世論調査から見えてくるもの? | |
[日本の政治] | |
2017年3月13日 18時19分の記事 | |
昨日の本ブログ「世論調査から見えてくるもの?」(2017年3月12日)の続きです。 「国有地売却『不適切』86% 森友、74%が国会招致賛成 」(2017年3月12日 東京新聞)
3月12日(日)の朝のテレビ番組を観ていました。TBSの『サンデー・ジャポン』ですが、その中でテリー・伊藤さんが森友学園の記者会見などで日の丸が掲げてあったのは、それを背負っているからではなく、盾にしているからとおっしゃっていました。日の丸だけではなく、君が代、国家観、日本民族を盾にして、今回の問題について何も答えていないという本質をおっしゃっていました。もちろん、言うまでもなく、その通りでしょう。そして、共同通信の世論調査で、森友学園理事長の国会招致を支持している74.6%の人々はそう思っていると言うことです。圧倒的な数です。 このように盾にとるということは、もっとも下劣な人間であると思われていると言うことです。そう右翼の一翼である森友学園理事長などは思われているということですし、この問題を擁護する右翼もそう思われていると言うことです。そして、善悪の判断もないと当然のごとく思われているでしょう。これが、国有地売却に関して不適切と答える86.5%という数字であり、上記の74.6%の数字の意味です。道義的な人が多いわが国において、今や右翼というのは異彩を放つ存在でしかなくなっていると言うことです。当然すぎる帰結でしょう。 森友学園関係者、講演なども含め森友学園と関わっていた人々、首相夫人、そして森友学園を擁護する人々の発言は、以下の二つに集約されます。 ・森友学園に何か悪いことがあるの? ・私は被害者(他に悪い奴がいるというでっち上げ) 安倍首相夫人や森友夫妻をはじめ、どうして私が注目されるのかわからないというのも、何か悪いことがあるのということと同じで、さらになおかつ私は被害者と言っているのすが、これは大衆における善悪の判断を揺さぶり、挽回しようとしている方策と考えられます。そこには大衆の善悪の判断は、脆いものという考えがあるものと考えます。しかし、このような発言は、言っている本人に善悪の判断ができないという欠陥があることを自ら見事に示す結果になっています。 また、私は被害者というのは、サイコパスの特徴と本ブログ「サイコパス:盗人猛々しいとはこのこと」(2017年3月9日)で書きました。善悪の判断ができないのもサイコパスの特徴と考えますし、その言葉には当然、嘘があるものと考えます。森友学園に関して講演したり、ポストについたりと好意的に関わった人々で、「私は被害者」と言っている人々の言葉には、明らかに嘘があるものと考えます。 ただ、皆が同じ論法を使うところを見ると、明らかに司令塔がいることを意味します。その司令塔こそが本丸ですが、その本丸がそもそもサイコパスなのだと考えます。特徴は消せません。 上述した『サンデー・ジャポン』の中で、太田光さんが、この問題で政治家の関与のポイントに言及していました。もちろんこれがこの問題の本丸です。この本丸の先にもう一つ国内における本丸があると考えますが、有名人が森友問題を擁護する理由もここにあると考えます。いずれにせよ、今回のような疑惑・疑獄において、政治家の関与というポイントは、国家・社会において極めて重要なことです。このように不適切だと思われる国有地取り引きというのは、公共の利益に関わることで、それが政治がらみと言うことは、制度が既に機能しておらず、公共の利益に反することが他にも行われている可能性を意味します。それは明らかに政治の根幹を揺るがす問題であり、公共の利益が他にも損なわれている重大な可能性を示唆します。このようなことは、当然、他の国有にも関わり、また昨今では返還されている駐留軍用地(元米軍基地)の広大な跡地の問題にも関わることです。このようなものが利権化していないか、怪しいところはないかなど、きっちりと精査する必要があるものと考えます。もしかしたら、次のポイントはここにあるかもしれません。 | |
このブログへのチップ 0pts. [チップとは] [このブログのチップを見る] [チップをあげる] |
このブログの評価 ★★★★★ [このブログの評価を見る] [この記事を評価する] |
◆この記事へのコメント | |
コメントはありません。 | |
◆この記事へのトラックバック | |
トラックバックはありません。 トラックバックURL https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/377704 |