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板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集

『「族」の研究〜政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像』1987年3月9日刊 第1章 新しい実力政治家集団の誕生 ― なぜ「党高政低」になったのか
09/05 00:57

第1章 新しい実力政治家集団の誕生

なぜ「党高政低」になったのか


 ところで、中曽根首相が五十七年十一月二十七日に第一次中曽根内閣をつくって以来の強い傾向となっていることのひとつに、「党高政低」といわれる現象がある。これは各省庁の政策案や法案に対して、自民党の役員会や政務調査会各部会・各種制度調査会などの実力者、有力議員たちが実質的な決定権を持つようになってきたからだ。
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