こんな感じで。

零戦里帰りプロジェクト
01/20 23:39


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零戦里帰りプロジェクトって知っているでしょうか?
日本人がオーナーの零式艦上戦闘機(零戦)を日本で飛ばそうってプロジェクトです。
零戦は大戦時に大活躍した戦闘機で何となく知ってる人も多いと思いますが、飛ぶことができる機体が数機現存しているそうです。現存と言っても修理やらを繰り返していて大戦当時のままというわけにはいかないと思いますが。
その飛行可能な一機が里帰りしまして、2014年の11月に3分割された状態で展示されていたので見てきた時の写真をまじえて紹介します。昨年11月の展示会だったのですが、写真の現像が遅れたのでblogを書くのがこんなに遅くなってしまいました。
READYFORというクラウドファンディングサイトで『唯一日本人所有の飛行可能な零戦を日本の空で飛ばしたい』という名目で出資者を募っているので興味のある方は是非とも出資してあげてください。2015/1/19現在でまだ目標額に達してないので是非。自分は登録してあります。


展示はさいたまスーパーアリーナの展示ホールで行われていました。
3分割機体の展示を見るのは時間で区切られていて、その時間を待っている部屋にパネル(写真は撮っていませんが)や計器類など展示されていました。
零戦の計器類など。中村泰三さんという方のコレクションを展示していたみたいです


展示はそれほど広くない展示ホールで行われていました。さいたまスーパーアリーナはコンサートで来たことはありましたが、このような展示ホールがあることは知りませんでした。
機体の大きさがそれほど大きくないので、分割された機体を見る分にはちょうどいい感じだったと思います。
まず機体の後部。

分割された機体後部

機体後部に書かれた機体番号

垂直尾翼に『AI-112』と書かれています。『AI』なので赤城搭載機ということになりますが、この機体が映画『パールハーバー』の撮影に使われた際にペイントされたということで、実際に赤城搭載機というわけではないようです。
自分はそれほど詳しくはないのですが、二二型は赤城が沈んだミッドウェイ戦より後に出てきたそうなので、そもそも二二型で赤城搭載機はあり得ないらしいですね。

機体の中部。
主翼やコックピットなどボリュームがあります。
機首の7.7mm機銃が見えていますがレプリカだそうです。当然、撃てません。


主翼折り畳みのプロセス
零戦二二型は翼端が折り畳めるようになっています。翼下のロックレバーを引き起こし翼端を折りたたみます。動画で撮っておけばよかったのですが、静止画のみですみません。クリアランスがあまりなくきっちり作られているのでエルロン(補助翼:機体をロールさせるための可動翼)が少しでも動いていると折り畳みができないそうです。操縦桿をまっすぐにしておかないと駄目ってことですね。

コックピットから外されていた零戦の座席です。これに座布団を敷いていたそうです。意外と小さいです。

で、乗らせていただきました。ち貴重な機会だったので。カメラは係の方に渡して適当に撮ってもらっています。あまり自分は撮られるのは好きじゃないのですが、まあたまには……。ぼかしてますが。
主翼の赤い線で囲われた部分は踏んではいけない部分なので胴体からステップを出してそれに乗ってコックピットへ移動します。
コックピット内詰め合わせ。
各計器の脇に英語で書き込まれているのを見ると、国外でレストアされて国外のパイロットの方が操縦できるようになってるというのが良く分かりますね。

朽ち果てた栄エンジン。もともとこの零式艦上戦闘機二二型に載っていたエンジンだそうです。修理ができる状態ではなかったそうです。残念ですね。
代わりに載るPRATT&Whitney社製のエンジンです。

な感じで、ロードマップによると、既に鹿児島で組み立てが完了し、飛行に向けてREADYFORで設定された2/4までに2000万が集まることを祈るのみです。
エンジンもオリジナルの栄エンジンではないし、レストアと言っても大部分がほぼ作り直されたみたいなもんだという意見もありますが、自分はとりあえず零戦が飛ぶ姿が見たいです。レプリカの二一型とかでもあるなら全然構わないです。実際飛んでる姿を見たり写真を撮ったりしたいのでその可能性があるなら支援もしたいと思ってます。日本人がオーナーであるとかには特にこだわりがありませんがね。
日本の空を飛行することについては日本の航空法的に困難じゃないかと思われてましたが、試験飛行という名目で可能ではないかと見られています。
まずはREADYFORの設定した2/4までに2000万。これ大事です。

ちなみにアメリカでオリジナル栄エンジンが載った五二型が飛ぶそうですが、アメリカでってなると何かと面倒なので日本で飛んで欲しいものです。
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