中国社会主義の曲がり角 | |
[政治] | |
2019年9月29日 18時19分の記事 | |
毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言して以来70年。抗日戦線に勝利し国民党を台湾に追いやったこの勝利の本質は農民革命。封建地主を打倒し農地を解放したものだ。 これは遅れた中国を取り戻すことで意義あるものであるが、イデオロギー的には「東風は西風を制する」といった制約的なものであった世界性普遍性に届くには距離があった。 社会主義は一定の資本主義の進展したことが前提で、これを社会主義独裁で資本家を抑圧する仕組みだ。中国に資本家はいなくて中国共産党主導の資本でしかない。 この独裁の抑圧する先が人民に向けられていて、一党独裁を批判する言論抑圧、インターネット監視、監視カメラなど異様な監視社会となっている。その一方で軍事力を誇示し、世界覇権主義に打って出て世界強国を目指すという。 チベット弾圧も何十万人ものチベット族を殺戮することで抑え込んでいる、毛沢東が力関係逆転の為に30万人をテロで葬ったとされる手法が想起される。ウイグル自治区には100万人もの拘束者がいると国際社会からの批判がある。 中国人民にはイデオロギーよりも経済=金を与えるか。さもなくば監視・弾圧か。 米中貿易戦争による経済減速、香港デモに見られる人権闘争、民主化の波、中国は今曲がり角に差し掛かっているといってよいかもしれない。
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