  (新人物往来社)



<徳川家康>
・1609年の慶長14年、駿河国(静岡県)にいた徳川家康のもとにグレイのような異人が現れたという記録が、江戸後期の儒学者、奏鼎の随筆集「一宵話」にあるようだ。
この随筆の章のタイトルが「肉人」ではなく、「異人」となっている。指のない人間に似た小さな生物「肉人」は、フリークスともとれなくもないが、アメリカに保存されているという宇宙人そのものであるように思われる。

・徳川家康もグレイ(小柄な宇宙人)のコンタクトを受けたという記録がある。徳川家康もコンタクティーだったということになる。

・1609年の慶長14年、駿河国(静岡県)にいた徳川家康のもとにグレイのような異人が現れたという記録が、江戸後期の儒学者、奏鼎の随筆集「一宵話」にあるようだ。

・神祖、駿河にいませし御時、御庭に、形は小児のごとくにして、肉人ともいうべく、手はありながら、指はなく、指なき手をもて、上をさして立たるものあり。

・神祖とは、徳川家康のことである。あまたの戦火をくぐりぬけて来た家康の家臣たちが、刀を抜くことも忘れて奇怪な「肉人」の出現に驚いていると、家康は、「御城遠き小山の方へおいやれ」と命じた。

・この随筆の章のタイトルが「肉人」ではなく、「異人」となっている。指のない人間に似た小さな生物「肉人」は、フリークスともとれなくもないが、アメリカに保存されているという宇宙人そのものであるように思われる。

・儒教学者奏は、ある書物に載っていた記述に目をとめ、それを地球上には存在しない生物と直感し、「異人」として書き留めたのではないだろうか。



『神々の帰還』
(エーリッヒ・フォン・デニケン)(廣済堂出版)1999/5/1



<信じられない年代の数字>
ジャイナ教の伝承の多くは、現代科学の観点から見ても、実に革命的である。時間の概念カーラは、アルベルト・アイン・シュタインの理論体系さながらの役割を演じる。
時間の最小単位はサマヤ(時間点)で、これは一個の原子が自分の長さだけゆっくり移動するのにかかる時間で、無数のサマヤが集まって、初めてーアヴァリラになる。167万7216アヴァリラで、ようやく計量可能なームフルタになる。これは48分に相当する。三十ムフルタで一アホラトラになる。これはちょうど我々の一昼夜24時間に相当する!

<カルパという空飛ぶ宮殿>
・ ジャイナ教の宗教哲学者たちは、さまざまな世界の住人たちが見せるさまざまな特徴までも描く、天界にも(カルパ)という名前がつけられている。そこには素晴らしい空飛ぶ宮殿がある。これは可動式の建造物で、「都市全体が空飛ぶ宮殿」になっていることが多いらしい。天界の諸都市は、階層構造になっていて、各階の中央部からはヴィマーナ(空飛ぶ乗物)が四方八方に発進できる。



『神々の帰還』
(エーリッヒ・フォン・デニケン)(廣済堂出版)1999/5/1



<スターウォーズ勃発>
<地球を周回する大城砦>
古代インドの大叙事詩「マハーバーラタ」の一部「ヴァナパルヴァン」では、神々の住まいは、宇宙城砦と呼ばれ、地球のはるか上空を周回した。また、「サバ・パルヴァ」にも同様の記載がある。これらの巨大な宇宙城砦は<ヴァイハヤス><ガカナチャラ><ケチャ>と言った名を持っている。いずれも連絡船ヴィマーナが巨大な門から悠々と着陸できるほどの規模だった。
古代インドの伝承文学の「マハーバーラタ」の「ドローナ・パルヴァ」には、地球を周回する素晴らしい三つの大城砦都市のことが出ている。これらの宇宙城砦は地球上ばかりか、神々の間にも騒ぎを引き起こし、これがきっかけとなってスター・ウォ−ズが勃発した。

<古代の超科学>
・とりわけジャイナ教では、複雑極まりのないカルマの教えが微細に渡って述べられている。ジャイナ教は、ヒンズー教や仏教と並んでインドが生み出した三大宗教の一つだ。

・ ジャイナ教は仏教よりも数百年早くインドに起こり、5世紀までにはインド亜大陸全土に広まった。しかし、ジャイナ教徒たちによると、この宗教が創設されたのは何千年も昔のことだという。

・ ジャイナ教の経典は、聖書と同じやり方でまとめられ、シヴェターンバラ(白衣派経典)という名称で一括して呼ばれている。



「シャンバラの秘宝」 Zファイル
  (玉井禮一郎)(たまいらぼ出版)1996/6/1



<実験室への訪問から「奇妙な実験室」の町への訪問>
・「そこには、卵型で直径4メートルほどの銀色の物体が、脚というか着陸軸もないのに空中に止まっていた。まるで、地面から50メートルのところに卵が浮いているようなものであった」
「彼の言葉を借りると、『実験室』という名前の、前述された部屋で、『彼女』は、メタモルフォーゼ(変身)を受けた。」

・「その町では、人間が自然な動きで歩き回り、会話はあまりなく、背丈と肌の色の異なる二つの種族が見受けられた。男も女も全員同じチュニカ服を着て細部が異なる程度であった」。
「そこは、子供、青年、老人などの姿は見えず、皆あまり年齢の差がないようにも見られた。地上人の感覚から見ると、大体30から35歳くらいの年齢層に見えた」。

・「家やその他の建築物は、三種類あることが見受けられた。それは、ピラミッド形、円筒形、半球形であった」

<ロシアの伝説もシャンバラを偲ばせるものが多い>
・ロシアには、シャンバラを偲ばせる幾多の伝説がある。その一つは、「白河(ベロフォダイ)」の伝説である。
「義人にしか見えない聖都がある。そこに行くには、不屈不撓の精神堅固な信仰がなくてはならぬ。そこに行くには、先ず夜間ロポン湖畔に一人佇み、地上一切のことを思わず、静かに息の音も立てず、湖面を見ていなければならぬ。すると、銀鈴の音がして、鏡に写ったように、湖の中に大都会が見えてくる」

・「電磁力の科学的研究がもっと進歩したならば、シャンバラと世界の霊王サナート・クメラ(上行菩薩)の存在が認識されるであろう。なぜかとなれば、この不可思議な存在は、超電磁力的な存在だからである。崇高なる思想、強い正義意志に立ち上がるとき、我らはシャンバラ超電磁力の感化を受けている」。

「法華経のハイライトは、『見宝塔品(けんとうぽん)』の中で、いきなり、地中から巨大なUFOの母船のごときのものが出現し、空中に停止し、その中で宇宙人の大師(メストレ)ともいうべき多宝如来と地表人の大師(メストレ)である釈迦牟尼仏が並んで座って説教を始める場面が一つ」。
「もう一つは、地面が震え裂けて、地表人よりはるかに進化した地底人『地涌(じゆう)の菩薩』たちが大挙出現して、末法時代の始まり(現時点)における再出現を誓うくだりである」。
経文には「この菩薩たち」について、「大地の下方空中に住す」とある。

(著者の参考文献)
「アガルタ」(R・E・ディクホフ)、「驚くべき地下の洞窟」(アントニン・ホラク)、この世のものではない」(ピータ・コロジーモ)、

「来るべき民族」(ブルワー・リットン)、「空洞な地球」(エリック・ノーマン)、「獣と人間と神」(オッセンドウスキー)、

「シャンバラ」(ニコライ・レーリッヒ)、「シャングリラは存在するか」(エンリケ・ジョゼ・ド・ソウゲ)、

「巫女(ベスタル)とともに生きたわが生涯」(アルマンド)、「シャンバラへの道」(タシ・ラマ3世)、「古代南アメリカの神秘都市」(ハロルド・ウィルキンス)



『シャンバラの秘宝』Zファイル 
 (玉井禮一郎)(たまいらぼ出版)1998/6/1



<ブラジルからの地下都市シャンバラ>
・「ブラジルの地底世界(シャンバラ)−法華経、聖書に示される未知の存在―マヤ、インカ文明、アトランティス、ムー大陸―金星、宇宙人―地底世界(シャンバラ)の大師(メストレ)と王(サナート・クメラという650万年前に金星から天下ってきたという地球の真の王という。これらが実は深い因縁を持っている)。
「『トランス・ヒマラヤ密教入門』(たま出版)という本の中に、シャンバラの起源が1850万年前に遡りシャンバラのための最初の植民地が南アメリカの中央にあるイベス寺院であったということ」。
「古代マヤやヒマラヤやゴビ砂漠など世界各地に現存するシャンバラは、すべてイベス寺院から派生したものであるということ」。
「私が訪ねたブラジルの中央部には、そのイベス寺院の跡があること」
「その最初のシャンバラの住人たちは、金星から移住してきた人たちであること」。
「私(玉井)は、すでに法華経の『地涌品(じゆうぼん)』が地下世界と地底人の存在を暗示し、それが真実であることを知りえたことが、今回のブラジル探検行の最大の収穫であったことは述べた」。

・「同著者は、地下大空洞の世界は、幾多の迷路をたどって、地殻の表面を通じているといい、また火星、金星にも同様な地下世界があることを述べて、さらにいう、『地下世界には巨大な山があり、岩があり、処女林があり砂漠があり、寺があって驚くべき面積を占める幾多の都会があり、そこに隠される神秘は、幾百万の住民によって守られる。住民は、深遠な知識の持ち主で堅固な信仰を持つ』

・「地下住民一般は、聖都の第一郊外までしか行くことができない。少数者のみ恐ろしいヤコブの梯子をのぼって聖都に行き、そこで高等秘伝を受けた上で、中央伽藍(がらん)にはいる。伽藍は、魔法的建築の丸屋根で太陽のスペクトルのような色彩の光を絶えず吐き出し、かつ吸い取っている。伽藍の中央権威マキシマム(サナート・クメラ=上行菩薩)が厳格に君臨したまうときには、光と音を発する虹のようにして現われたまう。この地下首都がシャンバラである」。



「シャンバラの秘宝」Zファイル 
 (玉井禮一郎)(たまいらぼ出版)1998/6/1



<巨大な宇宙船の地球来訪(宝塔品)とおびただしい数の地底人(従地涌出品)の出現の二つ>
「法華経」の予言のハイライトは、巨大な宇宙船の地球来訪(宝塔品)とおびただしい数の地底人(従地涌出品)の出現の二つですが、それが今世紀末から来世紀初頭にかけて、われわれの肉眼で見える形で実現するということで聖書などの諸預言も一致しております。
「世界の宗教のルーツは地底王国(シャンバラ)に」
「私は過去40年間という時間の大半を法華経の探求に費やしてきた」
「地底世界に通じる入口には、世界に数箇所、数十箇所もあるといわれているが、その最大のものは、チベットのポタラ宮殿の地下と、ブラジルのロンカドール山脈にあるといわれる」
「地球空洞論」の著者 レイモンド・バーナードによると、
「地球の地殻は、張り巡らされたトンネルによって蜂の巣状態であり、各トンネルは地球内部の大空洞に通じている。地表でのトンネルの入口が集中しているのが南米で、特にブラジルに多い。西方のブラジルと東方のチベットは、地下世界と地上を結ぶ二つの極と考えられる」
「今、波動という考え方がはやっているが、我々の身体も波動の一種の結晶とみることもできそうであり、テレポーテーション(瞬間移動)も我々の個体を維持せしめているバイブレーションを変化させれば、自由にできるとも言われている」。
「ハリソン・フォード主演の映画『インディ・ジョーンズ』のモデルとも言われているイギリスの探検家P・H・フォーセット大佐は、19世紀の初頭、ボリビア・ペルー・ブラジル三国間の国境画定のためにブラジルの中央部の秘境マット・グロッソに入った」。
「その企画書によれば、ブラジルのロンカドール山地一帯は、来るべき3千年紀(2001年から3000年における地球上の重要な霊的センターになるという。現に、その地域は、地球上でもっとも多くUFOが目撃されている。ちなみに、UFO実在を国家として、最初に公式に認めているのは、ブラジルである。
「ロンカドール地域に関する最初の本格的な記録文書「地球外生命体」−何者たちなのか?そして何をしているのか?」(マルコス・ダンタス)(アマゾンーアクグアイア領域に関する最初の記録文献)



『ファンタジーランド (上)(下)』
狂気と幻想のアメリカ500年史 
カート・アンダーセン  東洋経済新報社   2019/1/18



<現実は陰謀である  ――X−ファイル化するアメリカ>
・『未知との遭遇』(1977年)と『E.T.』(1982年)公開後の10年で、宇宙人の訪問を受けて調べられ、一時的に連れ去られた、つまり誘拐されたと主張するアメリカ人がどんどん増えた。そして、立派な経歴を持つ数多くのアメリカ人が、それを信じるようになった。

<UFOによる誘拐を経験する>
・同時期に、別のアメリカ人エリートであるホイットリー・ストリーバーが、『コミュニオン――異星人遭遇全記録』(1996年)を出した。ストリーバーは広告会社の元重役で、ホラー小説の著者として成功を収めていた。『コミュニオン』によると、1985年のクリスマス翌日の夜、眼窩が黒く、口の丸い「人間ではないもの」がやってきて、30センチメートルほどの装置をストリーバーの肛門に差し込んだという。同書はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで第1位となり、200万部を売り上げた。この本が後押しとなって、さらに多くのアメリカ人が自分もエイリアンの訪問を受けて調べられたと公表するようになった。

・まだハーバードにいたマックは、すぐにエイリアン誘拐の真相究明を試みる運動を率いるようになった。1992年、マックとすぐ近くにあるマサチューセッツ工科大学の有力物理学者が、誘拐研究会議を開催した。MITで5日にわたって開かれた会議は、「誘拐された人」は真実を語っているという前提で進められた。地球外「あるいは異世界」のその生物は本当に訪ねてきて彼らを調べ、さまざまな形で利用したのだ、と。

・マックの1994年の著書『アブダクション――宇宙に連れ去られた13人』は、自分が精神科医として治療にあたった数十人の誘拐被害者たちの物語をもとにしている。

<理性は障壁である>
・UFOによる誘拐に関する私の研究において、いちばん驚かされた発見は、今地球で起きていることに、宇宙のほかのところでも気づいていたということだった(中略)。
 エイリアンによる誘拐現象は、何かを正す取り組みなのかもしれない。(中略)。全体的な印象では、誘拐は悪意あるものではなく、これに取り組む知性ある存在は、われわれに害を及ぼす気はない。むしろ、私の感覚では、あるいは私の信じるところではと言ってもいいかもしれないが、誘拐現象は、その本質からして地球上の生命が深刻な危機に瀕している今、この惑星の生命を保存することにある。

・地球外生物が近くにいると多くの人が確信していること自体は、1960年代以降に盛り上がりを見せた空想の一つで、さほど心配する必要はないようにも思われる。この民間信仰には妄想に取りつかれた熱心な信者がいるが、こちらの金を取ったり、脚を骨折させたりはしないだろう。

