このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
安倍政権はアメリカがお好き??
[日本の政治]
2017年9月19日 0時1分の記事

昨日の本ブログ「安倍政権はアメリカがお好き??」(2017年9月18日)の続きです。

【PR】システム構築、ソフトウェア開発はイーステムにお任せください


また以下のように、F35導入について契約当初とはことなり日本の企業の部品が使われていないという記事が出ています。

「F35に日本企業の部品使われず 会計検査院」(2017年9月13日 NHK)

今のご時世、会計検査院が内閣から独立しているからこそ出た記事と考えます。安倍政権は国益を守るつもりがあるのかという当然の反応が予想されますが、安倍政権は明らかにアメリカがお好きのようです。というよりアメリカ製がお好きと言えますが、本質はアメリカ製と言うより軍産複合体と言った方が正確と考えます。
このF35の記事は、日米関係の実相、北朝鮮問題などを色濃く反映しているものと考えます。9月5日、トランプ大統領は、日韓が米国製の高性能な武器を購入することを許可するとツィートしていますが、米朝緊張のエスカレーションは米国などの軍産複合体を明らかに潤す形になっています。そういうことを考えると、ザ・フナイ次号11月号に書いたことは非常に意味を持ってきます。そして、この構図はもっと深いものがあると考えます。
トランプ政権発足後、一体、日米間でどんなことが取り決められているか、しっかりと見極めるべきなのはあきらかです。それを次期臨時国会では追及しなくてはなりません。

インドを訪れた安倍首相は、同国への巨額の円借款で高速鉄道建設支援や原発輸出などにむけて経済と安全保障関係を構築し、中国を念頭においた原油などのシーレーン防衛ということが言われています。

「インド、海洋戦略の要所 対中国で高まる重要度」(2017年9月13日 日本経済新聞)

しかし、日本の原油輸入先トップのサウジアラビアが、原油決済においてドルを介さず中国元で直接中国と取り引きする時代に、中東からのシーレーン防衛というのは時代錯誤ではないかと考えます。中東からの原油と言うことなら、サウジアラビアと中国がドル抜きでの取り引きに動いたということで、普通に考えて中国が明らかに安倍政権より先んじていることを示しています。またドルの通貨としての地位も明らかに変容していますが、その時代において80年代、90年代の世界観でシーレーンと言っても意味はないでしょう。ステレオタイプ。むしろ、時代に即して考えれば、日本(安倍政権)のこのような動きは、今後、中東から南アジアで日本が地域の不安定要因として認識されていく可能性を示していると考えます。現状、日本(安倍政権)の外交の動きは、非常に自己満足的と考えます。この自己満足的な動きが、今後、日本を追い詰めていく可能性は大きいものと考えます。中国に焦点を絞りすぎて、明らかに全体像を見失っています。地球儀しか俯瞰していないと言えます。
また、ザ・フナイ10月号などで、中印緊張について書き、その状態と日本(安倍政権)の多額の経済援助のことを書きました。ザ・フナイで書いてきたように、このような多額の経済援助は、そのまま軍事的意味をもっていると考えます。それが日本からウクライナや中東への資金の流れ、そして米国への資金の流れと考えますし、かならずそのような資金が流れるとその当事国が平和よりも不安定要因になってきたものと考えます。明らかに安倍外交の本質を考える時期になっていると考えます。
インドで多額の円借款を表明した翌日、中国の利益に反する北朝鮮がミサイル実験をして緊張を高めるのも、非常にわかりやすいタイミングであるでしょう。

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/391705
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2017年09月>>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
カテゴリ
全て (1409)
日本の政治 (1320)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
04/19 23:34 イランに対してイスラエルが攻撃
04/19 15:07 円安ドル高は実はドル暴落の結果にすぎない
04/14 23:49 中東大戦・第三次世界大戦の危険性が大きくなっていると考えます
04/13 21:22 金の暴騰が意味すること
04/11 12:40 韓国総選挙の結果の意味すること
04/04 10:23 『裏金問題』の本質は民主主義を破壊することであり、同時にアベ政治の弊害であること
02/23 15:14 天皇陛下のお誕生日に際し心からのお慶びを申し上げます。
02/09 22:37 『国民を甘やかす政治をしてはならない』といった池田勇人
01/23 23:06 二階派、安倍派、岸田派の解散の意味を考える その2
01/22 00:32 二階派、安倍派、岸田派の解散の意味を考える その1
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved