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我邦、古より天狗と称する者多し、皆霊鬼の中、其の較著なるものが天狗であり、狐・童・僧侶・山伏・鬼神・仏菩薩などの姿で出現する。
[森羅万象]
2020年7月7日 17時44分の記事


『怪異をつくる』
日本近世怪異文化史   
木場貴俊  文学通信 2020/3/26



<怪異はつくられた>
・「つくる」いとなみは、多種多様です。怪異だと認識することも、当然「つくる」いとなみです。ある物事が誰がどのような理由で怪異だと決めたのか、その判断は、歴史性を帯びています。例えば、古代の律令国家では、国家つまり政権しか怪異の認定をすることができませんでした。もしも個人が勝手に「あれは怪異だ」と言いふらしてしまえば、その人は処罰を受けることが法で決められていたのです。

<フィクションとしての恠異>
<林羅山『本朝神社考』「僧正谷」を読み解く>
<『神社考』「僧正谷」について>
・そして、考察の対象である「僧正谷」は下之六に収録される天狗に関する項目である。
「僧正谷」での羅山評は大きく二つに分けられる。一つは、『神社考』の趣旨と同じく、天狗に絡めた僧侶批判が展開されている。「我邦、古より天狗と称する者多し、皆霊鬼の中、其の較著なるものが天狗であり、狐・童・僧侶・山伏・鬼神・仏菩薩などの姿で出現する。また慢心や怨み、怒りを持った多くの僧侶も天狗道に入って天狗になり、伝教(最澄)・弘法(空海)・慈覚(円仁)・智証(円珍)の四大師をはじめ日蓮・法然・栄西など日本を代表する名僧は、皆天狗だと指摘している。要するに、羅山は全ての僧侶=仏教界そのものが天狗、という認識を持っていた。
 二つは、他の天狗に関する話の紹介である。観応の擾乱の予言として有名な『太平記』巻二七「雲景未来記事」における天狗評定の場面や本章で扱う大坂の陣にまつわる話などである。

<天狗の人攫(さら)い>
・Aの内容は、比叡山の二郎という「覚林坊之奴」が天狗に攫われ、数日後帰山して天狗たちの会議について語った後、二郎自身が奇矯な行動をとる、という事件である。

・『神社考』と『駿府記』を比較すると、いくつかの重要な点が見られる。まず『神社考』では「叡山僧侶」が語ったとしているだけで、具体的に誰なのかははっきりしない。しかし『駿府記』の傍線部を見ると、「南光坊僧正」すなわち当時江戸幕府で強大な力を持っていた、天海その人だと判明する。当時僧侶が駿府城に登って宗教論議をすることはよくあり、これもその折の話題だったと推測できる。説法の方便として怪異譚はよく用いられており、羅山は仏教批判として読み取ることが可能である。また、僧侶=天狗という「僧正谷」の主題からは、「天狗が天狗の話をする」という揶揄としても受け取ることができる。
 共通する点として、比叡山に戻ってきた二郎の奇矯な行動(二郎も天狗の仲間入りをしている)や不思議な現象が起きるが、これに対し僧侶たちはただ為すがままである。従来、恠異(かいい)が起きると加持祈祷などの宗教儀礼を行うことで対応するのだが、Aの場合、天海はじめ天台僧は何の対応もしていない。この眼前の出来事に対して無力な僧侶に、羅山は単に仏教批判とするだけでなく、後に対策を練る家康と対照させる効果を狙ったのではないだろうか。
 他にも、Aの傍線部を見ると、「久無奇怪、東州西州合戦、今其不遠(中略)東方必勝、其勢既見」の部分が『駿府記』には見当たらない。そもそも『駿府記』では、大天狗たちが比叡山に登る予告が語られているだけである。「東州西州合戦」、つまり大坂の陣が起きるという天狗の予言がなければ、大坂の陣にまつわる恠異として成立しない。要するに、この記述は羅山によって書き加えられた可能性が高い。
 また、「幕下聞而奇之」、幕下=徳川家康がこの事件を不審に思ったという記述もない。天海が語った際その場に家康がいたかどうかは不明だが、おそらくこれもBへの伏線として羅山が加筆したものだろう。
 総じてAは、おそらく羅山も引いている『太平記』の天狗評定に擬えようと、天海の語り手を入れた羅山の創作だといえる。

<伊勢躍>
・続いてBの伊勢躍について検討する。伊勢躍(神踊・風流踊とも)とは、伊勢神宮の神に関係して起きる群集騒動である。
 しかし、Bを見る限り「僧正谷」に欠かせない要素、天狗が全く登場しない。羅山は、何故伊勢躍を「僧正谷」に収録したのだろうか。
 推測であるが、天狗評定に見られるように『太平記』では、天狗は変革の象徴として描かれる。そしてBの「庶民飾異服、繁綵絹千竹竿」からは、このかぶき者は中世では「異形異類」と称された人たち(天狗を表現する言葉でもある)の流れを汲んでいた。また、集団蜂起の一形態である一揆は、天狗や異常な服装と深い結びつきがあった。これらのイメージが、天狗と伊勢躍を結びつけて「僧正谷」に収録されることになったのではないだろうか。
「僧正谷」の伊勢踊は慶長一九年に起きているが、『神社考』成立の寛永末まで視野に入れると、数回にわたって伊勢躍が起きている。

・一体伊勢太神宮は何と戦っていたのだろうか。
 多くの研究者は、当時禁教の対象であったキリシタン、つまりキリスト教の神が相手だという。例えば山口啓二は、村井早苗が「キリシタン禁制をめぐる天皇と統一権力」で取り上げている元和七年(1621)の日本イエズス会管区長パアデレ・マテウス・デ・コウロスの書簡(伊勢躍で歌われたキリスト教排斥の歌)から、中世以来の伊勢信仰が鼓吹した排外的な「神国」意識との関係を指摘している。つまり、多くは、伊勢躍の前後に起きるキリスト教弾圧と伊勢躍の背景にある「伊勢の神」とを関連させて考えているが、管見の限り伊勢躍に関する史料で、明確にキリスト教と結びつけるものは先のイエズス会管区長の書簡以外確認できなかった。むしろ『当代記』の「むくりと波及合戦由にて神風烈吹」のように、伊勢躍を記録した当時の人たちにとって、神々の戦いといえば日本の神と蒙古(漠然としたイメージの異国)の神との戦いを想起したのであり、キリシタンのみに対抗するという意識は史料で見る限り不明瞭である。

<大坂の陣にまつわる話の位置付け>
・第二・三節から「僧正谷」の大坂の陣にまつわる話が、羅山の創作だと判明した。では何故羅山は改作をしてまで『神社考』の「僧正谷」に収録したのだろうか。

・ここから羅山は『六韜』を媒介に家康と繋がることで、自らの地位を高めようという意図があったとも考えられる。

・「僧正谷」で、家康は伊勢躍に対して『六韜』に依拠した禁制を行った。しかし羅山は、書名を明らかにせず、あくまで家康の発言という体裁にしている。ここには、中華の書物よりも家康の方に権威があるという羅山の思惑があったのではないだろうか。

・いわば「僧正谷」の話は、家康神格化に力を注いだ天海を天狗に貶める一方で、自らの思想(儒学・兵学)に基づいて創出した、江戸幕府の正当性(正統性)を保証する羅山の作品であった。

<語彙>
<辞書に見る怪異>
・第三章と補論二では、本草学の視点からモノとしての怪異を考えた。そこでは、当時怪異を生類として捉える理解があったことを確認した。

<分類される妖怪・化物>
<節用集での分類>
・言葉を確認する上で、まず用いるのが辞書である。辞書は、当時流布していた、あるいは古来より使われてきた言葉の集積、つまり常識の一端を示すものであり、編纂時の通念を把握するための適当な史料といえる。本章で扱う時期の代表的な辞書として、節用集(室町中期成立)と下学集(1444成立)があり、それぞれ各部門への言葉の分類を行っている。そこで節用集を中心に、妖怪や化物という言葉がどのように分類され、理解されていたかを見てみよう。

・妖怪は全て、そして化物は分類に揺らぎがあるもののほとんどが、畜類門や気形門と呼ばれる部門、すなわち生類(禽獣虫魚)に該当する部門に分類されている。

<化生(けしょう)とは何か>
・注目したいのは、本林本より前の古本節用集の「妖怪」には必ず、「化生物也」という注が付けられている点である。下学集では、「妖恠(妖怪)」は態芸門(現象や状態を指す部門)、つまり事象=コトとして分類されているが、必ず「化生(ノ)物」という注が付けられている。この「化生」とは、何だろうか。
 化生とは、『倶舎論』などに見られる生物の四つの生まれ方を指す仏語「四生」(胎生・卵生・湿生・化生)の一つで、何もないところから忽然と出生すること、および出生したもの(無から有)、また形を変えて生ずることを指す。化生によって発生するのは、天人や獄卒から、鰻(山芋から)蛤(雀から)まで多種多様である。

・イエズス会宣教師が収集した情報によれば、化生(の物)とは、変化、つまり化ける属性を持つもの、言い換えれば「化け」物に他ならなかった。また、化生は変化といっても、(便宜的に読み換えて)「変化(へんか)」(=化成、元に戻れない)と「変化(へんげ)」(=変身、元に戻れる)の両方の意味を含んでいる点にも注意したい。

<妖怪と化物の関係>
・化生が、化ける属性を持つ言葉であるならば、妖怪と化物はどのような関係にあったのだろうか。『日葡辞書』には、
Baqemono.(化物)………他の物に姿を変えたり、似せたりした物。例えば蛇、狐などの姿で現れる悪魔など、
Yōquai(妖怪)……「妖ひ怪しい」わざわいと危険なことと。
 とあり、妖怪は事象を指し、物象である化物と区別されている。

<揺らぐ位置と意味>
・そして18世紀以降、化物は継続して生類として載る一方、妖怪は節用集への収載が激減してしまう。

<固有名詞的な怪異の分類>
・本節では、妖怪や化物という普通名詞的なものではなく、より特定の怪異を指す、いわゆる固有名詞的な対象について、再び節用集を中心に見てみたい。

<鬼(おに・をに)>
・易林本より前の諸本では畜類・気形門に分類されていたが、易林本以降、人間に関わる人倫門に分類される。

・18世紀以降も多くが人倫門に分類されるが、生類の部門に分けられるものも少し確認できる。ただし、18世紀以降は、節用集には必ず載る語彙ではなくなっている点に注意したい。

<樹神(木魅 こだま 以下、樹神を統一表記として用いる>
・易林本より前の諸本で畜類。気形門に分類されていたが、易林本以降は、ほぼ全ての諸本で神祇門に分類される。

<河童 かはらう・かわらう>
・節用集では、18世紀の諸本まで大方「獺(かわうそ) 老いて河童(という者)に成る」と表記される(下学集も同様)。江戸時代に入っても、老獺の変化=化生の結果という位置に留まっていた。

・河童の表記については、中国の「水虎」に「かっぱ」「かわたろう」「かわらう」などの読みが当てられる場合がある。

<天狗・魔・魔王・魔縁・天魔>
・天狗は、易林本より前の古本節用集では、畜類門など生類の部門に分類されている。しかし、易林本が刊行される慶長期以降18世紀前半頃まで、主に人倫門の語彙として分類されるようになる。また、天狗は、「天人」という易林本で新しく登場する語彙と並んで収載されている点にも注目しておきたい。
 18世紀後半になると、天人の掲載は減少していく。一方、天狗は気形門に分類される諸本が増えてくる。

・魔王は幕末の節用集まで見られるが、魔緑は享保頃から次第に収載が減る。一方で、数は多くないが、再び魔が気形門に見られるようになる。

<山の怪異>
・慶長以降の諸本は、神祇門に「山魑(やまのかみ)」を収載している。

・他の山の怪異として、山びこ・山丈・山姑にも注目したい。

<姑獲鳥(こかくちょう)>
・姑獲鳥は、難産で死んだ女性が化する中国の怪鳥である。日本でも、平安時代の本草書や医学書で既に紹介されているが、広く知られるようになるのは江戸時代になってからで、同じく難産で死んだ女性の変化であるウブメ(産女)との同定が大きく影響している。

<独得な分類 新しい節用集>
・江戸時代の節用集は、易林本を基にして展開すると先述したが、17世紀後半以降、易林本を換骨奪胎し、独自の分類編集をした新しい節用集が登場する。

<河童>
<人が怪異を記録するいとなみ>
・前章では、ウブメの歴史を辿ることで、歴史的産物としての怪異の側面を描出した。本章も同じく個別の怪異を扱うが、ここでは怪異を記録・解釈するいとなみについて考えてみた。そこで、河童を取り上げる。
 河童に関する研究は、枚挙に暇がない程膨大な数がある。そこで解明されてきたのは、主に地域分布や起源、時代的・身体的特徴など、いわば河童の生態であった。
 こうした河童に関する多くの研究蓄積は、一方で河童に関する情報もそれ相応に多くあることを意味している。特に、現代人が聞き取り調査できない前近代的のものについては、誰かが河童の記録を残してくれたおかげで研究が可能となっている。では、その誰かは何故河童を記録したのだろうか。
 そこで本章は、河童を記録した人びと、あるいは河童を記録する行為そのものに注目したい。例えば、記録行為の理由が学問的なものだとしても、学問分野によって内容や解釈は異なるし、また同じ学問分野であっても個人差が生じる。
 別に、記録史料そのものについても、中立的・客観的なものではなく、記録者(書き手)の主観や思惑、社会的背景がバイアスとして記述に大きな影響を与えている点に注意しなければならない。こうした記録行為の背後にあるバイアスを意識しながら、記録史料を解読する必要がある。

<河童とはなにか?>
<辞書の類から――生類としての河童>
・まずは、当該時期における河童の通念的な理解を確認しておこう。そこで、当時の辞書類を引いてみる。辞書は当時流布していた言葉の集積、つまり常識の一端を示す重要な史料である。ただし、辞書といっても、編者の置かれた社会的環境に規定される部分があることに注意しなければならない。
 最初に取り上げるのは、室町時代の辞書の節用集(室町中期成立)と下学集(かがくしゅう)(1444成立)である。節用集・下学集双方の気形門・畜類門など、生類に関する部門全てに、河童に触れた記述がある。

獺(かわうそ) 老いて河童(といふ者)に成る

中には、「河童」に「がはらう(がわらう)」と仮名が振られている場合もある。これが「河童」という言葉の、現在確認できる初出である。

・次に、イエズス会宣教師によって作成された『日葡辞書(にっぽじしょ)』を見てみる。イエズス会は現地の文化に敏感であり、それを踏まえて布教を行っていた。『日葡辞書』は、宣教師たちが日本(西日本を中心に)で収集した語彙の集大成で、慶長八年(1603)に長崎で刊行された。この『日葡辞書』でも、河童の項目が確認できる。

Cauarǒ.(かはらう 河童) 猿に似た一種の獣で、川の中に棲み、人間と同じような手足をもっているもの。

<化生して河童となる>
<河童は水虎か?封(ほう)か? ――本草学をめぐって>
<林羅山の先駆的な同定>
・では、封や水虎とは一体何か。『本草綱目』によれば、水虎は虫部湿生類「渓鬼蟲」の附録、封は獣部怪類に分類されている。いずれにも共通しているのが、河辺にいる小児のようなものという点である。この点に注目して、羅山は双方に河童に関する和名を当てたのだろう。
 この封と水虎と河童をめぐる羅山の同定は、後に議論を巻き起こす。それは、水虎と封のどちらを河童と同定するのがより適当か、というものである。

<封か水虎かをめぐる主張>
・まず、福岡藩儒の貝原益軒の主張を見てみる。彼の著作『大和本草』(1709成立、1715刊)は、『本草綱目』の分類に疑義を呈し、より日本に適した分類と品目収録を行った、日本の本草学の画期となった書物である。

・河童と水虎は「同類」だという。河童という獣=水虎が益軒の主張であった。

<河童を記す営為――本草学・儒学の視角から>
・前節では、河童と中国の水虎・封の同定の変遷を見てきたが、そもそも知識人たちは何故河童を記録しようと考えたのだろうか。

<貝原益軒の思想>
・最初に、貝原益軒の本草学における河童の位置付けを考える。源了圓は『大和本草』に「河童が獣類の中にはいるような誤まり」と言及しているが、これは現代的な視点からの評価であり、当時の実態に即したものではない。

・河童は狐と同じく人に害を為す「妖獣」というのが益軒の理解であった。

<新井白石の思想>
・次に、17世紀から18世紀前期にかけて活躍した儒者新井白石の『鬼神論』(成立年不詳、1800刊)を取り上げる。これは儒学(朱子学)の重要な概念である「鬼神」について、博識な白石が膨大な知識とともに自説を披歴したものである。朱子学では、異常な道理で発生した鬼神を[怪異]と理解している(鬼神も[怪異]も気から生じる)ため、[怪異]についても『鬼神論』で言及されている。この『鬼神論』にも河童に関する記載があるので、白石の[怪異]観と河童の位置付けを併せて見てみたい。
 まず化生について。白石は、化生を「物化の変」と表現している。

・このように白石もまた自身の儒学に基づいた解釈を通じて、河童を[怪異]として論じていたのである。

<古賀個庵の思想>
・古賀個庵(こがとうあん)は、古賀精里の子で、幕府の学問機関である昌平黌で儒官を勤めた人物である。

・「予意」以降が侗庵の見解だが、これは先の益軒と白石の説を参考にするとわかりやすい。「天地間」は道理の内にある世界、すなわち理と気で構成される世界を指す。水虎はその世界にいる「一怪物」、つまり異常な気から発生した物と理解できる。

・以上、三人の河童に関する思想を検討した。ここからわかることは、一概に本草学あるいは儒学(朱子学)といっても個々で視角がことなるため、その言及される内容には差異があった点である。しかし、河童を儒学的に異常な物として見る点など、共通点もある。こうした相違点と共通点の検討を通じて、一律の評価ではなく、近世の本草学の多様な実態を明らかにしていく必要がある。

<「名物」河童>
<『日本山海名物図絵』>
・最後に、本草学の実用的な側面、つまり物産(特産物)の面からも言及しておきたい。物産については、特に宝暦期以降の動向が注目される。宝暦期は、諸国での藩政改革にともなう殖産興業政策によって、地域の特産物の生産が奨励される時期に当たり、また宝暦七年(1757)本草学者田村藍水・平賀源内師弟による物産会が湯島で開かれるなど、各地の特産品(珍奇な物品も含む)に注目が集まっていた時期である。

・河童は、巻之三「豊後河太郎」として、絵図とともに解説が記されている。

<豊後名物としての河童>
・豊後国「名物」としての「河太郎」は、徹斎によって発見されたものかというと、そうではない。実は、「豊後河太郎」は『名物図会』が刊行される前から、「名物」として有名だった。それは、先の『和漢三才図会』巻八〇「豊後国土産」に「川太郎」が記されるよりも前、17世紀からのことである。

・例えば熊本市の「渋江公昭家文書」に代表される、北九州を中心に活動した渋江氏による河童(水神)信仰が挙げられる。

・渋江氏の研究自体まだ端緒についたばかりで、今後明らかにしなければならない課題は山積している。しかし、河童信仰に関する成果と学知としての河童、そして社会通念としての河童を併せて考えることで、近世段階の河童をめぐる文化状況について、より明確に把握することができるだろう。



『神仙道の本』(秘教玄学と幽冥界への参入)
(学研)2007/3



<山人界(天狗界)>
<多種多様な天狗らの仕事と生活の実際>
<高級山人が住まう壮麗な宮殿>
・山人とは山の神のことだが、天狗の異名として用いられることもある。「お山には善美を尽くした広大結構な御殿があり、三尺坊は平生には、そこに居られますが、亦、空中にも大なる御殿があってここにも多くの方々が居られます」。

<山人界の天狗の風体とは>
・天狗というと鼻高・赤面の異形に描かれるのが通常だが、実際の姿は人と変わらず、頭巾をかぶり、白衣を着し、足には木沓(きぐつ)を履いている(裸足の愚賓(ぐひん)もいるという)。

・最後に天狗は日本独自のものとの話があるが、それは間違いだということも付記しておこう。中国にも朝鮮にもいるし、西欧にもいる。また、世界各地の天狗が集まって行う山人会議もあるそうだ。

<戦争に出陣する愚賓(下級天狗)たち>
・仕事は、より上級の神界の下命に従って戦争に従軍したり、霊界や人間界をパトロールしたり、冥罰を下したりと、そうとう忙しい。大小の愚賓は、元来が武官だから、戦争になると鬼類などを従えて直ちに出陣する。

・加納郁夫という名の天狗の弟子となった「天狗の初さん」こと外川初次郎は、加納天狗の供をして満州事変に従軍したと言っているし、幕末の戦乱時に活動した才一郎は明治元年から2年にかけての戊辰戦争に冥界から参戦し、三尺坊の命令で、自分の出身国である尾張藩の隊長“千賀八郎”を守護していたと語っている。

<異界交通者が赴く山人界(天狗界)>
<僧侶や仏教信者など、仏教徒深い因縁で結ばれた者が入る「仏仙界」がある。>
<全霊界は「むすび」と「たま」の領界に大別される。>
・むすびの世界とは、「衣食住や山河草木や万般の調度品が、客観的に実在として殆ど人間界のごとく存在する」世界のことで、我々の現界もここに属する。現界もまた霊界の一種、むすびの霊界なのである。

・ 一方、たまの世界は「欲する品物が欲するままに、そこに現出する代わりに注意を怠っていると消えたり、一瞬にして千里を往来したり、もやもやと霊のようなものが友人や知人の顔となり手となって遂に完全な姿として、そこに出てきたり、高い階級で美しい光の乱舞の中に自分も光の雲の如く出没穏見したりする」世界をいう。