<クーパーの証言>
・海軍時代のある日、クーパーは太平洋で「空母ほどの大きさの空飛ぶ円盤が海から出てきて、雲の中へ飛んでいった」のを見たという。大佐に話すと、海軍情報部の中佐が船に乗り込んできて、見たものを他言しないように命じられた。クーパーはその命令に従ったために陰謀の仲間入りをさせられ、トップシークレット情報にアクセスする権限を得た。それ以来、信じがたい真実を知るようになった。

・1947年にエイリアンの円盤がニューメキシコ州ロズウェルに墜落した(クーパーによると、それから数年の間にアメリカのほかの場所でもたくさんの墜落があった)。その事件のあと、宇宙船の大艦隊が1953年にやってきて、「赤道周辺の高高度の静止軌道」を占領した。それと同時に地球外生物の二つの集団が空軍基地に上陸する。一つは南フロリダ、もう一つは南カリフォルニアで、いずれもアイゼンハワー政権と交渉を行った。フロリダの集団は、軌道上にいるエイリアンは悪いやつらだと警告し、もしアメリカが「核兵器を解体し破壊する」のに同意すれば、「私たちの精神的成長を手助けすると提案した」。だが、アメリカはこれを断った。アイゼンハワーが個人的にカリフォルニアの地球外生物に会い、取引をまとめて協定に署名したという。

・エイリアンの惑星を訪れたアメリカ人もいて、行政機関の秘密グループ(1980年代にほかのUFO研究者たちによってその存在が暴かれた)が地球外生物との協力関係を統括している。陰謀は国際的で、1961年には「エイリアンとアメリカとソ連の共同基地が(すでに)月に存在した」。ケネディ大統領は、CIAが麻薬密売に手を染めていると知って仰天し、政府が麻薬取引から手を引かなければ「1年以内にエイリアンの存在をアメリカ国民に明かす」と陰謀者たちに告げた。これがケネディ暗殺につながった。犯人はケネディのシークレットサービスの運転手だった。

・ちなみに、クーパーがこれらの驚くべき秘密を知った場所は、海軍だけではない。『白い馬を見よ』には、連邦政府の秘密文書とされているものが掲載されている。

・マックが、エサレン協会の呼吸法から前世、エイリアンによる誘拐、宇宙規模の「自明の宿命」に進んでいったのと同じで、クーパーも次から次へと別の空想に引きずり込まれていった。

・最終的な黒幕は、クーパーの説では「イルミナティ」である。この18世紀ヨーロッパ知識人の秘密結社は、今から200年前にアメリカの陰謀論者たちを怯えさせたが、それが1960年代に極右の脅迫観念の対象として復活し、その存在は1980年代と90年代にかつてないほど大きく膨れ上がった。イルミナティの「1917年以来」の基本計画は「人類を一つの世界政府にまとめるために、宇宙からの脅威を」使うことだった。そしてそこには、ありとあらゆる組織や人間が参加している。「イエズス会、フリーメイソン(中略)ナチ党、共産党(中略)外交問題評議会(中略)日米欧三極委員会、ビルダーバーグ会議(中略)バチカン(中略)スカル・アンド・ボーンズ(中略)いずれも中身は同じで、すべて同じ究極の目標、新世界秩序に向かって動いており」、その新世界秩序は「扉を叩き壊しつつある」。それに加えて、ロックフェラー家、ランド研究所、連邦準備銀行、CIA、国連も関与している。実のところ、ブッシュ大統領もイルミナティによる「新世界秩序の夢」の実現計画について公言し始め、覆面がはがれつつある、とクーパーは言う。

<なくならない陰謀説>
・「新世界秩序」――当時この言葉が、邪な陰謀が世界を動かしていると信じる人たちにとって、すべてを包含するただ一つのキャッチフレーズになりつつあった。その陰謀には、クーパーが列挙するエリート集団のほか、数十年前に反共産主義者やジョン・バーチ協会が挙げていた銀行、報道機関、芸能産業も加担している。この世界規模の陰謀を信じる勢力が、地球外生物陰謀説の余波に乗って拡大していた。いわば、一つの空想に基いた疑惑がまた別の空想を呼んだのである。

・だが、ハーバードの教授や主流派ジャーナリストによって、地球外からの訪問者の存在を信じることが「それなりに尊重される」ようになり、「正当性らしきものが付与された」。それが結果的に、「陰謀説が文化的にイメージアップするプロセスを前進させた」。アメリカ人のかなりの部分が、地球上に地球外生物が存在することをアメリカ政府が隠蔽していると考えるようになると、「UFO研究は(中略)本来なら縁のなかった人にまで新世界秩序の考えを届ける手段になった」

<ウェブによってフィクションが現実に>
・放送メディアは、UFOマニアと陰謀論の間にさらに二つ、重要な橋を架けた。一つは名目上はノンフィクション、もう一つは純粋なエンターテインメントで、いずれも数百万のアメリカ人をファンタジーランドに送り込んだ。
 全国放送のラジオ・ニュース番組『コースト・トゥ・コーストAM』が、1990年代に大ヒットし、数百のラジオ局に配信された。この番組の制作と司会を担当したのはアート・ベルで、ラスベガスとデスバレーの間の砂漠にある自宅近くのスタジオで毎晩4〜5時間、話をした。ゲストに迎えたのは、陰謀論者のほか、政治、超常現象、疑似科学、終末論などあらゆる分野でのありそうもないことやありえないことを扇動している人たちである。

・その結果『コースト・トゥ・コーストAM』は、刺激的な嘘を提供する人気の番組となった。有名人が出演すると、おかしなこともすべてまっとうに思えてくるから不思議だ。私の大まかな推計では、1990年代には毎晩深夜零時から明け方にかけて起きているアメリカ人の5分の1が、『コースト・トゥ・コーストAM』を聞いていた。

・『白い馬を見よ』の刊行から10年後、この運動の始祖であるビル・クーパーが、アリゾナの自宅で保安官補たちとの銃撃戦の末に殺害された。保安官補たちは、クーパーが隣人を銃で脅したため彼を逮捕しようとしていた。これは2001年のことで、警察がもともとクーパーの逮捕を予定していたのは……9月11日だった。この偶然のタイミングのおかげで、当然ながら新世界秩序信者たちの間では、殉教した英雄としてクーパーの地位がいっそう高まった。彼らにとって偶然は存在しない。それから間もなく、FOXは『X−ファイル』の新エピソードを放送しなくなった。いずれにしても、それ以上は必要なかっただろう。この番組はすでに人々を教育することに成功していた。「真実はそこにある」のだから、「信じろ」「誰も信じるな」。2001年、アメリカ人はすでに数多くのUFO目撃情報を寄せていたが、2015年にはその数が2001年の241パーセントに達した。

<戦力的な霊的闘争>
・こうした闘争は、悪魔が支配する領域を「霊的に調査」し、その領域を支配するサタン配下の「実力者」や「霊」に祈りを集中させる、といった形で行われる場合もある。こうした「悪魔のホットスポット」とされる場所は、いつも決まっている。全米家族計画連盟に参加している病院、モルモン教の寺院、カトリックの教会、フリーメイソンの支部、瞑想センター、LGBTQが集まる場所、ストリップクラブ、タロットカードやドリームキャッチャーの販売店などだ。
 戦略的な霊的闘争が極端化した例もある。たとえばワグナーは、日本の全国民に狙いを定め、ナショナル・パブリック・ラジオの番組『フレッシュ・エア』でこう説明している。サタンは「暗黒の力」を蔓延させるため、昭和天皇に協力を求めた。「天照大神が直接天皇のもとを訪れ、天皇と性向を行った。(中略)それが霊と人間との間でどう行われるのかは知らないが、それが行われたのは確かだ」。同番組のテリー・グロスが、サタンの手下は現在「アメリカで活動しているのか? アメリカの政治家はそれに取りつかれているのか?」と質問すると、ワグナーは答えた。「もちろん。私たちはそういう人を“苦しめられている人”あるいは、“悪魔化されている人”と呼んでいる」。
 現在では、カリスマ派のこうした考え方が受け入れられて一般的になり、急進的な神学を信奉しているだけの福音派は守勢に追い込まれている。カリスマ派は異常者扱いされたアン・ハッチンソンの子孫、それに敵対するほかのキリスト教徒はかつてのピューリタンの子孫と言えるかもしれない。

<キリスト教とは異なる魔術、宗教とは異なる精神世界――ニューエイジ運動の広がり>
・ベンチャー企業の支援を受けたピルグリム・ファーザーズ、メソジスト派やバプテスト派やクリスチャン・サイエンス、L・ロン・ハバート、キリスト教放送ネットワーク、無数に存在する単立教会など、アメリカの宗教関連の事業はどれを取っても起業家精神に満ちている。

<ニューエイジと呼ばれる人々>
・そういう意味では、ニューエイジと呼ばれているものも、大小無数の企業(や非営利団体)で構成されているとはいえ、やはりアメリカの宗教の一つと言える。これもアメリカのプロテシタント同様、神秘的・超自然的な信念や考え方を持ち、真実や幸福、自己変革、繁栄を追求する形而上学である。

<超自然的なものが流行>
・1980年代および90年代には、人体にある目に見えないチャクラにそれぞれ対応した、不思議な癒やしの力を持つ水晶が流行した。また、手当て療法の一種であるレイキなど、キリスト教とは無関係の信仰療法が活況を呈した。死者の霊との交信ブームが再燃した。だが、今回は、死んだ親類と交信する以前の降霊術とは違い、著名なチャネラー(交信者)がセスやラムサというまったく架空の存在に憑依された。ワシントン州に住むジュディス・ダーリーン・ハンプトンという女性は、ジュディ・ゼブラ・ナイト(略称JZ)と名乗り、ラムサとして話をするふりをして一躍有名になり、多大な富を築いた。ちなみにラムサとは、石器時代の伝説の地レムリアの戦士で、同じく伝説の地アトランティスとの戦いに勝って世界の大半を征服し、全知全能の半神半人となったとされる人物である。JZには、女優のシャーリー・マクレーンを始め、信者が無数にいた。

<積極的思考を広めたウィンフリー>
・ところで、チョプラやウィリアムソンは、なぜこれほど有名になり、強い影響力を持つことができたのだろう?それは、それぞれ1992年と1993年に、絶大な人気を誇るテレビ司会者、オプラ・ウィンフリーの支持を受けたからにほかならない。ウィンフリーのトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」は1980年代半ばから全国放送が始まったが、1990年代には、毎日この番組を見ているという熱心なファンが1200万人から1300万人いた。2000年から発行されている彼女の雑誌『O』にも、数百万人の読者がいる。宗教界や政界の人物を除けば、オプラ・ウィンフリーほど魔術的思考を全国的に広め、その信頼性を高めた人物はいない。

<書籍に見る“ニューエイジ”>
・ニューエイジはきわめてアメリカ的な、民主的で分権的な運動であるため、聖典とされる文献も無数にある。その中でもきわめて影響力が大きく、広く読まれている1冊が、ロンダ・バーンの『ザ・シークレット』である。
これは、10年ほど前に出版されると、ウィンフリーの力強い推薦を受け、たちまちニューエイジの聖典に仲間入りした。

・つまり『ザ・シークレット』は、『積極的な考え方の力』同様、アメリカの基本原理(個人主義、超自然崇拝、「信念」への信仰)に沿った内容ではあるが、そこから宗教的装い(神やイエス、美徳、勤勉に対する報い、来世でのみ得られる至福)をはぎ取っている。その結果残ったのは、「引き寄せの法則」である。何でもあれ強く望みさえすれば、自分のものになる。信じることがすべてというわけだ。

・『ザ・シークレット』ではこう断言している。「この知識を使ってできないことは一つもない。誰であろうが、どこにいようが関係ない。“秘密”を実践すれば、望みのものが手に入る」。この本はその内容を、科学的だと述べている。
 引き寄せの法則は自然法則であり、重力の法則のように公平だ。(中略)不屈の思いを通じて引き寄せなければ、どんなことも経験できない。あなたが望みのものを求め、信じ、まだ見えないながらもすでにそれを手にしていることに気づいた瞬間、全宇宙が一変し、望みのものが姿を見せる。もう望みのものを受け取りつつあるかのように思い、話し、行動しなければならない。それはなぜか?宇宙は鏡であり、引き寄せの法則により、心を支配する思いが自分に映し返されるからだ。(中略)
 望みのものが姿を現すまでに時間はかからない。少しでも遅れているように感じるとすれば、それは、信じるに至るまでに時間がかかっているからだ。

・確認のために言っておくと、ここで述べられているのは、精神的な満足感のことではなく、現実のもの、あるいは恋人や現金のことである。「誰もが十分なお金を持っていないのは、お金がやって来るのを妨害するような考え方をしているからにほかならない。(中略)あなたがやるべきことは、お金が自分のもとへやって来る“方法”を見つけることではない。ただひたすら求めることである。(中略)その結果どのようにお金がもたらされるかは、宇宙にすべて任せておけばいい」。著者は、合理主義は魔法を中和してしまうおそれがあると警告する。実際、個人的な範囲を超えて現実世界を知ると、問題を引き起こす場合がある。「私は“秘密”を発見すると、もうニュースを見たり新聞を読んだりはするまいと決心した。そんなことをしても、いい気分にはなれないからだ」

<実にアメリカ的な二次創作小説――預言者ジョセフ・スミス>
・末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の始祖ジョセフ・スミスも、フィニーやミラーと同時代の人物である。この男もまた、説教師や預言者としてスーパースターになる前のフィニーやミラー同様、ニューヨーク西部の田舎町に暮らす、ごく普通の若者だった。平凡な家庭に育ったが、その家族はさまざまな宗派に入っては出てを繰り返し、父親は予知夢を見ることができたという。学校には数年しか通っていないが、魅力的で人に採り入れるのがうまかったスミスはやがて、大衆の幻想をあおれば、楽にお金を儲けられることに気づいた。

<モルモン教誕生――3か月に及ぶ神との会話>
・後に語ったところによれば、スミスが14歳のとき、森の中で祈りを捧げていると、光の柱の中に神が現れた(さらにあとで思い出したところによれば、神と一緒にイエスもいたらしい)。そして、スミスの罪は許されたと語り、既存の教会はどれもキリスト教を誤解していると告げた。それから3年後、17歳のスミスは、不思議な力を用いるフリーランスのトレジャーハンターとなっていた。そのころ、家で祈りを捧げていると、またしても光の柱の中に、空中に浮いている天使が現れた。その天使はモロナイと名乗った。聖書には登場しない名前である。そしてこんな話をした。これまで知られていなかった聖書の残りの部分をエジプトの象形文字で記した金版がある。それが14世紀前に、スミスの家から6キロメートル余り南のところに埋められ、そのままになっている。そこには、古代の預言者の石も二つ一緒に埋められており、それを使えば、象形文字を翻訳することができる。モロナイは話を終えると、「まっすぐ天に通じるパイプ」を通って去っていったが、すぐに戻ってくると、先に言った話をそのまま繰り返した。ただし、今回はそれに加え、「そうだ、すまない。一つ言い忘れたことがあった」といった感じで、「終末」が間もなく来るとも語った。その後、天使は天国へと帰っていったが、やがてまた戻ってくると、もう一度同じ話をした。さらに、翌日にもう一度現れ、またしても同じ話を繰り返した。

