北朝鮮関連? | |
[日本の政治] | |
2017年12月27日 21時16分の記事 | |
米国がミサイル開発に関与した北朝鮮高官2人への独自制裁を発表したと報じられています。 「米、北朝鮮高官2人に独自制裁 ミサイル開発に関与」(2017年12月27日 日本経済新聞)
この制裁に関して、ムニューシン米財務長官は「北朝鮮を孤立させ、完全な非核化をなし遂げるための最大の圧力の一環だ」(同上)と声明で述べています。 しかし、恐怖の独裁国家にいる者に対して個人的に制裁をして、それが効果を上げるのかと普通は考えます。そのような制裁よりも独裁者からの制裁を通常は恐れるのではないかと思います。もしかしたらこのようなキーマンとなっている高官について、独裁者などの疑心暗鬼を生じさせる陽動作戦かもしれませんが、そのようなことは日本にいる私でも想像がつくことですから、普通に見破られるのではないかと考えます。このような施策で北朝鮮への圧力を高めたという“印象”は強くなりますが、意味がよくわからない、何か間抜けたものに見えます。少なくともこの日経の記事ではそう判断せざるを得ません。 そして、もし仮にこの施策が効果を出すのであれば、一つのことが証明されます。それは北朝鮮は恐怖の独裁国家ではないと言うことです。この2人とも金正恩委員長の信頼が厚いと記事に書かれています。その2人の高官が、恐怖の独裁者からの制裁よりも米国の制裁に恐怖を感じて動くと言うことですから、そういうことになります。 この記事では北朝鮮と中国との繋がり云々が言われていますが、その中国の一帯一路などに安倍首相率いる日本の政権与党は現状すり寄っているわけです。それなら日本も北朝鮮に塩を送っていることになります。しかし、記事にはそこまでは書いていないわけです。普通なら批判が起きて当然でしょう。日本の政界の動きやこの日経の記事をよく読むと中国は北朝鮮問題には関係ないという結論にもなり得ます。良く考えると何から何まで矛盾しているなとつくづく思います。 「北朝鮮関連?」(2017年12月28日)へ続く。 | |
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