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権力が不都合な事実を隠すのは必然?
[日本の政治]
2018年3月19日 2時53分の記事

昨日の本ブログ「権力が不都合な事実を隠すのは必然?」(2018年3月18日)の続きです。

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本ブログでこの森友問題について多くの記事を書いてきましたが、2015年1月8日の産経新聞の記事「安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 『卒園後、子供たちが潰される』と小学校も運営へ」の問題性についていくつか書いてきました。以下の3件ありますが、この産経の記事は非常にポイントと考えています。実際、以下のリンクの2番目の本ブログ記事では、経緯から考えてもこの産経の記事によって不自然と言われた大阪府による森友学園の右翼小学校の認可が下りたと考えるのが自然と書きました。

「そもそも道徳観がない」(2017年2月24日)

「梯子をかけて転げ落ちた」(2017年3月24日)

「曲学阿世の徒?」(2017年6月19日)

今もこの考えに疑問を持っていませんが、財務省文書の改ざん部分についてリテラが以下のように書いています。


2015年1月8日の箇所には、こんなことが書かれていたのだ。
〈産経新聞社のインターネット記事(産経WEST産経オンライン【関西の議論】)に森友学園が小学校運営に乗り出している旨の記事が掲載。
 記事の中で、安部首相夫人が森友学園に訪問した際に、学園の教育方針に感涙した旨が記載される。〉(原文ママ)


「改ざん前の決裁文書に『昭恵夫人が森友に感涙』の産経記事が…『安倍晋三』『麻生太郎』『日本会議』の名前も」(2018年3月12日 リテラ)

この削除された産経の記事を普通に考えれば、上記の問題の記事であると言えます。時期がぴったりです。この記事が森友学園への土地払い下げが特殊案件であることの証明のために使われ、取り引きが成立したと考えられます。そうなるとこの産経の記事は、大阪府の判断と財務省の判断に影響したと十分、考えられるわけです。さらに森友学園の右翼小学校実現の右翼勢力の動きに、右翼政権を擁護し、右翼と考えられている産経新聞が同調・スクラムを組み、そこに不自然な経緯が数多くあると考えられるわけです。ここにも不自然な煙が立っているわけです。現状、このような推測が成り立つわけですから、産経新聞もこの森友問題の明らかな当事者の一つであるのは、間違いありません。既にその報道姿勢も、報道の内容も信憑性と信頼が崩れ始めていると考えますが、実際、同紙が政治や森友問題について報道する資格があるのかは、明らかに疑問です。
ウォーターゲート事件でのワシントン・ポストと対照的な位置にいるのが産経新聞で、むしろ右翼政権の一部と考えます。それが果たして社会のためになるのかは、全くもって明らかに疑問です。

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くる天

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
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性別:男性
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世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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