<高級神界の世界>
<神集岳神界・万霊神岳神界・紫府宮神界とは>
<全ての地の霊界を統制する大永宮>
・神集岳神界があり、中心は大永宮という巨大な宮城で、一辺が160キロもある高い壁に取り囲まれている。四方に大門があり宮城を四方から囲む数十の宮殿群もある。

・幽政の中府だけに膨大な数の高級官僚が働いている。東洋、西洋、人種はさまざまだが、日本人も沢山、含まれている。

・紫府宮神界は宇宙神界の紫微宮神界ではないので、注意。

・そもそも「天機漏らすべからず」といって神仙界の機密は人間界には伝えないのが決まり。

<現界人の生死・寿命を管掌する神>
・万霊神岳は現界人にとって最も重要な関連をもつ神界とされているのである。大きな島嶼としてまとまっている神集岳とは異なり、この神界は様々な霊界幽区が集まってできた“連邦体”だという。この世界に属する霊界はきわめて広く、いわゆる極楽や地獄も内包しているし、仏仙界も含まれるというから、その巨大さは想像を絶する。

<刑法所も存在する万霊神岳>
・神集岳神界・万霊神岳神界・紫府宮神界が地の霊界では最も高級な神界で、地の霊界全体を監督・支配している。

・刑法所もあり、極刑も執行され、霊魂は消滅させられるというから恐ろしい。

<神仙界の構造>
<神仙が住まう天の霊界と地の霊界>
・世界には目に見える物質的世界(顕界)と目に見えない霊的な世界(幽冥界・幽界)があると説いている。

・極陽に近い部分が天の霊界(天の幽界・天の顕界)、極陰に近い世界が地の霊界(地の幽界・地の顕界)ということになる。

<地の霊界の首都「神集岳神界」>
・神仙道の場合、まずトップに来るのが天の霊界、筆頭の大都(だいと)、「紫微宮(しびきゅう)」で、天地宇宙の根元神の宮であるという。

・この紫微宮の次にくる「大都」は、天照大神の神界である「日界」(太陽神界)で、ここが太陽系全体の首都ということになる。

・神仙道ではこの日界の次にくる大都以下を地球の霊界とし、その首都を「神集岳神界」と呼んでいる。

・神集岳は地の霊界全体を管理運営する神界で、地の霊界の立法府・行政府・司法府の最高官庁が、この都に置かれているという。

・首都・神集岳神界に対する副都を「万霊神岳神界」という。

・神界では、年に1回、現世の人間、霊界に入った人霊および仙人など一切の霊の“人事考課”を行い、寿命も含めた運命の書き換えが行われるという。この作業の中心が万霊神岳だそうなのである。



『折々の民俗学』
常光徹  河出書房新社 2016/7/26



<河童  えんこう祭りと水難除け>
<イメージの変遷>
・川や沼の妖怪といえば、河童だ。その伝承はほぼ全国に分布していて知名度も抜群。室町時代の文安元(1444)年に成立した『下学集』「獺(かわうそ)老いて河童に成る」という記述が初出とされる。江戸時代の中期以降、本草学の隆盛とともに当時の知識人たちのあいだで河童をめぐる関心が高まり、その探求が試みられるようになった。
 正徳二(1712)年の自序をもつ寺島良安の『和漢三才図会』には、川太郎(河童)について、子どもの大きさで頭にくぼみがあり、腕は左右に通り抜け、相撲を好むなどの特徴が記され、猿のような姿の図が載っている。良安は大阪の医者である。『日本山海名物図会』(1754年)には、豊後国(大分県)の河太郎を「猿に以て眼するどし」と説明して、相撲をとる図を添えている。西国では河童の姿を猿のようなイメージでとらえていたようだ。しかし、18世紀後半の江戸では、おかっぱ頭で頭頂部にくぼみがある点などは共通するが、猿に似た姿ではなく、背中に甲羅をもつ姿がイメージされていた。おそらく、スッポンや亀がモデルであろう。

・河童イメージの形成過程には不明な点が多いが、ただ、19世紀に入ると甲羅をもつ河童が勢力を拡大してゆく。おかっぱ頭にくぼみ(皿)があり、とがった口と水掻き、背中に甲羅を負った河童像が江戸の知識人たちのあいだで流通し、さらに、出版物や絵画などを通じて広まり、河童イメージの大きな流れを形づくったのではないかと考えられる。今日、広く浸透している甲羅をもつ河童の姿は、いわば「江戸型」の特徴を具えた河童だといってよいだろう。

<シバテンも人気>
・6月第一土曜日に、南国市の後川筋で行われた「えんこう祭り」を見に行った。組ごとに菖蒲で小屋を作り、エンコウ(猿猴)の好物である胡瓜やお酒などを供えて水難防止を願う。

・えんこう祭りの始まりについては諸説あるが、江戸時代後期の文化年間(1804〜18年)には、鏡川の河口辺では提灯を掛けてにぎやかだったようすが記録されている。
 河童の呼称はじつに多い。近世土佐の文献には、猿猴とともに、川太郎・河童・川童子・水虎・河伯などの文字がでてくる。

・そもそも「カッパ」は、東日本を中心に流布していた呼び名だが、「各地の水辺に出没する類似の怪しい生き物」を総称する言葉として広まった。今や全国どこでもカッパ一色である。しかし、呼称の画一化が進行すると、伝承の地域性が平板化し、姿形まで画一的なイメージに染められてゆく。土佐のエンコウを大切にしたい。
 エンコウと並んで高知ではシバテンの人気が高い。小童で相撲を好むところは似ているが、シバテンは、陸上での活動が多い。山中で怪音をたてるとか魚の匂いを嫌うなど、天狗の性格を受け継いでいる。シバテンのシバは小さいという意味であろう。土佐山村(高知市)では、シバテンは旧六月六日の祇園様の日から川へ行きエンコウになると伝えられてきた。津野町でも、夏は川に入ってエンコウになり冬はシバテンになって陸にいるという。似た伝承は九州などにもあり興味深い。

<妖怪博物館を>
・エンコウに限らず、土佐には怪異・妖怪に関する文化が豊かに蓄積されている。実は、だいぶ前から「妖怪博物館」が高知にできないものかと夢見ている。

<恋愛の習俗 ヨバイと女房かたぎ>
<七夕待ち>
・今夜、つまり七月六日の夜は「七夕待ち」と称して、かつては娘たちが若者を招いて飲食し、明け方まで楽しく過ごす風があった。坂本正夫は『土佐の習俗―婚姻と子育て』で、土佐の恋愛習俗について述べている。第2次大戦以前の社会では恋愛の自由はなく、親の言いなりに結婚していたという考え方が支配的だが、一般庶民の実態は必ずしもそのようなものではなかったという。古老の話をもとに、男女の出会いの機会を紹介しているが、その一つに七夕待ちがある。たとえば、明治の末頃まで、安田町東島や北川村野友では「娘たちの家を回り持ちの宿にし、麻を持ち寄って七夕待ちをしていた。この席には若者を招き、七夕さまを祭ってから翌朝までご馳走を食べながらウミアカシ(績み明かし)といって一晩中麻糸をつむいでいたが、眠くなると唄ったり踊ったりして騒いでいた」という。

・幕末の世情を描いた土佐の僧、井上静照が記した「真覚寺日記」の安政二(1855)年七月六日の記録に、宇佐浦(土佐市)の七夕待ちについて「今夜、娘共寄り集まり七夕祭りの通夜する。女子これある小屋は大勢集まり来たり甚だ賑わし。もっとも昨年と違い橋田辺にては色紙の短冊を括りつけし笹ある家なし」と見えている。短冊を用意できなかったのは、前年の安政南海地震の影響であろう。翌年の七月六日にも「夜、七夕の通夜とて若者共集まり歌うて暁に至る。当時北隣にも娘ある家へ数人来り甚だ賑わし」とある。この夜を「七夕の通夜」と言っていたようだが、娘の家に若者たちが集まり、飲み食いをして夜通し過ごしていたようすがわかって興味深ぶかい。盆踊りや地芝居なども男女交際のよい機会であった。

<女房かたぎ>
・最近の調査では聞かなくなったが、以前は、よくヨバイの話を語ってくれる爺さんがいた。ヨバイに関してはさまざまな側面があり、一口で説明するのはむつかしいが、習俗そのものは大正から昭和にかけてほぼなくなったとされる。現在のように自由な恋愛ができなかった時代には、ヨバイは男女交際の場であった。とかく、好色的で淫らな面のみが強調されがちだが、実際には、互いによく知り合った関係で、受け入れるか否かは娘の判断にまかされている場合が多かったという。

・私が出会った明治生まれの古老も、ひと月のあいだ娘のもとに通い、お互い納得のうえでぬけ嫁(結婚)に踏み切ったと語ってくれた。

・ぬけ嫁は、親がむつかしい場合などに、娘と示し合わせて連れだすこと。そのとき、檮原辺では嫁伽といって朋輩(親しい友人)を一人つれて行くのが習いだった。娘は風呂敷包み一つ持って家をでる。あとから、仲人を立てて娘の家に知らせに行く。仲人が「夜前(昨夜)おうちの娘を、こうこうしたところの若い衆が連れて戻ちょるが、これを円満にお貰いしたいと思うが………」といって交渉すると、まずそれでまとまった。反対をしても、最後は親が折れたという。ぬけ嫁は広く「女房かたぎ」といい、かつては方々で行われていた。先の「真覚寺日記」安政二年三月四日の記事に「今日、橋田の女三人汐干に磯辺へ出で行き候うを見付け、其の内の壱人を無理に女房にせんとしてかたぎ損じ大騒動、白昼の女房かたぎ誠に珍し」とある。こうした騒動になるのは、娘の同意のない「無理かたぎ」の場合が多かったようだ。経済的な負担が少ないのも、庶民のあいだで女房かたぎが支持された背景にあるのだろう。

<予言する妖怪  流行病と姫魚>
<魔物の通り道>
・以前、民俗調査で岩手県法寺町(二戸市)を歩いたとき、アクドポッポリの話をたびたび耳にした。夕方、墓場の前などを通っているとアクド(踵)にポッコリ、ポッコリとりついてくる妖怪だ。ただ、姿形はわからない。

・ミサキノカゼは、人間が出遭うと病気になるとされるイキアイガミ(行き合い神)のことであろう。渡辺裕二さんは「四国の民俗 聞書きーイキアイモンの話」で、愛媛県西条市の古老の話として、山道でイキアイモンに遭って動けなくなったときには、仲間が近くの民家に行き、鍋蓋を借りてきて煽いだという例を紹介している。

<姫魚の国>
・江戸時代後期には、予言をする妖怪が出没したとの記録が各地に散見されるが、姫魚もその一種。頭に角をもつ女の顔に魚体という姿で、髪を左右ふり乱し、剣のような尾鰭がついている。学氏の祖父が、佐賀町から現在の地に移ってきたときに持参したものである。姫魚は、龍宮の勅命を受けて来たのだという。「今から七年間は大豊作がつづくが、コロリという病も流行る」と予言をする。しかし、我が姿を描いたものを見れば、病を逃れることができると告げて海に入ったと書かれている。身の丈は一丈六尺というから約4メートル80センチ、巨大な予言獣である。

・姫魚の図は国立歴史民俗博物館でも所蔵している。手描き彩色で、姿も、書かれている内容もほぼ同じである。文政二年は、ほかにも神社姫と名乗る妖怪が登場して同様の予言をしている。当時、こうした噂が取り沙汰され、方々でこの種の絵が描き写されたようだ。長野栄俊は、19世紀におけるこれらの妖怪情報の受容と広がりについて、多様な情報を転写という形で受容し、他者に伝えていくような階層が地方まで広がっていた状況を指摘している。

<文政二年の夏には、江戸で赤痢が大流行した>
・注目されるのは、この騒動の最中に、異形の魚(予言獣)の絵を売り歩く者のいたことである。疫病の流行に乗じて、予言獣の噂を喧伝しながら一稼ぎを企てた者の存在が見え隠れしている。また、絵を見れば病にかからないといって、その姿を家々で写していることもある。玄悦自身は「愚俗の習わし」だと冷ややかな目で見ているが、しかし、家々ではそれを写し持っていたというのだから、庶民のあいだでは重宝されていたにちがいない。

<第2次大戦中にも>
・予言をする妖怪は、姫魚や神社姫のほかにも、猿に似た三本足の尼彦やや人の顔に牛の体という件などが知られている。とくに件は、内田百聞の短編小説「件」や小松左京「くだんのはは」でも有名だ。
 件の予言は、第2次大戦中にも噂された。立石憲利篇『戦争の民話・?』には、昭和19年ごろ、岡山県哲西町(新見市)で件が生まれ「日本は戦争に負ける」と言って死んだという話が載っている。日本は勝つと聞かされていた村人は、戦後「やっぱり件の言うたのが本当じゃった」と話したという。予言獣の噂は、しばしば社会不安や危機と結びついて生まれる。人々が口に出すことをはばかられた「敗戦」という言葉は、件の予言に託して共感を呼んだのであろう。

<七不思議  弘法大師の奇蹟>
<ミステリーツアー>
・去年のちょうど今頃(9月)、日本民話の会主催の「本所深川ミステリーツアー」に参加した。深川江戸資料館を見学したあと、「本所の七不思議」ゆかりの場所を訪ねて歩く企画である。当日は、女性を中心に若者から高齢者まで多くの人が集まった。
 本所(東京都墨田区)を舞台にした怪異談は、江戸の代表的な七不思議として有名だ。釣った魚を持ち帰ろうとすると、堀の中から「おいてけぇ、おいてけぇ」と声がする。たまげて家に帰ると、魚籠の中の魚が消えていたという「おいてけ堀」をはじめ「片葉の葦」「送り提灯」など、いずれの話もよく知られている。

<土佐でも>
・七不思議は、かわった現象や怪異などを七つ数え上げて示すことをいう。不思議は不可思議の略で、思いはかることも言葉で表現することもできない。人知の及ばない、思考世界を超えていることである。

・しかし、七不思議がしきりに話題にのぼるようになったのは、18世紀の半ばを過ぎてからのことのようで、宮田登は、江戸の知識人たちが、江戸から離れた諸国の七不思議を奇事異聞の情報として記録したことによると述べている。
 土佐には室戸岬と足摺岬の東西の岬に七不思議がある。

・七不思議といってもぴったり七つとは限らない。七つ以上あって、人により取り上げる話がちがう場合もある。

・代わって、弘法大師が爪で彫ったという「爪書き石」や亀を呼んだという「亀呼び場」などが紹介されている。「天燈竜燈」は、深夜に海上より飛び来る火が止まるという松。

・室戸岬には「空海の七不思議」が伝えられている。一人の遍路(弘法大師)が芋を洗っていた女に、それを所望したところ「食えない芋だ」と言って与えなかった。それ以来、本当に食べられなくなったという。これが七不思議の一つ「くわず芋」である。

<生活の中の「七」>
・七不思議もそうだが、行事や習俗には、七草粥・七夜・初七日・七福神・七社参り・七人みさき・七つ道具など七のつく言葉がいくつもある。以前、大豊町では、生まれた子が無事に育たないことが続くときは、七人からツギ(布片)をもらい集めて着物を作るとよいといわれたという。土佐山村(高知市)では、正月十五日のカイツリ行事があったころ、七軒の家の餅を集め粥にして食べると夏病みをしないと伝えていた。私の祖母は、よく「七日帰りをしたらいかん」と言っていた。他所に行って七日目に家に帰るのを忌む俗信である。この禁忌の背景には、初七日にナヌカガエリなどと称して死者の霊を送り出し、死霊との決別をはかる儀礼があるようだ。「七」は、物事の節目の数として生活のなかで大きな意味をもっている。

<地震と津波 安政南海地震の記録>
<「真覚寺日記」>
・激動する幕末の世情に襲いかかるように、嘉永七(安政元)年十一月五日の夕刻、四国沖を震源とする巨大地震が発生した。寅の大変と呼ばれる安政南海地震である。太陽暦では1854年12月24日にあたる。山のような津波が浦々に押し寄せ、未曽有の被害をもたらした。宇佐村(土佐市宇佐町)真覚寺の住職井上静照は、この地震を機に筆を起こし、以後、明治元年まで足かけ15年にわたる日記を残している。「地震日記」9巻と「晴雨日記」5巻で、一般には「真覚寺日記」と称されている。
 地震の惨状とその後つづいた余震、日々の天気に関する克明な記録で知られるが、それだけにとどまらず、宇佐浦を舞台に繰り広げられる庶民生活や幕末の世相を活写していて実に興味深い。私はずいぶん前に、恩師の坂本正夫先生から読むように薦められたが、生来の怠け癖と目先の忙しさにかまけて、面白そうな場面を拾い読みする程度ですませてきた。

<生死を分けた行動>
・地震発生時の状況を「人家は縦横無尽に潰崩し瓦石は四方へ飛び、大地破裂してたやすく逃げ走る事も成り難く、男女ただ狼狽周章し、児童呼叫の声おびただし、間もなく沖より山のごとき波入り来たり宇佐福島一面の海と成る」と記している。想像を絶する現実を目の当たりにした衝撃が伝わってくる。潮は境内まで入ったがそこで止まり、辛うじて難を逃れた。寺では終夜火を焚いて寒を凌ぎ、粥を炊き芋を蒸して避難者に与えるとともに、寺を宿として提供している。

・静照は、生死を分けた行動として、「家を捨て欲をはなれて」早く逃げ出した者が助かっていると述べ、財に未練を残さず、まず逃げよと強調している。東日本大震災後の教訓でも、津波の時にはまず自らが助かることを第一に行動すべきといわれ、「津波てんでんこ」の言葉が知られるようになった。静照はまた、土地の言い伝えについて、「昔より言い伝えに大地震の時は井戸の水を見よ、もし井に水あれば汐の入る事なし、井戸に水なくかわきたる時は油断せず直ぐに山へ逃げよ、という言葉をあてにして、ただ井をのぞきつゝ流るゝ者ありとぞ」と述べ、さらに、井戸の水位による判断には根拠が無く危険だと説いている。

・地震の揺れを感じたとき、高知県では「カアカア」と声を発することが知られている。桂井和雄は、昭和21(1946)年の南海地震のとき、義理の母親がしきりにカアカアと言うのを耳にとめ、記録している。桂井によれば「東豊永村(大豊町)などではカアカアと呼んで川を見る習慣があったと言い、川に水が無くなればこの世が終ると伝えられていた」という。『俚諺大辞典』に「{地震の時はかあかあ}地震の時は川を見よとの意。若し河水涸るゝ時は山潮あるという、土佐地方の諺」とある。山潮は山津波(山崩れ)のことである。カアカアが川の意味だとすれば、井戸や川などの水位が極端に下がって水涸れの状態を津波や山崩れの前兆としていたことがわかる。地震の際に「万歳楽、万歳楽」と唱えるのは東北地方を中心によく知られているが、カアカアと、まるでカラスが鳴くような言葉は、現在のところ高知県以外では聞かない。今も伝承されているのだろうか。

<流失物を拾う>
・「流れたる跡にて食物諸道具拾い取る者おびただし、藁葺家45軒、昼頃沖より流れ寄る、箪笥長持家具類を始めとし衣類等に至るまで、砂中に埋もるを拾い取る」という状況だった。舟をだして、海上に漂う流出物を争うように拾う者もいる。
 
・拾い取った物の多くは、当面の生活に役立てたのであろう。地中に埋もれたままであったり、沖に流された物が後になって浜に打ち寄せられるなど、発見はその後もつづく。ただ、流失物のなかでも位牌については寺に届けるなどしている。

・津波がもたらした被害は壮絶を極めたが、なかでも悲惨だったのは病人である。「医者へ相談しても薬種は勿論、療治の道具、匙までも流失」というありさま。弱者にしわ寄せがくるのは、昔も今も同じである。

<夕暮れ 境界の時間と神隠し>
<逢魔が時>
・現代人の意識からすっかり遠ざかってしまった感のある夕暮れだが、私たちの祖々は、日没前のうつろいに特別の関心をはらってきた。夕暮れを表す言葉がいくつもあるのもそれを物語っている。「たそがれ」とか、「かわたれ」というのは、「誰そ彼」「彼は誰」と相手の素性を問いかける意であり、「まじまじどき」とか、「しけしけ」は、じっと目をこらすようすであろう。道を行き交う人の姿が夕闇のなかにまぎれて、遠目には誰とも見分けがつかない、ふと不安がよぎるときである。
 
・かつては、昼間は人間の活動する時間、夜は神霊や妖怪が支配する時間との観念が根強くあって、暗くなってからは用もないのに出歩くのを控える風があった。不用意に外出をして、得体の知れないモノに遭遇し被害を被る恐れがあったからだ。明治11(1878)年に東京から北海道まで約三か月をかけて旅行したイザベラ・バードは、山形県の黒沢(小国町)で宿が見つからず困ったときのことを、妹に送った手紙のなかでこう書いている。「農民たちは暗くなってから外に出ることを好まない。幽霊や、あらゆる種類の魔物をこわがるのである。だから、夕方おそくなって彼らを出発させようとするのは、困難なことであった」

・夕暮れは、人間の時間が退潮して化け物が出没し始める境界の時間である。逢魔が時ともいう。江戸時代の妖怪絵師として知られる鳥山石燕が描く「逢魔時」には、怪しい夕暮れの風景とともに、詞書に「黄昏をいう。百魅の生ずる時なり。世俗、小児を外にいだす事を禁む」とある。百魅とは、さまざまな妖怪の意味だろう。以前は夕暮れになっても子どもが家に入らないで遊んでいると、親たちは「天狗にさらわれる」などと心配した。
 また、辻占といって、夕闇せまる橋のたもとや辻などに立って、そこを行き交う人の囁きから占いをする方法もあった。