・こうして週5日の「読解」および神との会話を3か月行った結果生まれたのが、モルモン教の経典「モルモン書」である。スミスによれば、これはキリスト教の聖書の第三部にあたり、その25万部に及ぶ文章の中には、旧約聖書や新約聖書の改訂も含まれるという。この書は、口述筆記が終わってから1年後の1830年に出版された。その内容は、みごとなまでの傑作だった。

・紀元前6世紀、これまで知られていなかったリーハイという預言者が、包囲されたエルサレムから逃れ、家族や友人とともに船でアメリカに渡ると、子孫がその地で文明を築き上げた。だがその文明は間もなく、相対立する二つの部族に分裂した。白い肌の部族と浅黒い肌の部族である。すると、復活したばかりのイエス・キリストが、白い肌の部族の中に現れ、その中からまた別の十二使徒を選び、この地でも「山上の垂訓」を繰り返した。イエスが訪れたおかげで、白い肌の部族と浅黒い肌の部族の対立はしばらく納まった。しかし紀元5世紀になると、対立が再燃して戦争になり、浅黒い肌の部族が白い肌の部族を壊滅させた。スミスが話をしたモロナイは、その戦争における白い肌の部族の生き残りで、金版もそのときにモロナイが埋めたのだという(スミスは後に、アメリカの先住民は浅黒い肌の部族の子孫だと神から聞いたと述べている)。スミスはその後も死ぬまで神からの啓示を受け、それを独立した経典として出版したり、既存の聖書の改訂に利用したりした。

<アメリカを聖地に見立てる>
 ・これまで述べてきたとおり、アメリカのキリスト教徒は最初から、ヒステリー気味で、そろいにそろって自己中心的で、聖書を文字どおりに解釈したがる傾向がある。ジョセフ・スミスは、その条件に合致するどころか、輪をかけてその傾向が強かった。たとえば、アメリカのピューリタンや同時代の千年王国信奉者と同様、ハルマゲドンが間もなく起こると予言した。

・聖書の大部分を一つの歴史小説と考えると、ジョセフ・スミスが生み出したのは二次創作小説だと言える。しかも、史上まれに見る成功を収めた、先駆的かつ記念碑的な二次創作小説である。ある研究者の説明によれば、二次創作小説とは、ある原作のファンが、「原作の世界を広げる物語を期待する」ほかのファンの「欲求を満たす」ために創作した小説を指す。スミスの場合、その原作が旧約聖書と新約聖書だった。

<新たな宗教を生みだす>
・どうしてスミスは、大衆を引きつけることができたのか?スミスの弟子の一人は、スミスと一緒に、ニューヨーク州ウェイン群で洗礼者ヨハネと会ったとも、クリーブランドの近くでイエス・キリストと話をしたとも述べた。ほかの二人の弟子も、スミスのそばで天使に会ったと語った。ブッシュマンはこれらを事実として報告している。
 ジョセフ・スミスは、本当に神やイエスと話をした預言者だったのか?並外れた成功を収めたペテン師だったのか?自分が抱いた妄想を心の底から信じていたのか? 私には、どうも三番目が本当なのではないかという気がしてならない。スミスは自分の生涯が終わりに近づいたころに、こう述べている。「私の物語を信じない人を責めるつもりはない。私自身、こんな経験をしていなかったら、とても信じはしないだろう」。

・だが迫害により、この異端の勢いが衰えることはなかった。最初の10年間で、モルモン教会の会員は300人弱から2万人近くにまで増えた。スミスは、天使が以前から命令していた一夫多妻制を決死の覚悟で受け入れると、2年間で30人の女性と結婚した。そのうちの8人は3か月の間に立て続けに結婚しており、6人はまだ10代である。当然のことながら、当局からの迫害も一般大衆からの迫害も過熱した。するとモルモン教会は、さらに成長の速度を高め、それからわずか3年で信者は1.5倍以上に増えた。スミスは、アメリカ大統領選挙への立候補を表明して間もなく行った最晩年の説教の中で、自分はイエスの弟子たちよりも忠実な信徒に恵まれたと豪語し、こう述べた。「私は迫害を誇りとする」。そしてその直後、30代の若さで起訴・逮捕され、拘留中に殺された。まさに、イエス・キリストと同じである。教祖の死から2年の間に、さらに1.3倍に増えた信徒たちは、古代イスラエル人のように不毛の地へと集団脱出を図り、ユタ州にモルモン教のエルサレムを築く。

<増幅される陰謀説への恐怖>
・また同年には、セントルイス郊外に暮らすジョン・ストーマーという男が、『None Dare Call It Treason(誰もそれを裏切りとは言わない)』という本を自費出版した。ミズーリ州共和党の代表を務めていたストーマーは、こう記している。「アメリカを破壊する陰謀計画があるのではないだろうか?対外援助、計画益なインフレ、条約内容のゆがみ、軍備縮小のいずれもが、その計画に合致している」。この本も、発売した年だけで数百万部、それ以後も1960年代の間は毎年100万部以上を売り上げた。こうした下地があったおかげで、1972年に出版された『None Dare Call It Conspiracy(誰もそれを陰謀とは言わない)』もまた、大ベストセラーとなった。この本も、以下のような内容である。「陰謀家は、社会の最上層から現れる。彼らは非常に裕福で、高度な教育を受け、きわめて洗練されている」。つまり「インサイダーズ」やロックフェラー家、ロスチャイルド家、「学界やマスコミのエリート」、イルミナティらが、「全世界的な超政府」を樹立する陰謀を企んでいるという。この本のカバーに記された推薦文の中には、アイゼンハワー政権の閣議で最初の祈祷を主宰した、あのモルモン教徒の農務長官の名前もある。この本の発行部数は500万部に及んだ。

<ケネディ暗殺の「隠れた」陰謀説>
・大仰な怒りと疑念に満ちたこのような世界の見方は、1963年にケネディ大統領が暗殺されると、政治的立場を超えて広がり始めた。あのような暗殺が、頭のいかれたたった一人の負け犬の手で、通信販売のライフルを使って行われたとはとうてい思えない。きっと、共産主義者かCIA、ジョン・バーチ協会、マフィア、ロシアの財閥、あるいはそれらが手を組んで、裏で糸を引いているに違いない。

・1964年になると、左派のライターが、ケネディ暗殺を陰謀と主張する本をアメリカで初めて出版した。この本によれば、黒幕はテキサスの石油業者だという。すると間もなく、政府の調査委員会は隠れた陰謀に気づかないふりをしていると主張する本が、無数に出版されるようになった。

<人民が武器を所持する権利>
・1960年代には「銃マニア」という言葉が生まれた。そのころになって銃マニアが極右派と左派に同時に姿を見せたからだ。銃を所持する権利を真先に擁護したのが、ジョン・バーチ協会、マルコムX,ブラックパンサー党である。ブラックパンサー党は自らを、オークランドの黒人コミュニティを警察から守るために重武装した規律正しい民兵だと名乗っていた。

・アメリカ人は、フィクションと現実を意のままに混ぜ合わせ、何でも好きなことを信じる権利を新たに手に入れたような気になった。おそらく、そのころUFO目撃例が前例のないほど増えたのも、地球に現れる地球外生物が増えたからではなく、魔術的思考が突如解放され、アメリカ人が何でも信じやすくなっていたからだろう。地球外生物が存在することを望み、それを信じた結果なのだ。だが、1960年代に始まるUFO熱は、ただ愉快だけでなく、歴史的に重要な意味を帯びている。というのは、それをもとに、実に込み入った物語が作られるようになったからだ。飛行や着陸の目撃談だけではない。誘拐や政府の隠蔽、惑星間の極秘の盟約といった話まである。熱心なUFO信仰は、アメリカ人の途方もない陰謀思考の種をさらにまき散らした。その結果、20世紀の間に陰謀思考は隅々にまで蔓延し、きわめて有害な影響を及ぼすことになったのである。

<宇宙からの訪問者>
・先にも述べたように妄想は、恐怖に満ちた妄想と希望に満ちた妄想という二つの形態を取って現れる場合が多い。これは、当時いきなりブームになった、宇宙からの訪問者という妄想にもあてはまる。この妄想も、1960年代から70年代になるころには楽観的な傾向が強かった。たとえば、映画『イージー・ライダー』でジャック・ニコルソン演じる人物が初めてハイになったときに熱心にこう語っている。「2週間前にメキシコに行った。そこで40機ものUFOが編隊を組んで飛んでいるのを見たよ。世界中にあいつらの基地があるんだ。政府はやつらのことを全部知っている。(中略)だが、秘密にしておくことにした。(中略)金星人はアドバイザーという立場で、あらゆる階層の人間と会ってるらしい」。1960年代の名作映画のこのエピソードは、笑い話であると同時に真実を語ってもいる。当時のアメリカのUFO熱を端的に説明しているのである。

・『イージー・ライダー』が公開されたのと同じ年のある日の夕方、ジョージア州知事選に敗北したばかりのジミー・カーターが、同州南部で、白や緑に光る月ほどの大きさの物体が空を移動しているのを見かけた。それは「個体でできているようには見えず」「だんだん近づいてきて」止まり、青になり、赤になり、また白に戻ると、猛スピードで飛び去っていったという。

・一方、宇宙人に誘拐されたというノンフィクション物語が初めて大々的に登場したのも、このころである。ニューハンプシャー州の夫婦がある晩遅く、シボレーのセダンを運転していたときに起きたと言われるこのエピソードは、本で紹介されるとたちまちベストセラーになった。

・それ以来、催眠術は、宇宙人に誘拐されたと思い込んでいる人がその経験を思い出す一般的な手段となった。また、この夫婦のエピソードは、宇宙人に誘拐される物語の標準的なフォーマットとなった。つまり、人間に似た姿をした生物が、人間を宇宙船内に連れていき、テレパシーや英語を使って話をし、人間に医学的な検査を行い、長い針のようなものを体内に挿入して解放する、というパターンである。



『世界のUFO現象FILE』
並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3



<エイリアン・アニマル>
<ビッグフットは異星人のペットだった!>
・全身けむくらじゃで異臭を放つ獣人タイプのモンスター。さらには吸血怪獣チュパカブラに代表される異形のUMAの出現現場には、なぜかUFOも多発することから、これら異形のUMAたちの正体は、宇宙人がUFOに乗せて地球に連れてきたペットの一種、つまり、地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている。
 たとえば、1966年から1967年にかけて、アメリカ、ウェストバージニア州のポイント・プレザント周辺に大騒動を起こした怪生物モスマンだが、1967年5月19日夜、木立の上を旋回中、空中に出現した赤く脈動する球形UFOに吸い込まれ、飛び去っていくのが目撃されている。
 1972年6月、獣人がらみのUFO出現事件が多発したアメリカ、ミズーリ州トロイで、現場付近に出没した全身毛むくじゃらの怪物は、“モモ”と呼ばれ、3本指の足跡を残していった。またペンシルバニア州南西部の山岳地帯には、身の丈3メートル近い獣人モンスターが生息。山岳家のボブ・フランスによれば、彼らの顔つきは人間に近く、知的で、UFO内から出現するのがしばしば目撃されているという。「ペンシルバニア未解明現象調査協会」を主宰するスタン・ゴードンは、1973年10月25日、同州グリーンズバーグで起こった典型的な実例をあげている。同夜、白色に輝く半球形UFOが農場に着陸。この直後、2体の異臭を放つ毛むくじゃらの怪物が出現した。農場のオーナーに銃撃されるビクともせずに、赤ん坊の泣き声に似た悲鳴をあげて森の中に逃走。事件後、現場から3本指の巨大な足跡が発見され、石膏にとられた。後日、この石膏の足跡が驚くべき情報をもたらす。2年後の1975年、透視能力者ピーター・フルコスによって、この足跡の写真が透視されたのだ。写真が密封された袋に手を触れたフルコスは、「これは大気圏外に由来する」と確信に満ちた口調で答えた。この発言は、謎に満ちた獣人モンスターの正体をさぐるうえで、一石を投じた。

・同じくペンシルバニア在住のジャーナリスト、スコット・コラレスも、目下、異形モンスターの代表格チュパカブラの正体が、エイリアン・アニマルだと主張するひとり。その根拠こそ、1984年2月、チュパカブラ発祥の地であるプエルトルコ、カノバナス近郊にあるエル・ユンケ山の熱帯雨林で起きたUFO墜落事件だ。この事件後、しばらくしてチュパカブラが姿を現し、ヤギなどの家畜の生き血を吸うという事件が多発したからである。もちろん、UFO内に姿をくらますチュパカブラの姿も目撃されており、エイリアン・アニマルの可能性を濃厚にしている。
 UMAの中でも異彩を放つ異形のモンスターたちの出現は、今も後を絶たない。やはりその正体は、地球外の天体からUFOに乗って、この地球に運ばれてきた存在なのだろうか。
                


『カナンの呪い』  (寄生虫ユダヤ3000年の悪魔学)
(ユースタス・マリンズ)  (成甲書房)  2004/2



・カナン人は歴史的に反セム的で、“長身で金髪に青い眼をしたセムの子孫”に敵対、カナン人は一般的に背が低く肌は浅黒い。
カナン人の最大の強みは、セムの子孫には何が生じているのか分からない点にある。

1、 天から地上に降りてきた天使たちが、地球の人間の娘たちに生ませた、異種交配の結果としてのネフィリム、または巨人たちの長が悪魔(サタン)である。
2、 以後の人類の歴史は、神の民と前記のごときものとしての悪魔の血統、その礼賛者との戦いの歴史と見なければならない。
3、 アダムとイブの二人の息子のうちの一人とされるカインはこの悪魔(サタン)の血統に属する。
4、 ノアの三人の息子のうちの一人、ハム、そしてその息子カナンも悪魔(サタン)の血統に属する。
5、 ここから、ノアの「カナンよ、呪われよ」という言葉を解すべきである。
6、 悪魔(サタン)の血統のカナン族は、神の民ノアの継承者セム族を憎み、セム人種を根絶やしにしようとしてきた。
7、 カナン族は、西暦前1200年頃フェニキア人と名乗り、その後は、フェニキア人に成りすまし、カナン人は歴史から消えた。しかし、にもかかわらず、ユダヤのタルムードに記録されている「カナンの5つの遺言」は、フェニキア人にしっかりと伝えられた。
8、 現在、ユダヤ人と呼ばれる人々は、実は、この悪魔の子、カナン族の流れである。彼らユダヤ人は、自分たちをセム人、セム族と称しているが、これは大掛かりで意図的な欺瞞であり、歴史の捏造である。
9、 かくして、ここに初めて、カナン族とその系統の集団「悪魔の歴史学」の全貌が人類の前に明らかになる。



『最強のUMA図鑑』
「失われた世界」に生きる未知動物たちの真実!
厳選した未確認動物約200種+謎に満ちた彼らの生態を解説!
並木伸一郎   Gakken  2011/5



