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相応しくない、無責任な者
[日本の政治]
2018年6月3日 23時20分の記事

今の政治・社会の問題の本質として、相応しくない・無責任な者が、本当は就いてはいけない地位にのさばっていることがあるのではないでしょうか?

「鴨下氏、日大と『少し似ている』」 政府に注文」(2018年6月3日 共同通信)

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上記記事のように、自民党の鴨下一郎元環境相が、森友・加計問題と日大問題の共通点として国民を納得させる説明が求められていることと述べたと報道されています。実際、多くの人は森友・加計問題を抱える安倍政権と、大変な批判を受けている日大には体質的に共通点があると思っているものと考えます。
先日、知人とのやり取りで、日大問題の本質は、相応しく、責任感がある者が、その地位にいないで、相応しくない、無責任な者が地位にのさばっていることによって生じている問題と考えると申し上げました。このような状態においては、必ず忖度か、指示かという不毛で無責任な議論が起りますが、実質、その問題はすでに起こり、明白なのです。
本当は、その生じた問題の責任が問われなくてはならないのですが、このような相応しくない無責任な者が跋扈する状態では、そのような責任はうやむやになされていきます。実際、生じた問題に対して責任者が責任をとろうとしないのが、この日大問題ですし、はっきり言って安倍政権の問題であるのです。
そして、何よりもそのような問題が起るのは、地位に相応しくない無責任な人間が、その地位において差配しているからに他ならないのは明らかと考えます。本質は極めてシンプルなのです。

安倍政権が日本にとって相応しく、責任感があるということに心から疑問を持っています。この森友・加計問題もそうですが、経済政策、外交政策において完全に失敗しています。実質賃金が下がっている中で食品などが相次ぐ値上げをしているわけです。国民にとってこういう状況を地獄と呼びますが、明らかにマクロ政策のやり方を失敗した好例です。このことは既に本ブログで何度も指摘していますし、同様に指摘してきた外交政策についても、もはや論評に値しないほどの惨憺たる状況です。安倍政権は、日本の舵取りを担うには相応しくないのは明白なのですが、その上、これまでの数々の失敗した政策にに責任を全く感じていないのが、現政権であるわけです。
このような状況は戦前も同じでしょう。また、現在の経済界を見ても、名だたる企業の市場と国民を裏切る不祥事で満ちています。
相応しくなく、責任感がないものが、地位にのさばるのは、そのような人間が跋扈することにありますが、その跋扈を許しているのは、社会における価値観が歪んで間違っているからです。だから、相応しく、責任感がある者が地位に就けないわけです。そういう意味で、今の日本で、価値観が歪み、間違っているとことを見せつけているのが、まさに日大問題なのと考えますし、また森友・加計問題であると考えます。

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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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