北を廻る外交事情 | |
[政治] | |
2018年9月30日 14時3分の記事 | |
韓国文在寅大統領の9/18の平壌訪問による南北首脳会談以降、文大統領による執り成しで二回目の米朝会談の実現が現実のものになっている。 トランプ氏にとって内部暴露本やセクハラ最高裁判事任命を廻って足元の揺らぐ今11月の中間選挙に向けて成果の欲しいところ。 渡りに船か。否、金正恩委員長は冷徹に彼の足元を見ている。 唯一、国連決議による経済制裁が効果的とされる中、米中貿易戦争で旗色の悪い中国が何とか朝鮮半島問題に首を突っ込みたいとして、制裁緩和を言い出す始末、ロシアも同様にその方向だ。 全て金委員長の思惑通りことは進展しているといえよう。 小出しに核施設の廃棄を持ち出しIAEA査察の受け入れなどトランプ氏のご機嫌取り、持ち上げておけば支障はないという計算だ。 北の核兵器の完成度は今一つと言われ、隠密裏に核兵器開発を図ることさえ不可能ではない。完成すれば、交渉レベルとしては純然たる核兵器保有国どおしのそれとなる。つまり核兵器削減交渉にレベルアップする。 わずか、アフリカのガボン、赤道ギニアの規模に過ぎない小国が大国アメリカと渡り合っている。 そうした中で拉致問題に進展がみられるか。国内問題等々に足を取られるトランプ氏は最終解決を図る立場にはない。当事国である日本が交渉しなければならないが、これまでのけっして好ましいとは言えない圧力一辺倒、北を避けるよう他国にまで働きかけるような日本の向き合わない外交姿勢が改められどうやって向き合うことができるのか 政権に対する信頼を認めることに疑問なしとしない。
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