<ロシアの最新獣人 ビッグフット(クリミア山中)>
・2011年3月、You Tubeに興味深い映像が流れていた。ウクライナのクリミア山中にビッグフットが出現したというのだ。撮影者はピクニックに来ていたのだが、その中の人物がビデオ撮影に成功した。

<新種の樹上棲獣人 樹上のビッグフット>
・2010年の年明け早々、驚くべき映像が公開された。かなり背の高い樹木の上に毛むくじゃらの生物が写っている。場所はアメリカ、メイン州ミルバレーの森林地帯で、散策中の人物が撮影したという。拡大された写真を見ると表情こそわからないが、普通のサルではなさそうだ。

<代表的な獣人UMA ビッグフット>
・アメリカ、カナダの山岳地帯を中心に棲息する巨大獣人。カナダではサスカッチと呼ばれる。常に直立2足歩行し、目撃例が膨大な点で他のUMAを圧倒する。

<トレイルカメラが撮影 ビッグフット(ワシントン州)>
・アメリカ、ワシントン州にあるマウントフッド国立森林公園の山中に設置されたトレイルカメラに、ビッグフット、あるいはサスカッチとおぼしき怪物が映り込んでいた。2006年ごろから数回にわたり、その黒褐色の毛に覆われた、ずんぐりとした謎の生物が森の中を歩いていたのだ。研究家によればビッグフットの可能性が高いというが、今後も人の気配を感じさせないトレイルカメラのおかげで、よりたくさんのビッグフットデータが集まるかもしれない。

<同地で目撃が多発! ビッグフット(オクラホマ州)>
・2006年5月28日。オクラホマ州アントラーズの北にあるキアミーチ山中で、白昼、ビッグフットが姿を現した。写真は狩猟用にセットされたカメラがとらえたもので、目撃者はいなかった。人の気配が感じられないせいだろうか。体長がかなりあるビッグフットが悠然とした立ち居振る舞いで木立をぬって歩いていき、視界から消えていく。

<ヒマラヤの雪男 イエティ>
・1889年、インドのシッキム州北東部の標高5200メートル地点で、L・A・ウォーデルが大きな足跡を発見し、イエティの存在が明らかになった。世界各地のイエティ調査団が派遣され、足跡の検証やヒマラヤのパンボチェ寺院に奉納されているイエティの頭皮などの学術調査が実施された。その後もイエティの足と見られるミイラ化したものも発見されているが、X線検査で既知の生物のものではないことが明らかになったという。その正体はチベットヒグマなのか、あるいはギガントピテクスのような化石人類なのか?

<獣人の親子 サスカッチ(ヴァンクーバー)>
・カナダでは、ビッグフットのことを「サスカッチ」と呼んでいる。未知動物研究家ランディ・ブリソンによって2010年3月、そのサスカッチがバンクーバーのピト湖で撮影された。

<甲高い声を発する獣人 ノビ―>
・アメリカ、ノースカロライナ州クリーブランド郡北部に棲むという伝説の獣人。類人猿のように毛深く、雄ゴリラのように頭が丸く、先端はトサカのようであるという。2009年6月5日、同地に住むティモシー・ビーラーは明け方近くの3時ごろ、このノビーに遭遇したが、威嚇して追い払ったという。2011年3月、ノースカロライナ州ルザフォードに再び出現した獣人ノビーは、別の人物によっても目撃された。

<中国の獣人UMA イエレン>
・中国湖北省の神農架を中心とする山地で1970年代に目撃が多発した獣人イエレン(野人)、身長は1.8〜2メートルで、全身が黒みがかった赤い毛で覆われている。2007年にも2体の獣人が目撃され、出現が相次いでいる。

<「世紀の大発見」!? 冷凍ビッグフット>
・2008年8月15日、アメリカ、カリフォルニア州バロアルトから世界に向けての驚愕のニュースが発せられた。なんと、ジョージア州北部の森林地帯でビッグフットの死体が発見されたというのだ。身長210センチ、体重は200キロ強もあり、驚いたことにDNA鑑定も済んでいるというのだ。

<ボルネオの獣人 パロン山の獣人>
・2008年6月9日、ボルネオ島の西部の村で巨大な足跡が発見された。長さ1.2メートル、幅40センチ。推定身長7メートルの巨人のものだというのだ。イタズラではないかとも指摘されたが、本物だと信じる住民は否定。実は5年前にも同じ事件があったのだ。また、1983年にはボルネオ島西部のパロン山で村人が3メートルを超す獣人に遭遇。怪物は「ゲ、ゲ、ゲ、ゲ」と奇声を発しながら、2本足で森に逃げたという。

<山を降りたイエティ  マンデ・ブルング>
・2007年6月、インド北東部メガヤラ州ガロ山地のジャングルで、相次いで村人が謎の獣人を目撃、マンデ・ブルングとは現地で「森の男」の意味だが、目撃者のひとりによれば茶褐色の毛が全身を覆い、まるでイエティそのものだという。ゴリラの誤認説もあるが、この地にゴリラは棲息していないという。ヒマラヤのイエティがここに移住したのだろうか?

<湿地帯の獣 ハニー・スワンプ・モンスター>
・1963年、森林地帯が広がるルイジアナ州ハニーアイランド沼へ狩猟に出かけたハーラン・フォードは、沼地の奥の元キャンプ場で、異臭とともに出現した4体の怪物と遭遇。銃の引き金を引くと、怪物たちは沼の中に姿を消した。地面には3本指の足跡が残っていたので石膏型をとり、怪物の実在を証明した。異次元から来た動物なのか、いまだ決定的な説は出ていない。

<雪山の影  シルバースター山の獣人>
・2005年11月17日、アメリカ、ワシントン州のスカマニア郡のシルバースター山の尾根に獣人サスカッチらしき怪物が出現し、その姿がカメラで撮影された。

<ブラジルの怪人 バヒア・ビースト>
・写真は公表されたときよりも、かなり先に撮影されていた。ここは2007年7月、南米ブラジル、バヒアのポートセグロの川である。撮影者はミシガン州から観光ツアーで当地に来ていた15歳の少女だ。遠巻きから撮られているため、詳細を読み取るのは難しいが、頭には角が生えている。全身に黒いなめし皮のような光沢がある。手には何かを抱えている。魚だろうか……いや、もしかしたら怪物の子供なのかもしれない。その後、怪物がどうなったのかは誰も知らない。

<悪臭怪人 フォウク・モンスター>
・アメリカ、アーカンソー州フォウク地区のボギークリーク周辺で、特に40年代以降に出没しだした悪臭をふりまく獣人。98年に目撃例が増加すると、2005年、自宅の居間にいたジーン・フォードが窓の外に真っ黒な怪物を発見。夫のボビーは1.8メートルほどの怪物が窓際を離れるのを目撃した。このときも腐臭が漂っていたという。

<オーストラリアの巨大な獣人 ヨーウィ>
・オーストラリア、ニューサウスウェールズ州沿岸からクイーンズランド州ゴールドコーストにかえた一帯に棲息するという直立2足歩行の獣人。特に、1970年代にはシドニー西方のブルーマウンテン周辺で目撃が多発。1980年には、ついに毛むくじゃらの怪物がゆっくりと歩く姿が写真に撮られた。最新目撃は2006年で、木立に寄り添う毛むくじゃらの獣人や山道を歩く姿が目撃されている。オーストラリアにいた化石人類メガントロプスが、進化せずに現代まで生き残ったのだろうか?

<異臭を放つ獣人 スカンクエイプ>
・フロリダ州周辺に出没し強烈な刺激臭のある異臭を放つ。1948年ごろからフロリダでは獣人が目撃されているが、実在を裏づける近接写真が2000年にミヤッカ国立公園にある州道沿いで撮られた。

<鉤爪の3本指 グラスマン>
・アメリカ、オハイオ州を中心に目撃される獣人。知能が高く草(グラス)でねぐらをつくることから、この名前がつけられた。1988年、同州アクロンに住むアトキンス父子は、森林地帯で何度もグラスマンを目撃した。その証言に基づいてUMA研究グループが調査を行うと、グラスマンのねぐらや3本指の巨大な足跡を発見した。さらに、グラスマンは集団で行動していることも。同地はUFO多発地帯であり、その正体はエイリアン・アニマルか霊的な存在かもしれない。

<イエティの仲間か!? ルーマニアの獣人 >
・2008年2月、ルーマニア、ヴァレンシア山中に出現した獣人。まだ雪が残る山道で、木の棒を引っ張って歩いていく姿が撮影された。ツヤのよい茶褐色の毛に覆われているが、撮影者も含めて詳細は不明だ。同月、モルタビア地方のブランチャでも、これとよく似た獣人が撮影されている。これまでヨーロッパ系獣人の報告はほとんどなかったが、実在の可能性が高まっている。

<アルビノ獣人 ホワイト・ビッグフット>
・2010年1月10日、ネットの動画サイトで白い獣人の姿が公開された。公開したのはアメリカ、ペンシルバニア州、カーボンデールにマイホームを購入したボール・デニス。裏庭は森林が隣り合っているのだが、住み始めてみるうちにそこから奇妙な喘ぎ声が聞こえてきたのだという。「ゼー、ゼー、ゼー」という呼吸音だ。裏庭に出て確かめに行ったが何もいない。異臭だけが漂っていた。撮影当夜、携帯カメラをもって裏庭に出ると森の中に淡い色に輝く獣人が写ったという。

<伝説の獣人 タトラ山のイエティ>
・東ヨーロッパのポーランド南部にはイエティが棲息すると噂されるタトラ山地が広がっている。2009年8月、そのタトラ山地で、イエティが岩場を歩く映像が撮影された。撮影者はワルシャワ在住のピョートル・コワルスキーだ。獣人は、撮影者の存在に気がつくと、岩陰に姿をくらましてしまった。実は、同じ時期にタトラ山地周辺では、イエティ出現が相次いでいる。異常気象のせいか、あるいは生活圏が脅かされているのだろうか。

<日本の獣人 ヒバゴン>
・1970年9月、「中国山脈の奥深く、類人猿が出没!」という新聞のニュースが報じられた。広島県東部の比婆山一帯に謎の獣人が出没したというのだ。足跡のみならず、12件の目撃事件が報告されると、地元町役場は「類人猿対策委員会」を設置。獣人は比婆山の名をとって「ヒバゴン」と命名された。だが、1982年に姿を現したのを最後に、残念ながら目撃は途絶えたままである。ちなみに日本ではこれ以後、1980年に広島県山野町でヤマゴンが、1982年には、広島県久井町でクイゴンが、1992年には岩手県山形村にガタゴンが出現した。いずれも足跡や目撃報告などの証拠は集まられたものの、正体はわからずじまいだった。UFOから落とされたエイリアン・アニマル、密輸入された類人猿などさまざまな説が提示され話題を呼んだ。



『世界のUFO現象FILE』
並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3



<古代コンタクト事件の記憶>
<羽衣伝説>
・静岡市三保の松原には有名な羽衣の松がある。ここはこの地方に古くから伝わる羽衣伝説の舞台だが、伝説にちなんだ名所旧跡は多い。だが、その羽衣の松のすぐそばに建つ小さな祠の羽車神社を知る人は少ないかもしれない。
 羽を持った車とは、車輪のような形状の飛行物体のことだろうか。それとも翼とおぼしき物体がついた飛行機なのか。駿河に伝わる資料によれば、この羽車とは大国主命が作った神輿とされているのは興味深い。
 同じく三保にある御穂神社の創建縁起にはそんな想像を裏づけるような話が登場する。同神社の祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)と三穂津姫命だ。姫をめとった大己貴命は、名前を三穂津彦命と改め、“天羽車”に乗って新婚旅行の途中、絶景の地にして海陸の要衝である三保の浦に鎮座したというのだ。注目すべきは、両神が羽衣ではなくて、羽車に乗って降臨したという一説だ。
 羽衣伝説には、天に帰れなくなった天女が仕方なく漁師の妻となるが、隠された羽衣を見つけだし、天に帰るという話も伝わる。実はこうした伝説は日本各地に存在するもので、三保だけに限らない。これは想像でしかないが、羽衣=羽車に乗った異星人が古代日本と文化交流を果たした記憶ではないだろうか。



『暮らしのなかの妖怪たち』
岩井宏實   慶友社    2012/10



<覚(さとり)>
・山の中、ことに北国の山中にいる獣の姿をした妖怪に「覚(さとり)」がある。飛騨や美濃(岐阜県)の山中によく現れ、その姿は狒々(ヒヒ)に似ていて、よく人の心を見抜くという。富士山麓の地方ではこの化け物を「思い」といった。昔、一人の樵夫(きこり)が富士山麓の大和田山の森のなかで木を伐っていると、突然、狒々に似た怪物が現れた。樵夫は思わずゾッとした。するとその怪物はゲラゲラ笑って「今お前は怖いと思ったな」という。樵夫はぐずぐずしていると取って食われるなと身慄いすると、今度は「ぐずぐずしていると取って食われると思ったな」という。樵夫はたまらなくなって、なんとか逃げてやれと思った。するとまた「逃げるだけ逃げてやれと思ったな」という。いよいよたまらなくなって、もうどうにでもなれとあきらめた。すると今度は「どうにでもなれとあきらめたな」という。こうなるとまったくどうしようもないので、樵夫はあきらめて木を割る仕事を続けた。するとますます怪物が近寄ってくる。ところがそのとき、割っていた木に大きな節があって、斧が節目に当たると同時に、突然それが砕けて勢いよく飛び、木の端が怪物の目に当たってその目をつぶしてしまった。これは樵夫も怪物もまったく思いもよらぬことであった。そこで怪物は「思うことよりも思わぬことのほうが怖い」といいながら逃げていったという。人の心の内を覚る、あるいは人の思いを知るというところから、この怪物を「覚」「思い」とよんだのである。

<家屋敷の妖怪>
<ザシキワラシ>
・柳田國男の『遠野物語』に、家の座敷にときおり出現する童子姿の精霊の話がある。「座敷童子」である。岩手県を中心として東北地方北部に分布するが、童子の姿をしていると信じられているところから、「ザシキワラシ」のほか、「ザシキボッコ」「ヘヤボッコ」「クラボッコ」「クラワシ」などとよばれ、2、3歳から10歳ぐらいまでの、オカッパ頭で赤い顔をしているという。

・遠野の土淵村大字飯豊(遠野市土淵町飯豊)の今淵勘十郎の家では、高等女学校に行っている娘が休暇で帰っていたが、ある日、廊下でばったりザシキワラシと行きあい、大いに驚いたことがある。これは男の子であった。同村山口(遠野市土淵町山口)の佐々木氏の家では、母が一人で縫い物をしていると、次の間でガサガサ音がする。その部屋は主人の部屋で、そのときは東京に行き不在であったので、怪しいと思って板戸を開けてみたが何の影もない。しばらくするとまたしきりに鼻を鳴らす音がする。さてはザシキワラシだと思った。この家にはザシキワラシが棲んでいるということがずっと前からいわれていた。この童子の宿る家は富貴自在であるという。
 ザシキワラシはまた女の子であることもある。