<神隠し>
・子どもなどが突然ゆくえ知れずになる「神隠し」も、夕暮れどきが多かった。とくに、日暮れのかくれんぼは危険なあそびであった。物陰に隠れた子を、夕暮れにまぎれて隠し神が連れ去ると信じられていたからである。

・高度経済成長期までは、神隠しはしばしば耳にする事件であった。柳田国男『遠野物語』八話は、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。松崎村の寒戸と云ふ所の民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎ置きたるまヽ行方を知らずなり」という文で始まる。履物を脱ぎ揃えるのは異空間へ旅立つときの作法である。この女性は、30年ほど過ぎたある日、老いさらばえた姿で親類知人の前に現れたという。

・今では想像もつかないが、失踪者を捜すには、鉦・太鼓を打ち鳴らし、桝や茶碗などを用いて耳につく音を出しながら歩いた。寺石正路の『土佐郷土民俗譚』(1928年)によれば、その昔には村中総出で野山を隈なく捜した。その際、失踪者の親族は先頭に立ち、箕で前をあおぎながら歩く。一回は「誰某よ戻れや帰れや」と声をあげた。それは「月暗く風寂しき夜半、鐘鼓の音陰に響き、失せ人の名を呼ぶ声幽かに聞ゆる時は、物凄き思いありて、婦人小児等は恐れて夜出する能わぬこともあり」と、心の底から震えるような寂しい響きだったという。

・愛媛県大洲町(大洲市)では、戸主たちがでて行列をつくり「だれ殿よー戻らしゃれよー」と呼びながら、太鼓と鉦を鳴らして村境の峠を一周した。そのとき、近親の者はスイノウを顔に括りつけて先頭を歩いた。スイノウからのぞくと見つけやすいという。スイノウは水を切るために用いる篩(ふるい)である。篩は昔話の「天狗の隠れ蓑」でも、見えないはずの京や江戸を見る手段としてよく登場するように、異界をのぞく呪的な道具でもある。不明者を連れ去っていった異界のモノを見抜くためであろう。鉦や太鼓などの音も、不明者や異界のモノたちに向けられた音である。

<箸で茶碗を叩くな>
・神隠しに逢った子どもを捜すときに、鉦・太鼓とともに櫛の歯で枡の尻を掻いて変な音をたてたり、茶碗を叩いて歩いたりもした。柳田国男は『山の人生』のなかで、日頃、茶碗や枡などを叩くことを忌む風習にふれている。箸で茶碗を叩くと貧乏になるとか貧乏神がくるなどという土地は広い。私も子どものころによく言われた。この行為を嫌うわけについて、柳田は「食器を叩くことは食物を与えんとする信号であって、転じてはこの類の小さな神を招き降ろす方式となっていたものであろう」と説く。柳田が指摘するように、鍋や食器の類を叩くのは食べ物を与える際の合図であったにちがいない。その証拠に、叩く音を聞いて餓鬼が寄ってくるという想像が膨らんでいったのであろう。「貧乏になる」というのは、そうした飢えた霊に取り憑かれて財を食い尽くされる不安を表現したものである。そこから、この真似をすることを戒めたが、一方で、神隠しのときに茶碗や枡を叩いて歩くのは、この方法で子どもを隠す神を喚んだのであろうと推測している。



『江戸の怪奇譚』
氏家幹人    講談社 2005/12



<神隠し>
<美少年はさらわれやすい>
・もちろん江戸時代に子どもが拉致誘拐されたのは、飫肥藩のようなケースだけではありません。上野寛永寺で楽人を務める東儀右兵衛の六歳になる倅(せがれ)が突然姿を消したのは、文化11年(1814)の初午の日でした。とても賢い子で寵愛していただけに両親の心配はひとかたならず、鉦や太鼓を叩いて方々を捜し回りましたが、見つかりません。そんな折、八王子の「呼出し山」で祈願すれば神隠しになった者はきっと帰ってくると教えてくれる人があり、藁をもつかむ気持ちで右兵衛は「呼出し山」へ出かけ、わが子の名を呼びました。
 倅は直ちにあらわれなかったものの、夜の夢に老翁があらわれ、何月何日に汝の家の近くで老僧か山伏に出会うだろうから、その者に尋ねてみよと告げられたとか、指定の日に老僧に会った右兵衛は、「ずいぶん別条なし」(心配ご無用)数日後の何日に戻ってくると言われ、はたしてその日、倅は無事に帰宅したということです。右は根岸鎮衛『耳嚢』(みみぶくろ)収録の一話。

・大正15年(1926)に刊行された柳田國男『山の人生』に「八王子の近くにも呼ばはり山といふ山があって、時々迷子の親などが、登って呼び叫ぶ声を聴くといふ話もあった」と見える「呼ばはり山」と同じでしょうか。「呼出し」にしろ「呼ばはり」にしろ、注目すべきは、神隠しや迷い子を捜す”聖地”が成立していたという事実です。行方不明者捜索の聖地を必要するほど、神隠しの犠牲者が多かったのでしょう。

・日常的な出来事だった子どもの神隠し。それは江戸時代にかぎらず明治以降も続きました。再び柳田國男の著述を引用すると。大正四年(1915)に『郷土研究』に掲載された「山男の家庭」という文章で、柳田は「加賀の金沢の按摩」が次のように話したと記しています。
「この土地も大きに開けました。十年ほど前迄は冬の夜更に町を歩いて、迷子の 〈 誰それと呼ぶ声と、これに伴なふ寂しい鉦の声を聞かぬ晩はありませなんだ」
 明治の末、20世紀に入っても、金沢では冬の晩には必ずと言っていいほど迷子捜しの悲しげな声が聞こえたというのです。眼が不自由なぶん、聴覚が研ぎ澄まされた「按摩」の話だけに、なおさら信憑性に富んでいるではありませんか。

・『山の人生』にはまた、「関東では一般に、まひ子の く 何松やいと繰返すのが普通であったが上方辺では「かやせ、もどせ」と、稍(やや)ゆるりとした悲しい声で唱へてあるいた」とか、鉦太古の叩き方はどこもほぼ同じで「コンコンチキチコンチキチの囃子」だったとも書かれています。迷子捜しは、関東と上方で呼び声が異なり、鉦や太鼓の囃子は全国ほぼ共通という意味でしょうか。迷子捜しの作法が固定化するほど、神隠しは日本人の生活に深く根ざしていました。そして「神隠しの被害は普通に人一代の記憶のうちに、3回か5回かは必ず聴く所」とも。それは民俗慣行のひとつと言えるほど身近な出来事でした。

<血を抜き、油を取る>
・日本全国ですくなくとも明治の末まで頻繁に起きていた神隠し、犯人は誰だ。再び『山の人生』をひもとくと、次のようなくだりに眼が止まりました。
「東京のやうな繁華の町中でも、夜分だけは隠れんぼはせぬことにして居る。夜かくれんぼをすると鬼に連れて行かれる。又は隠し婆さんに連れて行かれると謂って、小児を戒める親がまだ多い。村をあるいて居て夏の夕方などに、児を喚ぶ女の金切声をよく聴くのは、夕飯以外に一つには此畏怖もあったのだ」

・繁華な東京でも、子どもたちは常に神隠しの危険にさらされていて、犯人は「鬼」や「隠し婆さん」と言われているというのです。もちろん狐や狸の仕業ではないかと疑われ、地方によっては「隠し神さん」「隠れ座頭」等の名も挙がっていたとか。
「隠し婆さん」は古くは「子取尼」と呼ばれ、「小児を盗んで殺すのを職業にして居た」女性だと柳田は言う。 

<空飛ぶ天狗>
・神隠しの犯人はほかにもいました。『視聴草』には、天明元年(1781)の夏ごろから翌年にかけて、奥州会津から象潟(現・秋田県)までの広い地域で、15歳以下の少年少女を多数連れ去った「怪獣」の肖像が載っています。会津の塔の沢温泉で小児病の湯治に来ていた大勢の子どもが失踪したのも」この怪獣の仕業。会津磐梯山に潜んでいたところを松前三平という猟師に大筒で撃ちとめられたそうですが、その姿はご覧の通り。さて、一体何者だったのでしょう。
(ブログ注;「長髪長尾のミニ怪獣(はたして児童集団拉致の犯人か)」の図絵とは、グレイの異類混血のようなイメージです)。
 狐狸、隠し婆さん、鬼、怪獣・・・。でも神隠しと言えば、主役はなんといっても天狗でした。

・文化三年(1806)には、美濃国郡上郡のある村で、14、5歳の重五郎という少年が風呂に入っている最中に天狗にさらわれましたし、平戸藩老公(前藩主)松浦静山の本所の屋敷に奉公していた下男にも、天狗に拉致された経験者がいました。文政八年(1825)に53歳になっていた源左衛門という名のこの下男、7歳の祝いに故郷上総国の氏神に詣でた際に山伏(天狗)に連れ去られたというのです。8年後に家に帰ってきましたが、不思議や、7歳のときの着物に微塵も損傷がなかったとか。

・18歳になると、再び以前の山伏があらわれて、「迎に来れり。伴ひ行べし」(迎えに来た。さあ一緒に行こう)。帯のようなもので山伏の背に結いつけられ、風のような音を聞くうちに越中立山へ。その後、貴船、鞍馬ほか諸国の霊山を廻って天狗たちに剣術や兵法を学ぶなど不思議な体験を積んだ源左衛門は、19歳の年すなわち寛政三年(1791)に、天狗の世界を去る証状(証明書)と兵法の巻物や脇差を授けられて、人界に戻されたのでした。

・嘘のような話。さすがに静山公も当初は半信半疑でしたが、やがて信じる気持ちに傾き、結局のところ、「何かにも天地間、この傾き妖魔の一界あると覚ゆ」と天狗の世界の存在を認めています。天狗の神隠しの事例は、虚と自信を持って否定するにはあまりに多く、ポピュラーだったからでしょう。
 
・江戸大塚町の石崎平右衛門は、若いころ筑波山の天狗に数年仕えたのち、日光山の天狗に十露盤(そろばん)占いの法を伝授されましたし、池之端の正慶寺に奉公していた14歳の童子は、文化11年(1814)に天狗に伴われ、なんと「万里の長城」を上空から眺めるという稀有な体験をしています。神田鍛冶町の天狗庄五郎が「天狗」の異名を取ったのも、若い頃天狗に誘われて2、3年姿を消していたからにほかなりません。

・ほかに天狗甚右衛門の異名で呼ばれていた者もいました。彼もまた数年間の神隠しを経て戻ってきたのだとか。

・ところで静山は、讃岐国高松藩の世子が幼いころ矢の倉(現・中央区)の屋敷の庭で凧揚げをしていたとき目撃した不思議な光景についても記していました。はるか上空を頭を下にした女性が泣き叫びながら飛んで行くのを見たというのです。同じ光景は家来たちにも目撃されており、幼児の幻覚や思い込みではなかったようですが・・・・のちに世子は、あれは天狗が女をさらって空を飛んでいたのだと思うと幕府の坊主衆に語っています。

・はたして主な犯人は”空飛ぶ天狗”だったのでしょうか。もちろん、柳田も天狗による神隠しの例をいくつも挙げていますが、天狗説は「冤罪」と退けています。ならば誰が?柳田の推測では、古くから神隠しを頻繁に起こしてきた元区は、大和朝廷に排斥され山中に隠れ住んでいた人々の末裔。「神武東征」以前に日本に住んでいた先住民の子孫が、江戸はもちろん明治以降も山中に住み、「生殖の願」や孤独生活のさびしさから黄昏に人里にやって来て「美しい少年少女」を拉致したというのです。

<天狗の情郎>
・天狗か、先住民の末裔か、それとも悪質な修験者の犯行か。犯人の詮索はともかく、注目すべきは、柳田が神隠しの原因のひとつとして性的欲求を挙げた点でしょう。同様の指摘は江戸時代の随筆にも見え、『黒甜瑣語』(1795年序)には、当時神隠しになった少年や男たちが「天狗の情郎」と呼ばれていたと書かれています。「情郎」は通常「陰間」(かげま)と書いて、男色をひさぐ少年の意。江戸時代の人々は、神隠しの犠牲者はすなわち邪な性的欲求の犠牲者であると暗黙のうちに了解していたのです。

<はては宇宙から眺めた「国土」(地球)の姿まで、多彩な内容を克明かつ饒舌に披瀝した寅吉少年>
・性犯罪としての天狗の神隠し。とはいえそこには、現代のケースのように天狗=性犯罪者、少年=犠牲者と単純に割り切れない面もありました。

・介護や師弟関係が性愛と不可分だった時代、天狗の神隠しにも、われわれの常識では計り知れない面があったに違いありません。



『河童物語』
本堂清  批評社 2015/10/25



<異界に生きる生物を具現化>
・人々は、古来から自然界の不思議な異変現象や畏怖の体験から、さまざまな想像上の禽獣、妖怪、守護神を数限りなく生み出してきた。
 なかでも、吉祥祈願のための龍や鳳凰、河童は、人間生活に根強く溶け込んでいる。
 とくに河童は、どじで間抜けで、意地がなく、悪さをして人に捕らえられると、勘弁してくださいと涙を流し、時には詫び状まで入れて、許されると、その恩義に感じて秘伝の薬事方法まで伝えたりする憎めない妖怪で、全国至るところによしみをもっている。
 
<河童と烏天狗>
・カッパと天狗仲間の烏天狗は、顔が似ているので、先祖は同じ仲間ではないかという者もいるようだ。
 たしかに両方とも、目が大きく、鼻が似ていて、頭もばさらである。だが天狗の目は、カッパがキョロキョロとしているのに対してギョロと鋭く怖い。
 それにカッパは、童形の水生動物であるのに対して、天狗は人間の変身であり、並はずれの神仙修業を積んだ者で、背に翼を持ち、大きなヤツデの団扇をあおいで、天空を駆けるなど、カッパの神通力とは比較にならない、融通無礙の呪術を会得している。
 カッパも飛翔することがあるが、これは春秋季に集団移動する時や、必要な集団行動に限り、飛ぶことができるという習性で、普通に天空に遊ぶことはできない。
 したがって、カッパと烏天狗は、空中と水中のように似ても似つかぬ生態なのである。

<河童とは>
・この世に「カッパなどいない」と、にべもなく否定する人がいる。確かに現代において、カッパはオカルト的な存在であり、カッパの存在は生物学的・科学的にも証明することは難しい。
 だが「実際に見た」とか「悪さをされた」という証言は古来から多く伝えられ、絵本などでも様々に描かれている。だから一概に「カッパは存在しない」ということにはためらいがある。

<河童像>
・カッパについて、いろいろ調べてみると、カッパの容姿についておおよそ次のようなスタイルが浮かんでくる。
 絵本に出てくるカッパは4〜5歳の童子のようで、顔はトカゲに似ている。くちばしが尖り、身に堅い甲羅を背負い、手に水掻きがある。頭はオカッパでお皿を置いたように髪の毛がなく、ここに湿り気がなくなると途端に妖力が抜ける。だが、皮膚の下に厚い脂肪をたくわえているので、冬でも裸でいられるのである。
 川の深みや沼、水神様が祀られている水辺近くに棲んで、仲間同士で相撲を取ったりしているが、時には、人や馬を水中に引き込むという悪さをしたりする。

・日本国にカッパは、数十万匹居ると言われているが、不思議なことに彼等は体を小さく変体させて、馬のひずめ跡の水溜りでも、千匹棲めるという妖怪である。

<河童忌>
・7月24日は、小説家芥川龍之介の命日で代表作「河童」に因んで「河童忌」となづけられている。
 河童を題材とする本はこれまでわんさと出ている。それだけに人とカッパの関わり深さがわかる。
 火野葦平も長編小説「河童」のなかで、多くの有名人が描いた河童想像画を挿絵に飾って、カッパの生態を怪しく書いている。
 画家や彫刻家たちも、思い思いのカッパ像を表現してきている。しかし小川芋銭の河童画に勝るものはない。芋銭は実際にカッパを見たと言っているので、独特な画風と相俟って迫真の河童像が描けたのである。

<河童守護神  罔象女水神>
・罔象女水神(ミズハノメノカミ)は水神様で、カッパが崇拝する守護神である。『古事記』では、「弥都波能売神」と表記されている、日本の神話に登場する代表的な水神である。天照大神の母であるイザナギの命が、火の神であるカグツチを生んだとき、ホト(陰部)を火傷してしまった。
 その苦しみで、思わず失禁し、尿からミズハノメを産んで死んだのである。
 それでミズハノメは火を鎮める水の神となった。その容姿は小児のような小神であったという。
 また一説ではミズハノメとは、水神に使える妻という意味もあるという。さらに、中国の文献では龍や小児の姿をした水の精であるといわれている。
 さらにまた「カッパは小神の零落したかたち」という伝説もあってカッパ妖怪伝説の由来ともなっている。

<河童総元締 九千坊>
・日本国に潜在するカッパは数万といわれている。その総元締は、九州は球磨川に棲んで、九州一帯に勢力を広げ、九千匹の子分を配下に収めていた九千坊ということになっている。
 九千坊は先祖代々襲名で、カッパ族の象徴的存在である。カッパ族は九州高千穂から全国に扶植したもののいわれて、誰からも支配されたり、統率されることはない。
 だからどこに棲んでいても、カッパ族にはシチ面倒くさい作法とか親分・子分といった角張った階級格差などは存在しない。
 だが、由緒正しいカッパ族の誇りと秩序を守るために、全国的な節制組織がある。
 その頂点に立っているのが九千坊である。だが彼は決してカッパ族の統率者ではない、名誉総裁として敬愛されているのである。

<九千坊の女房 ポンポコ>
・九千坊の女房ポンポコカッパは、豊前国の立川地方を縄張りとする六助カッパの一人娘で、美貌に似つかわしくなく、男まさりの喧嘩好きで、父親の六助に変わって豊前一帯の縄張りを支配していたので、あまり評判の良くない女親分であった。
 そのころ、筑後川に拠点を移していた九千坊は、玄界灘から周防灘、日向灘の西海地方を圏域とする、カッパ族の生きる宗家として、隠然たる信頼と権威を保っていた。だが、まだその頃は九千坊とは言わずにカッパの宗家西海家を継承し、西海坊と呼ばれていた。

<河童譚>
・カッパの元祖についてはいろいろな説がある。九州は球磨川河口の八代市に「河童渡来之碑」が建っている。
 それによれば今から2千2〜3百年前、秦の始皇帝に仕えた方士(不老長生法など神仙術に長けた仙人)徐福が、東海の彼方にあるという不老不死の仙薬採取を命じられた。徐福は蓬莱山への航海にあたって、皇帝から与えられた良家の少年少女3000人と、金銀珠玉と五穀と機材を積んで旅立ったという。
 だが徐福の大船は日本に漂泊して本国へ帰還しなかった。
 この頃中国方面から漢民族に滅ぼされた多くの漂流民が日本に渡来してきた。この時中国黄河を本拠地としていたカッパ一族が、海を渡ってきて、球磨川に棲みつき、繁殖して九千匹にもなった。これの族長が九千坊であるという。このカッパ族は全国に伝播していき、カッパ、かわわっぱ、川伯、河童またはヒョウスベ、ガタロウなどと呼ばれるようになった。
 またカッパの故郷は、九州高千穂という説もある。邪馬台国の女王卑弥呼(天照大神)の孫が国造りのために天孫降臨したところである。カッパの先祖は、その時お供して来た、神の子の子孫という伝承もある。

・またヒョウスベという呼び名は、カッパがあなたこなたへ移動するとき、ヒョウヒョウと声を鳴らしながら行くので、その名で呼ばれるのだともいう。つまりカッパはカラス天狗のように飛翔することもできるのである。

<人と河童のDNAは同じ>
・その態様はまことに奇怪で、身に衣を着けず、裸体で、身を保護するためか、背には亀の甲羅のようなものを背負っていた。人間でもなく、魚類でもない奇態な小動物を、中国人は水虎とか河伯と呼んでいた。
 やがて奇態な格好をした彼等は日本にも現れて、妖怪カッパとしての伝説を広めていくのである。

<河童のパラダイス西海道>
・九州はカッパ発祥の地といわれているだけあって、カッパ集団が九州全域に割拠している。
 もちろん筑前、筑後、肥前、肥後、豊前、豊後、薩摩、大隅、日向の西海道は、カッパの宗家九千坊一家の領域である。
 筑前、豊前には、壇の浦の戦いで源氏に敗れた、平家の武将平教経の奥方で、カッパに化身した海御前を守護神に祀って結束しているカッパがいる。この平家カッパの領域も九千坊の領域である。
 日向地方には、高千穂付近の五ヶ瀬川支流の一つに七折川に、瀬の弥十郎グループが、山裏に右衛門グループ、押方の二上川には神橋の久太郎グループなどがいる。

<海御前を祀る平家>
・北九州市門司区の大積には天疫神社があり、そこに海御前の墓がある。
 海御前は寿永4年(1185)の源平最後の合戦を、檀の浦でたたかったが、平家は敗れて西海の海の底深く沈んだ。この戦いで、源氏の大将判官九郎義経の八隻飛びを、寸前のところで捕えようとしながらも取り逃がした、平家の大将能登守教経の妻が、カッパに化身したのが海御前である。
 教経は矢に当たって落水し、妻も入水して流されているところを郎党に引揚げられて、大積の地に葬られた。郎党たちは門司周辺に住み、西海のカッパに化身したとされる。
 この平家の郎党は、海御前の霊を守護神として祀り、毎年平家の命日である旧3月24日には、平家一族の誇りと結束を強め、瀬戸の海に眠る祖先の霊を慰めている。



