丸山発言と戦前復古 | |
[日本の政治] | |
2019年5月14日 23時57分の記事 | |
丸山穂高氏の国後島での発言とは、ビザ無し交流という友好促進と問題の解決に向けての動きの中で、戦争をもって解決ということを言ったということです。このような友好促進の場で、それも相手国の前で戦争による解決ということを述べたと言うことは、日本以外の米国であれ他のどの国であれ、国を代表する立場の人間としての言動として全く許されるものではありません。戦争による解決を相手国の前で叫んだのですから、これ以上危険な言動はありませんし、普通ならどこの国でも即刻議員辞職の案件です。当然、今国会中に最低でも穂高氏に対して議員辞職勧告決議は可決されるべきことでしょう。
明らかに丸山氏の発言は憲法9条を完全に逸脱していて、国会議員として憲法遵守の義務から逸脱していますので、彼が国会議員であることは許されるものではありません。言論の自由以前の問題です。丸山氏も維新も憲法改正、特に9条の改正を考えているのでしょうから、そのような背景があって丸山氏のこのような発言に至ったと考えます。実際、この丸山氏の発言があったあと、維新の松井氏はその発言を言論の自由と言って擁護していますから、基本的に考えを共有しているものと考えます。またこのような議員をずっと同党に所属させてきたのですから間違いないことでしょう。そう考え、丸山発言と合わせて考えれば、維新と方向性が同じの安倍氏の憲法改正とは戦前復古と即戦争と言うことなのは明らかと考えます。そのような本音が、穂高氏が酔った勢いで出てしまったというのがことの真相と考えます。 いずれにせよ、これは憲法9条の問題ではなく、政治家の質の問題です。このような発言はアメリカやその他の国でも許されるものではありません。むしろ、憲法9条を言って、このような低劣な政治家の跋扈を許しているのが、維新や安倍自民党ではないかと考えます。 この問題でのもうひとつのポイントは、このような議員を大阪の人々は選び続けてきたと言うことです。17年の総選挙では実に46%以上と約半数の人々が投票しています。正直言って民度がわかるレベルですし、あまりにもひどいと考えます。結局は維新旋風とはこのようなレベルと大阪以外の人々は心得るべきでしょう。非常に危険な民度と動きと考えます。 丸山氏は東大卒、経産省、原発関係、松下政経塾と略歴にはありますが、それらを観ると私からいわせれば、明らかにその筋のヒトということしか考えられません。その筋とは戦争を画策する人々、それも軍需省など歴史的にある系譜であり、それは安倍氏の系譜でもあると考えます。だから、この丸山氏の発言は一般的には驚くべきことですが、私からしたら当然、出てきた発言なのです。 もちろん、このことは世界は知っています。日露関係においてロシア側がよく言う先の大戦の結果ということはこのことにかかるわけです。丸山氏のように先の大戦の結果を認めないから、戦争をまたして取り返すことを言い出すわけです。安倍氏の憲法改正論も同じで、また維新も同じでしょうが、戦前復古を当たり前のように言って憲法改正をいっていることを問題視するのは当然です。これは日本国民にとっても大問題であるのもまた当然です。そのことを日本国民は少し忘れすぎているのではないかと思います。先の大戦を含め、戦争と戦前の体制で一体、どれだけの人々が、犠牲になったか考えればすぐにわかるでしょう。これは日本人だけではなく、東アジアの人々もです。 韓国が言う慰安婦の問題も、徴用工の問題も先の大戦や戦前の体制による植民地支配に関わることです。基本的に韓国はそのことを問題視しているのであって、それはロシアの主張と全く同じであるわけです。そして、この主張は全く正しいと考えますし、今回の丸山氏の発言で、明らかにその共通する主張の正当性は確固たるものになったと考えます。 丸山氏の発言は正に戦前の体制の延長であり、先の大戦の結果を認めないものです。それをロシアの目の前でしたというのですから、尋常ではありませんし、その発言の責任を果たしてこの人物は負いきれるのだろうかと考えます。酒の勢いで言ってしまったなどと言うことは、言い訳にはならないものです。そのような言い訳発言が報道されているところに、国会議員としてどれだけのものを背負っているかという自覚がそもそもないものと考えます。この若さと無能さは国を代表する資格と意識が皆無であることを示していると考えます。 いずれにせよ、憲法改正を言う安倍氏や維新とはこのような勢力なのは明らかと考えます。 | |
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