・「明治43年の夏7月頃陸中閉伊郡土淵村の小学校に1人の座敷ワラシが現われ、児童と一緒になって遊び戯れた。但し尋常1年の子供等の外には見えず、小さい児がそこに居る此処に居ると言っても、大人にも年上の子にも見えなかった。遠野町の小学校からも見にいったが、やっぱり見たものは1年生ばかりであった。毎日のように出たと云う」と記している。

・また、遠野の小学校がまだ南部家の米倉を使用していたころ、夜の9時ごろになると、玄関から白い着物をきた6、7歳の童子が戸の隙間から入ってきて、教室の机や椅子の間をくぐって楽しそうに遊んでいた。こうした座敷童子はたいていオカッパ頭で赤い顔をしているという。それは人びとが等しくもつ子供の典型的なイメージであり、それを家の盛衰を司る守護神と信ずるのは、子供が神と人間の間をつなぐ存在とする民間信仰を根本としているからであろう。このことは仏教の信仰にみられる護法童子と通ずるものである。

<枕返し>
・夜きちんと寝たにもかかわらず、朝起きてみると枕が逆さになっていたり、思わぬところに枕が飛んでいったりすることがある。これは「枕返し」という妖怪が、寝ている間に枕を運ぶという。
 この枕返しは、かつてその部屋で死んだものの霊が悪戯をするという話が伝わる。昔、ある宿屋に盲人が泊まった。その盲人はあたりに誰もいないと思って、懐から金包みを取り出して勘定しはじめた。それをひそかに見ていた宿の主人が、あまりに大金を持っているのに驚いて欲を出し、翌日旅にでる盲人を道案内するといい、山中に連れ込んで殺して金を奪った。するとその盲人の霊が宿屋に棲みつき、夜な夜な盲人の泊まった部屋に泊まる人の枕返しをしたという。

・東北地方では、この枕返しは多くザシキワラシの仕業とされている。このザシキワラシは、その家にいるかぎり、家の繁栄が保証される。いわば家の守護霊のごとき性格をもっているが、そうしたものの悪戯であるという。だから、この場合の枕返しは恐ろしいというよりも、吉兆であると考えられたのであった。古くからは枕は人間の霊魂のこもるものであると意識されていたので、ザシキワラシの枕返しは、人が寝ている間にもう一つ別の世界に誘引される、すなわち霊魂が吉の世界に入ることを意味したのだった。

<天狗の仕業>
・ところで、天狗の仕業のうち、もっとも恐れられ、かつ罪深いのは神隠し・人さらいである。この「天狗隠し」の伝承は、天狗伝承のなかでも代表的なものの一つである。子供や若者、ときには老人が突然姿を消し、数ヶ月あるいは数年後に戻ってくるというもので、その間天狗の棲処に連れて行かれたとか、名所旧跡を見物したとか、異常な体験が語られる。こうした伝承は天狗の棲処とされる山や樹木の伝説に付随して語られている。

・柳田國男の『山の人生』にはつぎのような話がある。石川県小松市遊泉寺町の伊右衛門という老人が神隠しにあった。村中が手分けして捜しまわった結果、隣の集落との境になっている小山の中腹の「神様松」という傘の形をした松の木の下で、青い顔をして坐っているのを見つけたという。村人がこの老人を捜し歩いたとき、「鯖食った伊右衛門やーい」と唱えた。天狗は鯖をもっとも嫌がるから、こういえばかならず隠したものを出すという。

・石川県小松市南部の樵夫利兵衛の子で、神童といわれた次郎が突如として姿を隠し、ついに発見できなかったので、仮に葬儀をした。それからのちは山中で太鼓の音がし、伐り倒した老杉が空中に浮かび、大石が落下し、山地が崩壊するという怪異が続いた。ところが一月ほどのち、次郎が父の枕元に立って、自分は白髪の老人に伴われて巌窟のなかで生活している。人間は天狗の世界を侵してはならないと告げて姿を消した。これを聞いた父利兵衛はたいへん恐れて、ついに樵夫をやめて立ち去り、これまた行方知れずになったという。

・天狗にさらわれたのとは異なり、みずからすすんで天狗になることを念じ、ついに天狗になったという話が『金沢古蹟誌』にみえる。加賀藩の老臣本田氏の家老篠井雅楽助の若衆が、天狗化生の祈念をしてついに念願かない、ある日煙のごとく姿を消した。その後主人雅楽助の夢枕に現れて、奉公中のお礼として馬の鞍とお守りを差し出した。このお守りは天狗にさらわれたとき携えて本人を探せば、かならず発見できるという霊験のあるものだが、効能の期限は七代限りという。さめてみれば鞍は庭の楓の枝に掛かり、お守りは枕辺にあった。それからは金沢市中で子供を天狗にさらわれたものは、このお守りを請けて探すとかならず見つけることができたという。



『日本怪異妖怪大事典』
小松和彦  東京堂出版   2013/7/12



<ひひ【狒々】>
類;いひひ、さるがみ【猿神】、さるのふったち【猿の経立】、ひいひいざる【ヒイヒイ猿】

・年老いた大猿の妖怪。娘を生贄に要求したのを通りがかった者が犬の助けを得て退治するという伝説が『今昔物語集』以来知られている。

・猿神を憑き物とする地方もある。

<やまわろ【山童】>
類;ほいほいさん【ホイホイさん】、やまおとこ【山男】、やまわらし【山童】、やまんたろう【山ん太郎】、わろ【童】

・山に住む童形の妖怪。山中に群居しヒューヒュー、ヒョイヒョイなどの鳴き声をあげながら移動するという。全身が毛に覆われており、人を恐れずに近寄って来るが、犬を嫌う。
 山に入った人間が山童に出会い、問答や勝負をする話が各地に伝わる。人の声真似を得意とし、ヤマワロが「山笑う」の意として解釈されることもある。土地によっては山彦とも呼ばれる。サトリ、カシャンボ、セコ、カリコボウズなどの山中の妖怪とも多くの共通点を持つ。

・酒や米を好み、それらと引き換えに山仕事を手伝ってくれることもあるが、人間が約束を破ったり、礼を欠いたりすると災いを為す。童形であること、風呂や相撲を好むこと、金物を嫌うことなど、山童には河童との共通点が多い。ヤマワロとカワワロ(河童)を同一視する地域も少なくない。

<憑依現象>
・霊的なものが人や物に「つく(憑く・付く)」現象。専門的には、憑入(霊が身体に侵入し、人格が変わる)・憑着(身体に付着する)・憑感(外側から影響を与える)の三つに分けられる。憑依には術者が意図的に行う場合と、そうではない偶然的な場合とがある。憑依を操作しうる宗教者は多種多様で、憑くものも神仏から獣、無機物まで多岐にわたる。日本の場合、死霊や狐の例が特に多い。近代医学においては、精神病の一種と見なされる。

<きじむなー>
・子どもの姿で、赤い髪、赤い顔をしているとされるが、黒い顔という説もあり、大きな睾丸を持つともいわれる。沖縄各地で報告されており、ガジュマル、アカギ、アコウ、ウスクといった古木の精が子どもの姿をして現れたものと言われるが、海で亡くなった人の魂が昇天出来ずにさまよっているという説もある。『沖縄県史』では本土における河童と位置付けている。

・力が強く、山仕事や家を建てるのを手伝ってくれる一方、いたずらが好きで、寝ている人の上にのしかかることがある。この状態の時、人は意識があるが、身動きをする事が出来ない。キジムナーには男女の区別があり、男のキジムナーは女性を、女のキジムナーは男性を襲うと言われている。
 キジムナーと仲良くなると、漁を助けてくれたり、金持ちになったりするとされる。また、キジムナーと縁を切るには、キジムナーの嫌いな蛸や熱い鍋の蓋を投げつける、屁をする、住んでいる木を焼いたり釘を打ちつけたりすればよいと言われている。しかし、キジムナーの嫌う事をすると復讐に遭う事がある。また、その復讐が本人ではなく、家族に向かう場合もある。

・(沖縄県伊平屋村)キジムナーが海でイザイ(漁)をしている人々から火をもらって歩くのが集落から時々見られる。キジムナーヤーチューといってキジムナーに大きな灸をすえられる事もある。畑などや時には家の中でも子供をひとりねかせると、体中キジムナーヤーチューをされる。
キジムナーにおそわれたら家人がその人をたたくとキジムナーはにげるといわれている。

<神隠し>
・人が不意に行方不明になったことを神々の災いによるものとして言う語。古くは人や物が不思議と見えなくなることを指し、大蔵虎明が明正19(1642)年に書写した狂言「居杭」では、天狗の隠れ蓑笠譚にあるように、人が透明人間となって姿を消すことを神隠しと呼んでいる。18世紀後半編纂の『譬喩尽』でも、物が俄かに見えなくなることを神密しとしている。

・慶応末年頃、金毘羅社の境内で遊んでいた男児が天狗にさらわれた。ふわりふわりと浮かぶように空に上り、風に吹かれるように空に上り、風に吹かれるように山奥へ行ってしまった。少し口のどもる児で、10日目に戻って来たが、その後もたびたび連れて行かれた。

<あまびこ【天彦、尼彦】>
類;【天彦入道】

・予言する怪異。近世後期から近代初期にかけてかわら版や護符として流行した。かわら版には、天彦が現れ、災厄の予言とその回避策として自身の絵姿を貼り置くよう告げたことが記され、天彦の図像が描かれる。図像は多様で、人魚や猿のような形状をもつものもある。一方、予言内容やその対処策は類型的なものであり、天彦以外の予言する存在を描いたものも多い。

・(秋田県)西郷合戦の前、天彦入道の像を白紙に書き、表裏の戸口に貼れば悪魔除けになると噂になり、地蔵尊様の形をした入道を墨絵でしたためた。

<くだん【件】>
・半牛半人の予言する怪異。生後すぐに予言して死ぬ。その予言は必ず的中するとされ、証文等で結びの文句とされる「よって件の如し」という表現は、件の予言が確かなためであるという俗説とともに語られる。
 件は、多くは人面牛身であるが、まれに牛頭人身とする場合もある。
また、馬、蛇、魚など、人と牛以外の動物との組み合わせの件についてもごく少数ながら報告がある。

・件の伝承は主に西日本に分布し、第2次世界大戦前後に噂話・流言として流布した形跡がある。まれにこれを実見したという語りも記録され、なんらかの異常児が件と見なされたこともあったことがわかる。
一方、近世には護符になると謳われていた。このことから、件は近世のかわら版文化の中で、言葉遊びから生み出されたとする説もある。
 近代以降、件の剥製が見世物にされた例もあるが、それらは異常な形状をした牛馬の遺骸を加工したものである。また、小説・漫画等の影響で件は近年でも知名度が高い。

・(事例)(広島県)満州事変当時、クダンが「来年は大戦争と悪疫で国民の大半が死ぬ。この災いを免れようと思うなら、豆を煎って7つの鳥居をくぐれ」と予言したという。

・(岡山県草間村)子供のころ、草間村に生まれたクダンを見に行った。ぶよぶよした赤い肌にちらちら毛がはえていた。

・(香川県)昭和5年ころ、小豆飯を炊き、手首を糸でくくる厄除けがあったが、それは山の中のくだんという人身牛頭の怪物から出たことである。

・(岡山県)昭和36年ころ、八束村で、川上村で生まれた件が、来年大戦争があるという予言をしたという話を聞いた。川上村に行ってみると、件が生まれたのは中和村で、予言の内容は「来年は大豊作だが流行病がある」というものだと言われた。そこで中和村にいってみると、件が生まれたのは八束村で来年は「大風が吹く」という予言だったと聞かされた。

・(宮崎県)クダンは人頭獣体の化け物で、首から下は馬・蛇・魚のこともあるが、牛が多い。天下の重大事の予言をし、3日で死ぬ。その予言ははずれたことがない。昭和の初め、クダンが生まれ、親に「大変なことが起こるので食糧の備蓄をするように」と予言した。間もなく、第2次世界大戦が起こった。

<さとり【悟り】>
類;【思い】

・山中に住み、人の心中のすべてを悟るという妖怪、風体などは山男や老人などである。人の考えすべてを言い当て、おびえさせた後食べようとする。その時偶然に囲炉裏の木片がはねるなどしてサトリに当たると、「人間は思いもよらぬことをする。おっかない」と言い、逃げる。
また黄金の弾丸を見ると逃げるともいう。逃げるとき、自分を見たことは言うな、と告げて去る。現代では小松左京が「さとるの化物」という作品でサトリを超能力者と解釈して描いた。



『世界不思議百科』
コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2



<歴史と文化の黒幕 神秘の人びと>
<ブラヴァツキー夫人の奇跡>
・1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

・1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

<生来の「霊媒」>
・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

<心霊は存在するのか>
・ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

<超能力と進化>
・ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

<洞察力あふれる哲学者の相貌>
・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトン、アリストテレス、旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

・1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

<時代を越えて伝世されるオカルト教義>
・20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスはプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教的グノーシス派もこの神を認めている)。

・デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

<文化の進展と地球の進化>
・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。
 
・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。
 
・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

<「隠れた首領」という知能>
・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。
 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。
 
・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。
 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。



『世界史と西洋占星術』
ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1



<19世紀  神智学的啓蒙主義>
・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であ
り、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(1888−1974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(1895−1985)がいる。

・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

・春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。



『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化
アリス・A・ベイリー   (アルテ)  2008/9



<ディヴァチャン(天国)>
・ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

<敷居の住者>
・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる、相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。



『「宇宙人と地球」の超真相!』 
工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10



<オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)>
・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

1、 ガーディアン(守護神)――昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

2、 アセンディド・マスター(高級教師)――ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

3、 創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

4、 コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)――ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する。肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

・その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。



『世界不思議大全』
 泉保也 GAKKEN   2004/6



<パリの「薔薇十字団」>
<完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎>
・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

<パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団>
<目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している>
・団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

・17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

<●●インターネット情報から●●>
<14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという>

・彼らは子種を得るために誘拐されたのか。交配実験であるなら、その目的はいったい何なのだろう。
アブダクション事件のなかには、子供のころから長い年月にわたって何度も誘拐されたケースも存在する。被害者たちはUFOに連れ込まれては繰り返し検査を受け、組織サンプルを採取されているという。その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。
不気味なことに、アメリカには同じ年に生まれた人々が、同じころに繰り返し誘拐されたケースもある。有名なUFO研究家のバッド・ホプキンズとテッド・ブローチャーが、催眠治療の専門家アフロダイティ・クレーマー博士とともに行った調査で明らかにされたものだ。1943年生まれの4人が、1950年と1960年前後にUFOと遭遇。生体検査を受け、サンプル採取をされたらしく、体には原因不明の傷が残っている。4人とも知性と才能に恵まれ、地位もある人々であり、異星人に選ばれて定期検査を受けていたと見られている。
また、アメリカでは親子3代にわたり、何度も誘拐されたというケースまで報告されている。娘は12歳のときから5回も大きい小人に誘拐され、サンプル採取をされたことを催眠治療で思い出した。母親も娘と同じくサンプル採取の跡と見られる傷があり、娘が生んだ子も真夜中に小人の訪問を受けたという。
異星人たちは特定の人間にターゲットを定め、定期検査とサンプル採取を行っているのだろうか。長期的で壮大な計画の存在がうかがわれる。