『河童の文化誌』 平成編
和田寛  岩田書院  2012/2



<平成8年(1996年)>
<河童の同類とされている座敷童子(ざしきわらし)>
・ザシキワラシ(座敷童子)については柳田國男の『遠野物語』によって知られていたところである。

<アメリカのニューメキシコ州の異星人の死体>
・回収された異星人の姿は人間によく似ているが、明らかに地球人ではない。身長1.4メートル、体重18キロ前後、人間の子供のようだが、頭部が非常に大きい。手足は細長く、全体的に華奢。指は4本で親指がなく、水掻きを持っている。目は大きく、少しつり上がっている。耳はあるが、耳たぶがなく、口と鼻は小さくて、ほとんど目立たない。皮膚の色がグレイ(灰色)であるところから、UFO研究家は、この異星人を「グレイ」と呼ぶ。

・異星人グレイと河童を並べてみると、素人目にも、そこには多くの共通点を見出すことができるだろう。
 まず、その身長、どちらも1メートル前後、人間のような格好をしているが、頭部だけがアンバランスなほど大きい。
 大きな目に、耳たぶのない耳、そして、小さな鼻穴と、オリジナルの河童の顔は、そのままグレイの顔である。
 最も注目したいのは、その手である。
先述したようにグレイは河童と同じ鋭い爪、水掻きがある。おまけに指の数が、どちらも4本なのだ!。
 また、グレイの皮膚の色は、一般にグレイだが、ときには緑色をしているという報告もある。
 河童の色は、やはり緑が主体。ただ両生類ゆえに皮膚はアマガエルのように保護色に変化することは十分考えられる。

・これらが、意味することは、ひとつ。アメリカ軍は、組織的にUFO事件を演出している。
 捕獲した河童を異星人として演出しているのだ。



『河童を見た人びと』 
 (高橋貞子)(岩田書院)  2003/6



<「河童を見た人びと」の舞台は、岩手県下閉伊郡岩泉町です>
「河童を見た人びと」の舞台は、岩手県下閉伊郡岩泉町です。岩泉町は、香川県一県に匹敵する日本一広い面積をもち、総面積の93%を林野が占めています。豊かな森と水を背景に、岩泉町の人々は河童ばなしを豊かに語り継いでいました。半世紀前の人々が見たり聞いたりした岩泉河童ばなしを掘り起こして、ひたむきに書き留めて羅列して一冊になりました。

<ミカン色の皿を被ったカッパを見た>
・昭和13年(1938)、キクさんたちは小学校の4年生でした。ある日、学校の帰途に舟木沢の滝の渕を覗きますと。美しいミカン色の皿が浮かんでいました。
よく見ると、ミカン色の皿の周りには、肌色に縁取られていました。やがてカッパが浮かび上がり、胸の辺りまで体を現しました。カッパは肩の落ちた撫肩の体形でした。
その体の色の美しいこと、表現の言葉がみつからないといいます。水に濡れていた所為と思いますが、サンマなどの光り魚のようだった、と言い表すのが一番近いでしょうと、キクさんは語りました。



『アラマタ大事典』
監修:荒又宏   講談社    2007/7/13



<河童の正体  実在した生物だった!?>
・妖怪には興味のない人も、河童の名前は聞いたことがあるだろう。頭には皿があり、手足には水かき、背中には甲羅があるという妖怪だ。キュウリが大好物で、人間と相撲をとったり田植えを手伝ったりすると聞けば、いい妖怪のイメージだ。でも、川で泳いでいる子どもの足をひっぱって、おぼれさせることもあるというから、意外と乱暴でもある。

 この河童、完全な想像上の生物ではなく、モデルとなる生物がいるのでは、と昔からいわれていきた。いちばん可能性が高いとされているのが、「カワウソ」である。カワウソというのは水辺にすむイタチの仲間で、日本には昔、「ニホンカワウソ」というカワウソが全国各地にすんでいた。

・また、川で遊んでいて足がつったり、おぼれた人を見て、「きっと、水辺に立っていたやつが、水中から足を引っぱったにちがいない」ということで、少しずつ河童という妖怪がつくられていった可能性が高い。

・「河童という生物は本当に存在していたのでは?」という、かわった説もある。カナダのデール・ラッセルという学者が、もし恐竜が絶滅せずにそのまま進化していたらどうなったかと考え、脳が大きく、体長2mほどの「トロオドン」という恐竜をもとにシミュレーションした。その結果からえがかれた「ディノサウロイド」という恐竜人間の想像図は、頭が小さく目が大きく、口がとがっていて指が長い。そのすがたはじつに、河童によくにているのだ。ひょっとすると河童は、恐竜が進化した生物の数少ない生き残りだったのかもしれない。



『知っておきたい伝説の魔族・妖族・神族』
健部伸明  監修   西東社    2008/12



<河童(日本伝承)アジア起源の水の妖怪 水の妖精>
<各地に残る河童伝説>
・河童は日本の伝承に現れる水の妖怪で、その奇妙な姿が各地で目撃されている。一般的には、川や沼、渕などに生息し、体長は1〜3メートル、顔はカエルに似て、長い鼻があり、手には水掻きと鉤爪がついている。肌は緑色で背中には甲羅がある。頭のてっぺんにある浅いくぼみ(皿)が特徴だが、実はこれは河童の弱点でもある。これが濡れている間は怪力だが、乾いてくると生きていけなくなるほど弱々しくなってしまう。したがってもし河童を撃退したいなら、低くおじぎをするとよい。河童はおじぎをされたら必ず返さないとならないらしく、くぼみの水がこぼれ落ちてしまうのだ。

・河童の起源を遡ってみると、720年に完成した『日本書紀』には皇極天皇元年七月の条に、百済の使者が渡来した後に「河伯に雨乞いをしたが、効果がなかった」との記述があった。河伯は中国の河の神で、日本に伝わった際に、河童の原型になったのではないかと考えられる。また、熊本県にある「河童渡来碑」は、5世紀前半に建てられたものだともいわれており、河童伝説が古くから日本に根付いていたことが分かる。いい伝えによると、中国の唐に棲んでいた河童たちが移住を決意し、日本海を渡って九州地方に棲みついたそうだ。その一族は、一時は9千匹にも増えたという。

<大好物は人間の肝>
・河童は水辺に棲み、よく人間を水の中に引きずり込んだ。そのためかつては、子供が水に溺れて死んでしまうのは河童の仕業であると考えられた。河童は人間の尻子玉(肛門内にある架空の臓器)を抜いて、好物の魂や肝を喰らう。これは人間の生命の源であるから、抜かれてしまうと一溜まりもない。水死者の肛門が開いているのは、尻子玉が抜かれているからだそうだ。

・人間の姿に化けて誘い込もうとしたこともあった。あるとき、老人が田んぼの用水路に立っていると、小僧が現れて「用水路の中に入れ」という。怪しんだ老人がこれを拒否すると、小僧は河童に変化して水中に消えてしまったそうだ。

<秘薬を伝授した河童>
・水の妖精でもある河童は、ときに赦免のために、秘薬の調合法を伝授することがあった。河童は水の住人なだけに、金気を嫌う。故にこの秘薬は金属による傷によく効いた。また、相撲好きな性格のため関節を挫くことも多く、骨折治療術にも長けていた。



『日本化け物史講座』
 原田実   楽工社   2008/2/1



<カッパ>
・航海安全 水難消除 河童渡来之碑
 ここは千五六百年前、河童が中国方面から日本に来て住みついたと伝えられる浦である。この2個の石はガラッパ石と呼ばれ三百五十年前 木の橋石であった。或日いたずら河童が附近の人に捕えられた時この石がすり減って消えてしまう迄いたずらはせぬと誓い年に一度の祭りを請うたので住民がこの願いを諒とし祭を当日の五月十八日と定めてオレオレデーライタ川祭と名づけ祭りを行っている
 昭和29年 八代市中島町内会 中島史蹟保護会 オレオレデーライタ祭団(熊本県八代市本町 八代川支流・前川の堤防にある石碑の碑文)

<ガラッパ――カッパの原型>
・九州の熊本県八代には、4〜5世紀頃にはガラッパが渡来した、という伝説があります。ガラッパは、カッパの原型となったとされる化け物です。
 伝説によると、もともとガラッパは中国の黄河にいたが、仁徳天皇(4世紀後半に在位)の時代に日本にやってきて有明海に入った。ガラッパの数はたちまち増えて九千匹にもなり、その大将は九千坊と呼ばれたといいます。ガラッパたちは千年以上も人を水の中に引きずり込むなどの悪事を働き続けたため、加藤清正(1562〜1611)によって退治されてしまいます。九千坊は今後人を襲わないと誓約して、以来、八代では川での水害や水難事故がなくなった、という話です。

・このように、政治的に重要であった九州には、実は八代に限らず、やたらとカッパの伝承が多いんです。ガラッパ九千坊の他にも、宮崎県のヒョウスンボーとか、佐賀県・福岡県のヒョウスベなど、カッパの原型になったと思われる化け物の話がたくさんあります。佐賀では、かつてカッパは人を水に引き込んでいたが、近世になると領主の鍋島家にそれまでの罪を謝り「これからは人をとらない」と約束したという、八代の話と似た伝説もあります。

・しかもカッパに関連した海外、特に中国がらみの話も多い。たとえば薬屋の創業者にカッパが傷薬の処方を教えてくれた、あるいは薬屋の創業者がカッパから傷薬の処方を盗んだなどの売薬の由来譚です。こうした話は全国各地に分布していますが、特に九州地方に多いですね。これは、実際には中国から伝わった薬に関する技術を、独自の薬法であると主張したかったためにカッパの話にすりかえた、と考えられるわけです。中国人から教わった、と言うよりカッパから教わったと言った方が、独自性を主張できるし神秘性も増しますからね。

・というわけで、現代人にもお馴染のカッパの原型は、古代にまで遡るのではないかと考えられるのですね。もちろん、八代のガラッパがそのまま現代人がイメージするカッパになったわけではありません。ガラッパに類した「水の怪」の伝説は日本史の比較的早い段階から全国各地に広まり、それぞれの土地でそれぞれの名前を与えられていました。たとえば、青森でカッパを意味するメドチとか、アイヌ語のミンツチなどは、明らかに蛟(みずち)が原型です。蛟はもともと蛇の姿の水の神のはずでしたが、現在ではカッパの一種にされています。

・このような「水の怪」たちの伝説が全国にあり、そうした下地ができていたところに、江戸時代中期以降になって印刷技術が発達し、それによって江戸で印刷された黄表紙本などが広く全国で読まれるようになる。そしてそれぞれの土地にいた水の怪が、江戸方面の方言だった「カッパ」という名で呼ばれるようになっていくわけです。一説には、カッパを意味する方言は4百種以上あるとされます。逆にいえばこれは、全国各地の4百種以上もの水の怪が「カッパ」という名前の化け物にとりこまれたことを意味しているのです。そしてこの時期に、呼称の統一と並行するかたちで、頭の皿とか背中の甲羅といった現代人がイメージするカッパの姿形が整えられていったわけですね。

<小子部栖軽(ちいさこべすがる)――王権の矛盾を引き受けるトリックスター>
・次は5世紀中盤、雄略天皇に仕えた小子部栖軽が雷神を捕まえた話です。この話は、平安時代に書かれた説話集『日本霊異記』の冒頭に出てきます。
 ある時、宮中で天皇と皇后が同衾していたところに、小子部栖軽が知らずに入ってそれを見てしまった。天皇は照れ隠しに、一度、雷というものを見てみたいものだと言った。小子部栖軽はそれを受けて飛鳥のとある丘に行き、実際に大きな蛇の姿の雷神を捕まえてきた。何せぴかぴかと光ってやたらと音を立てる大きい蛇が宮中に運ばれてきたわけだから天皇も驚いて、すぐ山に返してこいと言った。以来、雷を捕まえた丘を雷丘と呼ぶようになった。

・その後、栖軽が亡くなった時に生前の事績が人々の語り草となり、「生きて雷を捕えた小子部栖軽」と褒め称えられた。これに怒った雷神が小子部栖軽の墓に落ちたところ、そのまま動けなくなって、天に帰れなくなった。そして栖軽は「死してからも雷を捕らえた」という具合いにさらに賞賛された、というお話です。

・小子部栖軽は雄略天皇に仕えていた臣下ですから、これは雄略天皇にまつわる話でもありますね。雄略天皇を「倭の五王」の武とみなす説があることは前節でふれました。また日本国内においても、雄略天皇は王権の基礎を作った天皇として伝承されていた節があります。それほどの重要人物だからこそ、雄略天皇の御製(皇族の作った歌)は『万葉集』の冒頭を飾り、また『日本霊異記』も冒頭に雄略天皇の話をもってくるわけです。

・また、王権の基礎を作った重要な天皇というのみならず、雄略天皇は、異世界との接点にしばしば立ち入る人物としても伝承されています。記紀神話によれば、天皇が猟のために葛城山(現大阪府・和歌山県境の山)中に入った時に、前方から天皇の行列とそっくりな行列が出てきてかち会った。そこで名前を聞いてみると、それは善きことも一言、悪しきことも一言で決める一言主之大神だと名乗った、というエピソードがあります。『古事記』では相手が神と知って雄略天皇の方が畏まったことになっていますが、一方の『日本書紀』では、雄略天皇と一言主とが轡を並べて、その友情を確かめ合った、という形で語られています。

・雷丘などという、天上と結びつくような名を持つ場所で、異界のものを呼び出す存在、栖軽はいうなればシャーマンでもあったのではないかということです。古代世界においては、王権は地上を離れた向こう側の世界とつながっていてこそ地上の支配も可能になる、という認識がありました。小子部栖軽は、地上の王権と異界とを仲介する役割を帯びた人物であった可能性が高い、そしてだからこそ、トリックスター的な役回りをも負わされたと考えられるのです。



『あなたもバシャールと交信できる』
坂本政道   ハート出版   2010/12/10



<バシャールとは、どういう存在?>
<惑星エササニの生命体>
・バシャールはエササニという星に住んでいる地球外生命体です。エササニとは、Place of livinglight (生きている光の池)という意味です。彼らの世界は、喜びと無条件の愛に満ち溢れる世界とのことです。
 そこには彼らは、数億(人)位いて、その総称をバシャールと呼んでいます。ちょうど我々を地球人と呼ぶようなものです。住んでいるのは、恒星ではなく惑星です。

・方向としては地球から見てオリオン座の方向です。もちろん、太陽系外の惑星です。地球から500光年ほどのところにあるShar(シャー)という星の周りを回る第3惑星のことです。

・残念ながら地球からは見えないと言われています。暗すぎて見えないというよりも、我々とは、微妙に次元、あるいは、「密度」が違うためのようです。

・地球は、そして人類は「第3密度」であるのに対して、バシャールとエササニ星の宇宙人は「第4密度」です。

・その惑星から数百人?が宇宙船にのって地球にやってきています。現在、彼らは地球の上空にいて、アメリカ人のダリル・アンカという人を通して、チャネリングをしています。

<グレイの子孫>
・バシャール自体はどういう生命体なのかというと、実はグレイと呼ばれる宇宙人と地球人の間に生まれた混血だということです。では、グレイとはどういう存在なのでしょうか。ご存じの方も多いと思いますが、グレイはアーモンド型の黒い目をしたちっちゃい宇宙人で、悪いイメージがあります。ネガティブなタイプだといわれています。

・ちなみに宇宙人はポジティブなタイプとネガティブなタイプ、それにニュートラルなタイプがいるとのことです。ポジティブなタイプの霊は、プレアデスに住む生命体(プレアデス星人とかプレアデス人)です。アークトゥルスやシリウスの生命体、こと座の生命体の一部もポジティブです。ネガティブなタイプには、こと座やオリオン、シリウスの生命体の一部がいます。

・バシャールによればグレイというのは、本当は宇宙人じゃなくて、「パラレルワールドの地球に住む人類」です。パラレルワールドでは、この世界と併存する世界のことです。

・そして、時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました。それがバシャールだということです。

・ですので、バシャールの先祖というのは、グレイと我々人類ということになります。

<地球のまわりに集まる地球外生命体たち>
・バシャールたちは、今アメリカのセドナという場所の上空にいます。ただし、何度も言いますが、宇宙船自体も第4密度ですので、セドナに行って上空を見上げても通常は見えません。

・このように、いろんな宇宙船がいろんなところにいるわけですが、ほとんどがポジティブ側の宇宙人たちです。ネガティブ側もいますが、比率としては10対1くらいだそうです。

・ポジティブ側は連合を組んでいるようで、ル−ルがあるようです。そのルールというのは、2012年までは地球人類に直接的には干渉しないというものです。



『もののけの正体』  怪談はこうして生まれた
原田実   新潮社     2010/8



<人を食らう者としての鬼>
・なにしろ正史として編纂された『日本三代実録』にも、次のような怪談が記されているくらいだ。光孝天皇(在位884〜887)の御代に宮中の武徳殿を歩いていた女房が物陰から現れた美男子に誘われて行方をくらまし、やがてばらばらにされた手足が見つかった。つまりその美男子の正体は人を食う鬼だったのである。

・また、平安時代の権力者にとって、鬼は便利な装置だった。権力者同士の争いに巻き込まれての死者や行方不明者が出た場合、それを「鬼の仕業」にしてしまえば、誰の責任も追及せずにすませてしまえるからだ。この時代、「鬼に食われた」という形で噂された失踪者の中には権力者の間の暗闘の犠牲者も含まれていたものと考えられる。

<定型化していく鬼>
・渋川版御伽文庫の挿絵に登場する鬼は、人間に化けているもの以外は、上半身裸で頭に角を生やした男として描かれている。おそらくこれが私たちが思い浮かべる鬼の原型だろう。版本としての御伽草子の普及にともない、鬼のビジュアル・イメージの定型化は一気に進んだ。

<天狗――天狗の鼻はなぜ高い?>
・また、日本神話で天孫降臨を最初は邪魔し、のちには道案内をかってでたという神・猿田彦が天狗の仲間とみなされた影響もあるだろう。猿田彦は巨大な鼻を持つ神として伝承されていたからだ。

・こうして江戸時代には、天狗の定番、特に大天狗は長い鼻で羽団扇を持った山伏ということになり、昔ながらの鳥の頭で羽が生えた天狗は、天狗界でも下っ端の烏天狗ということになった。

<天狗に弟子入りした少年>
・『仙境異聞』によると、寅吉が仕えた天狗は常陸国・筑波山系に属する岩間山の大天狗・杉山僧正だった。篤胤は天狗の暮らしぶりについてもいろいろと質問している。たとえば天狗の好物は山中でとれたイチゴやブドウなどの果物を岩穴の中で熟成させたもので上澄みの汁を飲んだ後、そこに沈んだ塊を練り固めて常備食にするのだという。
 また、天狗の羽団扇は空を飛ぶときの舵取りに用いられるだけでなく、他の魔物や猛獣を打ちすえるのにも役立つ。天狗はその羽団扇を使いこなすための修行を積むから、みな武術をきわめているのだという。
 
・篤胤は国学者として、また神道家として記紀などの日本神話を重視していた。神話の世界では、神々が黄泉国(死後の世界)と地上の間や、高天原(天上にあるとされる神々の世界)と地上の間をしばしば行き来している。

・記紀神話に関して、江戸時代には、神話はたとえ話を含んでいるからそのすべてが事実というわけではないと説明した学者もあれば、神々の世界のことだから、人の世で起きないことが起きてもおかしくない、と説明した学者もいた。ところが篤胤はそのどちらの道もとらなかった。
 
・日本神話はすなわち史実であり、神々は人間の祖先である。したがって、神話の世界で神々が体験していたことなら、現代の人間もまた体験できるはずだ。篤胤はこのように考え、現代(当時)において人が目に見えない世界と往来した実例を捜し求めた。天狗界と往来するという寅吉はその篤胤の希望に応えたわけである。

・なお、篤胤は天保14年(1843)に世を去ったが、その後、彼が開祖となった平田神道の流れをくむ神道家の間から、天狗界に関するレポートがつぎつぎと発表される。参沢宗哲『幸安仙界物語』(『幽界物語』1852年)は和歌山藩士で寅吉同様、天狗に弟子入りしていたという島田幸安からの聞き書きである。また、明治の神道家・宮地水位(堅盤)(1852〜1904)も幕末期に異界に出入りして天狗の教えを受けていたという。後年、水位が若かりし頃の見聞にもとづき、日本のみならず中国や西洋の天狗界の消息について記したメモ書きが『異境備忘録』であり、明治20年(1887)頃にいったん水位自身が編集した本が門人に書写される形で広まった。

<河童――水神はどこから来たか?>
<河童の起源は古代まで遡るか>
・河童というのは古くて新しいもののけである。その伝説上の発祥ははるかな古代にまで遡る。
 現在は『遠野物語』などの影響もあって、河童といえば東北というイメージを持つ人も多いだろうが、実際に河童に関する伝承が濃密に伝えられていた地域といえばまず挙げられるのは九州だ。
 たとえば熊本県八代市には次のような伝説がある。
球磨川支流で八代市街地を流れる前川。この川にかかる新前川橋のたもと周辺はその昔、徳淵津という船着場だった。そして、その徳淵津跡の堤防上には一つの石碑が建っている。これが通称「河童渡来の碑」だ。その碑文に曰く――、
「航海安全 水難消除 河童渡来之碑  ここは千五六百年前河童が中国方面から初めて日本ニ来て住み着いたと伝えられる場所である」(原文ママ)
 この石碑は昭和29年(1954)6月、八代市中島町内会・中島史蹟保護会の連名で建立されたものだ。ちなみにこの地方では河童のことを「ガラッパ」と呼ぶ。

