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クリスマスは何のために??
[日本の政治]
2017年12月25日 23時50分の記事

本日はイエス・キリストの生誕の日とされるクリスマスですが、この日の意味をよくかみしめることが必要なのではないでしょうか? 今や世界的なテーマとなっていると思います。

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日本ではクリスマスというとお祭り的な色彩が強くありますが、それも昨今、段々と下火になってきています。時々の風物というのは、生きている時間を感じる重要な一里塚であるので、そういうものがなくなっていくとやはり精神的に、能力的に良い影響はないでしょう。経済の合理性を追求すると風物が軽視される傾向にあるので(商売のネタにはしますが)、そういう中では人間の発想も短絡的、貧弱になっていくでしょう。昨今の日本はそういう雰囲気を醸し出しています。経済の合理性を追求すると人間の質が落ちる、バカになるとやはり考えてしまいます。
米国では、クリスマスというとやはり宗教色・社会的な意味合いが非常に強いものになります。イエス生誕の日と言うことでキリスト教のテーマである愛と言うことが前面に出されます。虐げられている者、弱者を包摂していこうということが言われますし、家族の愛、家族との談笑など人と人との温かい繋がりが前面に出ます。そういう和やかな空気がクリスマスシーズンですが、一方でその反面、その空気によって人によっては寂しさや悲しさが増幅していきます。ただ、1年に1回でもそういう愛と人々の絆、弱者への眼差しを確認するという風習があることは良いことだなと米国にいた時、つくづく思ったものです。
しかし、今年のクリスマスは、その米国が完全にぶち壊しました。

パレスチナのクリスマス・ツリー
以下の二つの記事では、イエス生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムで大きなクリスマス・ツリーが飾られ、クリスマスのモニュメントやパレードを観光客やパレスチナ人が見学、ということが書かれています。毎年行なわれていることなのでしょうが、記事を見て、パレスチナにおいてパレスチナ人とキリスト教は、印象とは違い、最近は上手くやってきたのだと改めて思わされます。

「ベツレヘムでツリー消灯、米大統領のエルサレム首都認定に抗議」(2017年 ロイター)

「ベツレヘムでクリスマスミサ、エルサレム問題で訪問者減少」(2017年12月25日 AFP)

しかし、今年は米国がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことにより、抗議のためクリスマス・ツリーの灯が消されたり、同地への観光客が減少、クリスマスのパレードを見学するパレスチナ人も減少したということを上記記事は伝えています。イエス生誕の地で宗教が違えど融和的に共存する雰囲気を米国はぶち壊したと言うことに明らかになります。米国はキリスト教国とはもはや言えないでしょう。そう言い張るのならそれは明らかに偽善です。
「クリスマスは何のために??」(2017年12月26日)へ続く。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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