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天につば吐く天皇退位論
[政治]
2017年5月21日 14時47分の記事

国民にとっては衝撃的であった天皇が昨年8月の退位の気持ちを述べられたお言葉。筆者は何度も述べたように、天皇が自ら日本国民統合の象徴を考え抜かれてのお考えであった。
 心無い、一部の保守と呼ばれている分子は、天皇は祈っていればよいなどと、天皇の存在不要のともとれる発言をしている。
 おかしいではないか、ただ過去に帰れというのなら、天皇なき国体なき過去になにがあるというのか。ままよ、

 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたもの。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。
 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。
 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがあったとみられる。
 象徴天皇制は、昭和天皇が平和国家とみずから宣言された通り、平和国家がなければ存在しない。その象徴としての行為を踏みにじる、内閣、保守政党、それに属する分子があったからではなかったか。
 退位は、その象徴としての地位(平和)が危うさを感じられてのことばではなかったか。
 国民はそのことをよく考えなければならないとは斯かる意味合いなのだ。
 

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