・『本朝俗諺志』『和訓栞』など、江戸時代の文献によると、ガラッパが黄河から渡来してきたのは仁徳天皇の御代のことだった。『日本書紀』によると仁徳天皇の在位は西暦313年から399年、つまり4世紀のことである。仁徳天皇が実在したかどうか、実存したとしても『日本書紀』の紀年が信頼できるかどうかはさておくとして、碑文の「千五六百年前」は、まさに伝承上の仁徳天皇の御代に相当している。
 
・それら江戸時代の文献に記された伝承によると、八代に住みついたガラッパの群れは、大いに栄えその数9000匹を数えた。その頭領は九千坊と呼ばれた。九千坊と配下のガラッパは長年にわたって、田畑を荒らしたり、人をさらったりと悪事を繰り返した。そのため、彼らは加藤清正公の怒りに触れて退治され、その後は二度と悪事は行わないと誓ってそのまま八代に住むことを許されたとも、筑後川に移住して久留米の水天宮の眷属になったとも伝えられている。いずれにしろ、それ以来、熊本・八代では水難の害はなくなったという。

<畏怖の対象からひょうきん者へ>
・河童といえば誰もが思いだす特徴、頭には皿、その周囲に垂れる髪、背中にはカメのような甲羅、嘴のようにとがった口、人間の子供のように小柄な身体つきで泳ぎが上手、愛嬌があり、相撲をとるのが大好きで、食べ物はキュウリを好む・・・そうした要素は実は、江戸時代に定着したものだ。
 
・18世紀前半、江戸時代中期までの河童に関する記録や図では、全身毛むくじゃらの猿のような姿とされているものが多く、嘴や背中の甲羅はない。頭頂にも窪みがあるとされる程度で、立派な皿があるとまでは書かれていないことが多い。その典型は正徳2年(1712)に刊行された寺島良安の百科全書『和漢三才図会』に収められた「川太郎」の絵である。
 
・また、「カッパ」という呼称が全国に広まった時代もやはり江戸時代中期のようだ。河童を意味する方言は一説に全国で400種以上もある。
 先に述べたガラッパは熊本・宮崎・鹿児島の各県で用いられているものだが、他にも、ミンツチ(北海道アイヌ)、メドチ(青森)、カワソ(石川・島根、他)、カシャンボ(和歌山・三重)、ガタロ(奈良・大阪、他)、エンコウ(広島・高知、他)、シバテン(高知)、スイテング(福岡)、ヒョウスベ(佐賀・長崎・宮崎、他)、ケンムン(鹿児島)、キジムナー(沖縄)と枚挙にいとまがない。

・「カッパ」もそうした方言の一つで、もともとは関東地方で用いられたものだった。江戸の出版物が地方でも読まれることで、関東方言にすぎなかった「カッパ」がさまざまな水神の眷属や水の怪の総称とみなされ、その特徴を次第に共有するようになっていったわけだ。言い換えると400種以上もの河童の方言は、もともと400種以上も存在した水神の眷属や水の怪が江戸中期以降、「カッパ」の呼称に統一されていったその名残と考えられる。



『ニッポンの河童の正体』
飯倉義之  新人物往来社    2010/10/13



<宇宙人グレイ説>
・さまざまな河童の正体説の中でも極北に位置するのが、この河童=宇宙人グレイ説である。UFOに乗って地球に飛来し、NASAと取引をしてエリア51に潜んでいるという宇宙人・グレイ。彼らは、1メートル20センチ程度で、メタリックな灰色の肌をし、釣り上がった目と尖った顎が特徴である。彼ら悪の宇宙人グレイこそが太古から日本に出没していた河童であり、河童に尻子玉を取られるとはUFOにさらわれての人体実験、河童駒引とはつまり現在のキャトル・ミューティレーションのことだったのだ、というのがこの説である。

・宇宙人という正体不明の存在を河童という正体不明の存在の正体にするというのは、つまり何も判明していないのと同じだというのがこの説の最大の弱点である。
 宇宙人・グレイと河童の不思議な符合は、人や家畜を害するものに対する想像力のありようは、文化が違ってもどこかで似ることがある、と考えた方が合点がいくのではないか。

・このグレイ説は雑誌『ムー』誌上で人気を博してさらにもう一段階の進歩を遂げ、実は宇宙人だと思われているグレイは地球固有の異次元吸血妖怪で、アメリカ軍はそれを知りつつ本当の宇宙人のカモフラージュに妖怪・グレイを用いているのだとされる。

・世界中でチャパカプラとかスワンプ・モンスターと呼ばれて人や家畜を害しており、さらに彼らはプラズマを操って河童火を燃やす力があり・・・とまあ、八面六臂の大活躍である。この説に従うと、「妖怪だと思われていた河童の正体は、実は宇宙人だと思われていた妖怪である」ということになる。複雑さは増したが、何も言っていないことは同じと言うことになるだろう。

<河童で町おこし><町中の妖怪たち>
・日本では各地域に伝わる妖怪伝承をもとにした町おこしが行われている。近年では、鳥取県境港市の「水木しげるロード」が人気を博している。

<札幌市奥座敷定山渓温泉>
・札幌市奥座敷定山渓には、「かっぱ淵」の伝承がのこされている。ある青年が豊平川で急に何かに引きずり込まれるようにして淵の底に沈み、発見できなかったが、一周忌の夜、父親の夢枕にその青年が立ち、「私は、今、河童と結婚して、妻や子どもと幸せに暮らしていますから安心してください」といって消えたという伝承である。札幌市奥座敷定山渓温泉は、この「かっぱ淵」の伝承をもとに、河童で町おこしを行っている。

<岩手県遠野市>
・岩手県遠野市は、「河童のふるさと」として有名である。遠野市には、柳田国男『遠野物語』に河童の伝承が多くみられるように、河童にまつわる伝承が数多く残されている。

<宮城県加美郡色麻町>
・色麻町には、「おかっぱ様」として有名な磯良神社がある。

<千葉県銚子市>
・銚子市には大新川岸の河童伝承がある。昭和60(1985)年に、「銚子かっぱ村」ができた。

<東京都台東区「かっぱ橋本通り商店街」>
・「かっぱ橋本通り商店街」では、かっぱ像や、かっぱの絵の看板をたくさんみることができる。

<広島県南区段原>
・猿猴川は、猿猴(エンコウ)」という河童の名称がつけられているとおり、河童がいたと言う伝承がある。

<熊本県天草市栖本町>
ガワッポ(河童)の伝承が残されている。

<福岡県久留米市田主丸町>
・河童の総大将の九千坊が筑後川に棲んでいた伝承がのこされている地域である。

<河童愛好家による全国ネットワーク><河童連邦共和国>
・日本全国で河童の町おこしをしている地域や河童愛好家の人々が集まり、「河童連邦共和国」というネットワークがつくられている。



『河童・天狗・神かくし』
 (松谷みよ子)(立風書房) 2003/4




<河童には、昔から日本全国で土地特有の名称があった>
<河童の名称>
(北海道)  コマヒキ、ミンツチ(アイヌ)

(東北地方) オシッコサマ、シーッコサマ、カッパ、カァパ、カァパコ、カッパァ、カワワラス、カッパァ、ガワダロウ、ザンビキワラシ、セッコウサマ、メドチ、メドツ、メットウチ

(関東地方) カッパ、カッパノコ、カワッパ、カダロー、ガタロ、カワワラワ、ネネコ、封(ホー)

(中部地方) エンコ、カッパ、ガッパ、カーランベ、カースッパ、カゴウソ、カワ(ラ)コゾー、カワボウズ、カワザル、カワババ、カワコゾ(ウ)、カーラボーズ、カワヤロウ、
カワツズミ、カーカンパ、カワッパ、

カワウソ、カワダ、カーラボン、カワラ、カワコボーズ、ガワロ、ガウロ、ガォロ、ガワエロ、ガワイロ、ガメ、ガワラ、ガワタロ、コボッチ、シジン、シイジン、スイシン、スイジン、スジンコ、セーシン、セージン、テガワラ、ドーツン、ドチロベ、ドチ、ドチガメ、ヌシ、ミズシワッパ、ワワッパ

 (近畿地方) イ(ン)ガラボジ、ウンガラボーシ、エンコ、オンガラボーシ、カッパ、カワッパ、カワラ、カワソ、
カワタロ(−)、カワコ、カワコゾウ、カタロ、カワタラ、カシラ、カワンゴロ、カワコボシ、カワラコゾウ、カワロ、カンコロボシ、カワノトノ、ガタロ、ガワタロ、ガ(−)タロ(−)、ガァラ、ガウライ、

ガワッパ、ガイタロウ、ガロウ、ガロボシ、ガウラ(イ)、ガシャンボ、ガ(ッ)タラボ(−)シ、ガンタヲボシ、

ガイタルボーズ(カイダルボーズ)、ガラボシ、ゴウタロウ、ゴウタラ、ゴウラボ(ウ)シ、ゴウヲゴランボ、ゴボシ、ゴロボシ、シリヒキマンジュ、シリヌキ、シリコーボシ、スッポン、ドンガス、フンゴロボージ、
ヒョウスボウ、マロ、ヤマタロ、



『河童・天狗・神かくし』
 (松谷みよ子)(立風書房) 2003/4


<河童の名称>
<河童の名称は全国各地で色々だ>
(中国地方)
エンコ(ウ)、カワッパ、カワコ(―)、カウコ、カウゴ、カワソ、カワコボーズ、ガウロ、ガ(ッ)タロー、ガウコ、ゴンゴ、ゴーゴ、ゴンゴージ、テナガ、フチザル、川子大明神

(四国地方)
イドヌキ、エンコ(ウ)、カワウソ、カワラ、カタロー、カワランベ、カダロウ、ガタロ(−)、ガワタロ、ガワラ、ガァラ、ゴタロ、ゴタコ、ゴタラ、シバテン

(九州地方)
エンコ、オト、カワノト、カワノヌシ、カワノヒト、カワコ、カントン、カーダラ、カーボン、カワタロウ、カワンヒト、カワノト、カワノヌシ、カワノヒト、カワンチョロ、カワントロ、カワノトノ、カワントン、カワロ、カリコボ、カワッソ(ウ)、カワゾウ、カワッパ、カーッパ、ガーッパ、ガッコ、ガワッパ、ガーダラ、ガワタロ、ガンチョロ、ガワッパ、ガータロ(−)、ガントロ(−)、ガントン、ガーッポ、ガグレ、ガゴ、ガラッパ、ガワロ、ガラッポ、ガンバ、ガースッパ、ガーロ、ガタロ、

ガシタロ、ガワンタロ、ガワッパ、ガッタロ、ガァッパ、ガッパ、ガアラッパ、ガワンタ、コウラワロウ、
サンボシ、スイテング、スイテンボウズ、スジンドン、セコ、セコンボ、セココ、セセコ、セコボウ、ヒョ(ウ)スンボ、ヒョウボウ、ヒュ(ウ)スボ、ヒョイヒョイ、ヒュースベ、ヒョウス、ヒョウスヘ、ヘテゴロ、
ヘジコロ、ホグラ、ナサン、ミズシン、ミッツドン、ヤマワロ、ヤマンタロー、ヤマセコ、ヤマオロ、ヤマウロ、ワワッパ、ワラドン

(奄美大島)ガウル、ガワッパ、コーバチ、ケンムン(ケンモン)
(沖縄地方)カムロー、キジムン(キジムナー)、ブナガヤ



『異星人遭遇事件百科』 
(郡純)(太田出版)(1991年)



<関東地方くらいの広さのある“エリア51”のエイリアンの動向は依然不明だ>
<エリア51では円盤が制作されている>
・ラージ・ノーズ・グレイは、オリオン座のベータ星を母星とするいわゆるリゲリアン。地球には植民地の保護監査官のような立場。

・主な異星人の三タイプ
1、オリオン座のベータ星から来ているリゲリアン。通称“グレイ”。身長約1.2メートル、頭部が大きく皮膚は灰色、目はアーモンド型で、両腕は膝の下まで達する。指は4本で2本は長い。指先がかぎ爪、水かきがついている。

2、レティクル座のゼータ星から来ているレティキュラン。通称“グレイ2”。見かけはグレイと似るが頭と目の形がもっと丸い。

3、プレアデス星団から来ている“ブロンド”。金髪で背が高く白人と同じ姿をした異星人。

・ラージノーズ・グレイはその昔レティキュランに滅ぼされた種族なんだ凶暴でレベルが低い。惑星連合政府ではおもに辺地の警備任務についている。

・惑星連合政府というのはレティクル座政府が5百年前に設立した宇宙最大の連合体だ。レティクル座人が実質上牛耳っている。

・米政府と「ラージ・ノーズ・グレイ」が戦争状態にあったことは一度もない。戦争状態は彼ら異星人達の間であったのだ。



『異星人遭遇事件百科』
 (郡純)(太田出版)(1991年)



<アイゼンハワー大統領が異星人と会見した>
<衝撃を与えたクーパー氏の証言>
・元米海軍の情報部員のウィリアム・クーパーの証言には不正確な所がある。ラゾフスキー博士が、その正確さを保証するクーパー証言のMJ−12項目を、補足をまじえながらまとめてみよう。その内容は要約すると以下の骨子からなる。

1、1953年合衆国政府はロックフェラー財閥の秘密協力のもとに対UFO特別戦略セクションを設立した。
2、セクションの名称は、MJ−12。本部はメリーランド州某所。本部のコードネームは「カントリークラブ」である。
3、50年代半ばMJ−12は、宇宙種族と極秘協定を結んだ。
4、極秘協定の相手方はオリオン座人。種族名は通称“ラージ・ノーズ・グレイ”である。
5、協定の内容は以下の通りである。
・異星人は地球上で生物実験をおこなう情報を許される。
・合衆国政府は実権を秘密裏に援助する。
・実験の対象は野生動物、家畜のみならず人間を含むものとする。
・合衆国政府は実験の援助とひきかえに異星人の先進的なテクノロジーの提供を受ける。UFOの推進原理も含まれる。
・異星人は生物実験および自らの存在を地球人に知られないために必要な措置をとる、(誘拐対象者の記憶の抹消措置を意味する)



『河童よ、きみは誰なのだ』  かっぱ村村長のフィールドノート
大野芳   中公新書        2000/5



<河童の渡来>
・熊本県八代市には、「河童渡来の碑」がある。昭和20年代、球磨川畔に地元の有志によって建てられたものだが、れっきとした由来がある。

・いまから1千5、6百年前、中国は呉の国から九千坊という文武にすぐれた頭目に率いられた河童の集団が熊本の八代に渡来し、球磨河口の徳の津(徳淵)から上陸した。彼らは、球磨川や不知火海に住み着き、大陸の医学や土木、織物の技術を伝え、それがここから日本全国に広まった、とするものだ。
 徳淵にある碑文には、「河童は千五〜六百年前中国から渡来した」とあり、「オレオレデーライタ」と刻まれている。

・そのころ日本は、応神天皇の時代(270〜310)である。

・実は、この渡来した九千坊たちには、後日談がある。勢力を増した九千坊たちは、乱暴を働き、川へ遊びにきた女子供たちをかどわかしたりした。ある日、川遊びに行った肥後領主加藤清正(1562〜1611)の小姓が河童に引かれて死んだ。これに怒った清正は、「わが領地で乱暴狼藉をはたらくとは言語道断である。みな殺しにしてくれん」と、高僧たちをあつめて封じさせ、川に毒薬を流した。そして河童の嫌いなサルをあつめて攻めさせ、ついに九千匹もの軍勢をもつ頭目九千坊を追いつめた。九千坊は、封じた高僧たちに詫びを入れ、領内では悪さはしないと約束したが、清正の怒りは収まらなかった。清正から即刻領内から立ち去れと命じられた河童たちは、やむなく隣国の筑後久留米の有馬侯の許しをえて筑後川へ引っ越し、水天宮の眷属として仕えるようになった。

<疫病追儺と福徳招来>
・加藤清正に追われた九千坊のその後である。九千坊の一族は、熊本から筑後国(福岡県)久留米の有馬氏の領地へ移動した。棲家として与えられた筑後川のほとりには、水天宮があった。平家が滅亡するときに道連れになった安徳天皇と外祖母平時子(二位尼)、そして生母の建礼門院徳子、それに日本神話の最初に登場する天御中主神(伊勢神宮に深い関係がある)が祀ってあった。その水天宮の眷属として落ちつき場所を得たのである。
渡来人である九千坊たちは、あらゆる知識を駆使して安産、火災よけ、水難よけ、福徳招来の霊験を発揮した。眷属にすぎなかった河童は、やがて神として信仰され、水天宮信仰は、河童信仰とさえいわれるように出世した。

<須佐之男命と牛頭天王>
・京都八坂神社の社伝によると656年に新羅の牛頭山における素戔嗚尊の神霊を迎え祭り、667年に社殿を建立したものという。しかし、<二十二社註式>などには、876年に常住寺の僧円如が神の宣託によって牛頭天王を、今の社地の樹下に移し祭ったのを起原とし(天竺の祇園精舎の守護神たる牛頭天王を祭ったので祇園社と称すると伝えられる)、そののち藤原基経が威験に感じて精舎を建立した。これが今の社壇であるとみえている。

・主祭神は、須佐之男命。またの名を牛頭天王という。

・また、高知県で河童を<シバテン>と呼ぶところから、インドの<シヴァ神>を連想した。須佐之男命の荒々しい性格に似た破壊の神である。別名パシュパティといい、ネパールでは雨乞いと豊穣の主祭神とされる。しかし、水牛にまたがるその神の和名は「大威徳明王」と呼ばれ、姿形は似ていないのである。
 もし、<河伯=神農=牛首=牛頭天王=須佐之男命>となれば、故に<河伯=須佐之男命>になり、一挙に解決するはずなのに、最後の一線が超えられないのである。

<●●インターネット情報から●●>
( 九千坊本山由来記 昭和31年  福岡河童会発行「九州の河童」所載)

<九千坊物語>
・いまは昔、河童の先祖はパミール山地の一渓水、支那大陸の最奥、中央アジア新琵省タクラマカン砂漠を流れるヤルカンド川の源流に住んでいました。寒さと食糧不定のため、河童たちは二隊に分かれて大移動を開始しました。一隊は頭目貘斉坊(ばくさいぼう)に率いられて中央ヨーロッパ、ハンガリーの首都フタペストに到着し、この地に棲息しました。頭目九千坊は、瑞穂の国日本をめざし部下をひきつれて黄河を下り黄海へ出ました。そして泳ぎついたところは九州の八代の浜です。仁徳天皇の時代、今からざっと干六百年の昔です。九千坊一族は、球磨川を安住の地と定めました。

<加藤清正に追われた九千匹の河童の大移動。尻小玉を抜いたばかりに>
・三百三十年前、肥後の国の城主は加藤清正でした。清正の小姓に眉目秀麗な小姓がいました。清正寵愛の小姓に懸想した九千坊は、約り糸をたれていた小姓を水底に引きずり込んで、尻小玉を抜いて殺してしまいました。清正公は大いに怒り、九千坊一族を皆殺しにせんと九州全土の猿族を動員することとなりました。関雪和尚の命乞いによって球磨川を追放された九千坊一族は、水清く餌豊富な筑後川に移り、久留米の水天宮(安徳天皇と平清盛と時子二位局とを祀る筑後川治水の神)の御護り役となりました。幕末、有馬家高輪の下屋敷内に水神様が祀られ、九千坊一族は、その近くの海に移り住みました。文化年間、有馬家は、水神様をお江戸は日本橋蛎殻町へ移し水天宮を祀りました。すると九千坊の−族も、日本橋へ転居し隅田川へ。ところが何しろ、九千匹の河童ども。中には色好みの河童もいれば、食い気ばかりの河童もいました。人畜にいたずらをする河童もあれば、水中交通道徳を守らない河童もいます。頭目九千坊より破門されたこれらの河童たちは、全国の川に散っていきました。

<お江戸を見切って筑後川へ>
・江戸というところは部下の統率上おもしろくない場所であると悟った頭目九千坊。有馬の藩主に許しを乞い、古巣筑後川に帰ってきました。筑後川は餌まことに豊富である上に、筑後川沿岸や、その支流巨瀬川畔の人々は、人情こまやかで河童に対しても親切であり、まことに天然の楽土。九千坊は部下の河童どもとここを安住の地と定め、九十九峯とも呼ばれる耳納山地が眺められる、水清き巨瀬川の田主丸馬場の蛇淵を本拠とし、今日に及んでいるとか。



「羽咋市 『宇宙とUFO、国際シンポジウム』の記録」{1991年}



<初めに不思議ありきー水産庁調査船「開洋丸」が遭遇した巨大UFO(永延幹男 博士) >
<1986年12月21日の遭遇>
・次は、カリフォルニア沖の海洋調査に向かう際、ハワイ、ウィク島を航海している時である。私は、乗船していなかったが、乗員7名が目撃し、データについて相談を受けた。まず、夕刻6時に3名がワッチに当たった時、レーダー上で左舷側に直径400mの物体を観測した。しかし、天候良で明るかったのに肉眼、双眼鏡では確認できなかった。その時はすぐに物体はレーダー圏(20〜30マイル)外へ去った。

・2度目は、次のワッチのグループが午後8時30分に目撃している。この時もレーダー上では観測されているのに、肉眼ではできていない。「ブォー」「ドン」という音を聞いている。時速5000kmで直角ターンをしたり、船の周囲を回ったり船の前方で「卵をつぶしたような強烈な光」が、1、2秒間光ったりしたそうである。



