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板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集

『民主党政変 政界大再編』 ( 2010年5月6日 ごま書房新社刊 ) 第1章 民主党と自民党、それぞれの分裂 ― 「反小沢」で結束する前原誠司・枝野幸男・野田佳彦 ?
06/29 17:58

第1章 民主党と自民党、それぞれの分裂

「反小沢」で結束する前原誠司・枝野幸男・野田佳彦

「小沢先生と手を切れるか」


 菅直人(当時、副代表、元代表)は、平成一六(二〇〇四)年七月の参議院議員選挙の際、年金未納問題で味嗜を付けて失脚、頭を丸めて四国にわたり、お遍路さん姿で、修業の旅に出た。しかし、「権力欲」を捨て切れず、却って、権力ヘの情念が燃え上がり、成仏できないことを悟り、代表選挙に出馬したようであった。
 しかし、小沢一郎は、代表選挙に出馬すれば欲求不満が解消するのではないかと菅の気持ちを察していたので、ここは暫く鳴りをひそめて再起を図ろうと代表選挙出馬を断念したようであった。
 衆議院議員の任期満了は、「平成二一年九月一〇日」。このころには、小泉首相は、もう政権の座にはいないので、いよいよ、選挙上手の小沢一郎の「出番」であると考えられた。
 小沢一郎は、平成一九(二〇〇七)年七月の参議院議員選挙を控えており、そのときこそ、最後の出番と考えて、平成一八(二〇〇六)年秋の代表選挙で勝負をかけるために、「次の出番」と「次の一手」を待とうという姿勢であった。
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