『戦慄のUFO&宇宙人ミステリー99』
悪魔の協定か?ダルシー人体実験 エリア51のエイリアン
地球内部の異星人基地 フリーメイソンとNASAの陰謀
監修 南山宏  双葉社  2010/7/14



<地下の秘密実験場 戦慄のラザー証言 アメリカ合衆国1980年代〜>
・米政府およびエリア51が存在しているかどうかという問いにすら、これまで無言を貫いてきた。しかし、エリア51という区域が確かにあり、そこでUFO開発が行われているという証言者が登場した。それも自身がその作業に従事したという内部告発者が出てきたのだ。それがロバート・ラザーである。
 ラザーによるとエリア51内にはタイプの異なるUFOが9機保管され、彼自身は墜落UFOを地球上にある材料だけで復元させるプロジェクトの一員だったという。参画したのは1987年など、詳細を極めた告発内容だった。ラザーはUFOをエリア51内で扱っただけではなく、乗員だった異星人の写真や資料も確認したと発言。驚くべき証言者として話題を呼ぶこととなった。

<グレイと接触した第2の内部告発者  アメリカ合衆国/2004年>
・その代わり、バーリッシュはテレビ出演や新聞雑誌等のインタビューに応じ、エリア51でどんな研究をしていたのかを具体的に述べている。その驚くべき内容は、エイリアンの体組織を分析するというもの。低温窒素ガスが充満する無菌室で、バーリッシュはグレイ系の特徴を持つエイリアンから、定期的に腕の組織を採取し続けたというのだ。その組織のサンプルは100例以上にのぼり、目的は、グレイ系エイリアンが地上で悩まされていた抹消神経障害の治療法を開発することだったという。

<グレイ流出ビデオとエリア52の真実  アメリカ合衆国/1997年>
・肌はグレイではなくベージュ色。大きな黒眼と球形の頭部はいかにもエイリアン風である。画面の下にDNI/27という表記が日付とともに映っているが、DNIとはエリア51を管轄している海軍情報部の頭文字と一致する。これもビデオの信憑性の裏づけといわれ、エリア51の地下にある、エイリアン隔離用の特別室で撮影されたものと見られている。

・エリア52の場所は、UFO研究家の間でも意見が分かれている。無論、米政府がエリア52の存在を認めるわけもなく、エリア51近くのトノパ実験場が有力だといわれている。

<土星の環は宇宙人の加工物!?  宇宙/2007年12月>
・どうやらいちばん外側のAリングの末端部分に何らかの強烈なエネルギー流れがあること、色調が出し抜けに変化する境目の空間に巨大な葉巻型の構造物が浮かんでいるらしいことを発見したのだ。全長3万6000キロはあろうかというとてつもない超巨大サイズのUFOである。リングにはこうした葉巻型の超巨大UFOが、少なくとも他に3機ひそんでいることもわかった。

<太陽に潜むソーラー・クルーザーとは? 宇宙/2001年8月〜>
・太陽活動がもっとも盛んな極大期は猛烈な磁気嵐が降り注ぐ、そうした宇宙空間を悠然と航行している様子が世界中の天文マニアによって確認されている。三角形や翼のあるタイプも発見されている。

・そもそもソーラー・クルーザーは観測結果から推測すると全長50キロにもなる巨大構造物だということがわかっている。にもかかわらず、その存在理由はまったく説明がつかないのだ。

<何度も誘拐の理由は定期検査なのか? カナダ、アメリカ合衆国/1950年〜>
・その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた 彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。

<大統領が異星人と交わした密約 1954年〜>
・エイリアンとの密約の内容が詳細に記されたMJ12「アクエリアス文書」を読んだと、1988年に暴露した関係者も現れた。それがミルトン・クーパーである。元海軍の情報部員だったクーパーは、MJ12がアイゼンハワーによって創設されたこと、生きたエイリアンの写真が添付された資料に目を通した経験などを赤裸々に告白。密約を交わしたのは、大きな鼻が特徴のラージノーズ・グレイであることまで暴露した。MJ12絡みで爆弾発言を連発したクーパーだが、2001年納税拒否の逮捕時に、撃ち合いになり警察に射殺されてこの世を去ってしまった。政府の巧妙な口封じだったのだろうか?

<異星人2000人が住むダルシー基地 1954年〜>
・秘密基地は少なくとも地下7階まであり、下の階ほど厳重に警備され、遺伝子工学やマインドコントロール実験などが行われているという。基地にいる異星人は4種族で、オリオン座のドラコ星系出身の白くて有翼のドラコ族が支配階級、同じレプトイド(爬虫類人)だが、地球の先住民という種族は労働者階級。ほかに小柄なグレイ族と、2メートル以上の長身のグレイ族がいたという。
 カステロは同僚や研究者らの反乱グループが、デルタフォース(米陸軍特殊部隊)らしき部隊の急襲で全滅した事件も語っている。実験のために拉致された人々を救出しようとして失敗したというのだ。

<米政府公認の生体実験施設!?  1954年〜>
・基地で働いていたという内部告発者のカステロの『ダルシ―文書』は、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいたとする。

<ケネディ暗殺にMJ12が関与!?   アメリカ/1963年11月22日>
・1963年11月22日、遊説中に暗殺されたケネディ大統領。逮捕され「はめられた」と主張したりリー・ハーベイ・オズワルドは、護送中に射殺された。事件資料が次のジョンソン大統領により封印されたこともあり、CIAや軍、マフィアの関与など陰謀説は尽きない。近年になり浮上したのが、極秘組織MJ12が影で糸を引きUFOと宇宙の政策がらみで消されたとする説だ。

<惑星セルポとの極秘交換留学  1947年〜1978年>
・その故郷がレティクル座ゼータ連星系の惑星セルポだ。

・公開された留学生リーダーの日誌には、長い宇宙旅行の様子が記されている。時間の流れがおかしく、激しい体の調子に苦しめられ、メンバーひとりは命を落とすが、乗員に助けられセルポに到着。ふたつの太陽が輝き、地平線下に沈むことはほとんどない星で、大気や気圧は地球とあまり変わらなかったという。メンバーはあたたかく迎え入れられ、平等で穏やかな社会生活をつぶさに観察、体験することができたらしい。

<日航貨物機が脅かした超ド級巨大UFO  アメリカ合衆国/1986年11月17日>
・そして、フェアバンクス上空にさしかかったとき、日航貨物機にのしかかるように現れたのが巨大UFOだった。寺内機長が四角いUFOの航空母艦と考えたのも無理はない。ジャンボ機の数十倍もありそうな大きさだったのだ。

<エジプト文明はシリウス由来!?  古代エジプト/7000年前頃>
・4大文明のひとつエジプト文明のシリウス信仰も、シリウス人来訪を示すといわれる。簡単にいえば、シリウス人が文明を授けたから、神として地球人から崇められたということだ。このシリウスとは、おおいぬ座のα星。全天で最も明るく輝き、地球とは8.6光年も離れている。古代エジプトでは至高の女神イシスとしてあらわされ、数々の神殿が建てられ、重要な儀式が行われた。

<イラクにスターゲイトがある!?  シュメール/30万年前>
・シュメール文明の神々アヌンナキのなかでも、エリート階級は“スターゲイト”を使い、二ビルから地球にテレポーテーション(物質瞬間移動)した—―。考古学者ウィリアム・ヘンリーが唱える斬新な説だ。スターゲイトはアメリカのSF映画やドラマのテーマにもなっているので、SFファンにもおなじみだろう。異次元、異世界の間を瞬時に移動できる装置で、ヘンリーはワームホールのような“次元渦動トンネル”として想定している。



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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■


・大衆は、多くがUFOを信じていますが、科学者は、慎重のようです。しかしながら、アメリカの最優秀の科学者は、UFOを研究しているといわれます。リバース・エンジニアリング(逆工学)が重要だからでしょうか。エイリアン・エンジニアリングのパソコンを毎日使いながら、「あなたは空飛ぶ円盤を信じますか?」という時代錯誤的な質問をしているといわれます。核兵器のように軍事機密ですから、機密は十分に守られていると指摘されています。「2016年にはヒラリー・クリントンが、UFOへの政府の関与を調査することを選挙公約にまでした。それが、票を集めそうなほど大いに人々の興味を引くことなのである」と語られています。
 最近のCIAによる情報公開によりますと「ヒトラーは戦後、南米に逃亡した」と記載されています。しかしながら、そのようにUFO情報が公開されることは、あまり期待できないようです。アバブ・トップシークレットですから。UFOは人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

・中南米はUFO目撃事例や異星人とのコンタクティが多い地域であるとされています。特にブラジルは政府がUFO異星人の存在を認めている唯一の国だといわれます。イエス・キリストはアプ 星人で非常に多くの転生をしているそうです。アプ星人は現代では南米にも飛来しているようです。UFOを観光の売り物にしている場所は、少なくないようです。幻覚剤アヤワスカを使って、グラハム・ハンコックが『異次元の刻印』という本を書いているといわれます。南米のシャーマンたちが異次元の世界とつながる時に長年使用してきている植物をハンコック自ら摂取した時の体験について割いてある章があるそうです。

・とにかくブラジルは海外の旅行者にとって、危険な地帯であると認識されています。路上強盗が非常に多く、銃撃事件で警察官も多く死んでいるといわれます。また警察官も容疑者をどんどん射殺するそうです。銃器が広範に普及しているようです。普通の観光客は、中南米を危険地帯とみなすことでしょうか。2016年のリオデジャネイロのオリンピック・パラリンピックのときも、犯罪地帯には行きたくないという観光客が多かったといわれます。

・本書にある「ギリシャ、ガヴドス島」は、ヌーディストビーチでしょうか。「全裸主義者」とか、世界の人々も多種多様のようです。「アメリカ、ポートランド」の「ネイキッド・バイク・ライド」は、その名の通り、全裸で自転車に乗って、街をパレードするそうですが、アメリカ的だといわれます。「石油依存のエネルギー社会から脱しよう」というのが、このイベントの大義名分とのこと。

・インタ―ネット情報によると「サンパウロ新聞」2018/1/30
警察官による殺人 900件超え01年以来最多に=サンパウロ州
 「サンパウロ州公共保安局(SSP)が24日に公表したデータによると、同州内で2017年に記録された警察官による殺人の件数は927件だった。エスタード紙が25日付で伝えた。この数値は、同局によりこの統計が01年に開始されて以来最も多くなっている。
 警察官による殺人は、17年に同州内で記録された暴力的な死亡5件のうち1件の割合となっている。殺人事件全体は減少しており、01年以降で最も低いレベルに達しているという。
 SSPでは、01年の殺人件数の水準が維持された場合、殺人被害者の数はさらに13万人多かったと推定している。また、犯罪者が警察に抵抗した事件数は増加している一方で、警察官による致死率は一定しているという。
 ブラジル公共保安フォーラムの理事であるサミラ・ブエノ氏は、これらのデータについて「驚くべき」ものだと語っている。同氏は「警察官により行われた殺人の件数がこれほど多い事を説明するためのいかなる法的な正当性も見出す事は困難である」と述べ、高い致死率について、警察官による力の拡大適用や、処刑が含まれている可能性に言及している。
 警察官による殺人の大部分は、軍警察によるものとなっている。10年、11年および13年には減少していたが、14年以降、2年連続で年間の殺害件数は800件を超え、17年には、過去16年間で2度目となる900件以上が記録されたという」とのこと。

・若い女性の一人旅、世界旅行は危険といわれます。特に危険地帯が世界中で激増しているともいわれます。日本は世界一安全な国ともいわれますが、2019/7/18の「京都アニメーション放火事件」のような突発的な事件も起こっています。『警察白書』を詳しく分析する時間は、私たち一般人は、ありませんが、「振り込め詐欺にしても被害者が高齢者で被害額も多額ですが、犯人グループを一網打尽にできない警察捜査の劣化が窺える」そうです。何年間も続いているようで、被害額も巨額なのですが、なぜ警察が一網打尽にできないのか私たち一般人は、理解できません。日本の劣化が数字に出ているといわれます。東京オリンピック・パラリンピックには、海外から多くの観光客が来ますので、是非、振り込め詐欺グループのような犯罪組織を壊滅してもらいたいものです。「日本は世界一安全な国で、先進国だ」とも言えなくなってきているそうです。「日本は先進国だそうですが、世界比較で見てみると、好ましくないランクのもの少なくない」といわれます。イメージと現実の格差が大きくなっていると指摘されています。「日本はスゴイ」ばかりを強調するのもいかがなものかといわれます。

・ブラジルにおける犯罪の惨状も凄いものですし、海外旅行の危険性は、団体旅行以外は、特に個人旅行はリスクが多いといわれます。若い女性の一人旅では、犯罪や事件や事故、トラブルが頻繁に起きているので、十分に注意する必要があるといわれます。先進国以外では、男性旅行者でも旅のリスクは非常に高いといわれます。

・韓国の情勢を見てもさまざまな社会問題があるといわれます。韓国については膨大な情報がメディアにあふれていると指摘されています。

<●●インターネット情報から●●>
(MSNマネー 2019/7/30から)
「韓国 若者の体感失業率は25%、漢江大橋が自殺スポットに」
日本による韓国への輸出管理強化を受け、ソウル市内では連日のように日本製品不買運動デモが行なわれている。訪日韓国人も減少し、高校生同士の国際交流事業など、日韓の溝は深まるばかりだ。韓国国内の経済に関しても、文在寅大統領がさまざまな政策を打ち出すものの、成果は得られていない。
 元在韓国特命全権大使で外交経済評論家の武藤正敏氏は「韓国経済は失速の真っただ中だ」と指摘する。
「昨年12月から今年6月まで、7か月連続で対前年比マイナス成長となっています。輸出は減少し、内需不振でサービス業の伸びも鈍化しており、八方塞がり。企業の破産申請数(2018年)も過去最多です」
 しかし、政権の発表を真に受ける国民の多くはその現実を知らずにいるという。
 文大統領は今年2月、「全年齢層の暮らしを向上する『包容国家』を実現する」と誓ったが、若い世代を中心として庶民生活は上向かない。
 3月の韓国の失業率は4.3%で他国と比べてやや高い程度だが、青年期(15〜29歳)の失業率は9.7%と非常に深刻だ。就職活動中やアルバイト生活中の人を失業者とみなして算出する「体感失業率」は25.1%(3月)と過去最高を記録した。
 この状況でも、文大統領はインタビューで、「15〜29歳の青年失業率は大幅に低下した」と話している。
 社会不安も拡大の一途だ。2017年10月、文大統領は警察庁主催の祭典で、「外国人観光客が2年連続で韓国を世界で最も治安のよい国に選定した」と演説した。
 しかし韓国の刑法犯の認知件数(2017年度)は日本の2倍超の182万件。人口比の犯罪発生率は5倍である。元朝日新聞ソウル特派員の前川惠司氏はこう語る。
「いざ大学に入っても、大卒の3人に1人が就職できない超就職氷河期です。鬱屈とした気分から犯罪に走る者も多いのでしょう。自殺率もOECD加盟国でワーストレベル。漢江大橋が投身自殺スポットになっている」
※週刊ポスト2019年8月9日号