『遠野物語事典』
(石井正巳) (岩田書院)2003/7



<マヨイガ>
遠野では、山中にある不思議な家をマヨイガという。マヨイガは白望山(しろみやま)にある。黒い門があり、あたりは紅白の花が咲いていて、牛、馬、鶏がたくさんいる。家に上がると、膳椀の支度がしてあり、湯も沸いているのだが、人はだれもいない。

<河童(かっぱ)>
「川には河童が多く住めり」と明示される。この話では、河童とおぼしきものの子を、人間女が産んだ話が紹介される。女が河童の子を二代や三代の因縁にあらず産んでいるともされる家。
遠野には、河童が婿入りをして、子供を生ませたという家なども残っていた。

<異人>
「大男で、眼の光きわめて恐ろしい」人物が、人間が目をふさいでいるうちに消えてしまったという話。
「異人は山の神にて」とあり、「山の神」を異人としていることがわかる。
「遠野郷の民家の子女にして、異人にさらわれていく者年々多くあり」という話で、異人とされる者の外見や特徴は何一つ記されていない。「異人」とは、その姿形、容貌が普通の人間とは異なっている者を指していうのだろう。普通の人間が持ち得ない能力を持っていることもあったようだ。



『村落伝承論』    『遠野物語』から
三浦佑之        青土社  2014/6/24



<神隠しと境界――封じ込められる神>
・『遠野物語』には、山の中で山男や山女に出会うという猟師たちの体験談が満ち満ちている。それらの伝承に正面から立ち向かって山人論を展開させようという準備も勇気もないのだが、『遠野物語』の山人譚をみてゆくと、それらの話群には二つの傾向があることに気づく。一つは、山に入ってあちら側の者、山男や山女・大坊主・天狗などに出あう話であり、もう一つは、山の中で、以前に里からいなくなった娘に出あい山人との生活の様子を聞くという類の話である。

<1 神隠しに遭う女>
・ある日猟師が、村から突然いなくなった若い娘に、山中で出あう。娘は、隠された後の山男との恐ろしい生活を語り、早く立ち去れ、誰にも言うなと言う。『遠野物語』の神隠しの話はどれもこのような語り方で、ほぼ一定の説話的様式性をもって語られている。たとえば、次のような話である。

A 遠野郷にては豪農のことを今でも長者と云ふ。青笹村大字糠前の長者の娘、ふと物に取り隠されて年久しくなりしに、同じ村の何某と云ふ猟師、或日山に入りて一人の女に遭ふ。怖ろしくなりて之を撃たんとせしに、何をぢでは無いか、ぶつなと云ふ。驚きてよく見れば彼の長者がまな娘なり。何故にこんな処には居るぞと問へば、或物に取られて今は其妻となれり。子もあまた生みたれと、すべて夫が食ひ尽くして一人此れの如く在り。おのれは此地に一生涯を送ることなるべし。人にも言ふな。御身も危ふければ疾く帰れと云ふままに、其在所をも問ひ明らめずして遁げ還れりと云ふ。         (『遠野物語』六話)

・神隠しに遭った女は、一度だけ村人の前に姿をみせて、それまでの恐ろしい生活を語るというのが、こうした話のきまった語り口である。『遠野物語』でこの話の次に並べられた第七話の話もほとんど同じかたちで語られているし、『山の人生』にも同様の話は数多く引かれている。ここでは、「長者の娘」と語っているが、これは不思議に出あう女たちに共通する。豪農や豪家など恵まれた家の女たちが狙われるのは、たぶん、神話的な、選ばれた家筋、神に血筋をもつ家の娘=神を迎えることのできる巫女的な存在としての女に繋がっているのが、これらの神隠し譚における娘たちだからであろう。巫女を説話的に語れば、美しく豊かな家の女というふうになるのが、説話表現の様式性である。出あった猟師がすぐに鉄砲を撃とうとすると語るのも、この類の話には多いのだが、そこには山中で不思議に出あった猟師たちの恐れの言語化があると読める。だから娘に出あって話を聞いただけで逃げ帰るといった類型化された展開をとる話が多くなるのである。

・女の語る境遇も、よく似た語られかたをする。いずれの場合も怖ろしいものの妻になっており、だから当然子供も生まれたという。しかしその子は「すべて夫が食ひ尽して」しまったと語る。第七話でも女は、「子供も幾人か生みたれど、我に似ざれば我子非ずと云ひて食ふにや殺すにや、皆何れへか持去りてしまふ也」と語っている。

・子供を食ってしまう(らしい)という共通した語り口をとるが、それは、「自分には並の人間と見ゆれど、ただ丈極めて高く眼の色少し凄し」(第七話)と語られている相手の男が、普通の男のようでありながら、ただの人間ではないということを語るための象徴的な描写だということを示している。たとえば、昔話で、山の中の一軒家に棲む山ん婆が囲戸裏に架けた鍋の中で赤ん坊の肉をぐつぐつと煮ており、押し入れのなかには人の骨をいっぱいに押しこんでいたなどと語るのと同じことなのである。
 もちろん、いつも一人で逃げ帰るのではなくて、勇気のある猟師が、出あった女を連れ帰ろうとしたというふうに語られる場合もある。

B 女は猟人に向って、お前と斯うして話して居る処を、若しか見られると大変だから、早く還ってくれと謂ったが、出逢って見た以上は連れて還らねばすまぬと、強いて手を取って山を下り、漸く人里に近くなったと思う頃に、いきなり後から怖ろしい背の高い男が飛んで来て、女を奪ひ返して山の中へ走り込んだ。        (『山の人生』)

・一度山に入り、恐ろしきものの妻になった女は、二度と元の里にはもどることができないのである。ただ一度だれかに出あうのは、彼女たちが確かに怖ろしきものの妻であることの存在証明なのだ、と説話表現の面からはいえるだろう。

・殊に自分たちが大切な点と考へるのは、不思議なる深山の婿の談話の一部分が女房にも意味がわかつて居たといふことと、其奇怪な家庭に於ける男の嫉妬が、極端に強烈なものであつて、我子をさへ信じ得なかつた程の不安を与へて居たことである。即ち彼等は若し真の人間であつたとしたら、あまりにも我々と遠く、もし又神か魔物かだったといふならば、あまりにも人間に近かつたのであるが、しかも山の谷に住んだ日本の農民たちが、之を聴いて有り得べからずとすることが出来なかつたとすれば、そは必ずしも漠然たる空夢ではなかつたろう。誤つたにもせよ何等かの実験、何等かの推理の予め素地を為したものが、必ずあつた筈と思う。

・相手の男は、人のようで人でなく、人里に出れば人に紛れてしまう(第七話)と語るように人間に近い存在で、そう語ることで山人への恐怖は増幅されているのだが、そのあたりのことを柳田はうまく表現している。そして、彼がこうした話の背後に「何等かの実験、何等かの推理の予め素地を為したものが、必ずあつた筈」だと考えたのは、<日本の先住民としての山人>の実在を考えていたからである。



『秘密結社』
綾部恒雄  講談社    2010/10/13



<異人と祭祀的秘密結社>
・メラネシア又はポリネシアの社会生活の概念となるものはいわゆる秘密結社である。

・そのようなメラネシアやポリネシアの秘密結社の考察は、その様相、変型、フォークロア化の点で、日本文化史に与える暗示はきわめて深いと述べている。

1. 異人が幾度にか、季節を定めて訪来したこと。
2. 異人は先住民より亡魂、又は死者そのものと考えられたこと。
3. 異人は海の彼方から、来るものと信じられたこと。後には、山中の叢林より来るとも信じられるに至ったこと。
4. 異人は畏敬されつつも平和的に歓待されたこと。
5. 異人は食物の饗応、殊に初成物を受けたこと。
6. 異人は海岸地に住まずして山中の叢林に住みしこと。
7. 異人はdual organization の構成の原因となりしこと。
8. 異人が土民の女と結婚する必要ありしこと。
9. 異人とその女との間に出来た子供が特殊な社会的宗教的性質を有せしこと。
10. 異人は入社式、男子集会所の起源をなしたこと。
11. 異人はその異人たることを表徴する杖、及び「音」を有せしこと。
12. 仮面が男女二つあること。女異人が山中に住むということ。
13. 異人が訓戒、悪事摘発をなし、豊作をもたらし、又はもたらさしめんことを任務としたこと。
14. 異人が季節殊に収穫季、冬至に関係したこと。 
15. 異人は季節が来ると、その出現を期待されたこと。
16. 異人若しくは神は常に村にとどまらないと信じられたこと。
17. 異人の出現の際は女子、子供は閉居したこと。
18. 異人のタブーが財産の起源となったこと。
19. 異人がフォークロア化して遊行歌舞伎団となったこと。
20. 遊行人は異装し、杖と音とを有し、饗応を強制し、或は掠奪を敢えてし得ること。
21. 遊行人が神話、神の系譜を語り、或は之を演技で表現すること。多く季節と関係して。
22. 遊行歌謡団から伊達者(man―woman)が発生したこと。
23. 彼等は民間信仰に於いては、侮蔑されつつも亦高き階級に属すとされたこと。

・すでに触れたように、岡の考察はメラネシアの社会史を範例として行われたのであるが、これらの異人にまつわる表象、状況、発展について暗示された諸項目は、アフリカの祭祀的秘密結社の成立の事情を辿ることによっても、確認することができるのである。
                                                                                     


『口語訳 遠野物語』
(柳田國男) 佐藤誠輔 (河出書房新社)1992/7



<河童(かっぱ)の子>
川には河童が多く住んでいます。が、猿ヶ石川はとくに河童の多い川です。
松崎村の川端の家で、二代とも続けて河童の子をみごもった者がいます。生まれた子供は、切り刻んで一升樽に入れ、土の中に埋めましたが、その姿かたちはまったくみにくいものでした。
 女の聟の里、は、新張村の何某といって、これも川端の家です。これはすべて、その家の主人から聞いた話です。
松崎の川端の家の人たちが、みんな畑へ出かけたときのことです。夕方になって帰ろうとしたところ、この女だけがひとり、川べりにうずくまって、なぜかにこにこと笑っていました。つぎの日の昼休みにも、同じことがありました。
 こんなことが何日か続いたあと、(その女のところへ、村の何某という者が毎夜通ってくる)という噂がたちました。はじめは、聟が浜のほうへ駄賃付に行った留守にだけ、そっと訪ねてきましたが、後には、その女が聟といっしょに休んでいる夜にも来るようになりました。
 このころになると、(それはきっと何某ではなくて河童に違いない)という評判が高くなりました。
 そこで、親戚の人たちも心配し、みんなでこれを守ろうと、いろいろ手をつくしましたが、なんの効果もありませんでした。最後に、聟の母も行き、娘の横に寝て河童を待つことにしました。真夜中になり、その娘の笑う声がしました。(さては、河童が来ているな)とわかりながら、その人は声も出ず、体も動かすこともできなかったというのです。
 その時の娘のお産は、とても難産でした。知恵のある人が「馬槽(うまふね)に水をいっぱい入れ、その中で産めば安産できる」と言うので試してみますと、やはりそのとおりでした。
 生まれたその子には、手に水掻きがありました。実は、この娘の母親もまた、昔、
河童の子を産んだことがあり、(これは二代や三代の因縁ではない)という人もいます。

(河童)
日本各地で、人々に恐れられながらも、愛され続けている妖怪。西日本では、ガタロ、九州なのではガラッパ、ヤマワロなど河童方言は数多くあります。馬を水中に引き入れたり、女の人のお尻をさわりにきたりと、いたずら好きな話が多く伝わっています。

(河童の子を産む話)
この話は、実話として語られていますが、遠野地方には、「河童婿入り」という異類婚姻譚が伝えられており、村人たちが「河童にちがいない」と噂話をする背景として考えられます。
 昔話では、切り刻んで雪隠(せずん)(せっちん・便所のこと)の隅に埋めたはずの河童の子は、夢の中の言葉通り、河童に連れ去られることとなり、これもまた現実との相関で考える必要があるでしょう。



『宇宙連合の飛来』
 喜多要光  大陸書房  昭和50年



<地球文明と宇宙人>
<シリウス星人の地球入学>
・地球独特の生物の進化がすすんでいる頃、神の子と呼ばれる霊魂の大群が地球に移住して来て、ある形の肉体に宿った物が人類である。人間が他の哺乳動物と根本的に違うのは、そのためである。類人達の一種が大気圏外からやって来た霊に利用されて、人間の原形となったことは、間違いない。

・人間はシリウス太陽系から集中された念波により、修養のため、苦しむ囚人として地球に送られて来た。人間の精神は神によって創られた聖なるものであるけれども、その肉体の重さという物理的な制約をうける。

・神の子達は、類人猿を妻としたのだ。そして、その子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、その肉体的な特徴は類人猿的、精神的な特徴はシリウス太陽系内の遊星から来た移住人達と同様なものとなったのだ。

・そして、シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思う通りに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって数々の怪物を作りだした。

・ギリシア神話に出てくる蛇の髪を持つゴルゴン、半獣(ライオン)半鳥(ワシ)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根を持つ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられ、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体を持つものだけが、残されたのであった。



『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』
スチュアート・A・スワードロー   徳間書店  2010/6/18



<りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ>
・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。
りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。

<リゲル  米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダー>
・この集団は1954年に米国政府と協定を結び、彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている。

・こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。

・彼らは、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である。

・軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている。

<シリウスA   イスラエル政府と契約の宇宙の商人>
・背の高い細身のシリウスA人は、青と白の長いローブを着ている。両腕を横にまっすぐ広げると、身体全体でアンク(エジプト十字架)の形になる。これが彼らのシンボルである。宇宙の商人であり、技術と情報を売買して、排他的な取り引きルートと特別な優遇を得ている。彼ら自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。彼らは、オハル星人に創作されたが、本来の目的を見失っている。

<シリウスB  老子、孔子、釈迦に叡智を与えた銀河の「哲学者」>
・ジャングルか湿地のような惑星の洞窟状空洞や地下で隠遁生活を送っていることが多い。寿命は極めて長い。大半は、家族形態とは無縁である。

<くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>
・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。

・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。

・最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。

<ビーガン   シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>
・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。

<ゼータ・レティクリ1 地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>
・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。

・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。

<ゼータ・レティクリ2  遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>
・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。

<アンタレス  トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに>
・極めて知識が高く攻撃的である。

・彼らの社会の最深部まで入り込むことができた者は、ほとんどいない。

・女がいるところが観測されたことはなく、彼らは、同性愛者で、生殖目的でのみ女を使用すると考えられている。ただ、実は、ある母系集団が彼らの背後で権力を握っているとも考えられている。



『BASHAR  GOLD』
バシャール、ダリル・アンカ   VOICE   2011/4/22



<バシャールとはオリオン座の方向にあるエササニという惑星の存在>
<チャネリング>
・チャネリングとは一般に「高次元の存在・宇宙人・霊などと特殊な能力によって交信すること」。媒体となる人を「チャネル」「チャネラー」という。
 チャネリングは、チャネルの意識状態によって次の3つに分けられる。先ず自分の通常の意識を脇に置いて、別の意識状態になるフルトランスのもの、ダリル・アンカのバシャールは、このフルトランス・チャネリング。
次に半分意識があり、半分トランスに入っている状態のハーフトランス・チャネリング。そして、通常の意識がある状態のコンシャス・チャネリング。

・バシャールの思考と同じ周波数で震動することによって、私は、バシャールの思考を受け取ることができる。

・バシャールは人間の言葉を使っているわけではない。思考を送っているだけ。肉体を持ったダリルが英語を使っているので、英語という言葉に翻訳されている。

・自分のハイヤーセルフをチャネリングすることは誰にでもできる。

・「自分の好きなことをする」とき、それはひとつのチャネリング。

・バシャールの惑星、エササニの人々は、すべての人々との繋がりを常に感じ、ひとつの家族だととらえている。そのため「私たち」という言い方をすることがよくある。

<パラレル・アース>
・並行して同時に存在している地球「パラレル・ワールド」、「パラレル・リアルティ」とも呼ばれ、並行世界、並行する現実、パラレルな現実などと訳されている。私たちの生きている世界と似た世界が無数に併存している。

・バシャールは「どんな人生でも、自分がイメージできるものはすべて、並行する『あなたの人生』として存在している」と説明する。基本的には過去世や未来世は、実は「今の人生と同時進行し、並行して存在している」のだと。

・「みなさんが変化を決断すると、そのたびにみなさんの周波数は別の波動に変わります。そのように自分の周波数を変え、波動を変える時、みなさんは以前にいたひとつの世界から並行する現実、パラレル・ワールドに移行するのです」

<自分が一番ワクワクすることをする>
<人生の様々な出来事や状況をポジティブにとらえる>



『最新! 秘密結社の謎』
世界の裏側で暗躍する組織の実態を暴く
知的発見探検隊    イーストプレス   2011年7月15日



<エコロジーを実践しカッパとの共生をはかる「下総カッパ団」>
・下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ。大の相撲好きだった伝兵衛が印旛沼で出会ったカッパのシンサクと偶然相撲をとって勝ったことで、意気投合。カッパと人間の共生を目的として旗揚げされた。設立当初は、うなぎ釣りや川相撲、水泳などの各種の催事を開き会員数は増え続け、最盛期には300名もの会員数を誇ったという。

<ナチスを生みだした秘密結社トゥーレ協会>
・ナチスは1926年から1942年まで毎年、チベットや中央アジアに遠征隊や調査団を派遣しました。何を探し求めていたのかといえば、アガルタです。
 アガルタとはフランスのオカルティスト、J・A・サン=ティーヴ・ダルヴェードルが詳しく紹介した一種の桃源郷です。
 彼はその死後の、1910年に出版された『インドの使命』という著書で、世界の中心に当たるアジアの地下深くに不可視の王国があると述べています。

<グレート・ホワイト・ブラザーフッド>
<神智学協会やゴールデン・ドーンを生んだ謎の集団>
<多くのオカルト結社に影響を与えた存在>
・ブラヴァツキー夫人が神智学協会を創立する際、多大な影響を受けたとされているのが、ヒマラヤで出会ったグレート・ホワイト・ブラザーフッドだ。

<未知の上位者との交信で真理に近づく>
・グレート・ホワイト・ブラザーフッドは、太古の昔より天界や宇宙の超存在と交信し、授かった智恵で人類を導き続けてきたという。

・交信できるのは、マスター(導師)と呼ばれる一部の者だけで、そうそうたる人々の名が連ねられている。超存在が何者であるかは不明だが、その導きに従えば、人間の内に秘められた真理に近づけるとされる。

・こうした神秘性を高める構造は、オカルト系秘密結社でよく見られる「未知の上位者」のシステムと呼ばれる。

・オカルト要素に満ちたグレート・ホワイト・ブラザーフッドは、未知の上位者からの情報を伝えることで、そのカリスマ性を維持していた。

<地球外生命体の正体>
<地球を揺るがす秘密をNASAと秘密結社が隠蔽>
<エリア51には宇宙人がいっぱい!?>
・地球には既に知的な宇宙人が到来しているという説がある。そして、宇宙人とアメリカ合衆国とNASA既に接触しているというのだ。

・また、ネバダ州にあるアメリカ空軍の実験施設エリア51周辺ではUFOらしき未確認飛行物体が何度も目撃されている。

・そして、エリア51には極秘裏にロズウェル事件の残骸が運び込まれ、地球外生命体から得た技術でUFO研究が行われ、リトル・グレイと呼ばれている宇宙人が存在しているなど、様々な憶測が飛び交っている。

<信じられている噂>
<地球外生命体を隠し続けるNASA>
・NASAは実は地球外生命体と既に接触しているという噂が後を絶たない。
 NASA中枢には根強い秘密隠蔽派が存在し、秘密結社と結びついて、これまでの発見や地球外生命体に関する情報を隠し続けているというのだ。



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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

・昔から当時の学者たちは天狗や河童の妖怪の噂を聞き、興味を持ち、中国からの情報を得たりして研究していたようです。当時は「宇宙人」「異星人」の概念がないため、神鬼が存在する「気」というアストラル界のような世界を想定するのが限界だったようです。
かなり昔から宇宙人が社会に混じって生活をしていたといわれます。アストラル界やパラレル・ワールドに棲む進化したアストラル体の宇宙人が、太古から人間生活に関与していたようです。赤顔の高い鼻のイメージの天狗ばかりではなく普通の「人間化」した天狗や「人間化」した鬼もいたといわれます。「天狗」といわれた人間タイプも、ときどき伝説に記録があるようです。「異人」や「天狗」はオリオン星人だったようです。また天狗はゲイであったという奇説も存在したと指摘されています。とにかく天狗の世界は、想像を絶する程度に進化していたようです。現代でも、理解ができない異次元の現象だったようです。天狗はあえていえば「堕天使」に分類できるのかもしれませんが。人格的には普通に理解できず人間とはかけ離れていたそうです。天狗も変身できたようです。

・「また慢心や怨み、怒りを持った多くの僧侶も天狗道に入って天狗になり、伝教(最澄)・弘法(空海)・慈覚(円仁)・智証(円珍)の四大師をはじめ日蓮・法然・栄西など日本を代表する名僧は、皆天狗だと指摘している。要するに、羅山は全ての僧侶=仏教界そのものが天狗、という認識を持っていた」と指摘されています。当時から僧侶に宇宙人(異人)が混じったり、僧侶のコンタクティが少なくなかったのかもしれません。
「金星は5次元世界にまで進化している。いわゆる聖人的な人々である」といわれます。
ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。
「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海、親鸞、日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実がある」、
「往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」といわれます。あるいは「釈尊が金星人に会っていたという事実が存在すること(2500年頃前)」とも伝えられています。つまり当時、金星人とコンタクトして「人格転換」されていたのかもしれません。当時の「天狗の人さらい」では、被害者は「人格転換」されたようです。
アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。太古のインドの阿修羅が崇拝していたのが金星のマスターだったといわれます。どの遊星にも霊界があり、金星人は霊界と自由に往来して話をしているそうです。

