万世一系は男系の天皇 | |
[政治] | |
2019年11月17日 16時17分の記事 | |
よく女性天皇と混同されがちだが、日本の天皇は女性天皇はいても女系天皇だったことは一度もない。 皇室典範には皇位の継承は男系の男子とあり、男性皇族が極端に減りそもそも華族が廃止になり皇位継承の層が薄くなったことに議論の発端があった。 緊急に皇位継承者に男子がいなくて女性しかいなくなったとすれば法律改正して女性天皇を据えることは憲法違反にはならない。 明治憲法にも法律の留保で認められていた。 しかし、女系天皇で皇族以外から男子を天皇に迎えることは歴史上かつてなく、これは天皇制に反する。象徴天皇制であってもだろう。 女性宮家はそれを可能にするかもしれない。 節操なき政治家がこれを提唱しても、歴史を知らず無責任。 千幾年とぎれとぎれでも柔軟に皇位が継承されていったと聞くだから長く続いた、しかし男系主義だけは変わらなかった重み。 象徴天皇制は日本国憲法が戦争放棄と引き換えに国体を残したものにしかすぎず、ために天皇制が制約を受けたとしてもその本体が変わったわけではないだろう。 歴史がきざんできたものの重み、それを、たかが国民の代表たる機関の手により変容されることがあり得るものではそもそもないだろう。
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