・南米はUFOや異星人とのコンタクトについては豊富な話があったようです。特にブラジル政府は、UFOの存在を認めている唯一の政府だともいわれました。イギリスやインド、南米にコンタクトを持つ「イチビラ」星人の話もありました。「UFO CONTACT FROM PLANET ITIBI-RA」というのは太陽が2つ持つ惑星からの異星人です。たいてい、進化している異星人の惑星は太陽を2つ持っているようです。ペルーのアンデス山脈で遭遇した不思議な宇宙人「アプ星人」との交流記も翻訳出版されています。アプ星人は現代では南米にも飛来しているようです。UFOがよく観察されるという場所は世界中にあるといわれ、最初はマニアの間で有名になり、エリア51やセドナのように観光地化するといわれます。アルゼンチンのカピージャ・デル・モンテに飛来するのはグレイタイプの異星人の宇宙船のようです。
キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。またオーパーツも世界中にありますが、異星人の存在が窺われるものもあるといわれます。 クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると、「ブラジルにはクラリオン星人の(異次元の)地下基地がある」という説もあります。

・太古から異星人が飛来していたという事実よりも、現代では、チャネラーなどの報告から、人間に憑依(ウォーク・イン)したり、転生(ワンダラー)をしてくる、目に見えない高次元の異星人(天使)の存在が、注目されるようになったようです。 話題の「You Tube 」で 「APOLLO 20  legacy  part 1  the CITY」を見ると月面の廃墟のエイリアンの都市が見れるようですし、「APOLLO 20」でも、巨大宇宙船の遺物のようなものが見ることができるようです。

・エイリアンの超科学や超テクノロジーばかりでなく、人文科学方面の知識はとてつもなく進化しているのですが、「人類の進化に干渉できない」という宇宙法のようなものにより、人類は利用できないようです。

・しかし、米軍はゼータ星に異星留学生を送ったり、「エリア51」で超テクノロジーを研究して、現代のレザー兵器のような先端兵器に応用していると語られています。今までの経緯から米軍のエイリアンに関する情報公開(ディスクロージャ)は、今後も全く期待できないといわれます。金髪碧眼のノルディックやオレンジといわれる宇宙人も核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘(アバブ・トップシークレット)』のために60年以上もたっても米軍は情報公開しないようです。

・金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人ともいわれていますが、コンタクティによると「ナチスだ」という話もあり、ヒトラーのドイツのナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリア人種、ゲルマンの神々とのつながりが窺われるそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」とも伝えられています。ボルテックス(渦巻き現象)で有名なパワースポットのアリゾナ州のセドナでは、UFO目撃情報が非常に多かったそうです。「エリア51」とともに「UFOマニアの聖地」ともいわれているそうです。

・アメリカの著名なUFO研究家によりますと、セドナ上空にエーテルのシティが滞空しているそうです。エーテルのシティでは神々や魔女達が何をしているのでしょうか。エーテルのシティは誰も現実に見えないし、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のかたちで地上に登場する遥かに進化した天使的な異星人は、私たち一般人には分からないことでしょう。

・「ボブ・ラザーの登場で、そんなエリア51の40年近い秘密の歴史が劇的に終わりを告げた」ということで、ボブ・ラザーの件は日本の書籍でも広く取り上げられています。エリア51が有名になり過ぎたので「エリア52」とか別の秘密基地に移転したという話もあるそうです。「1万2140平方キロという敷地面積を持つこの施設の広さはコネチカット州とほぼ同じで、ロードアイランド州の約4倍、デラウェア州の2倍以上もある」エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」によって、空飛ぶ円盤が完成しているともいわれています。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

・「イスラエル政府と契約の宇宙の商人」は、シリウス星人ですが、この種族とコンタクトができれば、非物質的な種族とつながりができることでしょう。各国とも、宇宙連合とさまざまなコンタクトがあるのかもしれません。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人については、ニルヴァーナ(涅槃・天国)にいる元地球人からの米国のチャネラーによって、情報が得られています。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれ、厄介な話です。

・ゲイ(LGBT等)の現象とかさまざまな不思議な地球上の現象も宇宙人が関与しているといわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。異次元に存在する異星人による「人間の魂の交換」によって、ゲイの現象が実現するようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、宇宙人の人格転換である」というのも私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。ゲイは、異次元に異星人が多く存在すると言われる地域に多いそうです。が、ゲイは世界的な不思議な現象のようです。ゲイの問題は日本でも社会問題化しつつあります。

・ロシアやイスラエルなど他の国々も異星人とコンタクトしているようですが、国家的な危機感からか、エイリアンの超テクノロジーを喉から手が出るほど欲しい国が多いのでしょう。ロシアには昔から奇怪な宇宙人の話も多いそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」の研究はアメリカの一人勝ちになるのでしょうか。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」は、ロシアも研究しているのでしょうか。

・日本に関係する異星人、神々とのコンタクトもあるようなのですが、マスコミも公開して、国家機関の総力をあげてエイリアンの超テクノロジーを獲得するようにしなければならないでしょうか。ちなみに日本にも、昔から異星人が飛来している話が多いのですから。日本でも知る人ぞ知る話のようです。

・宇宙人の情報は、サブ・カルチャーではなくメイジャーなものにしていかなければならないでしょう。「何も知らせない」ような、いつまでも核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いにしておいてはいけないようです。アバブ・トップシークレットについては、異星人も関与しているようです。

・ダルシィの秘密基地やアメリカ政府と異星人の密約については過去において、色々と書籍で報告されてきたようです。「(標準的グレイ族)=身長1メートル20センチ前後。レティクル座ゼータ星出身。(長身グレイ族)=身長2メートル10センチ前後。オリオン座リゲル系出身。(ドラコ族)=レプティリアン(爬虫類人)で身長2メートル前後。肌の色は白くて有翼。オリオン座ドラコ星系出身。基地全体を統括する支配階級。(レプトイド族)=身長2メートル前後。恐竜から進化した地球の先住民らしい」といわれます。以上の異星人については、詳しい情報は分かりません。ドラコ族は、「昔の烏天狗」だったのかもしれません。天狗もいろいろと種類がありますが、いわゆる昔の宇宙人だったようです。

・オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。人類に5万年ほど進化していますが、異類異形ということで、ひたすら情報は国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのようでした。これらの異類異形の異星人は、日本の過去の歴史におきましては、神としての眷属の龍神、鬼、羽のある烏天狗や式神など、ヒューマノイドではない異星人のようです。また、人間タイプのほうが遥かに進化した宇宙人(神)のようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれています。

・クラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロによると異星人も異類混血がすすんでいる種族もあり、「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。人類に5万年も進化している異類異形の異星人が、人間やさまざまな生物を遺伝子操作などで、創れるそうです。また人間の魂の入れ替えもできるようです。ゲイ(LGBT等)はカリフォルニアなどのように異次元に宇宙人の多い地域に増えており、宇宙人による人格転換の現象という説もあるそうです。ゲイの話題が頻繁に報道される時代になったようです。

・また、米国に現れたメン・イン・ブラック(黒衣の男たち)は、オリオン星人ともいわれています。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にある。一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったそうです。宇宙人「グレイ」の故郷もベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだといわれます。

・太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。神々も2種類あり、「火星霊人と金星蛇人の対立・戦争」があったともいわれます。牛神は、「驚嘆すべき牡牛なす双神」と表現され、発進母星は65光年先の牡牛座(地球から観測する最も明るく輝く恒星アルデバラン)のようです。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だといわれます。さまざまな異星人種族が人類を創造したという説もあるようです。「クラリオン星の人々というのは今から約1億8000万年前に人類創造計画に参加した数多くの民族の一つなのです」と語られています。

・スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)」を低層4次元に追いやったそうです。高次元の火星霊人のレベルにはなかなかコンタクトできないようです。ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)クラスでしょうか。多肢の仏像も見かけますが、多肢のロボットが宇宙母船の中で活動しているそうです。人間をロボット化したり、ロボットを人間化したりできるのでしょうか。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。

・堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が今も続いているのかもしれません。堕天使ルシファーとかサタン(悪魔)と言う名前は「遺伝子科学者の集団の名前」だそうですが、「ある種の遺伝子生体実験」に反対で超太古から争っているそうです。宇宙母船に乗っているのは異星人の科学者が多いようです。

・米軍が金髪碧眼のノルディックやグレイなどの異星人情報を核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』にするのも当然でしょうか。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれ、太古から異星人の末裔が社会に溶け込んでいたようです。とくにオリオン星人はいろいろな種類があり階級意識も強くて、スター・ウォーズの原因となっている種族のようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。

・長身のグレイ族のリゲル人と言うのは、「異星人の過激派」といわれるのかもしれません。オリオンの邪体霊といわれ、「反人類」、「反キリスト」的な活動をしているようです。またプレアデス星人にも悪玉がいるという説もあるようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人のバシャールといわれます。

・しかし、広報活動の一環として、諜報機関が映画などで、プロパガンダとして意識的にリークする手法もあるようです。あることを『公然の秘密』にすることによって、他の真の実態を隠す手法でしょうか。遺伝子実験とか人体実験とかのおぞましい話もどこまでがナンフィクションなのか分からないのでしょう。「事実は小説よりも奇なり」といわれます。

・アメリカ・インディアンも昔からエイリアンと交流があったそうです。それゆえに、インディアンが、異星に行って進化した可能性も十分考えられるそうです。異星人にはネイティブアメリカンの末裔も多くいるのかもしれません。アメリカ・インディアンがいつごろ発生したのかも分かりません。インディアンも異星人と太古から交流があったといわれます。

・『ダルシー戦争』での米軍特殊部隊とエイリアンとの交戦の話とか、「米国はエイリアンと戦争状態だ」とかの噂話が頻繁に流れてくるそうです。荒唐無稽な与太話でアバブ・トップシークレットですので、私たち一般人は、訳がわかりません。アメリカ空軍の士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているそうです。現在。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているともいわれます。

・UFO墜落事件のロズウェルを舞台にした、さまざまなテレビ映画があるそうですが、ハリウッド映画に見られる異星人も地球に溶け込んでいるタイプも多くあるようです。映画『Xファイル』のような「謎の組織」が気になります。異星人の同化が進んでいるそうです。

・とにかく、アメリカ政府はエイリアンの情報を核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』扱いにしています。国家組織・科学者陣の総力をあげてエイリアンの超科学を入手し、異星に留学生を送っていると思われる米国の優位性は、向こう数世紀にわたって続くものと思われるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」で圧倒的な強みを持つようです。つまり「アメリカは衰えず、ますます発展する」という説のようです。

・デーヴィッド・アイクの本は、『トンデモ本』だという人たちも多いのですが、異次元の話が入ると混乱するのでしょうか。しかし、その内容の量には圧倒されるようです。チャネリングからの情報は膨大で、amazonに「デーヴィッド・アイク」と入力すると30冊の翻訳書が分かります。爬虫類的異星人(レプティリアン)について膨大な情報を提供した人物として知られています。宇宙人に関する本は荒唐無稽な内容も多いようですが、それがある種のトンデモ本のテクニックなのかもしれません。

・ちなみに「金髪碧眼のノルディックは神だ」という説によると、グレイ(小柄な異星人)よりはるかに位の高い金髪碧眼のノルディックが『地球の主神』で、米国をしいては世界を間接に支配しているという仮説になるそうです。また堕天使のルシファーではないのかという説もあるようです。また進化の程度がそれほどでもないプレアデス星人にしかすぎないという説もあるそうです。神々の世界も厳格な階級制度があるのでしょうか。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。したがって神様ではないといわれます。

・グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。「米国政府がリゲル人に騙された」ことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させたという驚くべき話のようです。金髪碧眼のノルディックは、人類に6千年進化しているプレアデス星人といわれています。

・金髪碧眼の宇宙人の話は多いようです。金髪碧眼のウンモ星人は、ヨーロッパで同化している異星人として知られています。惑星ウンモ(地球から約14.5光年離れた恒星イウンマの周りを公転)から来た地球外生命体ユミット(=ウンモ星人)が知られています。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったともいわれます。日本人が日本でコンタクトした異星人も金髪碧眼の種族が多いそうです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうですが、異星人は「白人種の宇宙人」ばかりでないことに留意しなければいけないそうです。

・エリア51にはUFOマニアが多く観察しているようですが、著者も逮捕されないように通り過ぎてきたそうです。出版物を調査するだけでもかなりの収穫が得られるようです。今後の、マスコミ関係者の動きに期待したいものです。最近では「エリア51」の噂もマスコミに対する露出度は、低下しているようです。「エリア51」は、あまりに有名になったので「別の秘密基地に『引っ越した』」という話もあるようです。ニューヨーク位の大きさの「エリア51」はあまりにも広大。
 70年代の日本テレビの矢追ディレクター(UFOディレクターともいわれた)の{UFO特番(特別番組)}のような番組もなくなり、面白い番組がないようですが、当時でも「インチキ」まがいの扱いを一部では受けていたようですが?

