日本にその資格はあるのか?? | |
[日本の政治] | |
2018年2月26日 23時50分の記事 | |
ピョンチャン冬季五輪大会が終わりましたが、この大会を終えて、見えてきたのはむしろ日本の本質ではないでしょうか? 「『嫌韓』と『日本スゴい』まみれだった平昌五輪報道! こんなヘイトと愛国ポルノの国で東京五輪など開催していいのか」(2018年2月25日 リテラ)
ピョンチャン冬期五輪が昨日、閉幕しました。韓国とは時差がないので、テレビで生中継されている競技を日常の時間帯に目にすることが多く、今回は臨場感とともに観戦を楽しめた五輪と言えます。開会式から閉会式まで様々見ましたが、今回、韓国は十分なクォリティーを維持してスマートに大会運営や演出をこなしたのではないかと思います。今回の大会は結構、良い大会だったという印象が残るものとだった思います。 文化の押し売りもなく、適度に文化的要素がマッチしていましたし、ホスト国として一歩引いて運営をしていたという印象が残ります。また、反日的な要素も見られず、むしろ韓国と接点が持てるのではないかという要素が散見され、必ず良い関係を日韓で築けるという感慨を強く持ちました。今の日本の右翼政権ではどうにも折り合いがつかないように思いますし、韓国にも同種の人々がいるでしょうが、そのような人々はむしろ両国では少数でしょうし、そのような人々を度外視して、良い関係を築いていける可能性があるものと思います。これからの日韓関係、日本と朝鮮半島の関係は、この部分に未来があるものと考えます。足を引っ張る要素をしっかり見つめて、より分けて、良い関係を築いていくべきでしょう。足を引っ張る人は最初からマイナスにしかなりません。 今回のピョンチャン冬期五輪の開会式、大会、閉会式と色々とみて、2年後の東京での大会で、今回以上のものが本当に出せるのかと実は思います。これまで日本で開催された五輪において、開会式は確か、日中しかやっていないと思います。しかし、最近は夜の開会式が一般的です。私は両親とも長野がルーツですが、長野冬期大会の開会式はお世辞にも良いものとは言えませんでした。文化のごり押しという面もありましたし、一方で非常に子供っぽさも感じました。 今回の大会期間中、下町ボブスレーのことが話題になりました。多くの日本人にとっては、このボブスレー制作をした方々に対して思い入れをする非常にストーリー性のあるものでしたが、この一件、典型的な島国的思い込み、外部には理解されない独りよがりの要素が多分にあったと思います。結局、日本人がつくったものが、国の威信や人の人生をかける勝負に使用するには不十分だったということに過ぎないものだったと考えますが、下町という言葉や日本の技術力は世界一という思い込みが先行した結果、その姿がとても傲慢に外部からは映ったのではないかと思います。このような思い込みや傲慢さが、2年後、様々な部分に出て、かえって日本の評判を落とすのではないかと思いますし、実際、この下町ボブスレーの一件を見るとその可能性は高いと考えます。2年くらいでは本質は変らない可能性が高いと考えます。 このような驕りや思い込みが、今回のピョンチャンにはなかったと思いますし、それが大会が終わって良い印象として残っている要因の一つと考えます。 上記リテラの記事には、今回のピョンチャン冬期大会について、日本におけるマスコミなどの後ろ向きな姿勢が書かれています。そういう論調があったにも関わらず、韓国側は平静を保ち、冷静に対応したと思います。しかし、このようなことをされた方は確実に憶えていますし、日本でのこのような姿勢は、日本が2年後の大会で自らの首を絞めること、少なくとも日本を不利にするものと言えます。韓国を揶揄したり、馬鹿にして何か得るものがあるのか、私にはよくわかりません。むしろ、今回の日本側の報道は、いらぬ種をまくものですし、その発端は日本が作ったと言うことになるだけです。いずれそれを刈り取ることになると考えます。何か意味があったのかと本当に首をかしげます。 むしろ、日本側の方が、明らかに冷静さと平静さを失っていたようにしか見えません。非常に見苦しいものに思いますが、それが今の日本の実像なのかもしれません。下町ボブスレーにも同じものを感じます。 「日本にその資格はあるのか??」(2018年2月27日)へ続く。 | |
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