・当時から宇宙人が、あの世とこの世を自由に幽体離脱して行き来していたようです。鹿島昇氏は、“源氏”は新羅の武士である源花花郎の子孫であり、平氏は同じく新羅末期の花郎だった平山人(栄仲、亀峯)の子孫であると主張しています。
源氏につらなる花郎がインドのヤードゥに遡ったように、平氏につらなる平山人もインドの部族に遡ることができるアヒール族であるといわれます。インド神話とつながるものがあるのかもしれません。「この二大勢力は地球の古代の歴史上ではアトランティスとレムリアで、日本では源氏と平家です。神の世界でいえば、イザナギ、イザナミになるかもしれない」といわれます。「平氏の“平”がヘライ(ヘブライ)に由来すると考えると平氏はセム系、ユダヤ系ということになってくる。源平合戦はハム系とセム系の争いになる」ともいわれます。
 平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。
オリオンETグループが異次元のモンスター・タイプの生物を創り、人間と異種交配・混淆させ「人間化」させようとしたのかもしれません。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も利用しているそうです。源氏も天狗とのつながりがあったようです。
「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」といわれます。オリオン星人は昔から人間社会に同化してきたのかもしれません。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。
「セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきた」といわれます。
人間の同性や異性相互の「魂」の交換をオリオン星人は可能のようです。

・ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。「シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーである」といわれます。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。
「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。
4次元の宇宙人と5次元の宇宙人の対立・戦争、神と堕天使ルシファーの対立・戦争が延々と続いているといわれます。
日本にも昔からオリオン星人が飛来して人間とコンタクトしており、バイオロボットの「河童」を実験で作り出したようです。当初は、純然な動物タイプの「河童」をオリオン星人が、遺伝子操作で進化させて、人間と交流できる程度に作り直したようです。異次元移動できる「河童」は、なかなか捕獲できなかったようです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」といわれます。現代でも「堕天使」「悪魔」の生態は、私たち一般人には、理解不能です。
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から引用。「ルシファー」
「ルシファー (Lucifer、ルキフェル、ルシフェルとも) は、明けの明星を指すラテン語であり、光をもたらす者という意味をもつ悪魔・堕天使の名である。キリスト教、特に西方教会(カトリック教会やプロテスタント)において、堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称である」と記載されています。
 また、アメリカでは、堕天使ルシファーを主人公とするドラマシリーズもあったようです。

・オスカー・マゴッチの『深宇宙探訪記』(加速学園出版)によると「太古の昔、『光の勢力』と『暗黒の勢力』との間に宇宙大戦争が起こった。その結果、巨大なエネルギーが放たれ、私達の多宇宙の何百万という多数の世界が破棄されてしまった」そうです。「そして何千年もの時間が経過し、戦争の影響を受けた諸世界の大半は、程度こそ違え、文明が繁栄するようになった。その大方は、たとえ、小規模であるにしてもまた宇宙を航行するようになった。貿易や交流が惑星間や星系間で始まった。地域間のリンクができている所もすでにあり、地域間同盟も出来上がっている」と語られています。「そうした地域のひとつが諸世界サイキアン連盟だった。この連盟は率先して大複合体の発展にも着手し独立した一部門を構成するようになった。これが後に連盟11部門に指定されることになる。それはまさにこの地域に33の広大な部門を持つ(正式名称を自由諸世界次元間連盟という)大連盟が最終的に形成されたからだ。これは、(光の勢力を支援する)ガーディアン評議会に派遣された宇宙派遣者達の提案と指導によってなされたことなのだ」といわれます。

・一方では、「私達が、いる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている)とも伝えられています。そしてメン・イン・ブラックについては、「MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。
手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる」といわれます。「彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイドや冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている」とされています。

・つまり、米国と秘密協定を結んだラージノーズグレイもオリオン星人で、「暗黒の勢力」のようです。ルシファーは堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称であるともいわれます。そしてルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。各種のグレイというバイオ・ロボットを創造したのは、「暗黒の勢力」のようです。
 ルシファー一派の堕天使達が、グレイ種を作って神や人間に対抗しているともいわれます。現実にグレイと人間のハイブリッド種を作る生体実験を行っていると指摘されています。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いており、地球上にさまざまな影響を与えていると指摘されています。『『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』』はルシファーが支配しているのかもしれません。オリオンやルシファーの力 は、イエス(金星の大長老サナンダ)を地球から除き得る(磔のこと)ほどに強いのだといわれます。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。堕天使グループの力も想像を絶するようです。
「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」そうですが、「暗黒の勢力」のグループのようです。おぞましい生体実験をしている異星人グループは「暗黒の勢力」であり、ビッグフット等の「獣人」を「空飛ぶ円盤」から降ろしているといわれます。

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイドが、ダルシーの秘密基地で生体実験をしていた」と語られています。つまり、米国政府が秘密協定を結んだのは「暗黒の勢力」であると理解すれば、アバブ・トップシークレットの背景が分かるようです。
「欧米イルミナティは、日本のイルミナティは竜座人階層の下等な種の末裔である」と主張しているとされています。ですから太古から「暗黒の勢力」との結びつきが強かったようです。天狗や鬼や異人やバイオ・ロボットのような「河童」、も「暗黒の勢力」からのもののようです。日本の妖怪というものも、実在するとすれば、「暗黒の勢力」と関係しているといえるでしょうか。「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいます。どう彼らを追跡しても、あなた方の祖先はレプテリアン(爬虫類)であることを発見するでしょう。要するにレプティリアンの上にも、彼らの行動や人間を操作する究極の力を持つ“透明な人々”が存在する」と語られています。

・レプテリアン(爬虫類)がさまざまな支配者の黒幕であるといわれます。太古に「火星霊人」と「金星蛇人」との戦争があったそうですが、東洋人系はゼータ・レチクル星人系列の種族が多いと語られています。リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であり、これは西洋の親類とは無関係に発展したといわれます。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」そうです。私たち一般人には、理解不能な仮説のようです。「ゼウス」や「アポロ」も、すべてが「ニムロド」=「アンチ・キリスト」の別の呼び名であるという説もあります。神様の中の王様であるゼウスは魔神の系列だといわれます。現代の「闇の支配者」はグノーシス派イルミナティともいわれます。
 首都直下大地震津波や南海トラフ巨大地震津波の発生確率が、21世紀においては非常に高いと説明されています。全国の地方自治体ではさまざまな地震津波対策が講じられているそうです。近年の地震は全国的に起こっており、次はどこで起こるのか予測できないようです。「天災は忘れた頃にやってくる」といわれます。それでも、土佐地方では「地震の時はかあかあ」と叫ぶ人はいないでしょう。

・「人さらい」も「神隠し」も昔から全国に伝承のある謎の多い奇妙な事件だったようです。「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−遠野物語第八話」と語られています。柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。「神隠し」のような事件は全国でどれくらいあったのでしょうか。「神」は時空を超えているので「神」というのだそうですが、「この世」にも多大な影響を与えているのかもしれません。時空を超えた堕天使(進化した異星人)達の生態は、誰も認識できないようです。異次元の世界へ「異次元移動」をする超テクノロジーを「異人」は持っていたのかもしれません。そして異次元現象があった可能性もあります。
 「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。 そして「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるともいわれます。「テレポート(瞬間移動)は、人間にとり奇跡ですが、宇宙人にとっては、それほど難しくないテクノロジーだ」と指摘されています。テレコン(テレパシー・コンタクト)ができるほど宇宙人は想像を絶する進化をしているようです。神隠しのような不思議な現象は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。
 堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。そして堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。現代でもさまざまな原因の「行方不明事件」が多いと語られています。

<●●インターネット情報から●●>
「去年、警察が届出を受理した全国の行方不明者の数をご存じだろうか?
その数、82,035人である。(平成27年中における行方不明者の状況)
しかし、そのすべてが見つかっていないというわけではない。
あくまでこれは届出の数であり、この数は近年だと8万人前後で推移しているが、そのほとんどが見つかっている。しかし、毎年数千人は所在の確認が取れていない」とのこと。

・「神隠し」とamazonで検索しますと235件の書籍が分かります。日本人の関心の強い事柄のようです。しかしながら、研究者はあまりいないといわれます。「神隠し」といえば人気のアニメ映画の『千と千尋の神隠し』というのもありました。「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−『遠野物語』第八話」、遠野郷の民家の子女にして、「異人」にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。−『遠野物語』第三十一話というように、不思議なアブダクション(誘拐)が昔から多くあったようです。柳田国男も警察関係の資料は調査しなかったようです。また、できなかったのかもしれません。明治時代前の「神隠し」や「人さらい」はかなりの数になることが窺われます。消えた子どもたちはどうなったのでしょうか。昔は宇宙人のアブダクション(誘拐)の活動が活発だったようです。アストラル界にでも去ったのでしょうか。

・昔の「神隠し」や「人さらい」は、現代風に解釈すると異星人のアブダクション(誘拐)だったようなのです。山中に「異人」の存在がありましたが、この異人というのは、オリオン星人だったようなのです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」という説があるそうです。人類に6000年ほど進化しているプレアデス星人は、人間に近くアブダクション(誘拐)をする宇宙人ではないようです。ところが、「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれますので、驚愕します。
そうすると戦後米国に現れ、UFO調査者を脅したと言われるメン・イン・ブラックというハリウッド映画にもなった宇宙人は、オリオン星人ともいわれています。メン・イン・ブラックの超能力はすさまじかったようで、テレポート(瞬間移動)もしたようなのです。

・「邪悪なオリオン星人」ともいわれていますが、スター・ウォーズ(オリオン大戦)を起こしたりした、ネガティブな宇宙人のようです。またバイオ・ロボットといわれるグレイを創造したり、小柄なグレイと似たゼータ・レチクル星人と宇宙連合を作っているようなのです。オリオン星人と対立する異星連合が正統的な邪悪でない異星人の連合のようなのです。小柄なバイオ・ロボットといわれるグレイの宇宙船に同乗している金髪碧眼のノルディックという人間タイプの異星人が報告されています。それと同様に日本においてはカッパと異人が飛来していたようなのです。

・「東北地方を徘徊した異人は、宇宙人だ。オリオン星人だ」と断定する民俗学の学説はまだないようです。異人やカッパを宇宙人と結びつけると難問は解決するようです。また昔からある「異類婚姻譚」や「異類混血」の話がありますが、宇宙人と結びつけると分かりやすいようです。遥かに進化した異星人(天使のような宇宙人)は人間の幽体や精神体に憑依侵入するために誰も分からないそうです。人間の守護霊や背後霊は、遥かに進化した天使のような異星人なのかもしれません。「神々も市井の人となり普通の生活をしている」という説もありますます分からなくなります。
 「天狗の情郎」という話ですが、武士の間にもそのような慣習があったとか、マスター(大師)クラスもゲイが多いとか、いろいろと複雑な話があるようです。が、「異人の子ども」を産まされたという誘拐された女子の『遠野物語』の話もあるそうです。また天狗少年寅吉は、天狗の情郎のようなことはないと語っているようです。ホモの宇宙人の話もあり、人間をゴキブリ程度しか見ない宇宙人もいるとか、雌雄同体の異星人もいるそうで、とにかく人間の感覚とはかけ離れていることは間違いないそうです。異星人を全て善良な人々とするイメージはないようです。スター・ウォーズをするくらい敵対しているようですが、アバブ・トップシークレットのため異星人の確かなことはわからないようです。

・『河童物語』の本には「河童名所旧跡」として北海道から九州まで全国の76か所が載っています。共通するもの多いようです、例えば、「かっぱのミイラ」、「カッパの詫び証文」、「河童石像」、「河童神社」、「河童の手」、「カッパ地蔵」等です。全国に棲息していたカッパが、明治の文明開化の時期と共に、突然姿を消したのは大きな謎のようです。UMA(未確認動物)として河童を処理できないのは、全国に豊富な人間との関わり合いの伝承があるからのようです。

・カッパは異星人のバイオロボットであるという説によると、カッパと動物の異類交配を異星人が、遺伝子操作などで実験していたのかもしれません。動物タイプの異星人は3割存在するといわれ、インド神話の猿の神様は「ケンタウルス座α星人」ともいわれます。ハリウッド映画「猿の惑星」は世界中でヒットしました。動物タイプも昔は地球に来ていたようです。ですから、動物との交配実験による動物タイプの河童も多数存在したのかもしれません。それで、カッパの一部はUMA(未確認動物)なのかもしれません。「現代風にいうと、ルシファーやサタン(悪魔)というのは遺伝子科学者の一団の名前だ」そうです。またグレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。異類混血がスター・ウォーズの原因だともいわれます。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイ種を殺そうとしている」といわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われています。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いているそうです。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであるといわれます。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。ルシファーは堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称であるともいわれます。
ルシファーも地上の人間に憑依して、さまざまなキャラクターになっているのかもしれません。人間界の2000年間という期間では、異星人の進化の程度は、想像を絶するほど速いといわれます。時空を超えている程度に進化した異星人が多いといわれます。

・河童やグレイと共に飛来した宇宙連合の神人や異人、遥かに進化した宇宙人たちは、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のような何らかの形で人間社会に浸透しているそうです。人間を造った遥かに進化した異人の有様は、私たち一般人には識別不能のようです。
 コンタクティの話から、宇宙人の地球におけるネットワークがあるそうです。闇の権力のように高等知性体のネットワークは、現代の知識人にとってタブーのようです。 河童とともに飛来した異人のネットワークは昔からあるのでしょうか。
 バイオロボットといわれるグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックは、エンジェルともプレアデス星人ともアルデバランからきた宇宙人とも言われています。米国が宇宙連合とコンタクトしてから60年、宇宙でははるかに進化して、「プレアデスからシリウス星人の世に変わる」とも言われているそうです。2012年はアセンション(次元上昇)の時代。アセンディド・マスター(高級教師)が人間の姿を装い地上にでも出てきていたのでしょうか。
 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人はパラレル・ワールド(並行宇宙)に棲んでいるそうです。歴史のシナリオを描くというシリウス星人は、どのようなシナリオを描いているのでしょうか。彼らが、人間に憑依しても誰も識別できないそうです。
 昔から全国各地に伝説のある河童(グレイの一種)は、高等知性体で宇宙船に乗って地球を去っていくという邦画がありました。欧米ではリトル・グリーン・メンとも言われているようですが、河童は、小柄なグレイの一種であり、同時に異人も飛来していたそうです。「異人」はオリオン星人だったようです。米国の金髪碧眼のノルディックと小柄なグレイの組み合わせと、日本のカッパと異人の組み合わせは、相似の現象なのでしょうか。

・全国に4百もの異名を持っていた河童はどこに消えたのでしょうか。全国には驚くほど豊富にカッパの伝説があるようです。明治時代の文明開化の時代から、日本全国の河童は、何処となく姿を消したようです。文明がすすみだすと消えていくようなのです。河童を未確認動物(UMA)とする説や図絵も多くありますが、人間との関わり合いから「米国に来た小柄な宇宙人グレイの一種」と解する説が増えてきているようです。異類混血の伝説も多いようです。「河童は人間の尻子玉(肛門内にある架空の臓器)を抜いて、好物の魂や肝を喰らう」という伝説がありますが、グレイのキャトルミューテレーション(動物虐殺)と似ています。
 「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」という話ですが、グレイにはバイオロボットのものから人間との交雑種までいろいろとあるそうです。河童はUMA(未確認動物)ではなく、知性のある宇宙人だったという説のようです。動物の河童なのか、人間に交流できるものなのか分からない伝承が多いようです。どちらかというと動物タイプもいたのかもしれません。河童も多くの異名(4百種)をもち、種類が多かったようです。米国では「グレイは壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」といわれます。グレイは異次元移動ができたようなのです。河童も異次元移動ができたのでしょうか。

・グレイにはゼータ・レチクル星人の一種もあり、米軍がグレイの惑星に留学生を送ったという与太話もあるそうです。とにかく小人の宇宙人グレイも厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのために私たち一般人は、よく分かりません。
 また米国と秘密協定を結んだといわれるラージノーズグレイは長身で鼻の大きいオリオン星人のリゲル人といわれます。秘密基地には羽の生えたオリオン星人のドラコ人とか、長身のグレイのリゲル人、レプトイド(恐竜人)や爬虫類的異星人(レプティリアン)も活動しているそうです。彼らは、オリオン・グループといわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、異次元の宇宙人の人格転換である」という説もあるようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。

・オリオン大戦というスター・ウォーズの原因を作った宇宙人種族のようです。地球でもアブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)、異種の生体実験をしているともいわれています。オリオン星人のエササニ人というグレイと人間の混血種も知られています。そして『バシャール(BASHAR)』という本もよく読まれているようです。
 また米国で暗躍したメン・イン・ブラックもオリオン星人といわれています。日本でも「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれ、人類に5万年進化しているオリオン星人は「人間の魂の交換」ができるそうで、不気味です。太古から人間社会に紛れ込んだ、異次元の「異人」や「神人」の動きは分からないようです。金髪碧眼のウンモ星人は、ヨーロッパで同化している異星人として知られています。
「神」というものが現れたと昔の記録にあるのが不思議です。一言主之大神と雄略天皇の話も「異人」や「神人」に関わる話なのかもしれません。羽の生えた烏天狗はオリオン星人のドラコ人だったようです。
現代では異星人は宇宙連合でまとまって動いているようなのです。宇宙連合もいろいろと種類があるようです。民主主義というよりもマスター(長老)などの合議体の運営のようです。オリオン星人は階級意識が強いと言われますが、シナルキー的な色彩を帯びているのかもしれません。宇宙人は高等知性体であるがゆえに、系統的、組織的に動いているようなのです。

・昔の阿修羅が崇拝している金星のマスター(長老)のように、絶対的な神とか魔王の概念が天使や堕天使の世界にはあるようなのです。ゲイ(LGBT等)は世界的にも不思議な現象ですが、「異次元の宇宙人による人格転換が原因だ」という話もあるそうですが社会問題化しつつあるようです。ゲイはオリオン星人が原因を作っているのかもしれません。ゲイについては医学的、科学的な説明ができないそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。
 鬼とか天狗、河童は宇宙人だったという説があります。鬼の仲間に美女や美男子がいたという伝承もあるようです。日本中に伝承があり、400種以上の異名を持つ河童は、当然ながら、全国的に共通性が多いようです。河童=UMA(未確認動物)説が依然として、強いようです。しかし、近年、「カッパ=宇宙人グレイの変種説」が有力になってきたようです。河童も明治の文明開化で全国から姿を消したようです。河童には全国に多くの伝説がありますが全て「農民たちの作り話」とするわけにはいかないようです。ナンフィクションとフィクションが入り交った、後世には正確には伝わらない当時の人々の奇妙な体験話のようです。

・また河童は人間との交流が多くて、ある程度知性があり動物ではないというのです。「河童は中国からの渡来人たちだった」という説もあり、宇宙人と結びつける話はありません。グレイはバイオロボットともいわれています。グレイの特徴のある容姿は、UFOものの書籍で世界中に認識されていったようです。特にハリウッド映画によるグレイのイメージは、世界中の人々の目に焼き付けられたようです。Tシャツにもなり、子どもでも分かるようになりました。宇宙人のモンスター・タイプは昔は多かったようです。
 宇宙人には動物タイプが3割ほどいるようです。「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいる」そうですが、人間タイプは知性的な顔をしているそうです。爬虫類的異星人(レプティリアン)は「龍神」ともいわれ、一方の神としても独自に進化しているようです。「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」といわれます。河童はゼータ・レチクル星人の一種ともいわれています。グレイには人間タイプもいますが、バイオロボットともいわれています。河童も色々な種族がいたようです。

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」などオリオン星人のグループを作っているようです。オリオンETグループといわれているようです。異星人はエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。鬼や天狗はオリオン星人の系列のようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれ、宇宙人は太古から地球人と関わっているようです。いわゆる「神々」もオリオン星人の系列から進化したようなのです。神々があの世(異次元)から来て、人間の女と交わり、あの世に去っていったという神話が多いようです。
「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」ともいわれます。奇妙な話です。

・「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入していくる」そうです。異次元に自由に出入りできる高等知性体は恒星間飛行技術をもっており、「空飛ぶ円盤」の時代から、テレポート(瞬間移動)の技術を使っているようです。「異星人にとって、テレポーテーションのテクノロジーはそれほど難しくない技術だ」そうです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視調査し社会生活をしている」ともいわれ、社会に溶け込んでおり、「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」そうです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も分からないようです。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。日帰りのテクノロジーを持っているようです。一方、プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。プレアデスまでは、6時間かかるともいわれます。人類と同じ進化の程度ですが、恒星間飛行技術を持っている宇宙人種族もいるといわれます。

・小柄な宇宙人グレイは、その容姿がハリウッド映画により世界中の人々の目に移りました。グレイは壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるとも言われ、異次元移動ができるようです。まるで小柄な宇宙人グレイだけが現在認識されている宇宙人のような印象を与えましたが、メン・イン・ブラック(黒衣の男たち)のような異人のハリウッド映画も増えているようです。映画では邪悪な宇宙人ではなく、「宇宙警察」として機能していたようです。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。「家の中からテレポート(瞬間移動)して異界に移動できる」そうです。