・「とある米軍基地に行けば『神』に会える」とか「イルミナティなどの秘密結社、フリーメーソンに入れば『神』に会える」という噂話もあるそうですが、あいかわらず「キワモノ」扱いのようです。「世界の真の支配者は、フリーメーソンである・・・。」そうなのですが、『80対20の法則』の論理によれば、「私たち一般人の8割は、真実を全く知らない」ということでしょうか。

・ミャンマーなどアジア各地にもUFOが太古から飛来していたようです。アジア各地の太古からの宇宙人とUFOの伝説はあるといわれます。ミャンマーは大型サイクロンで深刻な被害を受けたりするのですが、太平洋戦争中のビルマでの日本軍の戦争の記憶も現代日本では風化しつつあるようです。太古から宇宙人がアジアにも来ていて、各国で神々と異人の伝説になっているそうですが、宇宙人や宇宙人をイメージした遺跡も多いようです。現代にもUFOは飛来しているのでしょうか?また、宇宙人が人類を創造したそうなのですから、宇宙人が来るのも当然なのでしょうか?「神々が地球に飛来した宇宙人だった」という説が多数説になりつつあるようです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」といわれますので、「人間化した宇宙人」や「宇宙人化した人間」のパーソナリティーが多いそうです。

・ヘルメス文書も太古の情報を伝える貴重な文献のようだが、まるでファンタジーのような世界です。異星の都市、異世界の都市なのでしょうか。近年では神々の都市に行ったというイタリアのコンタクティ、マオリッツオ・カヴアーロがいます。

・「マゴニアへのパスポート」  (ジャック・バレィ)によると次のことが分かるといわれます。
Passport to Magonia: From Folklore to Flying Saucers
Jacques Vallee  Daily Grail Pub (2014/11/23)
「雲の船で」マゴニアという国から来た異人の伝承がある。著者は、エルフ(妖精)などの分析をし、マゴニアは、パラレルワールド(平行世界)と関係があるかもしれないと推論している。エルフ(妖精)やエーテル界の住民たちの特徴は、グレイなどの現代の宇宙人のテレポート現象に相似しているように思われる。

彼ら(異星人)は、次のような特徴を持っているといわれた。
(1) 彼らは、人間と天使の仲介者の役割を持っている。
(2) 物理的に、彼らは、大変希薄な流動的な肉体を持っており、雲のようにとたとえられる。彼らは、たそがれ時に見ることができる。彼らは、思うがままに出現したり消失する。
(3) 高度に知性的である。
(4) 望むものを何でも運ぶパワーがある。
(5) 彼らは、地球の内部の空洞に住んでいる。
(6) 彼らの文明の跡は、高山にある。
(7) 彼らは、旅行を好む。
(8) 住居にも空気の中を泳いで、テレポートして出現する。
(9) 色々な種族に別れ、子供を持っている。
(10) 彼らは人間の目には見えない。
(11) 彼らはほとんど話さない。
(12) 彼らの言語は、ローカル語と似ている。
(13) 不死を信じている。
(14) 宗教を持っていない。
(15) 多くの書籍を持っている。
(16) 魔術を通して自在に人間の前に現れる。

・小柄な異星人グレイのイメージが映画などで一般的に認識されたので、昔からの伝承の妖精なども異星人と関係があると考えられるようになったと思われます。グレイは、肉体のまま異次元移動ができるようです。が、依然として、これらの荒唐無稽な話には、理解ができないし、関心がないという人も多いようです。米国の世論調査でも異星人の存在を信じる人が過半数を超える情勢のようです。

・中世ヨーロッパでは異星人と農民たちとのトラブルもいくらか報告されているようです。宇宙人は、パラレルワールド(平行世界)の目に見えないアストラル界やエーテル界に住むと仮定すれば、かなり理解がすすむと考えます。金星人は、金星の異次元に住んでいるので、目には見えないといわれます。遠野地方に伝わる異人伝承など、太古から異人との交流の伝説が日本では残っているといわれます。また昔から異星人(異人)は、ヨーロッパ各地を俳徊していたらしいのです。

・パラレルワールドの思想は、現代物理学のテーマでもあるらしいのですが、普通の人には異次元の観念がないので、“不思議な現象”を説明ができないのでしょうか。マゴニアという国から“雲の船”で乗ってきた人たちの伝承も、後世にいろいろな話に変形されており、正確なことはわからないようですし、フランスの民衆の中に溶け込んでしまっているのかもしれません?マゴニアの伝承は、中世のフランスの異星人飛来の伝説のようです。マゴニアという国から「雲の船」に乗ってきた人たちとは、当時の異星人の伝承のようです。中世欧州には、地球に降り立った異星人との接触(コンタクト)の逸話が少なくないといわれます。

・シャンバラは、異次元のエーテル界に存在すると思われます。映画「スター・ウォーズ」に出てくる宇宙都市や惑星都市は、全くのフイックションなのでしょうか?グレート・ホワイト・ロッジ(純正大同胞団)の大師達が住むシャンバラは、宇宙にある都市なのでしょうか。映画「スター・ウォーズ」では、様々な宇宙都市、惑星都市が出てきますが、グレート・ホワイト・ロッジ(純正大同胞団)の大師達が住むシャンバラを予想させる都市は出てこないようです。シャンバラは、宇宙の上位次元(エーテル界)にある都市らしいのです。

・「聖シャンバラ」(三浦関造)(竜王文庫)1963。 この本には、シャンバラが「エーテル界に滞空する都市型の超巨大宇宙船」であるという説明はありませんが、4次元にあると説明しています。著者の三浦氏もシャンバラの大通路にアストラル体で幽体離脱(体外離脱)によって、行っていたそうです。彼ら(異星人)は異次元を瞬間移動できるテクノロジーを持っているようです。

・時の権力者に異人、異星人が接触することは歴史上よくあるようです?昔から宇宙連合が何らかの形でコンタクトしていたようなのです。
「都市全体が空飛ぶ宮殿」となっているとは、宇宙船の母船の究極的な姿なのでしょうか。シャンバラも「都市型の超大型宇宙船」であるという説もあり、最も進んだ異星人の宇宙船の母船は、そのような形態をとり、アストラル界やエーテル界に滞空しているのでしょうか。「アストラル界やエーテル界にも都市がある」という説との相関が注目されます。ジャイナ教の図絵にも大型円盤の描写があるようです。神々の乗物の巨大な母船(大城砦都市)は、古代インドの大叙事詩によく登場しますし、宇宙船ヴィマーナもまた、有名のようです。
デニケンによるとジャイナ教と異星人とのつながりが指摘されているようです。宇宙空間に巨大宇宙船を飛ばすほど文明が進んでも戦争はつきないようですし、「映画スターウォーズは、実話を映画化したもの」とも噂されたようです。ブラジルには、UFOに乗って奇妙な体験をした話が多いといわれます。UFO実在を国家として、最初に公式に認めているのは、ブラジル政府だからだそうです。

・核兵器などのトップ・シークレット(国家安全保障上の最高機密)を数段上回る『厳秘』により、向こう数十年間、“異星人情報”は、秘匿されるようです。すでに、「地球は、シリウス星人の植民星である」という説もあるくらいですから。昔から南米や北米のインディアンたちは金髪碧眼のノルディックや小柄な宇宙人グレイを目撃したり交流したりしていたようです。神として。

・今の時代は、「異星人情報」に関して最終的で決定的な結論や説明がでてくる時代ではないでしょうか?現に、「米国は、異星に留学生を追ったと」いう情報ももれてきている時代ですし、”YOU TUBE”では、ALIENの動画も見れる時代となっています。ロシアでも宇宙人とのコンタクト話が豊富なようです。

・日本民族の神話の原郷「高天原(たかまがはら)」も「都市型の超巨大宇宙船」だったという説もあり、「竹内文書」の「太古異星人飛来説」的な解釈が注目されているそうです。そうすれば、今は、「現代異星人飛来説」ということになるのでしょうか。現在は、UFOや異星人ブームも冷めていますが、今後のマスコミ関係者の活躍に期待したいところです。

・異次元の高等知性体とのコンタクティも増えているそうです。昔の探検家は、シャンバラ(地下都市)の入口を求めて洞窟探検を繰り返したという笑えない話もあるようです。異次元の概念がなかった時代ですから、暗い洞窟から妖精や異人が出現したと信じられたようです。

・ 仏典「法華経」にも記述されている「地底世界(シャンバラ)と地底人」の実地踏査の簡潔な報告もあるようです。ブラジルのロンカドール山脈の謎として、ブラジルはUFO多発地帯といわれます。
ブラジルもUFO、異星人事件の多発地帯でしたが、現在の報道レベルは、落ちているようです。現代ではブラジルの社会に異星人ネットワークが浸透しているのかもしれません。薔薇十字団は、フリーメーソンと関係しているといわれますが、現代でも異人のネットワークが機能しているのかもしれません。

・当時2種類の異星人集団が米国とコンタクトしたようです。トールホワイトと呼ばれる宇宙人は、米国政府にエイリアンの超テクノロジーの提供を拒否したといわれます。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人が報告されているようです。トールホワイトと米政トールホワイトと米政府とは繋がりがあるといわれます。
つまりオリオン星人系列の2種類の種族とのコンタクトがあったようなのです。当初のコンタクトから半世紀以上も経過していますので、米政府や他の政府とのコンタクトも想像を絶する程度になっているのかもしれません?

・そこで、アイゼンハワー大統領は、ラージノーズグレイというグレイの長身体の異星人と協定を結んだといわれます。
「リゲル人は、米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダーであり、この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている」といわれます。
政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。「いざ就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」といわれます。アメリカでも優秀な学者やジャーナリストが宇宙人を研究しているといわれます。秘密基地では、一般大衆が知らない間に、人類の進化に関わる重大な情報・エイリアン・エンジニアリングが蓄えられているようです。

・グレイの長身タイプがリゲル人といわれます。「リゲル人は、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。リゲル人は、こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている」と指摘されています。

・1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と主張された。彼らは、赤色巨星であるオリオン座のベデルギウス周辺からの種族のようです。
ラージノーズグレイは中世の鉤鼻の魔法使いのお婆さんのイメージのようです。
人類を創造したのは、ラージノーズ・グレイであり、また長い間、宗教や秘密結社、さらに魔女や悪魔崇拝、魔術やオカルトなどを通じて、人間を支配したといわれます。また、エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。
オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン人は、地球と直接的なつながりを持つ種族で多種多様のようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれていますが、「協定を結ぶ相手を間違った」といわれます。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という説もあります。異星人とのコンタクトも複雑になっているようです。「ダルシー基地の地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいた」といわれます。そして米軍の特殊部隊と異星人との間に戦闘があったという「ダルシー戦争」があったともいわれます。
オリオンETグループが異次元のモンスター・タイプの生物を創り、人間と異種交配・混淆させ「人間化」させようとしたのかもしれません。
「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった。シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」といわれます。天狗もオリオン星人だったようです。太古、神人はスバル、北極星、オリオンからやってきたといわれます。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。
アイゼンハワー大統領は、エイリアンの超テクノロジーに驚愕して、異星人情報をアバブ・トップシークレットにしたといわれます。宇宙連合は、当時から各国政府ともコンタクトをとっていたようです。

・太古からハム族とセム族が執拗に争ってきた歴史があったとも伝えられています。この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争していたといわれます。
「ハム系の中でもカナン人は、ノアによって呪われ、“カナンの呪い”という言葉が残っているが、聖書の中でもキリストが忌々しきものマムシの末裔と非難している」そうです。
「アガルタとシャンバラを区別しなければならないようである。つまり、ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系である。セム系は“文”の性格が強く、ハム系、ヤペテ系は“武”の血脈である」といわれます。
大伴氏と物部氏は天皇家をはさんで、セム系とハム系の陰陽の関係にあり、東日本を大伴氏、西日本を物部氏が支配していたといわれます。日本でも2種類の異星人の対立が、異次元で続いているのかもしれません?

・当ブログはUMA(未確認動物)については、あまり取り上げていません。しかし、オカルト界では「河童」などはUMA、「妖怪」として区別され、取り上げられています。ここで強調したいのはビッグフット等の獣人がUFOから降ろされた異星人の由来のものだということです。「ビッグフットは異星人のペットだった!」と指摘されています。UFOからUMAの一部が降ろされているというのです。アブダクション(誘拐)の現場にもビッグフットがいたこともあったと報告されています。

・宇宙人とビッグフットといえば、ハリウッド映画「スター・ウォーズ」のフィクションの森林惑星のキャッシーク出身のウーキー族の獣人「チューバッカ」を連想させます。あの毛むくじゃらの獣人のようなキャラクターです。数種のUMAは、単独に考えるのではなく、常にUFOの異星人と結びつける必要があるといわれます。モスマンやビッグフットがUFOに出入りしているところが目撃されたこともあるようです。異星起源のUMAが少なくないといわれます。「地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている」ようです。日本にいる河童もUFOから降ろされたのかもしれません。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と指摘されています。当時の「異人」が「河童」をUFOで連れて来たのかもしれません。

・「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。UMAも異星人により、飼育されているのかもしれませんが、地上に取り残されると「悪臭」がひどいといわれます。世界中にビッグフットに似たUMAが目撃されています。その周辺にはUFOが現れたようです。ビッグフットを地上に下ろすような異星人は、人間に敵対的なアブダクション(誘拐)で生体実験をやっているオリオン・グループなのかもしれません。カナダではサスカッチ、ビッグフットを法律で射殺することが禁じられていると指摘されています。それだけ目撃事例が豊富のようです。一部は異次元に行き来できるのかもしれません。

・日本の昔に「覚(さとり)」というUMAがいましたが、毛むくじゃらの獣人ですが、人の心を読む超能力があったといわれます。日本の「ヒバゴン」も異星人がUFOから降ろして、再び回収したのかもしれません。日本全国にある「羽衣伝承」も異星人と人間の交流があったのかもしれません。UFOが天女を連れてきたようです。UFOを「天の車、飛行物体」「羽の車輪のようなもの」と見ています。

・「隠れた聖者たち(隠れた首領)」の正体も詳しくは分かりません。宇宙人のマスター(大師)クラスの神人のことでしょうか。進化している宇宙人、神や天使のような存在が、さまざまな方法で、人間にコンタクトしてくるようなのです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)――ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」という種族がいるそうですが、彼らとのコンタクトからさまざまな情報が昔から得られたようです。

・アセンディッド・マスターのコンタクティやチャネラーがいるということは驚きです。ブラヴァツキー夫人の神智学協会の話でも登場しますが、「導師」から膨大な情報を受け取っています。クートフーミ導師(マハトマ)とモリヤ導師の教えをうけたといわれます。世界中でもホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーからチャネリングを受け取る人びとは少ないようです。

・アリス・A・ベイリーは、米国でチャネラーが活躍する前の時代の人なのですが、「神の国の様相」を明らかにしているそうです。ベイリーは「ジュワル・クール覚者の教えを口述筆記し、24冊の本を表わしており、密教学徒の間では有名である」とのことです。

・『肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である』とありますが、このあたりが、フリーメースンと関係があるのではないのでしょうか。天使や神々の進化した宇宙人は目に見えませんが、「空飛ぶ円盤」の時代から「見えない宇宙人の時代」に変わりつつあるようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。また「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も認識できないようです。中世の薔薇十字団の逸話のなかにも、この種のコズミック・トラベラーの集団がフランスに存在していたという話があるそうです。昔から、「異人」や「神人」が地上を徘徊していたという話も多いようです。

・現代では、米国で映画にもなった『メン・イン・ブラック』(MIB)が、相当するのかもしれません。しかしながら、メン・イン・ブラックは、UFO研究者を脅す犯罪者のようにいわれていました。ところが、近年、ハリウッド映画『MIB』、『メン・イン・ブラック』では「宇宙警察」のような役回りでした。コンタクティによると彼らは、グレイと共に飛来した『シリウス系オリオン星人』だそうです。オリオン星人は、人類に5万年進化しており、「人間の魂の交換」ができるといわれます。

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。 「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球の爬虫類的異星人(レプティリアン)」がエリア51等の秘密基地で活動しているともいわれます。

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。−遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれております。天狗も異類異形の異星人だったようです。

・『肉体を持つが地球人の目には見えない』という表現なので荒唐無稽な与太話ということになるのでしょうか。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)や異人、超人、神人、天使、宇宙人が昔から地上を徘徊しているともいわれています。また一部は、社会に溶け込んでいるともいわれます。また金星のマスター(長老)に葉巻型宇宙母船の中で会見した日本人もいたそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」時代のようです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。


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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド






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