北の訪露外交の狙うもの | |
[政治] | |
2019年4月23日 20時44分の記事 | |
米朝会談決裂後の金正恩国務委員長の次の一手だ。露は段階的規制緩和で北を擁護している。もとは露の支援で生まれたとも言えそうな北朝鮮。しっかりすがって損はない。 長期戦自力更生のための一手といえよう。 北にとってやはり唯一のニョンビョンの核施設を差し出しても規制緩和を得られなかったショックは大きかっただろう。 米朝会談で提案されたともいわれるスナップ・バック方式(イラン核合意に取られた)。合意の技術だ。それらをトランプは生温いといったが。ボルトン強硬派による後押しと言われ押し切られているからだ。 後がない北にすれば制裁緩和の進まない中でいかに時間を稼ぎ、自力更生。すでに資本主義的手法で一定の効果を上げた金正恩委員長にしてみれば露の支援すら藁をもつかむもの。 北にとってトランプは先制攻撃のハ-ドルをあげ、効果的とも見える武力よりも外交に舵を切ったとみなされている。 であれば、時間を稼ぐ中で、核兵器の完遂を果たす手段を探すに越したことはない。 これらも、核の恫喝に屈した金日成以来ひたすら核開発に傾注しICBMで米本土を狙う恫喝がトランプを交渉の場に引き出した。 その限りでは如何に劣勢とはいえ金正恩委員長の手中で物事が進もうとしているとも読めないでもない。
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