トランプ氏弾劾の行方 | |
[政治] | |
2019年12月21日 19時17分の記事 | |
アメリカ史上三番目正確にはニクソン辞任を含めて四番目となる大統領弾劾訴追だ。 ニクソン辞任の時はさすがの共和党からウオーターゲート事件の証拠が揃っていてはあなたを守り切れませんという忠告に自ら辞任したとある。 では、ことの弾劾の成否にかかわらず、就任以来強権的独断的そして権限濫用的な大統領の行為に大きなブレーキがかかったことは確かなようだ。弾劾訴追の意味は大きい。政府虫干し法のあるお国がらである。 大統領選の再選の意味も問われる。あと四年を許せばアメリカの民主主義、国としての威厳が大きく変容してしまうか、取り返しのつかない事態を招くかが問われているのだ。 宗主国アメリカの世界的地位の相対的低下はさけられないとしても米中貿易覇権戦争はどうだ、中国の経済力の減速低下傾向がみられるではないか。イデオロギー的には監視と抑圧しかない無価値的な世界支配はごめん被るとしても、共倒れはしないまでも、米の世界秩序の統括者としての影響力は維持しているだろう。ただ、米国外交は米議会が決めるものでトランプ氏ではない。 米経済の好調を背景に、これとてトランプ氏のみによるものではなくても、現職に有利である。弾劾をスル-する有権者の支持がうわまれば、再選の風が吹くことになろう。民主党候補に有力候補が出れば話は違ってくる。 米国の世界的地位低下をアメリカファ-ストで上げ底的に見せようとしているとも取れないでもないと思う昨今である。
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