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板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集

『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊) 第2章 すでに始まっている二十一世紀の首相レース ?
07/11 22:51

第2章 すでに始まっている二十一世紀の首相レース ?

重層的地盤と県民性を計算した戦い ―― 三原朝彦


 三原朝彦衆議院議員(自民党竹下派)は、昭和二十二年五月二十三目生まれ、実父の三原朝雄元防衛庁長官の二男である。六十一年七月の衆参両院同日選挙を機に引退した父の跡を継いで、福岡二区から初出馬した。父は、福岡県議を経て中央政界入りした経歴があり、三原氏が、物心ついたときには、父は、すでに県議をしていた。父が東京に出てからは、両親不在の家で生活したが、すでに、このころから、三原氏は、将来、父の跡を継いで、政治家になろうという夢を抱いていた。
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