・バイオ・ロボットともいわれるグレイの空飛ぶ円盤に同乗する金髪碧眼の人間タイプの宇宙人、ノルディックと呼ばれるそうですが、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いで、リーク情報が書籍に流れております。金髪碧眼のノルディックは位が高くグレイを部下のように使役しているともいわれております。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。
 河童などとの『異類婚姻譚』は、昔から伝承としてあるようです。河童が個性を持つキャラクターとしての伝承もあるようです。河童と人間の関わり合いは、絵図にあるような小さい動物ではなくゼータ・レチクル星人やグレイの一種であることが窺われます。宇宙人のアブダクション(誘拐)、「人さらい」「神隠し」などは、何か異類混血や宇宙人の生体実験と結びついていたのでしょうか。異類混血がスター・ウォーズの一因となったという説もあるそうです。
 アメリカからはグレイ・タイプの宇宙人のおぞましい生体実験の情報がリークされて日本に流れてきています。また昔の「人身御供」の伝承も何か関係があったのでしょうか。人間を犠牲にするネガティブな宇宙人もいたようです。人間をゴキブリ以下に考えるエーテリアン(異次元種族)がいる」といわれます。

・グレイはゼータ・レチクル星人ともいわれ、多くの種類があるようです。昔から河童の案内でゼータ・レチクル星に向かった日本人もいるのかもしれません。また、人間化も進んでいる種族もおり、「エササニ人」とは地球人とゼータ・レチクル星人の融合によって生まれる混血種族の一つだそうです。クラリオン星人とのコンタクティ、イタリアのマオリッツオ・カヴァーロによると「河童は異次元に現在でも存在している」そうです。また「小柄なグレイ」も人間化が進んでおり、「大柄の種族」も存在するようです。リゲル人がグレイの長身体であるそうです。1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りたといわれます。彼らは、赤色巨星であるベデルギウスからきているそうです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるそうです。背が高く白人に似た、通称“トールホワイト”と呼ばれる種族にいたっては、アメリカ、ネバダ州にある空軍基地で働いているといわれます。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。
 雑誌に載っていましたが、「米軍がレティクル座ゼータ連星系の惑星セルポへ12人の交換留学生を送った」という与太話もあるようです。日本の河童にはたくさんの研究者や河童愛好家がおり、書籍も多くamazonで検索すると571件が分かります。全国に多くの伝説のある河童とともに飛来したと思われる「異人」は人間タイプのために識別が難しいようです。はたして太古からゼータ・レチクル星人とのコンタクトがあったのでしょうか。
レティクル座にはグレイの本拠地があり金髪碧眼のノルディック達も太古にレティクル座に移住したそうです。そこで、グレイの母船に金髪碧眼のノルディックが同乗しているのも不思議なことではないそうです。金髪碧眼のノルディックと小人のグレイの遭遇事件は世界中に非常に多いといわれます。

・日本のカッパと異人も同時期にレティクル座から飛来し去ったのでしょうか。河童・異人は非常に多くの目撃事件、遭遇事件がありますが、人間と交流できる河童は高等知性体のため捕獲されたことは少ないようです。また動物に近いタイプもいたようです。日本のように全国各地に多くの名前があるということは、河童は実在したが、近代化が進むと、いずこかに去ったということでしょうか。
 小柄なグレイは、「人造ロボット説」、また「核戦争の放射能による退化説」など色々あるそうです。グレイと金髪碧眼のノルディックは同じ宇宙人を祖先に持つが、核戦争などで、退化して醜いグレイとなったという信じられない話もあるそうです。
 グレイは「未来の地球人」という大胆な仮説もあり、数量的には人間タイプよりも多く優勢のようです。いろいろな書籍に種々の説があり、詳細は不明です。エイリアン間の関係も諸説あって詳細は不明のようです。この情報も1991年当時のものなので古いそうです。

・レティクル座のゼータ星から来ているレティキュランは、グレイのような小人タイプばかりでなく、金髪碧眼のノルディックもその昔、レティクル座に一部が移住したそうです。グレイのような小人タイプが中心の宇宙連合もあり、宇宙連合も2つ以上いく種類もあるようです。そして、太古からスター・ウォーズを対立する宇宙連合間、組織間で繰り返していたようです。SF映画『猿の惑星』の5部作のように、おぞましい結末が人類に降りかかってくるのでしょうか。キャトルミューティレーションで殺された牛は1万5千頭以上とも言われています。多くのマスコミやUFOマニアや関係者がキャトルミューティレーションと小柄な異星人グレイとの関与を認識しています。米軍の特殊部隊とエイリアンが戦闘(1979年のダルシー戦争)をしたとか、いろいろな情報が流れてきて、エリア51もハリウッド映画などでよく取り上げられたようです。おぞましい生体実験とかのフェイク(偽)・情報も多いと語られています。ダルシー戦争では、基地内の人間を救出しようとして合衆国の特殊部隊兵士66人が殺されたとも伝えられています。

・関東地方ほどの広大な基地の中にある『エリア51の謎』は、砂漠の中に埋もれていくようです。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。しかしながら、航空機の実験場としては認められているようです。
 九千坊は不思議な河童のようです。渡来人説があり、人間タイプなら、なぜ河童の話がでてくるのでしょうか。とにかく九千坊については分からないことが多いそうです。河童は人間との関わりあいが多く、単純に未確認動物(UMA)とはいえないそうです。この話では九千坊は非常に長寿のようですし、河童=宇宙人説でも妥当するのでしょうか。宇宙人は一般に非常に長寿のようです。河童は米国で問題になったグレイと言う小柄な宇宙人の一種であるという説もあります。またマオリッツオ・カヴァーロというクラリオン星人のコンタクティによると「河童は現在も海底基地に存在する」とのことです。
 グレイはゼータ・レチクル星人ともいわれています。その昔ゼータ・レチクル星人でも大挙してきていたのでしょうか。グレイの種類もいろいろとあるようです。バイオロボットから人間との異類混血までかなり多種のようです。イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロもグレイの人間タイプしか見たことがないともいっています。全国に多くの異名を持つ河童もマンガのイメージのようなものばかりでなく、いろいろと種類が多いようです。
 米国では小柄なグレイを部下として使役している金髪碧眼のノルディックという人間タイプの宇宙人がリークさ厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのため、詳細はわかりません。

・全国の河童も異人が連れてきたのでしょうか。天照大神と須佐之男命は対立する神々として歴史上描かれています。天照大神は太陽神界の神様かもしれません。一方では、須佐之男命はネガティブなシリウス系列かオリオン系列に属する異星人だったのかもしれません。須佐之男命の系列の異星人が河童を全国に連れてきた可能性があるそうです。全国には河童を研究している人も多いらしく「河童の本」も多いようです。また河童を観光資源にしている町もあるようです。西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。「ゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは“須佐之男神”である」という説もあります。そして「天照大神はイエス・キリストのことである。天照大神を天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面である」という説もあります。

・地方公共団体がUFOを取り上げて「町おこし」やイベントに使ったりすることもあったようです。カッパの名所旧跡は約100か所くらいあるようです。日本全国にある宇宙人との遭遇話とか、昔からいろいろと話題は豊富のようです。河童がグレイの一種なら、全国各地に小人族のグレイが飛来していたことになるのでしょうか。徳川家康もグレイのような小人の肉人と遭遇した逸話もあります。
 石川県、羽咋市はかってUFOの目撃情報が絶えず、「UFOに会えるまち」として有名だったそうです。UFOに関する最古の資料もあるといわれます。現在は、あまり、町の特色として売り出していないようですが。河童はエイリアンだったのでしょうか。グレイ・タイプのエイリアンと人間タイプのエイリアンが百年前に、遠野地方等に飛来していたのでしょうか。中間種を創り、だんだん人間化してきているようです。そういえば、「河童は宇宙船を操縦するエイリアンだった」という主旨の邦画もありました。カッパは宇宙の通商の80%を握るといわれるレティクル座星人の小人の一種なのでしょうか?!

・「山人」や「異人」の正体は分かりませんが、「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ということから、オリオン星人かその末裔の可能性もあるそうです。戦後、米国に現れたMIB/メン・イン・ブラックはオリオン星人で人類に5万年進化しているともいわれています。その超能力はすさまじくテレポート(瞬間移動)もしたそうです。MIBも地球を離れたのでしょうか。オリオン座は、神々の故郷であるとともに、羽の生えたドラコ人や長身のグレイ・タイプのリゲル人など「暗黒の勢力」のオリオン・グループの経由地としても知られているようです。爬虫類的異星人(レプティリアン)も進化の程度が進んでおり、人間タイプは知性的な顔をしているそうです。昔の天狗もオリオン星人系列の宇宙人だったようです。
 『遠野物語』の異人や山人も異次元のアストラル界に出入りしていたのかもしれません。オリオン星人は幽体離脱が自由に出来て、幽体でアストラル・トリップして、アストラル界の住人となっているのかもしれません。またオリオン星人は非常に階級意識が強いともいわれます。昔、さらわれた女子もアストラル界に引き込まれたのかもしれません。神智学で言うアストラル界やエーテル界は細かい粒子の世界の異次元で神々や天使のような進化した宇宙人が住んでいるようなのです。またモンスター・タイプの宇宙人も住んでいるともいわれています。アストラル界の住人が地上にも出てくることは秘密結社の最高機密だそうです。

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。−遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−遠野物語第八話」という民話は、宇宙人によるアブダクション(誘拐)の事例だったのかもしれません。異類婚姻譚の話も昔からありますが、異類混血を進めていたのかもしれません。とにかく、近代警察ができた明治時代からでも全国的に“神隠し”は多かったそうです。当時の警察の対応はどうだったのでしょうか。柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。そして柳田国男は『遠野物語』は民衆の作り話ではなく事実だと述べています。
「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」、「神々も市井の人となり普通の生活をしている」ともいわれ、進化している宇宙人(神々や天使)は、人間の肉体や精神体に憑依して誰も分からないようです。現代の神話もアバブ・トップシークレットでタブーのようです。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」といわれます。

・異類婚姻譚にしても、異類混血がすすみ、普通の人間と区別がつかなくなってきているといわれているようです。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。社会に同化した異人は、誰にも分からないそうです。近年の、米国におけるグレイによるアブダクション(誘拐)や生体実験などのおぞましいレポートと、100年前の遠野郷における「神隠し」や「人さらい」の状況と似ているといえば似ています。グレイと共に飛来したメン・イン・ブラックは、オリオン星人だといわれており、100年以上昔から、オリオンの神々、「異人」が日本全国を徘徊していたのでしょうか。邦画でも河童(グレイ)が、宇宙船で地球を離れていくテーマの映画がありましたが、河童(グレイ)が、異次元移動ができる、高等知生体であるとすれば、人間に容易に捕獲できなかった理由が分かるように思われます。社会に同化した人間タイプの異人は、誰にも分からないそうです。異人も昔からさまざまな人間社会との繋がりがあるようですが、詳しくは分かりません。

・30年前には、日本で宇宙人とコンタクトして異星に行った日本人が本を書いたこともあったようです!?当時、宇宙連合のメンバーが日本にも来ていたそうです。宇宙連合のメンバーは世界中で、一般人として潜入しているという話もあるようです。金髪碧眼の宇宙人が日本人にコンタクトしたという話です。
 「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」そうで、「遺伝子操作か思念(?)で人間を創ったシリウス星人」とフランス人のコンタクティ、ラエルで有名な「実験室で人間を創ったリラ星人」は、宇宙を2分する種族だそうです。「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ている」という説もあったといわれます。 神々の総数は10億を超え、それぞれ位階に応じて宇宙の各所を支配しているとも伝えられています。今でも彼らは、時空の別の次元の旅を続けている。「神の種族」あるいは「エルダー・レース」との呼ばれているといわれます。神々は最高神「イ・アム」を頂点として7つの位階に分類されると指摘されています。

・amazonに「バシャール」といれますと、119件の本が分かります。「すべてのカテゴリー」ですと143件です。『バシャール・ペーパーバック』は計8冊が出版されています。この分野では多くの人が参照している本のようです。CDもでています。精神世界のメカニズムが分かるともいわれます。バシャールはエササニ人です。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。地球はあまりにレベルが低すぎて、向こう数世紀も「宇宙連合」に参画できないと従来から言われてきたそうです。
 バシャールからの情報は、広範にわたり参考になるものが多いようです。目に見えないアストラル界の世界の状況が普通の人間には分かりません。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。
人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたるといわれます。

・ネガティブな宇宙人によるアブダクション(誘拐)や「異類混血」は、スター・ウォーズの原因となったともいわれていますが、高等知性体の宇宙人間の争いは、想像を絶するほど凄まじいようです。今なお一部では続いているという話もあるそうです。人間の感覚では理解できない宇宙人ですからいろいろと「執拗さ」が永久に続くそうです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。このブログの名称も当初は『映画「スター・ウォーズ」では分からない謎』というものでした。
 人類はどれだけ進化しても「神人」にはなれないようです。「はるかに遠い未来には、長身の神人と“小人に退化した人類”の2種類になる」ともいわれます。神人をめぐる争いが永遠に続くようです。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いているそうです。「現代風にいうと、ルシファーやサタン(悪魔)というのは遺伝子科学者の一団の名前だ」そうです。

・グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にありますが詳細は不明です。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。長身のグレイ・タイプのリゲルは、「りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である」という情報です。ネガティブなオリオン・グループのようです。リゲル人の実態もアバブ・トップシークレットのようです。アバブ・トップシークレットの情報は「アイズオンリー」とか、記録も焼却して残さないのかもしれません。諜報機関の先進国、英国では、多くの秘密資料を焼却処分したようです。

・人間との交雑種を創るために異類混血を行った模様で、それが原因でスター・ウォーズがよく起こったようなのです。「遥か昔にリゲル人がくじら座タウ星系の侵略準備を整えようとしていた。タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために、主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取り出した。タウ人は自らの種が滅ぼされる前に、グレイたちを追い出した」という神話(?)があるようです。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。タウ星人は、グレイ種を皆殺しにしようと狙っているともいわれます。
 クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。したがって、グレイの長身体のリゲル人も異類混血などで、かなり「人間化」しているのかもしれません。また異類異形のものが異類混血や遺伝子操作などで「人間化」している可能性もあるようです。動物タイプが3割ほど存在しているともいわれます。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。「アヌンナキが2012年に戻ってくる」という話もありましたが、異次元宇宙の事は、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)については、アメリカの精神世界の本にはよく言及されている存在のようです。

・「アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する『光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)』の空挺部隊のことである」といわれます。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれます。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるとも伝えられています。
「最近になってロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をりゅう座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っている。身長は、およそ170センチである」との情報もあるようです。「タウ人を追い払った」とはどういう内容、意味なのでしょうか。異星人がロシアにもアバブ・トップシークレットを強制しているのかもしれません。またはロシアも国家の総力を挙げて「エイリアン・エンジニアリング」を追及しているのでしょうか?ロシアも昔からエイリアンの話は豊富だったようです。

・ネガティブな宇宙人によるアブダクション(誘拐)や「異類混血」は、スター・ウォーズの原因となったともいわれていますが、高等知性体の宇宙人間の争いは、凄まじいようです。今なお一部では続いているという話もあるそうです。「リゲル人は、こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。
リゲル人は、りゅう座人のために働いている。りゅう座人が攻略の前準備をできるように侵略予定ルートを偵察する仕事である」とも伝えられています。リゲル人が宇宙人の過激派のようです。また超テクノロジーもすさまじい物なのでしょう。
世界中の伝説の中には異類婚姻譚が豊富にあるようです。「取り換え子」の伝承とか“天女”の宇宙人との異類婚姻譚も世界中に多くあるようですので、「異類混血」が窺われます。ヨーロッパの妖精の話は、宇宙人とのコンタクトが窺われます。

・「イスラエル政府と契約の宇宙の商人」は、シリウス星人ですが、この種族とコンタクトができれば、非物質的な種族とつながりができることでしょう。危機感を持っているイスラエルは米国にいる異星人と積極的にコンタクトしているようです。やはりイスラエルの諜報機関は優秀なのでしょう。エロヒムによると「ユダヤ人は神の選民だった」そうです。ユダヤ人もリラ星人の末裔で、異星人の争いから、昔から迫害を受けてきたようです。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。
古代リラ星人は14万4千人いたそうですが、日本民族とも関係があったようです。

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人については、死後にニルヴァーナ(涅槃・天国)にいる元地球人からの米国のチャネラーによって、情報が得られています。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は、目に見えないが、すぐ隣にあるといわれます。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いともいわれます。
 ゲイ(LGBT等)の現象とかさまざまな不思議な地球上の現象も宇宙人が関与しているといわれています。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「不思議なゲイの現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるようです。ナチスのヒトラーもアルデバラン星人というアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だった異星人に「人格転換」されたともいわれます。ヒトラーは霊媒で宇宙人から「人格転換」を受けた“霊界から来た男”ともいわれます。

・アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”はどのような国だったのでしょうか。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」ともいわれます。プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。ユダヤ人のホロコースト(大虐殺)にプレアデス人が関係していたとは驚きです。またそれは真実なのでしょうか?!
 ロシアやイスラエルなど他の国々も異星人とコンタクトしているようですが、国家的な危機感からか、エイリアンの超テクノロジーを喉から手が出るほど欲しい国が多いのでしょう。ロシアには昔から奇怪な宇宙人の話も多いそうです。「エイリアン・エンジニアリング」の研究が、ロシアでも秘密裏に行われているのかもしれません。しかしながら、「エイリアン・エンジニアリング」はアメリカの独り勝ちでしょうか。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。

・日本に関係する異星人、神々とのコンタクトもあるようなのですが、国家機関の総力をあげてエイリアンの超テクノロジーを獲得するようにしなければならないでしょうか。ちなみに日本にも、昔から異星人が飛来している話が多いようです。民話の中には異星人が関係している伝説も多いようです。30年前にオリオンに行ってしまった日本人がいるそうで驚きです。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。

・宇宙人の情報は、メイジャーなものになっていかなければならないでしょう。しかし、「何も知らせない」ような、いつまでも核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』(アバブ・トップシークレット)扱いが続くものと思われます。

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。−遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。−遠野物語第八話」という東北地方の伝承の「異人」はオリオン星人だったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」ようです。またクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」そうです。「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」そうです。
 異次元は時空を超えているので、「バシャールとはオリオン座の方向にあるエササニという惑星の存在」とチャネリングできるようです。アセンションの時代ですからチャネラーが増えてきているのかもしれません。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。
 チャネリングによって、充分に自分たちの立場を説明してから、チャネラーが理解して、宇宙人とのコンタクトが始まり、コンタクティになるそうです。コンタクティは、宇宙人の方から選択されるといわれます。
「バシャールとはオリオン座の方向にあるエササニという惑星の存在」なのだそうですが、多くの高等知性体の惑星のように、3次元の地球惑星のものではなく、『3次元以上の異次元の異星』というイメージは、私たち一般人にはなかなか理解できないもののようです。

・また、パラレル・ワールドに関する話も少なくないようですが、この「便利なパラレル・ワールド」も現代の科学者には理解不能だそうです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが非常に大きく違うアストラル界のような世界のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。しかし、「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。「人類の歴史は、平和な時代よりも戦争の時代が長かった」そうです。

・カッパは、欧米では「リトル・グリーン・マン」ともいわれ、米国では「リトル・グレイ」の一種として知られています。グレイも様々な種類があるようでバイオ・ロボットとも言われますが、河童は日本では昔から全国で人間との交流やコンタクトの伝説があるようです。「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ」ということで、人間タイプのバイオロボットの河童とコンタクトがあったようです。また異人とのコンタクトがあったのかもしれません。「リトル・グレイ」の円盤に同乗する金髪碧眼のノルディックという宇宙人の情報は、タブーのようです。

・ゼータ・レチクル星人ともいわわれる「リトル・グレイ」は、壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるそうです。昔からカッパに連れられて、ゼータ・レチクル星にでも行った人々(日本人)でもいたのでしょうか。
 グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ」等が存在すると語られています。宇宙人「グレイ」の故郷もこのベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだといわれます。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであるともいわれます。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と主張されています。

・アメリカの宇宙飛行士の多くはフリーメーソンだそうですが、その辺から秘密が守られているのでしょうか。米国におけるフリーメーソン組織の存在の重さは日本人の知識人には分からないそうです。「フリーメーソンの結社員同士は、例えば特殊な握手の方法などでお互いを知る」ともいわれますが、フリーメーソンのネットワークは、やはり特殊なのでしょう。米国では「メイソン結社員でないと商売がうまくいかない」ともいわれています。
 アガルタの地下都市のネットワークは、異次元に存在するようですが、現在では多くの書籍、特に米国のコンタクティなどにより紹介されています。エーテル界やアストラル界、霊界のような「異次元にある」というイメージが私たち一般人には理解不能のようです。

・ホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)の本拠地はアンタレスにあるそうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうですが、恐らく人類に数十万年(?)ほど進化しているシリウス星人の宇宙船は、「都市規模の超巨大宇宙母船」なのでしょうか。その昔、アンタレスにエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。「アンタレス人は、トルコ人、ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」といわれます。

・天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人の詳細はまだ日本では翻訳されていません。が、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので戦争が絶えない」とか「イスラエルがシリウスと通商協定を結んだ」とか「イルミナティなどのフリーメーソンに入ると『神』に会える」という説もあるそうです。
「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」そうです。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。「イルミナティなどのフリーメーソンに入ると『神』に会える」という与太話もあるそうです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理しているといわれます。

・グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていましたが、ヨーロッパでよく登場したウンモ星人なのではないでしょうか。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。黒目黒髪のウンモ星人もいるらしく日本にも飛来していたようなのです。そのほかにも「オレンジ」とよばれる宇宙人もいて「宇宙連合」の宇宙人は多種多様だそうです。「オレンジ」と呼ばれるぐらいですから容色が「オレンジ」色なのでしょうか。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。


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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
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「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

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