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平たい模様として、それらを浮き立たせる暗い背地の上に載せられている
 
2016年10月21日 12時6分の記事



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以前の大抵のフランドルにおける花龍の絵は、様々の眼の高さから俯瞰的に描かれており、観者の眼がヤン・ファン・デン・へッケの場合ほど絵の主要モチーフに接近させられた例はこれまでになかった。花々の描写は絵画の平面に拘東されており、平たい模様として、それらを浮き立たせる暗い背地の上に載せられている。

花ごとに明瞭に区別して描かれた茎と葉を伴い、自然主義的に、正確に、細部豊かに、的確な形式で精密に、滑らかで鋭利な筆触によって描写されているのであるが、しかし、花々は、龍の縁より上のどこともつかない空間の中で、視界から失われてしまう。

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